緋弾のアリア~影の武偵~   作:ダブルマジック

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Aiming9~Saki~

 ──もう、6年も経ったんやで。

 雪もそろそろ全国的に解け始める3月20日。

 京都はもう春の気温に近づいてきたかなといったところで、朝から天候にも恵まれて、防寒着もいらん感じの陽気の中を移動。

 午前中はフリーやったから。いや、ホンマはこの日の午前中だけは、何も言わんけど毎年チームのみんなが気を利かして私を働かせんようにしてくれとるのがわかっとった。

 それに対して礼を言ったところで揃って「はっ? なんのこっちゃ」とか言われてまうのは目に見えとるし、私も今さらそないなことをせずに今日を迎えたわけで、そないな気遣いの中でやって来とったのは、辛気臭いと思われるのもしゃーない、墓地。

 毎年この日にだけ来るようにしとる墓地やから、迷うことなく目的の墓石の前まで一直線で来た私の前にあるのは、別に私のご先祖様が入っとるお墓やない。

 その証拠にお墓には『宍戸家之墓』っちゅう進藤家とは響きは似とるけどちゃう名前が刻まれとる。母方の旧姓ともちゃう。

 

「まずはお供えもんして。それから自慢話やな」

 

 決して間違いやないそのお墓に恒例のお供えもんとして、買ってきたフルーツ盛り合わせをバスケットごと供えて、お線香を焚いて手を合わせてから、その前でどっしりとあぐらをかいて座って対面。

 始めはちゃんと立って喋ってたんやけど、年を重ねるとなんやかしこまって話すんがらしくないなぁと思て、いつからかこのスタイルになったんやけど、こないなことで怒りはせんやろ。なぁ、寧々(ねね)

 

「最初の話はそやなぁ……これか」

 

 ものも言えん故人に勝手なことを思いながら、努めて明るい感じで話し始めた私は、順番も何も決めてへんかった話の中からまずはと懐からある免許証を出して見せつける。

 

「じゃーん! 定期運送用操縦士の資格やでぇ! ここまで来ると専門資格やけど、取っといて損はあらへんしなぁ」

 

 去年の秋に取ったばかりのこの資格は、まぁ旅客機とかそんなんを飛ばすための資格やけど、パイロットにならんなら完全に自己満足の趣味枠やな。

 学生時代に自家用操縦士の資格を取って、卒業してすぐに事業用操縦士の資格──武偵活動上で必要やったからな──を取ってのこれやけど、受験料が痛かったなぁ。タダで受けさせてくれへんかな。

 

「今年は重機の操縦資格を取る予定やけど、色々あるし受験料もかかるからなぁ。1つずつ仕事の隙を見てになるし、1発合格せな勿体ないから、また数年単位での取り組みになるかもしれん。それでも三十路になる前には運転できんもんがないようにはなるさかい、期待しとってや」

 

 そんで私が何でそないな報告をこの墓に眠る人。宍戸寧々にしているかっちゅうと、寧々は中等部2年までの私のかつての相棒やったから。

 生まれつき心臓に病気を抱えとった寧々は、そないなことを思わせんくらいに明るくて活発で、嘘やろと話を聞かされた小学生当時は思ったもんやった。

 後から聞かされたことやったけど、寧々は出会った頃から20歳まで生きられるかわからんと医者に余命宣告を受けとって、それに悲観するんやなくて、自分の生涯に後悔を残さんように毎日を全力で生きとった。

 そんな寧々が武偵になりたい言い出して、私もそれに巻き込まれて大阪武偵高の中等部に入ったのは勢いに圧された感じやったか。

 そんな感じやったから私は当時、何か大層な目標もあらんまま寧々の後ろをついていくだけの木偶の坊やったけど、狙撃の才能を褒められてからは腕を磨くんも悪ないなぁと思た。

 寧々も寧々で射撃のセンスがないとわかって観測手に徹したのも束の間で「観測手だけやったら早紀の仕事量に見合わん」とか言い出して、いきなり車輌科と兼科して運転免許を取り出す始末。

 そんで出来たんが『動ける狙撃手』の先駆け。

 この通り名は今や私1人のもんになってもうたけど、中等部の頃は寧々が運転手兼観測手としていてくれて、私が狙撃のみの担当やった。

 実力も当時のダブラ・デュオに派手さで負けてはおったけど、それなりに堅実な実績を積み重ねていっとった。

 

「そやそや。この前にネィの謎の力で自衛隊の新型戦闘機の試運転やってん。大阪から函館まで往復でひとっ飛びしてきたんやけど、やっぱり戦闘機は伊達やなかったで。旅客機なんて目やない速さで着いてしもた。あっ、函館土産はアイとチィが欲張ってしもて持ってくる分が無くなったんは堪忍や」

 

 ──あまりにも急なことやった。

 2年生の終わり。3年生になるいう時期の3月20日。つまりは6年前の今日この日の朝。

 寧々は自宅の自室で静かに息を引き取った。

 前日には明日の予定をいつも通りに確認して別れたはずやった。

 いつも通りに底抜けに明るくて前向きで、私の手を引っ張ってくれる寧々がおったんや。

 私がその訃報を聞いたんは、すでに登校を終えて朝のHRを待つ時間やった。

 朝は自分で起きる寧々がいつまで経っても起きてこんからと見に行った母親が最初に発見して、そこからドタバタしたやろうに、親友やった私には早く知らせなと寧々の携帯からメールしてくれて、学校には私の方から報告して寧々の自宅に駆けつけた時には、静かに眠る寧々の前で涙を堪える母親に抱きついてわんわん泣いたのを今でも鮮明に覚えとる。

 

「ネィのこと、寧々には3回忌の時に話した思うんやけど、ほら、ネィもあれで問題児やったから、武偵高の卒業目前で行方不明になったって話したやん? それが去年にふらーっと戻ってきて涼しい顔で家の仕事しとるんやで? 図太いっちゅうか、こっちの気も知らんで自由やなって」

 

 葬式には参加してあげられんかった。

 親身にしてくれた寧々の両親には悪かったと今も思うんやけど、当時はあまりに唐突なことで気持ちの整理が全然出来んくて、寧々が亡くなってから新学期までの間は自室に引き籠って人生のどん底におった。

 なんとか新学期の登校日からは学校には行けたんやけど、数日くらい心ここにあらずな虚ろな状態でおったせいで、学校側から休学するよう言われてしもて、このままやとあかんと寧々の死と向き合おうと決めた。

 

 そうと決めて寧々の家にお邪魔して、真新しく飾られた笑顔の寧々が写っとる遺影と仏壇の前で、葬式に参加できんかった謝罪とお別れの言葉を紡ぐことができた。

 やけど人間、そう簡単に立ち直れるもんやないから、それから1ヶ月くらいは壮絶なスランプに陥って狙撃の精度がアホなくらい落ちてしもて、依頼なんて受けられん状態に。

 元々が寧々がおっての私の狙撃やったから当然っちゃ当然なんやけど、それにしてもな精度の低下に教師陣も本気で頭を悩ませていた頃。

 

「ネィといえば! その腰巾着やった京がな、東京武偵高に行ったっきりで音沙汰ない中で、ようやく修学旅行Ⅰで京都に戻ってきてな。見んうちに私より大きなっててビックリしたわ。顔もなんや凛々しくなっててエエ男になっとったんやで? あの京がやねんで? っちゅうても京とも寧々は会うたことないしな」

 

 寧々の部屋を整理しとった母親から、渡したいものがあると言われて渡されたんが、小学1年生の頃から毎日欠かさずに書いとった日記と、自分がいつ死んでもエエようにと、1年周期で書き残しとった遺書の最新のもの。

 日記は余命宣告を受けた寧々が、その日その日を全力で生き抜いたことを書き綴ったもので、必ず最後の一行には「明日も元気に頑張っていこう!」と自分を奮い立たせるような言葉を綴って締めとった。

 亡くなる前日の日記にも、その日にあったこと、やったことが映像で思い出せるくらいびっしりと書かれてて、その最後にも「明日も頑張ろう」と力強い字で書いとった。

 蓄積されたそれらノートは段ボール箱いっぱいに綺麗に整理整頓された状態で入っとって、私と初めて会った日の日記には『王子様みたいなお友達が出来た』とか書いとって、ホンマに恥ずかしい言葉のチョイスしとんなぁとつい笑顔になったんをよく覚えとる。

 それからの日記には私が出てこん日の方が少ないくらいには一緒にいたことがわかって、3時間以上もかけて亡くなる前日までの日記を読み終わった私は、寧々がどんな思いで私と一緒におったのかがようやくわかる。

 

「それでも京とネィが戻ってきてくれて嬉かってん。アイはもちろんやけど、チィもミヤも、あのマユでもホンマは喜んどったのがわかって、そん時に改めて思てん。やっぱり背中を預けられると思た存在の大きさは凄いんやなって。語彙力なくて堪忍や」

 

 それから渡された遺書には家族に宛てたものと別に私に宛てたものがあって、その遺書には自分がいつ死ぬかもわからんことを話さんでいてごめんといった文面が冒頭にあってから、寧々が武偵になろうとした理由と、自分がいななった後の私を心配することを書いてあって、その心配は今まさに陥っとったスランプを予期したようなドンピシャなことでビックリした。

 そんで寧々は私が寧々と違って武偵になることに拘ってへんかったことも見抜いて、自分がいななって調子を落とすようなことが続いたら、武偵になるのをやめてもエエとまで書いてあったのは意外やったけど、私もこの頃にはもう武偵を続けるつもりしかあらへんかったから、ナメんなやっちゅう気持ちで続いとったそうしない場合の文面に目を通す。

 狙撃の調子が上がらんくなったなら、自分への義理とかそんなんはエエから、他の観測手を新しいパートナーにして活動して欲しい。

 運転も大変やけど私がやればエエやんとか書かれとって、割とやる側がハードな仕事になるんやけど、あの日記と直前に書かれとる遺書の内容を読んでしもたら文句も出てこんわ。

 

「年越しも盛り上がってん。京が女を2人も連れ込んできてな、これがまた可愛いやの美人やのと贅沢なもんで、京に惚れとるホォが大変やなって思うくらいやったわ。私は京が誰とくっついてもエエんやけど、やっぱり知っとる子との方が応援はしやすいねんなぁ。その前に私が男を作らな寧々も心配か。なんやCMのせいで子供からえらい人気になってもうて複雑やねん。それも何故か女の子の方が多いって。これも寧々が私を王子様とか表現したんが原因やで?」

 

 元々、私は他の子よりも成長が早くて、寧々と会うた頃には他の女子より頭ひとつ抜けて大きかったんがコンプレックスで、大きさとは裏腹に控えめな性格やった。

 それやのに底抜けに明るい寧々と絡むようになってから、私も釣られて活発な方になって、小学校を卒業する頃には男子にも負けんくらいのスポーツ女子になっとったっけ。

 そんな私をいつも寧々は「かっこエエ!」と言って持て囃すもんやから、私もついつい頑張ってしもて、寧々がやればできると言ったことならやれると思えるようになっとった。

 やから武偵になることへの不安もなかったし、寧々がおったら最高の武偵になれる。そう信じて疑わんかった。

 やけど寧々が武偵になる言ったんは、私と将来的に武偵チームを組むことを夢見てのことやなかった。

 寧々は私にとっての太陽で、自分はその太陽に照らされた月のようだと思っとったのに、寧々は寧々で自分が月であって私が寧々にとっての太陽やと思っとったことが遺書には書いてあった。

 

「まぁエエんやけどな。子供は嫌いやないし、あの子らの笑顔を守れてるっちゅう実感も湧いとる。寧々が武偵になる言わんかったら、私を誘ってくれへんかったら、あの笑顔をこの手で守ることもなかったんやから、感謝しとるよ」

 

 寧々がいつも底抜けに明るいんは、ホンマは自分が死ぬかもしれん恐怖の裏返し。

 怖いから笑って吹き飛ばそうと、幼いながらに考えてやっとった強がりやったんやけど、そないなことをずっと続けるんは精神的にもキツくて、日記にも時おり弱音が吐き出されとる。

 そうやって精神をすり減らしてギリギリのところで笑っとった寧々と会ったのが私で、ホンマは色んなことができるはずの私がくすぶってるのを見た寧々は、私を輝かせようとしてくれてたことが日記に書いてあった。

 そんで輝く私の姿を見て、寧々はもっと私を輝かせようとして頑張って、その輝きで困ってる人を助けることができたら最高にかっこエエやろと、私を武偵の道に進ませてくれた。

 寧々は、私が輝く姿を見ていたくて、私っちゅう太陽をもっと輝かせようとその命の炎を燃やしていたことが、遺書には書かれとったんや。

 普通に生きたら私よりも絶対に長く生きられん寧々やから、その限りある命で私の才能を輝かせて、私がみんなを救うヒーロー。王子様になる夢を思い描いていたことが、書かれとった。

 

「マユが海外への出禁解除になったから、今年からは海外に行くこともあるかもしれんし……っちゅうかマユとミヤが先行してアメリカに行っとるわけで……月華美迅もこれからもっと有名になってくはずや」

 

 ホンマはその夢を自分が叶えられたらエエんやけどなとも書いとったけど、自分の見せかけの輝きやなくて、ホンマもんの輝きを見つけてしもたからしゃーないと、その夢を私に託してくれた寧々を、私は恨んだりしない。

 だって寧々は私が……どうしようもなく人を助けてまう、元来のヒーロー気質を持つ人間やって見抜いて、武偵にしてくれたんやから。

 武偵法っちゅう束縛はあるけど、武偵ほど自由の利く人助けはないってよく言うてたな。

 

 寧々の遺言を読んだ私は、翌日から死に物狂いで訓練に努めて、寧々のおらん状態でも狙撃ができるようになろうと頑張った。

 けど現実はそう簡単やなくて、観測手を失った私の狙撃は、寧々のおった頃の半分以下の絶対半径にしかならんくて、車輌科の兼科もせなあかんのに時間だけが過ぎていって焦って……

 悪循環に陥りかけてた時に声をかけてくれたんが、ミヤやった。

 中等部で最高と最低の身長の女子やった私とミヤのでこぼこコンビは、ミヤの立ち上げてくれた狙撃補助プログラムのおかげでその精度を回復させて、寧々とのコンビ以来の状態にまで戻って、さらに上の精度を身に付けた。

 車輌科との兼科もとんとん拍子で進んでまずは車とバイクの免許を取って、足踏みしたせいでそれで中等部を卒業することになってもうたけど、京都武偵高に通った3年間でも大型免許やら取れそうなもんを確実に取っていった。

 

「まぁちゃんと天国で見とってや。寧々が輝かせてくれた私が、これからもっともっと輝いて、あの太陽よりも輝けるその時を見逃さんでくれ」

 

 気づいたら話すこともなくなってしもて、ちょっと長話をしたせいか、立ち上がってお尻が痛なってることに気づいてそこを擦りつつ、頂点に向かって移動する太陽を見て拳を突き上げる。

 現実の太陽よりっちゅうのはさすがに言い過ぎかもしれんけど、そんくらいの気持ちで今年も頑張るぞってことや。相棒ならわかるやろ、寧々。

 

 午後からはまたマユにこき使われるんはわかっとったから、墓地をあとにする足取りは若干重いような気もするけど、入れ違いで墓参りに来た寧々の両親とばったり遭遇して、今も親同士が親交がある関係上、私も割と顔を合わすんやけど、この場ではちゃんとお辞儀をして言葉少なで対面。

 向こうも丁寧なお辞儀を返してから、今年も来てくれた私に笑顔でお礼を言ってくれて、そない当然なことでお礼を言われても恥ずかしくて、まともな返しができへんかった。

 なんとも微妙な空気が流れかけたその時に、タイミング良いんか悪いんかわからんけどマユから割と緊急の連絡が入って、寧々の両親には謝ってから通話に応じると、いつも通りのマユがいつもの調子で私に命令を下してくる。

 

『墓参りは終わりましたやろ? 早紀はんには悪い思とりますが、足がありまへんと困る案件ですのや。やからいま言う住所にすぐ来てください』

 

「あんなぁ……気を利かせてくれてんのはわかっとるけど、もう少し待ってくれへんのかいな。まだ11時やで?」

 

『そう言いはりますが、ウチが待ったところで事件は待ってくれまへんしなぁ。恨むんやったらこんな朝早くに事件を起こして暴れとる犯人に言うてもらえますか?』

 

「ぐぬっ……正論やからぐうの音も出んけど……運転やったらアイかチィでも」

 

『あの2人の粗っぽい運転やと雅が複雑骨折どす。ウチかて運転できまへんから、消去法になりますやろ?』

 

「…………もうわかったわ! 大阪でも兵庫でもどこでも運んだる! 北海道まで飛べ言うんなら戦闘機で飛んだるっちゅうねん!」

 

『エエ返事どす。ほな頼みますえ』

 

 言葉で勝てるはずもないマユに珍しく反発してはみても、やっぱり勝てへんで行くことが決定して通話を切って、言われた住所に向かうために車に乗り込もうと移動しかける。

 すると話が駄々漏れやったからか、聞いてた寧々の両親が失礼を承知でクスクスと笑う姿があって、それには私も恥ずかしいところを見せたと謝罪してすれ違おうとすると、その前に笑うのをやめて声をかけてくれた母親が、優しい言葉をくれる。

 

「早紀ちゃんが立派な武偵になってくれて、寧々もきっと天国で喜んでくれてます」

 

「…………まだですよ」

 

 それは母親としての本心やと思う。

 けど私はまだ、今の自分に納得も満足もしとらん。

 狙撃かてまだミヤのプログラムの補助がないと精度は落ちるし、大型船舶の資格も取れてへん。

 やからまだまだ私はこれからなんや。

 

「寧々が輝かせてくれた私は……進藤早紀はもっともっと輝けますよ。もっと凄い武偵になって、寧々がなれんかった立派な正義のヒーローになりますから、これからも、寧々の分まで、見守っててください」

 

 最後の方はちょっと泣きそうになって、それを隠すように深いお辞儀をしてしもたけど、夢のような私の目標を笑うこともなく真剣に聞いてくれた両親は、顔を上げるように言ってから、その優しい笑顔でそれぞれ一言だけ「頑張って」と言ってくれた。

 それだけで最大限の活力になる単純な私は、続けて「仕事が入ったんやろ?」という言葉で現実に戻ってきて、遅れるとやかましいマユを想像してちょっと青ざめてからまたお辞儀をして両親とすれ違い、停めとった車に乗り込むと、また忙しないプロ武偵の日常へと戻っていった。

 

 ──寧々。私は今、ちゃんと輝けとるかな。


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