世界を巡る者   作:アバルス

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このサブタイトルは何かって?思い付かなかった。ただそれだけだ(真顔)





この世界がファンタジーだった事を忘れていた by刹那

さて皆さん、こんにちは。刹那でーす

 

 

え?何で生きてるのかって?話せば長くなるんだが

 

 

「シェル(にぃ)の肩ぐるまユト大好き!!」

 

「はいはい、ともかく暴れないでよ。バランス崩すと大変だから。」

 

ユトとシェルティスがそんな会話をする中

 

「シェルティス、私ジャンク屋行ってくるからユトの世話お願いね。」

 

エリエ、ヨミに趣味も見た目、性格もそっくりな彼女。強いて言うなら髪の毛が短い

 

 

ん?ああ、すまんすまん。話がそれたな

 

実の事を言えば俺はシェルティス・マグナーイルの二重人格の一人になっている

 

ともかく聞いてくれ事の顛末(てんまつ)を(ポプテピピック感)

 

 

 

 

シェルティスは護士候補生の時に、夜の天結宮(ソフィア)の地下の見回りをしていたんだ。そして地下を歩いていると、突然壁がドアの様に開きそこから複数の別々の色をしたボールが出てきて去っていった。

 

そしてシェルティスはボールが出てきた部屋(恐らくハロだと思われる)に入って中身を見渡せばそこには二機のロボットが立っていた

 

それはお伽噺(とぎばなし)に出てきた一人の少女、そして少女と共に戦い守ったとされる二機のロボットと酷似していた。

 

それ見たシェルティスは驚愕で立ち止まってしまい気がつけば扉は閉じられ出られなくなっている

 

『要請を確認、これよりクアンタムバーストを発動します』

 

機械音で流されるアナウンス

 

機体の背中と胸にホースが取り付けられ機体がエメラルド色に輝き、緑の粒子が部屋を覆った。まともに視界も効かず更には強い風によって部屋の壁に押されまともに動けなかった。

 

 

そしてどれくらいの時間が過ぎたかも分からない、そして気がつけば粒子は消え失せ、何ものなかった様に無音になった

 

 

シェルティスはここが機密扱いの部屋なのかもしれないと思い、部屋を出ようと入って来た壁を見ればスイッチがあった。それを押して扉が開きシェルティスは見なかった事にして異常ないと報告書を提出して部屋で休んだ。

 

 

そして翌朝

 

 

『君は誰だ?』

 

 

その日に俺の意識はシェルティス・マグナーイルの中で目覚めたのだ。その時体の主導権は俺だった様だ

 

 

ん?そうじゃなくてなんでお前の意識があるのかって?

 

結構前にヴェーダの機能でイノベイド。まあ人造人間か、それを作るときに必要になる人格を保存する場所に俺の肉体が消えときに入ったぽい

 

イノベイドは作るつもりはこれぽっちも無いのだか、完全に再現した結果その機能に俺は救われた訳だ。なおヴェーダ内に居たときの意識がない。

 

仮にそうだとしてなんでシェルティスの二重人格になのかって?

 

シェルティスはイノベイターに変革した。何より俺が意識すればヴェーダにアクセス出来る事からそうなったと見るべきだろう。

 

俺は死んだショックでヴェーダ内では意識はなく、シェルティスがイノベイターになって理由は分からないが取りついた事により二重人格なり意識を取り戻したのだ

 

ご都合主義だって?知ってる

 

まあ、そんな感じでそのまま天結宮(ソフィア)内で色々と現世界の情報を整理した。

 

それからシェルティスに俺が正体を明かしてある程時間がたった時に言われた

 

 

「なんで生きていると伝えないの?」

 

その時は

 

『俺は死んでしまった人間だ、死人は蘇らない。それに彼女達は自力で立ち上がった、そしてこの時代を守っている。今更に俺の出る必要はないんだよ』

 

と言いシェルティスを誤魔化した。

 

本音は、そうそうと真実を伝えていると皆がシェルティスを捕まえて襲う気がするんだ(性的に)。分かってる、普通ならそんな事をしないことぐらいは

 

だが皆からすれば死んでもはや千年近く、もう戻ってこないと思った思い人が帰ってきたらどうなるか。愛が重ければ爆発してもおかしくない

 

そして原作の流れを可能な限り壊す訳にはいかないので伝えないでいる。

 

 

『刹那、ちょっといい?』

 

『どうしたシェルティス?』

 

『来週のバーベキューに使う肉を調達するからオススメを探しといてくれない?』

 

『分かった、ところでシェルティスよ。千年前に生きていた俺からしてみればさ、なんで千年以内にドラゴンとかその他の生物とか亜人種とか居るのが普通になってるのか知りたい』

 

『・・・僕に聞かないでよ』

 

『ところで、ドラゴンの肉とか気になるから一狩しないか?ついでに卵とかも。』

 

『まずドラゴンの肉は人が食べるには固いし卵とか取るの大変だから自分でどうにかして入手して』

 

『固いかもしれんが食ったら旨いかもしれないだろ?』

 

『・・・自分でやってくれ』

 

 

 

 

浮遊大陸オービエ・クレア、何故この大陸が浮いているのか。一般人が知るよしもない、簡単に言えば磁石の様な反発する力によって浮いている

 

そんな原作と同じ説明はカットするとして

 

 

今はバーベキューを行う場所に向かっている最中である。

 

エリエがバイクで警報器に引っ掛かっても逃げ切る事をやりとげた。狭い道でもなかったが180の速度を維持しながら曲がりきる彼女のドライブテクニックにはヨミ以上ではなかろうか?

 

こいつ、出来るっ!(戦慄)

 

 

それはさて置き、目的の場所に到着。

 

バイクから降り周りの景色を見る、森が視界に入る。まさしく自然を感じさせる場所だ

 

 

 

 

『シェルティス、分かるか?』

 

『・・・うん、イノベイター。だっけ?それになってなかったら分からなかったと思う。』

 

『幽幻種だな、処理するとして二人にはどう説明する?二人が準備してる間に一瞬でやるか?』

 

『そうしよう、刹那銃を出してくれ。』

 

『はいよー』

 

シェルティスの左手に粒子が集りハンドガンが現れる。これは量子化の技術の転用して量子状態で保存しそれを取り出す。

 

なおこの量子はシェルティスの右手に着けた腕時計に似せた物に入っている。

 

銃を構え

 

パシュ、パシュパシュ

 

極小の音、撃っている本人からも辛うじて聞こえる程だ。そしてすぐに銃を量子化する

 

『三発か、銃の腕は落ちてないな。』

 

『でも調子が良いときには一発で終わるけどね。』

 

『シェルティス、お前の戦闘技術は双剣だけだ。銃の射撃技術は俺を元にしてる。剣がメインだから気にするな。』

 

今の銃は、銃その物にサイレンサー効果を持たせている。一言で言えばサプレッサーが内蔵済みの銃だ

 

 

 

「ちょっとー、シェルティス!!何してんの、とっくに準備始めてるんだけどー!!」

 

「ごめんごめん!今行くから!」

 

 

振り返り彼女達の所に行けば既にバーベキューに使うコンロの準備を始めていた

 

 

 

 

 

 

 

「うんー、食べた食べた!」

 

両腕を伸ばすエリエ

 

「エリエ、野菜もちゃんと食べなよ。ほらユト、口の周り拭くから動かないで」

 

「はーい」

 

実に子供らしい笑顔で返事するユト

 

野菜もちゃんと食べてるわよー!と言う抗議に、肉を食べた量に比べて少ないんだよ。と返しすシェルティス

 

真っ白なテッシュで口元を拭き、拭いたテッシュをゴミ袋へ入れる

 

そして片付けを始める前に少しの違和感を感じた、森は常に色々な音が聞こえる木々の揺れ、川水の音、鳥などの鳴き声。

 

その全てが一瞬に静まった。

 

Oe/ Dia = U xeph cley,(■■、■ …… ■■、)

Di shela (■■■、…… ■…… ■■)

 

その呪詛がシェルティスの耳に入った

 

「エリエ!」

 

シェルティスは何もかも投げ出してエリエを突き飛ばした。

 

ドスンッ!

 

尻餅を着いくエリエ

 

「いったぁ、シェルティス!一体なにを・・・」

 

突然、突き飛ばしたシェルティスに抗議にぶつけるつもりが目の前には紫色の禍禍(まがまが)しい煙があった。

 

 

地面の草は煙に触れた所は白くなって生気を感じさせなかった。

 

そして、その背後の十数メートルの先にはおぞましい四足歩行の獣がいた

 

「う、嘘でしょ・・・なんでここに幽幻種が・・・」

 

あまりにもあり得ない現実に立ち上がる事も出来なかった

 

ゆっくりと確実にユトに近づく

 

「ユト、逃げて!」

 

エリエが叫ぶもユトはただ立っている、そして幽幻種はユトに飛びかかった。

 

 

バンバンバン!!

 

その銃声にと同時に幽幻種の体は吹き飛び、地面に倒れこむと同時に消滅し始める

 

 

「僕の親友に近づくな。」

 

その声の元は紫の煙に呑まれたシェルティスだった。そして両手には銀色の、いや、なんのカラーリングもされてないハンドガンだった。

 

「シェルティス・・・?」

 

エリエは信じられなかった、紫色の煙。それは幽幻種の魔笛

 

一般人が受ければ容易に重症になる物、それを受けて平然としてるシェルティスに驚愕しかなかった。

 

 

「まだ居る。」

 

その言葉と同時に空中から鷹の姿をした幽幻種が爪で襲い掛かるが片手に持ったハンドガンで防ぎ、肘で幽幻種を突き飛ばし銃口を向けて連射する

 

『■■■ーーー!』

 

最後にそんな悲鳴を残して消滅する

 

「二人とも大丈夫?」

 

その消滅を確認したシェルティスは銃を消していつも通りの笑顔で二人に聞いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天結宮(ソフィア)、287階

 

 

 

「疲れた・・・」

 

ユミィ・エル・スフレニクトール

 

淡い金色オブゴールド色の長髪に、愛らしく優しげな顔立ち。可愛いと綺麗の中間、そんな彼女はベットに倒れ込む様に寝転がる

 

『ユミィ、服はちゃんとしないとシワクチャになりますよ』

 

青い機械水晶、ボディがないイリスはユミィに注意する

 

「妖精さんが直してくれるから大丈夫だよ。」

 

『妖精さんではなくサイラさんですよ』

 

 

 

「呼びました?」

 

 

ガチャ、とドアが開き人が入ってくる

 

 

白い肌にエメラルド色の髪と瞳、凛とした顔。スタイルも良くて実に美人の基準の先に居るかの様な人

 

千年もの時間を全部ではないが千年獅や巫女、さらには皇妃の世話も行うロボット。機械なのに人そのもの様に感じる

 

『えぇサイラさん、ユミィが服を直すのは妖精さんて言っていたんですよ。サイラさんが直すのに』

 

「仕方ない事です、巫女の訓練は言葉にするればキツいで済む物ですが、ハッキリ言って死んでもおかしくない訓練ですから。息抜きがしたいんですよ」

 

 

ユミィの脱ぎ捨てた服を直して置く。

 

「ユミィさん、先程レオンさんから話があるらしいです。」

 

その言葉を返す為に体を動かし、座る姿勢になる

 

「はい、メイメル聞きましたから。サイラさん一緒に行ってくれませんか?私、あの職員の方が苦手なので・・・」

 

「ユミィさん、まあ確かに貴方の言うことは納得できますけどハッキリと言うべきですよ。今の私には信頼できる千年獅は居ないと」

 

「それはそうなんですけど・・・」

 

「待っているんですね、彼を」

 

「・・・はい」

 

サイラは、「はぁ」とため息をするも切り替える

 

「その職員の場所は分かってます、避けて通りますから行きましょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

プシュー、と機械音がなる

 

「ごめんレオン、遅そくなって」

 

部屋に入れば、大柄な体格と銀髪に全身が鍛え抜かれた体格が純白のコート()しでも分かる男が待っていた

 

「いや、さほど問題ではない。サイラも来たか」

 

「えぇ、問題ありますか?」

 

「いや、大丈夫だ。」

 

「・・・こんにちは」

 

レオンの近くに立っていた春蕾(シュレン)が頭を下げる。法衣は白と赤の織物(おりもの)に、胸元に紫の帯を着た巫女である。17歳であるが低い身長で幼い容姿、極度の内気が合わさって15歳とも受け取られる

 

「よしよし、春蕾(シュレン)。今回もちゃんと挨拶出来たな。」

 

「うん。」

 

彼女の頭を撫でるレオン、撫でられた彼女は嬉しそうに笑う。実に幸せ空間である

 

「来たわよレオン」

 

「ういっすー。」

 

メイメル、背中をこえて伸びるエメラルド色の長髪は絹糸のようにさらりと流れ灰色の双眸が優しげな眼。細身の長身にドレス風の淡い色合いの法衣を身に着けた女性

 

(ラン)亜麻色(あまいろ)の髪を乱雑に切ったボーイッシュな女性。鮮やかな琥珀(こはく)色の瞳が悪戯っぽく輝き、どこか猫を思わせる顔立ち。服は白のパンツに純白の半袖ジャケットを羽織っただけ

 

その二人も部屋に入る

 

「メイメルも呼んだの?」

 

「ああ、今回のはかなり重要な事が起きた。」

 

そう言ってレオンが皆の前に袋を取り出す、警察の証拠品を入れるのに似た物だ。中に入ってるのは数発の銃弾。なんの変鉄もない物に見える

 

「これを入手した手順を説明する、自然区での幽幻種の反応があった。俺と春蕾(シュレン)はそれに向かった、だがたどり着けば既に幽幻種は消滅し残っていたのは魔笛の残滓(ざんし)だけだった。本来であれば巫女見習いが浄化するがその時は春蕾(シュレン)がやりたいと言ったから浄化した。後は戻るだけ、だが浄化し終えた後春蕾(シュレン)が僅かながら魔笛が残っている場所を感じ取った。」

 

 

 

「感じ取った場所にたどり着き、周りを確認するが魔笛に汚染された場所は見当たらなくどうにか探しだした結果、木の(みき)にこの銃弾が入り込んでいた。そうだ、この銃弾から魔笛が確認された。念の為に言うが浄化などしていない、この銃弾には今も魔笛が付いている」

 

「待てよレオン、魔笛が宿ってるとしてなんで袋や木の幹が無事なんだ?」

 

爛がその疑問をだした

 

「普通ならそうだろ、魔笛はあらゆる物を腐食させるだが」

 

『一つ、たった一つだけ例外があります。』

 

機械水晶のイリスが口にする

 

『シェルティス・マグナーイル、彼の体に宿った魔笛ならその条件に当てはまります』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つまりシェルティスはその穢歌の庭(エデン)に落ちたけど気がついたら浮遊大陸に戻って来ていったて言う事?」

 

「まあそんな感じ、でもそのせいか記憶がないんだ。落ちる前は任務中だったらしいんだけどその時の記憶もない。魔笛の事も分からないんだ」

 

そして現在シェルティスがエリエとユトに説明中である、なお俺はヴェーダとアクセスしてとある機体を開発中である。実はこの機体はシェルティスの二重人格になってから一ヶ月過ぎてから開発し始め数年の時間を掛けてもまだ完成してない機体だ。

 

全部ヴェーダ経由で命令しているのと、サイラとか他の誰かにバレない様に色々と工作してるのも原因だが機体その物も複雑なのだ。まあ、この機体は後々のお楽しみしておこう

 

おいそこ、戦う為の物にお楽しみなどないとか言わない

 

 

「所でシェルティス、あの銃と魔笛の宿った銃弾をどうやって入手したの?」

 

エリエがそう尋ねて来た

 

『シェルティス、ちょっと変われ。俺がどうにか誤魔化す』

 

 

シェルティスの返事を待たずに変わる、ここにはユトが居るのだ。まだバレる訳にはいかない、今ここでバレれば一巻終わり辺りで紗砂やツァリ、サイラが居る最上階に連れ込まれ説教である。

 

「実は、刹那・F・セイエイって言う人から貰ったんだ。いや貰ったと言うよりは研究協力と成果の実験、護身用にって渡されたんだよ。」

 

シェルティスの言葉と違和感が無いように喋る

 

その言葉に瞳を大きくして驚愕している様にしか見えないユト、元から視界に入る様に座っているので目をユトに向ける必要はない。この時ユトに目を向ければ疑われる

 

天結宮(ソフィア)から追放されたの時、彼が僕を数日間彼の住んでいる場所に連れていかれたんだ。食料品と仕事探してやるからちょっと手伝ってくれ。そう言われて気が着けばどこかの自然区の地下へ連れていかれたんだ」

 

 

元よりこの時の為の作り話は銃を使用した時から作り上げた。ミスはないはずだ

 

「その時はショックで放心状態だったから場所も覚えてなくて、なんか変な液体を塗られてそれを回収。翌日に魔笛の宿った銃と銃弾を護身用に持たされるわ、それを量子化して収納するこの腕時計も渡されて次の日は食事を食べ終えたらすぐに市街地でここの店のバイト募集の広告を持たされて追い出されると言う酷い感じだった」

 

エリエは哀れむ様な顔をした

 

「苦労してるわねぇ、所で刹那ってまさかあの太陽炉を作り出したって言う人?」

 

「うん、本人も「太陽炉を作り出した」て言っていたよ。」

 

 

その後色々と話してどうにか会話を終えた

 

 

 

 

 

 

ベットで天井を見るように寝転がるシェルティス

 

『ごめん刹那、僕が銃を使ったばっかりに。』

 

『気にするな、俺の我がままで誤魔化してるだけだ。人の命と引き替えるほど高くない。そう言えばそろそろ、星礼祭(せいれいさい)じゃないか?楽しめよ。』

 

『今日のバーベキューで既に今月の給料が半分ないよ』

 

『最悪、護士の時に貯めていた金使えば問題ないだろ。どうせ年に一度の祭りだ。よっぽどでない限り少しで済むだろう?』

 

 

この大陸の30日が一月、それを12カ月で一年として

27日間祈り、巫女が3日間交代して皇妃が休む。それを繰り返して今日まで人類は生きてきた。そんな話は置いと共に他愛(たわい)ない話をして眠りにつく

 

 

 

 

 

 

再び天結宮(ソフィア)

 

 

 

「なるほど、つまりレオンと渡り合える程の剣士が魔笛を宿して巫女に危害が加える可能から永久追放か。」

 

『えぇ、しかもシェルティスは珍しく双剣をメインにしながら双銃も扱う護士でした』

 

「あのバカは俺がいくら大剣を勧めても拒んだ癖に双剣を使うんだ。一つにすれば技術に磨きが掛かると言うのに。だが、シェルティスは双銃も使えた事から、この魔笛の件も考えれば十中八九シェルティスで間違いない」

 

 

「でも銃を作れるのはこの天結宮(ソフィア)統政庁(とうせいちょう)にしかないはずよ。それを持っている事はつまり、どちらかの内部に彼に協力する人が居るか、私達の知らない生産施設もしくは誰か個人の技術で作り出した。可能性があるとして後者の方が高いわね」

 

メイメルがその考えをだす、たが本人から聞かない以上確信は持てない

 

「ここまでにしよう、他の用事も皆あるだろう。」

 

 

最後にレオンがそう言い、皆が各自の場所へ戻っていく

 

 

「今度どうにかしてアイツに会ってみるか」

 

 

皆が出ていって春蕾が残る中、そう呟いたレオン




取り合えずクアンタムバーストを使用されている理由、天結宮(ソフィア)を運用する為のエネルギー源になっており補充をするために使用された。なお余剰分は部屋に放出している。

シェルティスと刹那を除けばこの世界にイノベイターに変革した者は居ない。こうしないとシェルティスに関わりを持たせる以外の方法が思い付かなかった

それからシェルティスが最後に使った銃は完全に戦闘用である

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