緋弾のアリアー緋弾を守るもの   作:草薙

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第165弾 椎名優希の1日2

午前8時、信冬達と一晩過ごしたホテルを後にして東京駅で新幹線で山梨に帰るという信冬を見送るため俺達はホームにいた。

出発まで、少しだけ時間があるのでホームで話をしているんだが……

 

「うう……お館様、本当に行ってしまわれるのですか?」

 

すがるような目で信冬を見る幸村。

子犬みたいだな

 

「ええ、優希がいない間、アリアさんの護衛頼みましたよ」

 

「お館様がそう言うのでしたら……」

 

「幸村」

 

信冬はそっと幸村の頭に手を置いた。

 

「お、お館何を!」

 

幸村は真っ赤になっているがされるがままだ。

 

「私も辛いのです。ですが幸村ならやりとげてくれると信じてますよ」

と笑顔でなでなでされ幸村の顔に決意が宿る。

 

「お任せくださいお館様ぁ!この幸村!見事護衛をやり遂げてみせます!」

 

うるせえ!ホーム全体に聞こえたんじゃないかという大音量にみんなが注文しているぞ。

 

「幸村。声が大きいですよ」

 

「申し訳ありません!お館様ぁ!」

 

駄目だこいつ黙らせないと

 

「……」

 

信冬は仕方ありませんと頷いたので幸村の首筋に手刀を叩き込む。

 

「ぐっ……」

 

倒れる幸村を嫌だがホームに座らせてから回りにはなんでもありませんと言う。

 

「仕方ありませんね」

 

信冬は気絶した幸村を見ながらどこか優しげな目だった。

 

「幸村のこと信頼してるんだな」

 

そうでなければ信冬が東京に幸村を残すはずがない。

 

「幼い頃からの付き合いなのです。興味があれば幸村に聞いてみてくださいね」

ピリリリと列車発射の音が聞こえてくる。

 

「あ、優希。これを」

 

扉が閉まる前に信冬に何かを渡される。

 

「信冬これ……」

 

しかし、それを聞く前に新幹線の扉は閉まってしまった。

微笑んだままの信冬の顔が見えなくなると、渡されたものを見てみるとお守りだった。

なぜお守りなんだ?

 

♪♪♪♪

 

ん?

メールを開いてみると信冬からだった。

『魔よけのお守りです。何時でも持っててくださいね』

 

ふーん、魔よけか……信冬にありがとう気をつけて帰れよとメールを送ってからため息をついた。

こいつどうしよう……

気絶した幸村は厄介だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、俺は隼があるので東京駅の前のタクシーを捕まえて学園島の住所を指定して先に隼で帰って寮前まで来るとタクシーが来たので

 

「はいよ1万円ね」

 

ハハハ……高いよなタクシー……

涙目でタクシーのおじさんに1万円を渡すと幸村を引きずりだす。

部屋まで連れていくのがめんどうだな……てか、信冬よ……こいつ本当に使えるのか?

 

「おい、起きろよ!」

 

「うーん、申し訳ありません……信冬様ぁ……」

 

信冬の夢見てるのかよ。

しかも、夢の中でまで怒られてるし

本格的に起こすか

 

「おい起きろ!」

 

パンパンと頬をビンタするとようやく幸村が目を開けた。

 

「あれ?信冬様は?」

 

「信冬なら山梨に帰ったよ。お前はアリアの護衛するんだろ?」

 

幸村は目をぱちくりしてから

 

「椎名……優希……嫌だが信冬様の許嫁というなら仕方ない……」

 

心の中の声がただ漏れだぞ

 

「とりあえずアリアの場所まで行くか?」

 

「いや、アリア殿の護衛はきさ……あ、いや優希様が研修に行ってからになる。それまではあなたについてろと信冬に言われている」

 

「俺に?まあ、いいけど……つか様はいらない。優でいいよ。信冬の関係者だし同じ学年なんだろ?」

 

幸村はちょっと意外そうに目を見開いたが

 

「そう言うわけにはいかない。優希様は信冬様の許嫁だ。将来、俺が仕えることになるかもしれないんだ」

 

そういったことは厄介だな……秋葉もそうだが、一度固まった関係は中々、変えられない。

信冬と結婚するかはともかく、同い年に様づけされるのはな……

 

「まあ、いいか。なら、部屋に行こうか」

 

「ああ」

 

様をつけつつも敬語じゃないのは多分、俺があまり好きじゃないからなんだろがまあ、いいか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋に入ると誰かがいるかと思ったが誰もいない。

壁にCZ78の弾痕が残っていたが気にせずに時計を見ると午前9時半だ。

1日は始まったばかりだな

 

「テレビでも見てろよ。何か買うなら下にコンビニもある」

 

個室でトレーニング用の服に着替えてから部屋を見回している幸村に言う

 

「どこにいくんだ?」

 

「朝の鍛錬だ。こういうのは積み重ねだからな」

 

「なら、俺も行く!」

 

「いいけど服がないだろ?」

 

幸村は私服で荷物が届くのは今日の夕方になるらしい。

夏場に服がないのはきついはずだ

 

「平気だ」

 

「そういう訳には行かないだろ。ジャージ貸してやるよ」

 

俺は予備のジャージを貸したがダブダブだ

 

「幸村……お前サイズいくつだよ……」

 

ちなみに俺はLサイズな

 

「え、Sサイズだ。悪いか?」

 

幸村は手足の袖を下りながら言った。

なんとか着れてるな

「いいけど……」

 

信冬の前では態度が違う幸村を思い出しながら苦笑する。

外に出ると蝉の声がうるせえな

 

「きさ……優希様はそんな装備で走るのか?」

 

「ん?」

 

俺の装備はいつものデザートイーグルにガバメント、紫電、見えないが各種ワイヤーで相当重い、

 

「まあ、普段からこれで戦ってるからな」

 

そう、ただ運動するだけでは意味がない。

普段と同じ、力を発揮できるように鍛錬を積むのだ。

 

「幸村だって刀、持ってるじゃないか」

 

「……」

 

幸村が頷いたので走り出す

さて、やるか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、終わりと」

 

時計を見ると時刻は午後12時だ。

走って足腰鍛えてから看板裏で幸村と素振りを終えると俺の横で幸村がばてていた。

 

「おーい大丈夫かぁ?」

 

寝転んで荒い息を吐いている幸村に声をかける。

 

「はぁはぁ……化け物め……そんな……装備で……はぁ」

 

いや、化け物って

 

「姉さんに昔、指示されてたからな」

 

「姉さん……というとあの世界最強の……」

 

「そ、水無月希。俺の姉さん」

 

「せ、世界最強に鍛えられたんだ……その体力も納得だ」

 

「お前だって信冬の家にいたんなら鍛えられてたんだろ?信冬、俺より強いし」

控えめに見ても信冬に勝つのは簡単じゃないからな。

 

「……」

 

再び黙りこんでしまった幸村だったので部屋に戻ってからシャワーを浴びて外に出る

 

「今度はどこにいくんだ?」

 

と私服に着替えた幸村が聞いてきた。

 

「ん?昼ご飯」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中華料理屋『炎』はこの時期、昼でも暇だ。

というのも集客の主力である学生が夏休みで帰省している生徒が多いのが理由で今日も昼なのに数人しかいなかった。

 

「あ!お兄さんじゃないですかぁ」

 

バイトしているアリスが幸村と座った席にとことこと歩いてきた。

 

「おお!今日も女の子かと思えば美男子さんですねぇ。BLですね分かります」

こらアリス!

 

「今日も女の子?」

幸村がアリスを見てから俺を見る

 

「いや、それは……」

 

「クフフぅ、美男子さん実はこのお兄さんもの凄い女キラー!フラグ職人なんです」

 

おいこら!

 

「フラグ職人?」

 

真面目なのか幸村がちゃんと聞いている

 

「はい、ロリ先輩、無口先輩、小悪魔先輩、ヤンデレ後輩、私、幼なじみ先輩、姉妹丼もう、フラグ職人でしかないですよ」

 

「いや待て!何だフラグ職人って!」

 

「フフ、さあ?」

 

小悪魔的に笑ってやがる。

 

「き、貴様……」

 

ん?幸村は顔を真っ赤にして

 

「の、信冬様という方がありながら他の女の子といちゃいちゃしてるのか」

 

幸村の目に炎が宿ってるように見える!怒りのオーラが見えそうだ。

アリスなんとかしろとアイコンタクトする。

 

(限定のシュガーリーフパイで手をうちましょう)

 

(分かった)

 

と、アイコンタクトするとアリスが

 

「大丈夫ですよ。何だかんだでお兄さん誰とも恋仲じゃありませんから。もちろん手も出してません」

 

「本当か?」

 

幸村が疑うように俺を見てくる。

 

「当たり前だ。あいつらは友達だ!」

 

まあ、正確にはアリアにはキスしたし、理子ともしたな……奏ちゃんの裸も見たしアリアの裸も……あ、そういや子供の頃、秋葉に背中流してもらった時に……

うーん、そう考えると俺、最低なやつみたいじゃないか……幸村に言ったらまずいぞこれ

 

「ならいいんだ。優希様は信冬様の幸せだけを考えてくれ」

 

ん?なんかそれはそれでとブツブツ言ってるぞ。

独り言か?

 

「それでご注文はお決まりですか?」

 

「この地獄ラーメンに興味ある」

 

「絶対駄目だ!」

 

なんでここに連れてきたらみんな爆弾に手を出したがるんだ!いいかげんんにしろ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は午後3時だ。

猛烈な暑さの中、幸村に学園島の案内をしていると

 

「あ!ユーユー!」

 

どさりと、背中に誰かが抱きついてきた。

 

「り、理子か!」

 

「あったりぃ!ねね!ユーユー理子と遊びに行こ」

 

こら理子!背中に胸を押し付けてくるな!

 

「は、離れろ理子!」

 

「いーよ。暑いしね」

 

パタパタと可愛らしい団扇を取り出した理子が自分にバサバサと風を送る

 

「暑ーい」

 

そりゃ、そんなフリフリの私服に、その髪の長さじゃそうだろうさ

 

「きさ……優希……様誰だこの女は?」

 

「んん?」

 

理子が馬鹿理子モードで首を可愛らしく傾げて幸村を見る。

 

「だーれ?ユーユーの実家の人?」

 

「俺は真田幸村だ!山梨武偵高の武田信冬様の部下の……」

 

「ねぇ、ユーユー、どっか店入ろうよ」

 

「確かに暑いからな」

 

「無視するなあ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、用事を思い出した理子という理子と別れて再び歩き出す。

理子、目治ってたな……

まあ、パトラのピラミッドが破壊されて呪いもとけたのか

 

「あの女は誰だ!」

 

「しつこいな!理子は友達だよ」

 

昔からの友達だ。

ルーマニアでブラドから助けると誓い、最近、ようやく約束を果たせた大切な友達。

 

「彼女じゃないんだな!」

 

「しつこいな!」

 

そんなこんなで、東京武偵高に来たが夏休みだから静かなもんだ。

部活も今日はないらしい。

知った後ろ姿を見つけたので

 

「レキ!」

 

無表情に振り返ったレキに駆け寄ると

 

「あの戦い以来だな。夏休み中ちょっと時間とれる日あるか?」

 

レキに会ったら聞きたいことがあったんだ。

姉さんとレキは知り合いだった。

思い出そうとすれば頭が痛むが確かに俺はレキと昔会っているはずだ。

 

「優さん」

 

「ん?」

 

「綴先生の研修を受けるのですね」

 

「誰かに聞いたか?単位が足りなくてな」

 

「では、私もその研修を受けます」

 

「レキも?単位足りないのか?」

 

フルフルとレキが首を降る。

受けること事態はできるが変なやつだな。

 

「ぐるおん!」

 

「うお!ハイマキ!」

 

ガブリと足を甘噛してくる狼まるでご主人様に近づくなと言ってそうだ。

 

「ハイマキやめなさい」

 

「ぐる……」

 

ちっと舌打ちしてそうな様子でハイマキが離れる。

 

「ま、また違う女の子……」

 

あ、幸村のこと忘れてた……

 

「……?」

 

レキが無表情に幸村を見る。

 

「君は優希……様のなんなんだ?」

 

友達だよ!

 

「私は……」

 

ん?

 

「優さんの……」

 

レキが何かを言う直前

 

「ここにいたんですか優君」

 

「ま、また違う女の子が……」

 

幸村が絶句してるが……

 

「秋葉か?帰ったんだな」

 

「はい、今学園島に戻りました。あ、こんにちはレキさん」

 

こくりとレキが頷く。

次に秋葉は幸村を見る

 

「誰ですか?」

 

失礼すぎだ秋葉!

 

「信冬の部下だよ。信冬のことは知ってるだろ」

 

「ああ……」

 

うお!なんだ秋葉の目が怖い

 

「優君の婚約者の」

 

なぜか婚約者を強調する秋葉

 

「婚約者ですか?」

 

なぜか無表情だがレキの目線も怖いよ!

逃げるが勝ちだ!

俺は全速力で二人から逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後6時、今日は散々だったな……

 

「……」

 

ハハハ、この1日で幸村の評価は女たらしの椎名 優希らしいな……

なぜか、テレビ電話で奏ちゃんから電話がかかってきたり千鶴から電話があったりと女の子からの接触が多かったんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいまぁ」

 

最低だアリアが帰ってきたぞ

 

「優いるの?」

 

部屋に入ってきたアリアから風穴を覚悟したが以外なことに風穴はない。

 

「優?そいつ誰?」

 

アリアはソファーに座る幸村を見ていった。

幸村は立ち上がると

 

「初めてアリアさん。俺はあなたのご……」

 

ごんと頭を殴った。

アイコンタクトで

 

(何をする優希様)

 

(アホか!護衛は秘密なんだよ!)

 

と短かくいう

 

「ご?」

 

アリアが首をかしげる

 

「「なんでもありません」」

 

二人でハモりながら

 

「こいつは俺の友達だ」

 

(誰が友達だ!)

 

(そういうことにしとけ)

 

とアイコンタクト

 

 

 

「何男同士で見つめあってるのよ」

 

ご、誤解だ!

とりあえず幸村から目線をはずしてから

 

「あのなアリア、信冬のことなんだけど……」

 

「知ってるわ」

 

以外にもアリアは冷静になっていた。

 

「あんたの家はイギリスで言えば貴族ねようなもんだし、あの信冬って子も調べたけど貴族みたいなものじゃない。政略結婚って、以外に残ってるのものよ?」

 

政略結婚って……まあ、小さい頃、父さんから言われて数回会ったりしたけど……

 

信冬は、箱入り娘だ。

俺が初めてあった時も、家の奥の部屋だったし、何回か遊びに連れ出して泣かれてしまったこともある。

 

「だから、この話はおしまい」

 

と、アリアが言うがこれだけは言わないとな

 

「アリア、聞いてくれ。信冬との婚約っても父さんの気まぐれみたいなもんで破棄だっててきるはずなんだ」

 

幸村が睨んでる気がするが気にするな

 

「何必死になってるのよ優」

 

とアリアが笑った。

 

「この話は終わりって言ったでしょ?はい、おしまい」

 

パンパンと手を叩いてアリアが言う

まあ、いいのか?

 

「あ、そうだアリア俺、研修旅行で1週間部屋開けるな。幸村に部屋を貸すけど大丈夫だよな?」

 

信冬が置いていった以上、幸村には一応の信頼はある。

それにこいつ信冬の怒りを買うことは絶対にやらない気がする。

 

「研修旅行?」

 

アリアは冷蔵庫からミルクを取り出すと砂糖をどっさり入れて口に入れる

 

「単位不足でな……アリアも行くか?温泉に入れるみたいだぞ?」

 

アリアが来るなら一石二鳥だ。

 

「温泉!?」

 

ちょっとアリアは考えてるようだった。

でも、ママの証拠集めのとブツブツ言っている。

それなら

 

「ちょっと待てよアリア」

 

携帯で電話すると

 

「土方だ」

 

「あ、土方さん?今、大丈夫?」

 

「優希か、どうかしたのか?」

 

ガタンガタンと電話の向こうから音が聞こえてくる

 

「かなえさんの裁判の証拠の件だなんだけど……」

 

「神崎の娘から聞いたのか?証拠ならまとめて弁護士に渡しといたぜ。予定より速くすんだから学生は遊んどけと神崎に伝えとけ」

 

「おお、流石土方さん」

 

「ちっ、よくいうぜ」

 

パアアアン

ダダダダダ

と、銃声が聞こえる

 

「ちっ!刹那!殲滅しろ!」

 

「ハハハハハハハ!」

 

沖田の笑い声と爆発音

ズドオオオオン

 

「ぎゃああああ!」

 

と人の悲鳴まで聞こえてくる。

一体、土方さん達どこで何やってんだ?紛争地域にでもいるのか?

 

「ひ、土方さん?」

 

プツンと回線が途切れ、ツーツーと音がするだけになる。

かけ直してみるが繋がらなかった。

公安0は大変そうだ……将来就職したくない職場の1つだなまあ、聞きたいことは聞けたか

 

「土方さんがかなえさんの裁判の証拠集めまとめてくれたってさ。夏休み前半くらいは遊んどけって」

 

「もうできたの?」

 

アリアはビックリしている。

まあ、土方さんはあの姉さんのフォローばかりしてたんだからサポートは完璧だ。

 

「なら研修旅行行こうぜ?レキも行くみたいだし」

 

「レキも?うーん……」

 

最近、知ったことだがアリアはレキと仲がいい。

孤独通し馬が合うのかもな……

 

「わかったわ。私も参加する温泉入りたいし」

 

「よし、じゃあ後は……幸村だが」

 

お前アリアが研修旅行にくるなら用済みじゃないか?

 

「もちろん、俺も着いていく。信冬様から頼まれてるからな」

 

「いや、もうお前いらないし」

 

「いや!着いていくぞ!絶対にな!」

 

めんどうなことになってきたな……

まあ、いいか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

研修に温泉があるからだろう。

この後、秋葉、レキ、アリア、以外に、理子、ジャンヌ、マリが参加を表明した。

ちなみに、キンジは入院中で参加できないし、白雪はキンジの看病だから離れないそうだ。

後、単位不足で武藤、そして、村上が参加することになってしまったのだ。

村上までかよ……レキに近づけないようにしないとな……まあ、研修旅行っても半分は遊びだ。

夏休みの旅行として楽しむさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜、参加者リストを見た村上は

 

「レキ様が研修旅行に参加!なんたる玉稿!しかし、椎名ぁああ!また、お前までぇ!」

 

と叫んだ男がいたのは別の話


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