花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

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つばめ:「うーん…相変わらず中身がスカスカね……」

明:「ケッケッケ、泣けるぜ」


小話 めぐみ達と

めぐみ:「あ!そういえば明さん!」

 

明:「ん?どーしためぐみ?誠司なら今頃いつきん家でいつきと組み手中の筈だぜ?」

 

めぐみ:「そっか〜……」

 

ひめ:「おやおやめぐみさ〜ん?」 (ニヤニヤ

 

ゆうこ:「寂しい時はハニーキャンディどーぞ♪」

 

いおな:「…またいつもみたいに脱線し始めたわね」

 

まりあ:「うふふ、賑やかで私は好きよ♪でも、ここは軌道修正しないと駄目なのよね。だから明君?」

 

明:「ケッケッケ、愛しのまりあさんからのお願いなら仕方ねぇ。んじゃま、改めて聞くぜ。どうしためぐみ君?」

 

めぐみ:「明さんとゆりさんってどっちが強いんですか!押忍!」

 

ひめ:「それわたしも知りた〜い!押忍!」

 

ゆうこ:「それじゃあわたしも。押〜忍!」

 

いおな:「ゆうこに関してはただ空気を読んだだけね……」

 

まりあ:「あらあら、うふふ♪」

 

明:「ふむふむ、“俺とゆりがどっちが強いのか”か…。いいぜ、話してやんよ」

 

めぐ、ひめ、ゆう:『押忍!』

 

明:「と言っても、答えは簡単だけどな」

 

めぐ、ひめ:『え?簡単?』

 

明:「そ、簡単だ。俺とゆりがどっちが強いのか…。その答えは“わからない”だ」

 

めぐみ:「え〜!?」

 

ひめ:「そんなのあり〜!?」

 

明:「アリアリのアリ。そもそも、俺とゆりの戦闘スタイルは突き詰めると殆んど同じだからな」

 

ゆうこ:「そうなのいおなちゃん?」

 

いおな:「えぇ、攻撃型の明義兄さんと万能型のゆりさん…。ただ聞くだけだと二人の型は違うけど、本質は全く同じ…。何故なら二人は今まで培ってきた“豊富な戦闘経験”を元にそれぞれのスタイルを確立させて戦っているのだから……」

 

まりあ:「それに、長い間組んで戦ってると自然とパートナーの動きや癖を知ってしまうものなのよね♪」

 

明:「そーゆーこと。だから俺もゆりも組み手やドンパチする時は余程の事がねぇ限りは千日手状態になったりする事が殆んどだぜ」

 

めぐみ:「はーい!明先生〜!」

 

ひめ:「質問がありま〜す!」

 

明:「うむ?何かね、めぐみ君にひめ君?」

 

めぐ、ひめ:『“千日手”ってどうゆう意味ですか〜?』

 

明:「“千日手”ってのは元は将棋や囲碁、チェスとかで使われる言葉だな。まぁ、めぐみ達にもわかる様に簡単に噛み砕いて言うと“あいこばっかりのジャンケン”だな」

 

めぐみ:「ほうほう〜なるほど〜!」

 

ひめ:「勉強になりましたぞ〜!」

 

明:「そりゃ結構。もしかしたらこの先何処かで使う事があるかもしれねぇから是非とも覚えておいてくれ」

 

めぐ、ひめ:『は〜い!』

 

いおな:「いつの間にか明義兄さんの授業になってる……」

 

まりあ:「うふふ、まるで学校ね。…あ、そうだ♪学校なら給食がないと駄目よねゆうこちゃん♪」

 

ゆうこ:「は〜い!それならわたしにお任せください!大森食堂裏メニュー・大森学校給食をご馳走しちゃいま〜す!」

 

めぐ、ひめ:『わ〜い!』

 

明:「おーおー、そんな裏メニューがあったんだな。明さん初耳だぜ」

 

いおな:「わたしも今初めて知りました…。…あれ?それじゃあなんでもお姉ちゃんは裏メニューの事を知っていたの?」

 

まりあ:「うふふ、実は私も知らなかったわ。でも、ゆうこちゃんなら用意出来ちゃうんだな〜って思ったから言ってみたんだけど……まさか本当に用意出来ちゃうだなんてお姉さんビックリしちゃった♪」 (てへ♪

 

いおな:「っ……!?」 (HIT!

 

めぐみ:「まりあさん可愛い〜!」

 

ひめ:「ギャップ萌え炸裂ですぞ〜!」

 

ゆうこ:「あはは〜。いおなちゃん足がガクガクしてる〜」

 

いおな:「…だ、大丈夫よ…まだ戦えるわ……!」

 

明:「ケッケッケ、いったい何と戦うおつもりなんだってツッコミはあえて無しだな。あ、ゆうこ?その裏メニューって大使館(ここ)でも作れんのか?」

 

ゆうこ:「う〜ん…さっき冷蔵庫の中を見ましたけど何個か足りない食材がありましたね」

 

明:「そーかい。なら、裏メニュー買う前にみんなで買い物に行こうぜ?」

 

めぐみ:「さんせ〜い!」

 

ひめ:「ですぞ〜!」

 

ゆうこ:「そうですね。丁度、お店用で買っておく食材もありましたので」

 

いおな:「またひめが無駄遣いしない様にしっかりと見張っておかないと!」

 

明:「お、いおなが復活したぜ」

 

まりあ:「うふふ♪賑やかなお買い物になりそうね♪」

 

明:「ですね。てか、いつの間にか話がめぐみとひめの質問から離れちまってたが……まぁ、こうなるもある意味いつも通りの事だから是非もないよネ。んじゃま早速行くとしますか」

 

めぐみ達:『おぉ〜〜!』

 

 

【終わり】




オマケ1

〜買い物・めぐみ達サイド〜

いおな:「…めぐみにひめ?その手に持っているのは何かしら?」

めぐみ:「ワールドプリキュアスナック!」

ひめ:「どうか!どうかお情けを〜!」

ゆうこ:「うふふ、たまには買ってあげても良いんじゃないかな?」

いおな:「…仕方ないわね。ゆうこに免じて今回は特別よ」

めぐみ、ひめ:『はーい!』

周りの客:『ふふふ、仲良しね』


オマケ2

〜買い物・明達サイド〜

明:「お、挽肉が安いな。こりゃ買得買得っと」

まりあ:「明君♪明君♪今日はバナナと桃も安いわ♪」

明:「ほうほう、良いですね。両方買います?」

まりあ:「ん〜、買うのは桃だけにしましょう♪」

明:「おろ?バナナは買わないんですか?」

まりあ:「うふふ♪……ーーーー♪」 (ボソッ

明:「おーおー、まりあさんも結構アレですな」

まりあ:「うふふ♪アレなお姉さんは嫌い?」

明:「いんや、大好きですよ。……“まりあ”」

まりあ:「っ!…も、も〜♪不意打ちは反則〜♪」 (ポカポカ♪

明:「ケッケッケ、弱いパンチですな〜」

周りの客:『ブ、ブラックコーヒーの棚は何処だ……!!』

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