罪悪感が半端ないです。
でも、まだこんなに読んでくれる人がいることを知り頑張ろうと思いました。
お世辞にも早いとは言えない攻撃・・・。
だが、大技を使った直後しかも来るはずのない攻撃に、陽に一瞬の隙が生じた。
完全世界の効力だったのが幸いし、致命傷のダメージは負わなかったが裂傷・打撲、骨折・・・。
無数に発生した、裂傷から血があふれ床を赤く染めていく。
完璧すぎる不意打ちに、無意識に能力を発動してしまう。
[念動力・
空間のある一転に対して、あらゆる物理法則を停止させるほどの重力的特異点を発生させる。
効果範囲内では、時間すらも凍結される。
また、一度圧縮した空間は、自身の力で圧縮を続けるため、解除には陽と同等以上の多次元的空間認識能力と空間を捻じれを修復する超高超度の念動力が必要となる。
「あの蔓はどこに行ったんだ?」
あまりの一瞬の、出来事に皆本を含むほぼすべての人間が、現象に対処できず混乱するが薫・葵・紫穂だけが、陽の負傷を認識した・・・。
「だいじょーぶか!! にーちゃん!」
「陽はん!!」
「大丈夫ですか陽さん!」
葵が実験室に2人をつれ瞬間移動しようとするが、完全世界に阻まれ移動できず窓際に駆け寄る。
一歩遅れて、事態を認識した皆本が治療班を実験室に呼び寄せ、その場で処置が始まる。
そのころに陽は、完全世界を解除し[生体操作]を行い骨折や裂傷を修復していく。
「今回の一件は、完全に僕のミスです」
並走する皆本にそう告げる。
「今はそんなこと気にせず、休め」
「相手の力がわからない以上、伝えられるうちに伝えるべきでしょう」
自分を気に掛ける皆本に対して、今回わかったことと、使用した能力の詳細を語る。
相手は、自分以上の超高度エスパーもしくは、超能力以外の何らかの能力を使用すること。
どちらにしても、未知の能力であること。
「蔓・・・便宜上そう呼称しますが、あれを止めたのは、僕の能力の一つで、ECMのように空間内のESPを操作・制限する能力です。」
驚愕する皆本をよそに話を続ける陽。
「その能力を使ってなおあの動き、僕がもう1人いて同じことができるかどうか・・・。」
「となると、未知のテクノロジーの可能性が濃厚だな ところで、あの棘と蔓はどうなったんだ?」
「すいません少し眠くなってきました・・・あの蔓ですか? 僕の能力で、時間ごと空間に封印しました、停止した空間内で超圧縮された重力の嵐にもまれながら物質とエネルギーの間で行き来してるんじゃないですか?」
睡魔に負けうとうとと眠り始める陽。
「え?ちょっとまて陽それって・・・」
皆本さんが何か言ってるようだけど・・・・。
Zzz・・・。