花を護る騎士 ブレイドナイト   作:葵祈つばめ

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明:「珍しくお堅いタイトルの理由は?」

つばめ:「今回の話で遂に明ラバが日常編に出るからっす」

明:「なーるほど」




*今回の投稿が年内最後の投稿となります。

今年も応援ありがとうございました。
来年からもよろしくお願いします!

来年一発目は1月1日ですが正月ネタはもうやらないので注意してください


〜集結〜

とある休日の昼ちょいと前、俺は久々にキッチンで燃えていた。

 

と言うのも今日はゆりやももかだけでなくひかり、舞、祈里、まりあさん、きららが泊りも兼ねて来ててな?

 

恋人達全員をもてなす為にえっさかほいさかと頑張ってるって訳だ。

 

ケッケッケ、昨日のうちに買い出し行っといて大正解だったぜマジで。

 

「ゆり、もう少しでオードブルが完成すっから持ってってくれ」

 

「えぇ、わかったわ」

 

「それからももか、ダークの様子はどうだ?」

 

「さっきまで妖精態で歓迎の舞してて、今はみんなでお茶してるわ〜」

 

「オーケーオーケー、いい感じに尺繋いでくれてるぜ」

 

最初こそ、いつの間に舞の準備してたんだってツッコミ入れたが中々どうして気が利いてやがる。

 

「明、冷蔵庫のアレも出すのかしら?」

 

「いんや、ひかり達が沢山土産持ってきてくれたからアレは夕飯の時に出すぜ」

 

サプライズの一気出しってのはする側的には勿体ねぇしこの後の流れも考えるとな?

 

ケッケッケ、火照った体にうってつけの冷んやりをプレゼントするぜ。

 

「そーゆー訳で……ほれ、オードブル完成。思ってたより量が増えてちと重くなっちまったからコレは俺が運ぶぜ」

 

「そう?それなら私は他の物を運ぶわ。ももか、手伝って」

 

「は〜い!」

 

んじゃま、ささやかながら愛しい存在達との楽しいパーティーの始まり始まりだぜ。

 

 

………

……

 

 

オードブルを堪能後、折角だからとTVゲームをする事にした俺達。

 

コントローラー、そんでもってみんなのプレイを見たかった俺は見学サイドにしたんだが……

 

「おーおー、まさに両手に花だぜ」

 

「「明さん……♪」」

 

ソファーで寛ぎながら観戦してたら俺の両隣争奪戦が始まってな?

 

厳しいジャンケン対決(笑)の結果、ひかりが1位、祈里が2位で勝ち残った。

 

んで、その後の話し合いでひかりが右隣、祈里が左隣に座りましたとさ。めでたしめでたし。

 

「ほれ、もっとくっつけよ」

 

両隣に座ったものの、性格的に少し離れてた2人に手を回してギュッと近づけさせればあら大変。

 

咄嗟の事だったんで、体勢が崩れて胸を押しつける様に密着しただけじゃなく揃ってお顔を林檎みてぇに真っ赤に染まっちまったじゃねぇか。

 

「なんてこった、まだ陽が明るい時間帯だってのにひかりも祈里もムッツリで積極的だな」

 

「ち、違いますけど……」

 

「ダ、ダメですか……?」

 

おーおー、この密着状態+上目遣いたぁ中々強力なコンボ。

 

しかもそれを無意識でやってる辺り、やっぱこの2人は恐ろしいコンビだぜ。

 

「ケッケッケ、駄目じゃねぇよ。元々今日はみんなでイチャエロする予定だからな」

 

本来ならイチャイチャが正しいんだがそこはリビドーなお年頃の俺やひかり達だからな。

 

エロが混ざるのも是非もないよネ!

 

「「明さん……♡」」

 

チロリと前を見ればジャンケンに負けた残りの面々…ももか、まりあさん、きららとオマケのダークはとあるダンジョンを協力モードでプレイ中。

 

舞とゆりもダンジョン内に見落としモンがねぇかの確認係としてプレイ中。

 

ならばお構いなく……とイチャイチャとエロを始めるのは三流スパダリ。

 

お生憎とこの明さんは一流スパダリなもんでな、

あえて某大尉風に言わせてもらおう、三流とは違うのだよ、三流とは!

 

そんでもって某上級大尉風にもあえて言わせてもらおう、御剣 明であるとな!

 

「そのままの状態でいいから聞いてくれ、後ろでひかりや祈里とイチャイチャとエロをしてもいいか?」

 

「いいですよー♪」

 

「いいよ〜♪」

 

「いいわよ♪」

 

「いいわ♪」

 

「い〜よ〜♪」

 

「既に慣れた。故に!私は一向に構わん!」

 

さーて、誰がなんて言ったのか正解したらあきくん人形贈呈!2個集めたらスーパーあきくん人形と交換!ってな。

 

「んじゃま、ダークを除く面々には後で順番にスるとして……それぞれナニをしてほしいか言ってみな」

 

「はい…♡わたしは明さんに……♡」

 

「明さん…♡わたしの……♡」

 

「ふむふむ」

 

「「…ーーーーーーーでください……♡」」

 

「ケッケッケ、よく言えました」

 

恋人達に願いされたら応えなきゃ男の恥だからな、遠慮なく叶えさせてやるぜ。

 

 

………

……

 

 

「今更なこと言うが私がこの場にいて良いのか?」

 

「勿論よ。ダークのおかげで保っていられてるわ」

 

「それでもひかりちゃんと祈里ちゃんの声を聞いたらね〜♪ね、ゆりっぺ♪」

 

「……えぇ、それこそ思考回路はショート寸前だわ♪」

 

 

【終わり】




オマケ1

〜その日の夜〜

明:「ブルーベリー&ミルクの二色ムース、おあがりよ!」

きらら:「相変わらず女子力高っ!?」

まりあ:「これはもう女子力じゃなくて主夫力ね〜」

ダーク:「うまい!うまい!うまい!」


オマケ2

〜銭湯にて〜

オリヴィエ:「…ゆり達を引き連れて凄かった」

明:「ケッケッケ、全員恋人なんで是非もなし」

サラマンダー:「だがまぁ、それだけの甲斐があるのは天晴れと言っておこう」


オマケ3

〜就寝時〜

ダーク:「予定を変えてゆり達は明の部屋で雑魚寝ろ!そして私は一人で離れを独占する!」 (ドヤッ

明:「おーおー、なんてこった」

ダーク:「しかも私には超高性能の耳栓がある!故にハッスルしてもモーマンタイ!」

明:「ケッケッケ、こりゃゆり達を大人しく寝かす必要がどこにもねぇな」 (悪笑

ラバーズ:『明(君、さん)……♡』

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