黒崎一護から離れて、他の人に当てて行きます。
それまで、破壊され続けます。
今日はよく霊圧が消える人です。
「さあ!次はどんな事をしますか!?吾輩、ワクワクしてきたであります!」
所変わって茶渡泰虎は戦闘の中困惑していた。
十刃落ちである、ガンテンバインを倒した後にあった妙な破面。
見た目は白い軍服を着た、少女の様な見た目をしている。
頭に被る軍帽が骨の衣装があしらわれているというだけで、他に破面らしさがない。
普通な子どもにも見えた。
しかし、唯ならぬ気配を感じた。
咄嗟に殴りかかったがなんのダメージも無く、少しでもダメージを与えるべく、戦闘をしようとした。
が、この破面。
あろうことかこちらに興味を持った。
人間でありながら、虚の力を持つという存在が気になったのだ。
「なにを媒介にそんな能力を?どうして?」
純粋な子どもの様な質問に茶渡泰虎はつい、普通に接するかのように反応していた。
そしてそれは今も続いていた。
ほんわかした空気から朽木ルキアの霊圧を察知し、向かおうとしたが、実力はあるようで、突破できずにいた。
「俺はもう行かないと……」
「オジサンも気になるでありましょう?自分の使っている能力の得体が知れないなんて怖いでありましょう?」
確かに……
いや、助けに行かなければ…
先程からずっとこんな感じだ。
敵にも思えず、つい、身の上の話や黒崎達の話もしていた。
それを目を輝かせながら聞く、破面にどうにも強く出れないでいた。
「今の話を聞く限り、その能力はオジサンの浅黒い肌を媒介としていると考えるであります。オジサンがその肌でなければその能力は発現しなかったともいえるでありますな!」
「そうなのか…」
「オジサンは自身を理解していないのに強くなろうとしているからイマイチな強さなのでありますな!」
「イマイチっ…」
この破面はさっきからイマイチといったり、オジサンといったり、何気に茶渡泰虎を傷つけていた。
このような見た目だとしても茶渡泰虎は黒崎一護と同学年だ。
「どうせ、先に進んでも第六十刃にも勝てない程度の強さしかないのでありますから、ここで鍛えて行かないでありますか?これはあくまでも提案であります。それは理解して欲しいであります」
鍛える……
茶渡泰虎は悩んだ。
今更鍛えたとしても黒崎達の元へと間に合うとも思えない。
しかし、この破面の言う通り自身の能力を理解するのも必要な事だ。
ただでさえ、自身の能力がこの肌を媒介にしていると聞いた時、自分の中の認知が変化したのかまた、やっと掴んだはずの力に違和感を覚え始めた。
そんな茶渡泰虎の考えた答えは……
「俺を鍛えてくれ」
仲間を信じ、力をつける事だった。
そしてこの破面を信じようとも思った。
理由は無い、勘だ。
「分かったであります!マルテスブートキャンプやっていくでありますよ!!」
茶渡泰虎の選択は半分正しい。
強くなれる。
そして強くさせるという事に関しては虚圏では最良なのがこのマルテスなのだから。
間違いは純粋ということ。
この破面、マルテスは決して
「頬張れ!『
マルテスの全身を斬魄刀から吹き出た赤紫色の煙が包み込む。
「さあ、ちょうきょ…訓練の開始でありんすよ」
そこにいたのは身長が茶渡泰虎とほぼ同じの長身な女性だった。
服のサイズは変わらないのか大人の身体に合わせて、小さいままの服がピチピチになっている。
そこがマニアックで、色気を放っている。
その斬魄刀は鞭へと変貌している。
鞭と言っても一本鞭のようなものではなく、より痛みを追求したリーチの短い乗馬鞭だ。
持ち手には髑髏の意匠があしらわれている。
そして茶渡泰虎は…
「オジサマ……覚悟はいい?」
純粋だと思った自分を殴ってやりたかった。
残念ながら(?)霊圧の消えなかった茶渡泰虎。
その強化は戦いに間に合うのか!?
強化はしますけど、話によっては間に合わず、月島さんのところで殴り掛かるまで出ない可能性がががが
また、明日(気が向いたら昼に投稿するかも)お会いしましょう。