ペンギンのおもちゃ箱   作:ペンギン3

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大人になるにはどうするの? 1話

 1話目 そこは見えない湖でした

 

 閉じた目から、光が溢れてくる。

 それはお外に光が満ちているから。

 そう、ここはお外なのだ。

 静かに目を開けると、そこには広い広い湖があったのだ。

 

「……すごい」

 

 それだけの雄大さがそこには存在していた。

 でも、残念なこともある。

 それは、湖の周りが霧に満ちていたこと。

 お陰で折角の風景も、全体を見渡せない。

 それに、こんなにも霧が深いのである。

 

「こんな所、歩いていたら迷子になっちゃう」

 

 それは困る、非常に困る。

 迷子になんてなったら、終生みんなに馬鹿にされちゃう。

 それだけは避けないと。

 そう思いながらちょっと考えて、そして気付いたことがある。

 

 それは、これからどうすればいいんだろうという困惑。

 だって下手に動けば迷子になりそうだし、でも動かないと状況は変わらない。

 じゃあ、私はどうすればいいの?

 ……分かんない。

 

 近くの草むらに、三角座りをする。

 そして考えなくては、これからのことを。

 

 私は働きたい、と言って家を出てきた。

 今更ノコノコと、見つかりませんでしたと家に帰るのではお話にならない。

 だから意地でも、ここから抜け出して働き口を見つけなきゃいけない。

 

 そうするためには?

 ここから抜ける方法……自分では思いつかない。

 そう、自分では。

 

「誰か、いませんか~!」

 

 なら他人を頼れば良いのだ。

 かっこ悪いけど、でも迷子のままよりは、数段マシだから。

 

「誰かーっ!」

 

 でも、返事はない。

 当たり前だ、こんな所に人がいるわけがなかった。

 どうしよう、どうしよう……。

 打開策が見当たらない、このままじゃみんなに馬鹿にされる!!

 

「違うもん、私、違うもん」

 

 こんなはずじゃなかった、どうしていきなりこんな災難に見舞われるのか。

 私のかっこいい、新しい生活の幕開けのはずだったのに。

 それなのにこの体たらく。

 どうして、と思わずにはいられない。

 

「おかぁさん、私」

 

 言いかけて、やめる。

 これじゃあ本当に子供みたいだ。

 そんなのはダメだ、私は大人なのだから。

 頑張って耐えなきゃ、ダメなんだ。

 でも、私一人のままじゃ、きっと耐えられない。

 

「君、どうしてここに居るの?」

 

 だから他の人の声が聞こえた時、本当に嬉しかった。

 勢いよく顔を上げると、そこには可愛らしい緑髪の女の子の姿。

 羽が生えているし、きっと妖精なのだろう。

 

「……迷子なの」

 

 本当は見栄を張ろうかと思った。

 でも、助けてもらおうとしているのに、そんなことをしては罰が当たると、そう思ったから。

 私は正直に答えていたのだ。

 

「そっか、どっちから来たのか分かるかな?」

 

 緑の女の子は、嫌な顔をせずに聞いてくれた。

 きっと優しい子なのだ、心から良かったと思える。

 

「違うの、わたし働くためにここに来たの」

 

「え?」

 

 私がここにいる理由を告げると、彼女はおかしいな、と首を傾げていた。

 何か変なことがあったのだろうか。

 

「ねぇ、君」

 

 そして気付けば、緑の彼女はすごく真面目な顔になっていた。

 だから私も、安心してほにゃっとなっていた顔を、キリッとした顔に戻す。

 

「この場所には、働ける場所なんて一つしかないよ。そこに来たの?」

 

 首を振る、が今の私の顔は、確実に輝いているだろう。

 だって、だってっ!

 

「でもそこでいい、私は働ける場所に来たんだから」

 

 ようやく目的が果たせそうなのだ。

 萎びていたワクワクが、水を撒いたかのように再び芽吹き始める。

 

「でも、他の子に聞いたら、行ったらメイドさんっていうのにされて、いっぱい働かせられちゃうらしいよ?」

 

「メイドさん!」

 

 思わず声を上げてしまう。

 目の前の女の子も、すごく驚いている。

 でも、それ程のことなのだ。

 

 だって、メイドさんといえば夢子おねえちゃん!

 あのカッコよくて、何でもできるお姉ちゃんと一緒の職業。

 考えただけですごくワクワクする。

 お姉ちゃんに、すごいでしょって、そう言えるものでもある。

 

「すぐに案内して」

 

「え? 本当に良いの?」

 

 吃驚したように聞いてくる緑の子。

 でも、迷いなんてあるはずがなかった。

 頷くと、彼女は躊躇しながらも、方向を指差す。

 

「ここをまっすぐ行けば、赤い建物が見えてくるの。

 門番さんがいるから、話しかければちゃんと答えてくれるよ」

 

 緑の子が指さした方向、そこは見渡す限りの湖がある先であった。

 

「この先?」

 

「うん、そうだよ」

 

 ありがとう、そう言って去れたのなら、多少格好は付いたかもしれない。

 でも、困ったことがあった。

 どうしてこんな事も練習してなかったのだろうと、そんな後悔も心をよぎる。

 まあ、とどの詰まるところ、

 

「私、空を飛べないの」

 

「君、どうやってここまで来たの」

 

 情けなく告げた私に、彼女は訳が分からないと、こめかみを抑えていた。

 ……事故なの、お母さんの大雑把さが招いた。

 でも、そんな言い訳は格好悪い。

 

「色々とあったの」

 

 間違ってはいないけれど、ぼかした回答。

 要するに、聞いちゃダメだよ、ということ。

 緑の子も、不味いことを訊いてしまったかと、気まずそうに顔を背けて。

 

「えっと、その……ごめんなさい」

 

 困った顔をして、彼女は謝ってきた。

 ……それは、非常に、私も困る。

 深読みしただろう緑の子。

 騙しているようなものだから、胸がジクジクと痛む。

 

「良いわ、早く行きましょう」

 

 それを半ば誤魔化すように、できるだけ明るい声で彼女に告げる。

 あなたは本当に気にしないで。

 何にも悪くなんてないんだから。

 

 そんな事を考えていた私。

 だけれどその時、バツの悪そうにしていた彼女から、直ぐに返答があったのだ。

 

「だから、貴女はどうやって湖を渡るの?」

 

「それは、えっと……」

 

 何も考えずに口から飛び出した言葉。

 けど、反射的に言っただけで、何も良案は浮かばない。

 だから、結局はそこが問題。

 

 こめかみを人差し指でグリグリしながら、私は考える。

 頭の中のおもちゃ箱をひっくり返すようにして、中に何か入ってないかを探るように。

 うーん、うーん、と唸って。

 そんな私を、緑の子がどこか不安げに見つめている。

 

 ――そんな時であった。

 

「おーい、大ちゃーん!

 何してるのぉー」

 

 どこからか、声が響いてくる。

 右から? それとも左から?

 ……いいや、どれも違う。

 それは、湖から響いてくる声。

 

「あ、チルノちゃーん」

 

 緑の子、湖から聞こえてくる声には大ちゃんと呼ばれた彼女。

 その大ちゃんが、元気よく手を振っている。

 視界が無いに等しい湖で、まるでキチンと場所が分かっているかの様に。

 

 そして彼女が手を振っていた方角から、人影が見え始めた。

 湖の上に浮いていて、揺れている姿はまさに妖精という種族に相応しい。

 現れたのは私ぐらいの背丈の女の子。

 彼女は涼やかな水色の髪をしていて、しかし活発そうな、勝気な表情を浮かべている。

 

「で、大ちゃん! 何してるの?」

 

 姿を現した彼女。

 チルノちゃんって娘は、目の前でもちょっと大きめの声で、緑の子に話しかけている。

 それに緑の子は微笑んでから、私の方へ手を差し出す。

 

「えっとね、この子が向こうのお屋敷に行きたいけど、飛べないから困ってるんだって」

 

 そう緑の子が伝えてくれると、どこか納得したような顔をしている水色の子がいていた。

 こんな僅かな説明で分かるとは、妖精はおバカさんが多いと思ってたけど、幻想郷はそうじゃないのかもしれない。

 この二人を見て感心を覚えていると、水色の子がピシッと私に指を指して、こんな事を言ったのだ。

 

「泳いで渡ればいいのよ!」

 

 どう? 完璧よね!

 まさにそんな表情であった。

 私はその言葉を聞いて、チラリと湖を見てみる。

 ……うん、どこまでも先が見えないくらいに霧に包まれている。

 それに、私は水着を持ってない。

 だから泳いだら、どう考えてもびしょ濡れになってしまうのだ!

 

「流石に無理よ!」

 

 こんな所に飛び込んだら最後、シーラカンスのように奥深くへと沈んで忘れられちゃう。

 そんなのは嫌! 絶対に嫌!

 

「そうだよ、この娘は普通の人間なんだよ。

 チルノちゃん、泳ぐのは無理だよぉ」

 

 緑の子も、私を援護してくれている。

 ……普通の人間とは、ちょっとだけ違うけれど。

 

「人間ってめんどくさいんだ。

 じゃあアンタじゃどうにもならないんだね」

 

「むぅ」

 

 水色の子がズバリと言ってきて、むっとしてしまう。

 けど、言い返す言葉が見当たらない。

 なんだか無性に腹立たしい。

 それを何とかする為にこっちに来たのに、出鼻を挫かれちゃった感じがしたから。

 

「なら、あたいが何とかしたげる」

 

「……え?」

 

 でも、彼女は私に勝気な笑みを向けていた。

 表情が、よく見とくのね! と全力で語りかけてくるように。

 自信に溢れている表情が、何故だか彼女なら大丈夫と、そう感じさせる。

 だからじぃっと彼女を見て、私は何をするのかと見守っていた。

 

 ――すると、不思議なことが起こったのだ。

 

「え、何?」

 

 それがどういう理屈で起こっているのか、私にはわからない。

 けど、確かな事象として、それは発生していた。

 

「チルノちゃんは氷精、氷の妖精だよ。

 だからこんな事ができるの」

 

 緑の子が、驚いている私に説明してくれる。

 目の前の現象、即ち凍てついていく湖について。

 

 ――凍てつき、固まり、道を成す。

 

 そうして浮いていた水色の子は、舗装された道へと降り立つ。

 自信満々で、ビックリするくらいのドヤ顔を浮かべながら。

 

「これで渡れるでしょ!」

 

 全力で胸を張って、私にそう告げたのだ。

 それに、私はガクガクと何回も頷く。

 だって、これは……。

 

「すごいわ、貴方。

 こんな事もできるんだ」

 

「そうよ! あたいったら最強ね!」

 

「うん、流石はチルノちゃんだね」

 

 思わず、感嘆せずにはいられないほどに、すごい力である。

 目を見開いて、私は彼女が敷いた道を見る。

 氷に映し出された私の顔は、とってもキラキラしていて。

 ちょっぴり恥ずかしくなって、顔が元に戻るようにと、手でグニグニとする。

 こんなの、すごく子供っぽいもの。

 

「じゃあ行くわよ!

 あたいについてくるの」

 

「うん、行こっか」

 

 水色の彼女の後を、まるで雛鳥の様に付いていく。

 この先に、私の新しい就職先があるのだ。

 新しい、メイドさんとしての人生が。

 

「わぁ、この道、冷たいのね」

 

「氷だからよ。

 あたいの氷はとってもすごいの!」

 

「チルノちゃんは妖精の中でも、とっても強い力を持ってるんだよ」

 

「へぇ」

 

 わいわいと騒ぎながら、この道を歩いていく。

 凍らせた道は冷たいけれど、デコボコしているせいか滑る気配はない。

 ここでコケたら情けないから、とってもありがたいのだけれど。

 

「そういえば」

 

「ん、何?」

 

 水色の子が、私に声を掛けてくる。

 そういえばと、思い出したように。

 

「アンタの名前、なに?」

 

「あぁ」

 

 そういえば、私達はお互いに自己紹介をしていない。

 慌ててて、すっかり忘れてしまっていたのだ。

 

「これは失礼したわ。

 私の名前はアリスよ」

 

 スカートを少し持ち上げて、お姉ちゃんに教えてもらった、とっておきの挨拶をする。

 なんでも、とってもお上品らしい。

 

「へぇ、あたいはチルノ。

 こっちは大ちゃん」

 

 水色の子、改めチルノは、私に元気よく語りかける。

 緑の子、大ちゃんもよろしくと言って、はにかんだ笑みを浮かべていた。

 そのお陰か、冷たい道の上にいるのに、ちょっぴり暖かくなったように感じる。

 不思議だけれど、この感覚は嫌いじゃない。

 この暖かさは、いつも感じていたものに近いから。

 

「二人は妖精なんだよね?」

 

「うん、さいきょーの妖精。

 大ちゃんは一番賢いの」

 

「別に私なんて賢くないよ。

 ちょっとだけ、物覚えがいいだけ」

 

「そうなんだ」

 

 二人は気楽にそう言っているけど、ちょっとだけ引っかかった。

 この二人は、私が見てきた妖精と、どこか違うように感じるから。

 ……具体的には言えないけど、何か違うように感じるのだ。

 まぁ、何も言わないのなら、私も特にいうことはないのだけれど。

 今は、助けてくれた感謝でいっぱいだから。

 

「ところで二人共、ちょっと良い?」

 

「何かな?」

 

 返事をくれたのは大ちゃん。

 チルノはルンルンと鼻歌を歌いながら、氷道を舗装していってる。

 

「弾幕ごっこって知ってる?」

 

 そんな中で、思い切って訊ねてみた。

 私が、魔法を使える為の特訓をする、その切っ掛けになればと思った事について。

 すると大ちゃんは、うん、知ってるよと、明快に返事を返してくれた。

 

「私も、弾幕ごっこはしたことあるよ。

 変な魔法使いに、すぐに撃墜されちゃったけど」

 

 人間って、結構強いよねぇ、と大ちゃんは回想しながらに言う。

 それは興味深く、とてもワクワクさせられる。

 だって、私は興味津々なんだもの!

 

「それ、教えてくれる?」

 

「ん? アリスちゃんも興味あるの?」

 

「あるわ」

 

 むしろ、それが目的で幻想郷に来たのだ。

 知るチャンスが来たのなら、逃す手はないと思う。

 

「それなら、このまままっすぐ行けばいいよ」

 

「え?」

 

 すると、大ちゃんは意味深なことを言って、唇に手を当てて少し微笑んだ。

 仕草は色っぽいけど、大ちゃんは女の子だから、どちらかというと可愛い。

 ……そんな事はどうでもいいのだけれど。

 

「大丈夫、きっともうすぐ弾幕ごっこが見られるよ」

 

 大ちゃんはそれ以上語ろうとはしなかった。

 けど、決して嘘をついている気配はない。

 なら、期待はしても良いってことなんだ!

 

「ありがとう、大ちゃん」

 

「お礼はチルノちゃんに言うといいよ」

 

 へ? と、再び首を傾げてしまう。

 が、私が何かを言う前に、チルノの大声が響き渡った。

 

「ほら、もう到着!

 二人共、こっちこっち!」

 

 ちょっと進んだ先、そこには岸があった。

 大体10m先、チルノが全力で手をブンブンと振っている。

 いつの間にか、渡りきっていたらしい。

 駆け足気味だったし、チルノはせっかちさんなのだろう。

 

「いま行くー」

 

 私はチルノにそう返事して、駆け足気味で氷の道を進んでいく。

 大ちゃんもそれに続いて、道を駆けている。

 そうして、渡れっこないと思っていた道は、見事に横断できたのだった。

 

「ありがとう、二人共」

 

 だからまず、私がしたのは二人に対しての感謝。

 ……自分ひとりでは無理だったけれど、この二人がいたから、私はキチンとここまで来れたのだから。

 

「良いわよ、アリスは私の子分なんだから」

 

 ……いつの間にか、私はチルノの子分になっていたらしい。

 驚きの事実である。

 そんなチルノを、大ちゃんが諌めるように、ドウドウと落ち着かせていた。

 

「アリスちゃんは、もう私達のお友達だよ」

 

「オトモダチ」

 

 大ちゃんの言葉が、私の耳に震わせる。

 すると一緒に、心まで震えてきそうだ。

 だって、すごくすごく嬉しいもの!

 

「うん、私達お友達だね!」

 

 思わず、自分でも大きいと思う声を出しちゃう。

 けど、今は関係ない。

 子供っぽくてもいい。

 だってこういうのは素直に伝えなきゃだめって、お姉ちゃんも言ってたから。

 

「お友達ならしょうがないわ。

 困ったら、アリスをいつでも助けてあげる。

 あたい最強だもん」

 

 チルノも、何の気負いもなく、そう言ってくれるのがすごくすごく嬉しい。

 思わずチルノの手を握る。

 冷たいけれど、暖かく感じる手を。

 

 ――そんな、私が感動に浸っている時の出来事だった。

 

「おや、珍しい」

 

 また、どこからか声が聞こえる。

 女の人の声、たぶん私たちに語りかけている。

 

「随分と小さいお客さんです。

 妖精の新入りさんですか?」

 

「アリスは妖精じゃないよ!

 でも、ここで働きたいんだって」

 

 柔らかい声に、チルノは元気よく返事をする。

 それに向こうは苦笑しながら、霧の中からゆらりと、姿を現したのだ。

 

「それは重畳、咲夜さんも妖精ばかりでは大変そうですからね。

 後輩が出来ること、素直に喜ぶでしょう」

 

 現れたのは、特徴的なベレー帽をしている女の人。

 とても自然体で、風景に溶け込んでいるように感じる。

 だからどことなく、穏やかな人かなって思えたのだ。

 

「でも、その前に」

 

 その穏やかな人は、私に微笑ましげな目をやってから、次にチルノへと視線を移した。

 それは、困った子供を相手にしたような、そんな大人の視線だ。

 

「また、いつもの?」

 

「そうよ、めーりん。

 今日こそ、直撃させるんだから!」

 

 それに対してチルノは、とても好戦的だった。

 まるで、今から喧嘩でもはじめるかのように。

 

「大ちゃん、どういうことなの?」

 

 思わず、大ちゃんに聞いてしまう。

 喧嘩なら、止めなくちゃいけないのだから。

 けど、大ちゃんはとても落ち着いていた。

 困ったことなんて、何にも無いと言わんばかりに。

 

「アリスちゃん、これから始まるんだよ」

 

「何が?」

 

 私はまだ困惑したままで、そのまま大ちゃんに聞き返してしまう。

 そんな私に大ちゃんは、いたずらっぽそうにこう答えたのだった。

 

「弾幕ごっこ、始まるよ」

 

「っえ」

 

 私がびっくりして、言葉を詰まらせてしまったこの瞬間。

 

 ――氷結の弾丸と、色とりどりの花が、一斉に咲き誇ったのだった。

 

 




次の話は1200文字くらいで書き差しで放置してあります。
……白目を向けばいいのですかね。

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