緋弾のアリア~影の武偵~   作:ダブルマジック

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第2部 ロンドン留学編
Slash1


 習慣とは恐ろしいモノで、高校3年生となったオレは日々の生活リズムをほとんど崩さないため、毎朝6時に自然と目が覚める。

 起きてからしばらくはダラダラと過ごすのだが、そうするうちに腹も減るわけで、いつものように買い貯めしてある食パンにジャムなんかを塗ってムシャムシャと食べる。

 最近は長らく料理というものから遠ざかって……というか2年時にいた師弟関係の妹分。戦妹(アミカ)だった橘小鳥(たちばなことり)が家事のほとんどをこなしてくれていたので、その援護のない今の生活で楽は怠惰だと割と料理はしているが、朝は食パンの消費を優先しただけだ。楽したんじゃない。絶対に。

 朝食後はすぐに登校の準備に入って、防弾性のシャツやズボンを着て、右腕にはアメリカに留学中の同級生。装備科(アムド)平賀文(ひらがあや)が作ってくれた特殊武装のTNK(ツイスト・ナノ・ケブラー)ワイヤーを収納する籠手『ミズチ』を装備。

 さらにショルダーホルスターを着込んで、左脇には下向きに抜けるようにジーサードから押しつけられた先端科学兵装(ノイエ・エンジェ)の小型の単分子振動刀(ソニック)を。

 右脇には先月の誕生日に愛菜(あいな)・マッケンジーさんからプレゼントされた拳銃、FNブローニング・ハイパワーを装備。

 オレの今の主武装はこれらになるので、あとは最小限に留めたクナイや手裏剣といったらしい道具を入れたウェストポーチを着けて、最後に真っ黒なジャケットを羽織って準備完了。

 

 とまぁ、ここまでのオレの準備でもわかるように、オレは普通の高校3年生ではない。

 今や世界中にそれ専門の学校が併設され、世の中に当たり前に存在する、凶悪化する犯罪に対抗して新設された国家資格『武装探偵』。通称で武偵を育成する学校。武偵高校に通っている。

 武装を許可され、逮捕権を有して警察に準ずる活動を許されるオレ達は、公務員である警察と違って金で動く『便利屋』の側面は強いが、そのおかげで警察にはできないことも出来る利点がいくつかある。

 

「今日は特に何もなし……」

 

 その武偵高のうちの1つであるロンドン武偵高。そこが今、オレが留学先として通っている学校になるが、母校である東京武偵高から留学してまだ1ヶ月程度が経過したくらいの、海外生活にもようやく慣れてきた5月初旬。

 日本ならばゴールデンウィークで盛り上がっているところだが、生憎とそれは日本の祝日と休日が成せる所業であり、適応外のイギリス、ロンドンでは平常運転の光景が広がっている。

 ロンドン武偵高では武偵高の祖であるローマ武偵高に倣って制服は『何色にも染まらない誠実さ』とされる『防弾制服・黒(ディヴィーザ・ネロ)』を正装としているが、堅苦しい印象もあるということで強制ではなく、武偵徽章(きしょう)さえ服にあれば割と許容されるくらいには緩い。

 これは今の校長であるマリアンヌ・ナイチンゲールが『実力が伴えば身なりくらいは自由でいい』というなかなか面白い考え方に基づく校則だが、逆に言えば『実力が伴わなければ身なりくらいはきっちりしろ』と言うこと。

 なのでロンドン武偵高で自由な服装でいる武偵高生は、学校側からも暗黙の了解を得た実力者の証と言えるわけだ。

 そんなロンドン武偵高は、ロンドン市内のかつてはハイド・パークと呼ばれていた場所を大胆にも占有して改築し出来上がった学校で、かのシャーロック・ホームズの自宅からもリスペクト精神なのか割と近い。

 オレの現在の住所はそのロンドン武偵高の真東に位置するメイフェア。地下鉄、ボンド・ストリート駅近くの5階建てマンションの一室で、徒歩でも登校は20分とかからない場所だ。

 メイフェアは商業地区として発展していて他よりも土地が高いのだが、オレが住むマンションはいわく付きで『死神が住むホラーマンション』と呼ばれていたおかげで格安。

 その手の類いは慣れすぎていて全く気にならなかったから即決したし、他にも住人がいるがほとんど武偵高生なのはらしさがあって面白く、元々住んでいた学生寮の感覚に近い。

 そのマンションを出発してすぐに携帯をチェックし、今日は特に何もないかと思っていたら、タイミングを見計らったようにメールが届き、そのメールの送り主を見て内容は察しつつ本文を読む。

 それによれば「放課後に用事があるから寄っていけ」ということで、ご機嫌を損ねると命の危機なのはわかりきってるから、すぐに了解の返信をして携帯をしまい信号待ち。

 街を歩く人はこれから仕事や学校の人が多く、人の流れは大きく途切れるようなこともないし、交通量もそれなりだ。

 その中でオレの進行方向とは違う方向に進もうとする子連れの母親が目に入り、オレの信号が青になって、必然としてその親子の進む方向は赤になった。

 当然その親子も普通に信号待ちで止まったのだが、まだ3歳程度の子供の手を握る母親が反対の手で携帯を操作して子供を見ていない。

 さらにその子供も少し落ち着きがなく、母親の手をブンブン振ってはしゃいでいる。

 そんな親子が交差点のすぐそばに立っているから嫌な予感がして少し見ていたら、不意に母親の手が子供の手から離れて、その勢いで子供が交差点の向こうにバランスを崩して倒れかけ、流れる車がその子供を認識してからでは間違いなく轢いてしまうタイミング。

 そうなるんじゃないかと『予感』していたオレは、親子の手が離れた瞬間に右腕のミズチに搭載されたアンカーを空気圧で発射して子供の体に撃ち込む。

 アンカーの先は粘着性のゴム質なもので5秒で自然と取れるようになってるが、そのアンカーが付いたと同時に今度は伸びたワイヤーを巻き取るボタンで引っ張り、道路に転がりそうになった子供を歩道側へと強引に引き寄せて、間一髪のところで車を回避。

 さすがに母親も心臓が止まる思いをしたか、歩道に戻ってきた子供を抱き止めて怪我はないかの確認をし、その間にアンカーも外れてオレの手元へと戻ってきて、点滅を始めた信号に急かされる形で道路を渡っていった。

 これであの母親も携帯片手に子守りをしようとは思わないだろうし、素早い退散で子供を助けたのがオレであることもわからなかったと思う。

 

 元来、目立つことが苦手なオレは、武偵での活動も隠密方向に特化していて、専門も裏方の諜報科(レザド)

 武偵としては今のような状況なら母親から報酬くらい貰って当然なことをしたわけで、誰が助けたかもあやふやなまま現場を去るなど武偵としては二流もいいところだろう。

 だがオレはそれでいいと思っている。人の命を救うことは当然の行いであり、自分の命を危険に晒したわけでもない状況で損得勘定など持ち込むのは守銭奴のそれだ。そんな人間にはなりたくないだけ。武偵である前に人でありたいとオレは思う。

 

 そんな感じのオレだから、留学してから割と目立つ『留学生』という待遇にも気持ち悪さはあったし、英国人だらけな武偵高の中にバリバリの日本人という空気も居心地が悪かった。

 それも時間が解決するだろうと、この1ヶ月は物凄く大人しく過ごしていたおかげで、ようやく学校の空気に馴染めたのだが、昨日にそれを見事に打ち砕くハプニングが発生して、実は今日の登校は割と恐ろしさを孕んでいた。

 イギリスの教育制度はなかなか複雑で、日本に当てはめて考えても違いがある。

 初等教育は5歳から11歳。中等教育が16歳までで、そこから先は高等教育と続くわけでもなく、各種試験に備えての2年間の勉強があり、その先に大学や就職などがくる。

 ただロンドン武偵高はその教育制度からは少し外れる形でカリキュラムが組まれ、中等教育が始まる12歳から生徒を受け入れて、16歳までに基本的な技術などを磨き、17歳からは高校ということで本格的な依頼などをこなし、19歳になる年に卒業となる。

 さらに日本では当たり前のように新学期は4月からだが、イギリスなどの国では9月からが新学期になるため、オレの立ち位置は非常に難しく、東京武偵高では3年生だが、こっちでは2年生の課程にあり、12月までの留学期間に学年が変動してしまうのだ。

 それが面倒でマリアンヌ校長は7月の学期末まで2年生として、そして新学期からは改めて3年生として学ぶように言ってきたのだが、その辺は留学の注意事項に記載されていたのをオレが熟読を怠ったせいでの結果。

 留学自体は9月から来年の2月までといった、短くはなるが面倒のない期間もあったのは知っているし、そっちでも問題はない……いや、問題があるから面倒な方になったのか。

 その面倒な選択をさせた張本人が昨日にやらかしてくれた所業のせいで案の定、登校して早々に自分のクラスでは留学初日以来となる生徒の群れが押し寄せてくる。

 会話はできるとはいえリスニングもまだまだ慣れが必要なレベルのオレでは、英語による捲し立てるような質問の嵐には対応できなく、聖徳太子でもないオレが落ち着かせるように1人ずつ回答すると言えばようやく事態は落ち着き、本当は答えたくもない質問にいくつか真面目に答えていく。

 

「キョーヤ。君が昨日ここに連れてきたのはホームズ4世で間違いないよね?」

 

「さぁな。病院通いの病気の従妹かもしれん」

 

「ええー? でもロンドンに住む人ならメヌエット女史を見間違えるようなことはないでしょ。だってあのシャーロック・ホームズの曾孫で、アリアの妹よ?」

 

「それならお前達が見たものを信じればいい。オレの言葉が信用に足るかどうかなんてオレが考えることじゃない」

 

「じゃあ質問を変えよう。君はメヌエット女史と深い関係にあるのかい? 例えば恋人同士であったり」

 

「仮にそうだとして何なんだ? オレとメヌエット女史の関係がお前達に何らかの影響を与えるのか? 噂好きな武偵らしさは評価するが、騒ぐだけならここでやめとけ。人脈狙いのやつはもっとやめとけ。オレでさえ未だに何かの拍子で殺されかねないんだ。突っかかってくれば飛び火して火傷じゃ済まないぞ」

 

 話題の方は昨日に不意打ちでオレの素行調査とか言ってここに連れてきたメヌエット・ホームズ。オレの頼れる仲間である神崎(かんざき)(ホームズ)・アリアの腹違いの妹のことについて。

 ロンドンでは知らぬ者のいない世界最高峰の安楽椅子探偵は、その異名の通りに超がつく出不精で、自宅から出てくることなどほとんどない。

 そんなメヌエットを外に引っ張り出して、不自由な足の代わりの車椅子を押してきたオレの姿が目撃されてしまっていたからの今日のこれというわけ。

 メヌエットとは色々あって友人関係には発展したものの、恐ろしく機嫌を損ねると精神的に殺しにくる可能性はある。廃人になるとかではなく、文字通りに精神をズタズタに引き裂いて自殺に追い込まれるのだ。

 そんなS級危険生物であるメヌエットに興味津々なクラスメートの気持ちもわからないでもないが、性格もかなり気難しいところがあって人脈狙いは命の保証はできないし、ここに在籍していた時もあるアリアの妹として語るのもオレの命が危ないので、キツめの口調であやふやに答えつつ暗に「これ以上詮索すると死ぬぞ」と警告。

 それがわからないほどバカでもないクラスメートも、メヌエットの気難しさの噂も知るところだったか、オレとメヌエットの関係だけはハッキリさせたいという思いはあったのだろうが、ぼかすようなオレの回答では確信は得られないと判断して渋々で解散していき、それに安堵したオレはピリッとした空気を霧散させて、なるべくいつも通りに過ごしていった。朝から疲れる……

 

 そのあとは別のクラスやら学年やらの生徒が絡む可能性があったから、釘を刺したクラスメート達が「奴に関わると命が危ない」と言いふらしてくれるまで教室からは出ずにやり過ごし、昼くらいにはそれも浸透して平穏が戻った。

 しかし噂というのは伝わるうちに解釈が違ってくるもので、どこでどう転んでしまったのか「猿飛京夜(さるとびきょうや)の機嫌を損ねるとメヌエット女史に殺される」という歪曲した噂となって広まって、なんか悪目立ちする形になってしまった。

 これで当分は不用意に近づいてくる輩がいなくなるのは助かるが、留学の目的である人脈やら異文化交流の機会が損なわれているのではなかろうか。それダメだよなぁ……

 とはいえ1度流れてしまった噂は簡単に払拭することができないので、メヌエットに尻込みする程度ならと割り切って……割り切る努力で開き直ることにしての放課後。

 マリアンヌ校長に脅迫の罪で呼び出しとか食らわないかと心配があったものの、確たる事実もあるわけでもない段階で裁くことはできないので、噂が真実になることだけは避けようと、朝にメールしてきた問題児、メヌエットに会いにベイカー街の自宅へと足を運ぶ。

 この1ヶ月で通い慣れたベイカー街の景色もオレの中ですっかり馴染み、地元感まで出てきたが、すれ違う人の顔立ちなどがやはり日本人のそれと違うことで自分がこの国の人間ではないことを自覚する。

 日本人は平均的に見ても幼く見られることが多く、オレがそれに当てはまるかはわからないが、ロンドン武偵高に通っていても同い年とは思えない生徒の大人びた印象はやはり感じざるを得ない。

 だからといって見た目で判断するような奴は武偵として下の下。童顔だろうと鬼みたいに強いやつもいるし、ナイスガイでも喧嘩は弱かったりするやつもいるのだから、大事なのはその人が持つ能力を正確に見極める目を養うことにある。

 

「サシェ、エンドラ。邪魔するぞ」

 

 その最たる例がこれから会うメヌエット・ホームズであることは明らか。

 すでに我が家同然のホームズ宅には、先日からメヌエットに呼ばれた時間さえ把握されていればチャイムなしで上がっていいという謎ルールが適応されている。

 なので普通にチャイムも鳴らさずに中へと入り、いつも歓迎に出てくれるメヌエットの世話係の双子の姉妹であるサシェとエンドラに一応は声をかけて挨拶してから、メヌエットの自室やらの生活スペースがある2階へと上がり、自室ではなく乱雑に物が散らかる仕事部屋の方に入る。

 足が不自由で車椅子が移動手段のメヌエットが動けるだけのスペースが確保された仕事部屋は相変わらず片付けてやりたくなる荒れようだが、この手のやつは自分ではどこに何があるかを完璧に把握しているから、他人があれこれ弄るとかえって悪化するため、オレもそこには触れないで、大きな机の奥にいた金髪ロングの美少女、メヌエットに目を向ける。

 

「今日は色々と大変だったんだが。主にどこかの誰かのせいで」

 

「まあ。それはご苦労様でしたね、京夜。労いの言葉では足りないかもしれませんが、今の私にはそれくらいしかできることがありませんので、至らない無礼をお許しくださいな」

 

「自慢の推理は封印ですかね。それじゃあ今日のことでメヌが『怒らせたら怖い最恐の後ろ楯』に昇格した話はしなくていいな」

 

「……おおかた、自分に不用意に近づいたら、私の気分次第で生死を左右されるなどと凄んで、それが歪曲した噂になったといったところでしょうが、私は学校で京夜がどういった交友を持とうと、私がどう思われようと気にしませんので」

 

「オレは留学生なんだよ。何で留学先で恐れられなきゃならん。完全なる不本意だ」

 

 姉のアリアに似て全体的にミニサイズなメヌエットは、普段は強気な性格が顔にも出ていてキリッとした表情を崩さない。

 しかしオレをオモチャにして遊ぶ時には、何が楽しいのかその表情もずいぶんと柔らかくなって、その口から吐かれるのが精神を蝕む毒でなければ、世界中にその美少女具合を自慢したいオレの最初の友人。

 曾祖父があのシャーロック・ホームズであるメヌエットには卓越した推理力が遺伝して、オレが挨拶代わりに今日の学校でのことを話してやっても、見てきたわけでもなしにすぐに何があったかを察してしまう。

 この推理力にかつて助けられたこともあるので普段から発揮するなとも言わないし、メヌエットの個性でもあるからそれを前提にした会話はもう慣れてきたが、メヌエットのオレ弄りだけは慣れたくないものだ。

 そんな挨拶代わりの会話でオレがため息を吐いたら、それが不思議とメヌエットの笑いを誘ってクスリとすると、オレ弄りもそのくらいで切り上げてくれたメヌエットは、自室ではなく仕事部屋に通した理由についてを話し出す。

 

「京夜。これはあなたを信頼できる友人として。そして優秀な武装探偵と見込んでの話です。他言無用の案件ですので、聞きたくないのであれば部屋を移りましょう。余らせた時間はティータイムで過ごすのも考慮しています」

 

「報酬は出るのか? たとえ友人の話とはいえ、オレも武偵の端くれだ。貰うものを貰わないと動いてやれない」

 

「現金ですね。ですがそれも京夜らしいですし、報酬があるならば私のために動いてくれると言ってくれたと解釈できる返事でしたから続けますよ。もちろん、達成してくださった暁には報酬も出します」

 

 そう言って前置きまでしてオレの反応を見てから、机の上にあった1枚の小切手にサラサラと数字を書き込んだメヌエットが、それをオレの側にクルリと回して報酬額を示してくれたが、ま、ま、万万万!? 桁を間違えてないですかね?

 

「さすがに前払いというわけにはいきませんが、これに関しては私の推理力と京夜の行動力。2つを用いて解決に向かう協同捜査の流れです」

 

「それでこれがオレの取り分? すっごい嫌な予感しかしない。額が額なだけにな」

 

「それは否定しません。ですが危険が伴うのは武装探偵の運命。ならば私の推理込みで考えられる多少なりの安全性を信用してみてはいかがかしら?」

 

 ちょっと桁が桁なだけに珍しく心が乱れたが、それを面には出さずにそれだけの報酬なら危険性もまたあるだろうと二の足を踏む。

 しかしそこでもメヌエットの正論が体当たりしてきてヒビを入れられ、そこにメヌエット自慢の推理力がとどめを刺して意図も簡単にオレの抵抗という壁は崩壊。

 

「…………オレの能力が必要な依頼ってことでいいんだな?」

 

「むしろ京夜ほどに適任はいませんよ。問題が解決した際には女王陛下から勲章も賜れるでしょうが、そういった『目に見える報酬』は私が引き受ければ、そういったものが嫌いな京夜ともギブ・アンド・テイクでしょう?」

 

 渋々ではあるが依頼を受ける形となって、最終確認のようにオレ向きな依頼かだけは尋ねておくと、なんか女王陛下とかとんでもな人物も話に出てきて冷や汗が出る。

 

 ──だがこの話がオレ、猿飛京夜の適度に刺激的だった留学生活に確かな亀裂を作り出したのだった。


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