ソードアート・オンライン 《SpecialStory》 作:ЖセイキチЖ
プロローグ
この話はもしもユウキとキリトが《SAO》で出会っていたらという《もしも》の話である。
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俺ーーーー桐々谷和人はこの日をとても待ち遠しにしていた。後30分で待ちに待ったゲームの正式サービスの開始の日だったからだ。
その名は、、、《ソードアート・オンライン 》通称《SAO》
30分程度は暇なのでこのゲームの説明をしよう。
《SAO》とは世界初のVRMMORPGなのである。そして、それを動かすための物がナーヴギアというハードだ。
ナーヴギアの説明は30分程度では終わらないので省略するが、このナーヴギアを使うことで《仮想世界》を実現させた。
俺はこのハードが発売された時は正直とても興奮した。今までの貯金をはたいて買ったのだから。だが、発売当時はとても満足と言えるほどのゲームは存在しなかった。その想いを180度変えるゲームが出た。それが《SAO》だったのだ。このゲームの情報を知った時俺は絶対に買おうとちかった。俺にとって《仮想世界》は憧れだったのだから。
PCで《SAO》の情報を見ている時だ。
1000人のβテストを募集している、という情報を見た。これを見た瞬間にすぐ応募した。当たる確率は相当低いと自分でも分かっていたが、それでもわずかな可能性を信じて応募した。願いが通じたのかなんと、当選したのだ。これはとても嬉しいことだった。やっと体験できると...。1人でニヤニヤしてしまった。
そして、すぐにログインし、俺はすぐにゲームを開始させた。ついに憧れから現実になった今、俺はこのゲームにのめり込んでいった。
ログアウトするのは朝の4時。そこから3時間の睡眠、いや仮眠か...。
学校に行き、足りない睡眠時間を解消。帰ってすぐにログイン.....。
当時はこれの繰り返しだった。学校にいる時間は誰と喋るわけでもなく寝るだけ。全く楽しく無かった。なにより、居場所が無かった。
だが《SAO》では全く違った。俺はソロとして最前線で戦い続け、それを見て周りが声をかけてくれて、居場所ができた気がした。俺はコミュニケーションが得意ではなかった。《仮想世界》ということもあり気軽に話すことができた。それがこのゲームにのめり込んで行った1つの理由かもしれない。
1ヶ月経った時、このゲームのβテストは終了した。
俺は全く満足できなかった。
俺は早く正式サービスが開始されないか、と考えるばかりであった...。
そして、現在に至る。
おっと、《SAO》の説明だけじゃなく、自分の過去も話してしまったよ。ちょっと、話し過ぎたかな。
こんなに話してたら正式サービス開始まで後5分だ。
ワクワクが、手の汗が止まらないな。
βテストの時のあの感覚がもう一度体験できるんだ。そして、あの時よりも早く上の層へ行き、もっと上の世界を見るんだ。
13:00
俺はナーヴギアを被るとこう言った。
「リンクスタート!!」
そう言って、俺は《SAO》にログインした。
ログインしてから2年半。俺が現実世界で目を覚ますことはなかった。
この日から、最悪のデスゲームが始まるのだから…………。
いやー小説というのは難しいですね。
なにより、私の文章力の無さが目立ちますね...。
原型は少し読んでますが、あんまり頭に入ってないです。
次回は本編入りますよー!
誤字脱字、アドバイスして下さると助かります。