世界を巡る者   作:アバルス

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さあ、6月初の更新です。
今月中に出来ればあと1話は更新したい

そして、アンコールが終わりましたね。
さらに1つの新作も出るとのこと。





機神達の反乱

朝になり、目を覚ます。

 

目の前には黒色の下着を着て、ピッタリと俺から離れない様に抱きついてるサイラが居た。

 

理由は昨日の事だ、サイラに容器の中身を入れる代わりに一回だけだが病院でも下着姿で隣に寝る事になった。

 

現在午前5時だ、病院の職員でも廊下に出てる人はそうそう居ない。

 

昨日ついでに取ってきてもらった俺がいつも着ている服を確認する。

 

長袖のTシャツで胴体の色は青色。

ズボンは黒のジーパンだ、靴は基本的に白だ。

研究所や場所によっては足まで届く白衣を着ている事があるが

 

 

それを確認をして元に戻す、今日の午前には退院するつもりだ。

 

 

さて、10時になるまでに何をするか。

 

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朝食を取り

 

午前8時、凪の部屋に行った

 

「ん?刹那じゃねぇか、どうした俺の部屋に?」

 

「ナノマシンを服用して副作用が出てないかの確認だ。それはともかく、自分の銃を改造してるのか」

 

ブルーシートの上には、いくつもの分解された銃の部品があった

 

「あの剣帝に対して効果のある改造をするんだが、何がいいのか分からなくてな」

 

その事を口にする凪、銃の状態を見る限り分解したばかりだろう。

 

本来は、凪一人で考える事など普通なのだが少し助言するか

 

「俺個人の考えだと銃弾(ひと)(ひと)つの威力を底上げするべきだろうな、連射では当たったとしても反動の事を考えれば威力は低いし、機神の装甲は非難シェルター、とまでは行かなくても、戦車の主砲クラスの威力が必要だな。」

 

「戦車って、確か人間同士の戦争していた頃に作られた兵器だったよな」

 

「そうだ、だが知っての通り戦車よりもアンドロイドが使えるから戦車の必要性は限りなく無くなった。まあ、アンドロイドを作れない小国は今も運用してるだろうが。」

 

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その後、他に改良できるであろう場所を教え、部屋を出ていった。

 

「ん?」

 

 

適当に病院内を歩いて居ると、曲がり角で顔をだけを出し、道の先にある何かを見ている一人の青年後ろ姿が目に入った。

 

それは間違いなく、凪のクラスメイトであり男子のリーダー的な人物、皆からは、いいんちょと呼ばれてる。

 

 

そして、彼の視線の先には一人の幼女が居る。年齢は小学生だろう、その子はいいんちょ視線に気づいてるし怯えている

 

 

しまった、こいつロリコンだった(汗)

 

 

 

 

 

 

 

だがいいんちょよ、幼女に怯えてさせた罪は重いぞ?

 

つまる所、幼女を怯えさせる悪は滅ぼすべし、慈悲はない(保護者的感覚)

 

 

 

首閉め柔道CQC!!

 

 

 

 

安心しろ、峰打(みねう)ちだ(適当)

 

 

はいそこ、首閉めに峰打ちなんてないとか言わない

 

 

部屋が近かったので凪の部屋に入れといた。(正確には投げ入れた)凪にこの事を話すと

 

 

「このロリコン(バカ)は警察に出しとけよ」

 

 

と言っていた。

 

いくら性癖が酷いからってクラスメイトだからもう少し大切にしろよ...

 

だが、凪が言っている事には納得した。

 

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それからまた時間は過ぎ、今は紗砂の愚痴(ぐち)を聞いていた。

 

 

「本当に疲れるわ、上は色々考えて過ぎなのよ。ここまで追い込まれてるのに国の秘密や幽幻種に全く関係ない物も隠したり。」

 

「仕方ないさ、色々考えるのが政治家でそれが仕事だ。」

 

ベットに座る俺の上に乗る紗々の頭を撫でる

 

それと紗砂からいい香りがする、髪が濡れてる事からシャワーを浴びた直後なのだろう。

 

一応言っておくが俺は変態ではない、ただ美少女や美女がイケるだけだ。

 

さすがに小学生には手を出さんぞ?

 

 

「ねぇ刹那」

 

「どうした紗砂?」

 

「貴方は私が究極結界を発動してからどうするの?」

 

「そこは一才考えてない、紗々、未来を見ることも大事だが今を乗り越えないと意味はないだろ?」

 

「・・・そうだったわね、ごめんなさい刹那。」

 

「別に謝る事でもないさ。ほら、そろそろ時間だろ?」

 

「そうね、刹那また聞いてくれる?」

 

膝の上から降りてから振り向き聞いてくる

 

「当たり前だろ、何時でも来てくれ」

 

「ありがとう」

 

その時に見せた笑顔に俺は不意にドキッ、としてしまった。

 

そして紗々が出ていった後、N因子による認識速度の変化を試した。

 

水を入れたコップを思いっきり上へ持ち上げる。エネルギーの関係上により水は空中に飛び出す

 

その瞬間に俺は認識速度加速させた。

 

素の状態でそれなりに見える為、10倍で試す

 

落下してくる水をコップで受け止める。そして取りこぼした水は数滴だけだった

 

 

 

さて、ここで一つの話をしよう、何故俺がN因子を体内に投与したのか

 

理由は短時間で作れてすぐさま効果を発動できるからだ

 

それと本当に今更だがサイレン読んどけば良かった、と後悔してる

 

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それから時間はとび、今はヨミを司令部に送る飛行機に乗っている。えっ、展開が早すぎるって?作者に言え

 

作者「これ以上の病院で話を進めたら時間が掛かりすぎるので、カットです」

 

凪とシオンの戦闘は原作の通り起きてる。むろんミカエルも参加した様だ

 

紗砂?最悪の状態を危惧して上から許可が出て普通に乗っている、ツァリも含めて。

 

空いている時間にはダブルオークアンタを設計する、そろそろ時間が無くなる頃だし。

 

ダブルオーライザーは飛行機の客室に置いてある、物凄く邪魔だが...

 

それとついでに乗ってきた凪のクラスメイトのミカエル、シィ、ロリコン(いいんちょ)には俺の事を話した、無論、最高機密だから他には話すなとは言ってある。

 

 

最高機密をそんな簡単に言っていいのかって?

知らんな(真顔)

 

 

 

ツァリは最初、引っ付いてくるかと思ったが全く来ないイリスと話しているか?

 

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普通であれば飛んでいる飛行機の甲板に居れば飛ばされるが、銀色の髪をたなびかせながら座り込むイリス、その後ろから近付くツァリ

 

「珍しいな、あれほどご主人様に執着しているお前がこんな場所で気を落としているとは。」

 

「ツァリ.....」

 

 

 

「悩んでいるのか、凪とお前の関係に。」

 

「私は機械です、機械は泣く事ができません。」

 

「泣く事を望むか、いい事だけではないだろう?」

 

「不意であったとは言え、凪が剣帝と戦った後にシィが心配して顔を真っ赤に泣きはらいしていました、凪の事を心配してそれが初めてでした。」

 

「泣くことに行為に意味を感じたのかる?」

 

「顔を泣きはしたシィの後で、私も凪の事を心配したつもりです。だけど、シィのように涙が出るわけじゃない。」

 

「聞きたいな、お前の考える人間と機械の差とは何か」

 

「ヨミの受け売りです。そう考えるのは、私に心と呼ぶべきものが芽生えてるからだと。あなたのソレがこれから枯れることなく成長し、花を咲かせることがあるなら、私もシィと同じことができるかもしれないと」

 

イリスは自分の機械水晶を生みこまれた胸に手をあてる

 

「でも人が心と呼ぶものは実態がないものでしょう?機会に心が芽生えて成長したかなんて確かめようがない。どんな返事をすればいいのか分からないままで、ですが今、この場所に来て何かを掴んだ気がしました」

 

「お前が心の実在を感じられる方法か?」

 

「泣くというのは感情の高ぶりから生まれると聞きました。そして涙は私だって見ることができます。なら、私が泣く事ができるなら」

 

機械(おまえ)にも心があると言える。見えざるものの実在を証明できるというわけか」

 

機械()主人()を思うこの気持ちの正体は、なんでしょう)

 

イリス考える

 

(あるじ)であるとインプットされた事による初期機能?人間に尽くすように家政婦(メイド)用のAIを組み込まれたから?それとも、機械である私が本当に凪の事を...)

 

 

「私が凪を(した)う気持ちは、何が根底にあるのでしょうか」

 

「それは分からないさ、だが何を根底にしたいのかという問いであるならば、お前の中で答えはとっくに出ているだろう?」

 

風で目にかかった前髪を振り払うツァリ

 

「お前の言う『心』の内より生まれる感情だ。それとも迷っているのか?」

 

「だって...私は機械です!機械が・・・恋をするとか、愛しているとか・・・その言葉が重すぎることくらい、知っています」

 

気づけばイリスは声を大きくしていた

 

 

人ならざる身で人に恋をする。それが人間社会でも、そして()自身にとってもどれ程大きな障害となりえることか

 

「イリスさん、確かに私達に愛と言う言葉は重すぎるかも知れません。ですが、それを乗り越えられる力こそ、愛なんです」

 

ツァリの後ろからサイラが表れイリスに近づき、そして隣に座る

 

「サイラさん...」

 

「イリスさん、貴方が一番恐れているのは、その気持ちを伝えて凪さんに迷惑にならないか。私も刹那の事を好きとを気づいて、必死に考えました。でも結局は答えがでず、いつまにか刹那に告白してました。そしてある日、刹那に尋ねたんです。機械である私を受け入れてくれたのか、こう答えたんです」

 

 

『サイラ、君は十分に人に、いや、人らしい心を持っている。つまり、体は機械でも心は人だ。そして君は女の子だ、サイラが尽くしてくれる俺も幸せだ』

 

 

「そんな言葉を言われた尚更(なおさら)好きになるに決まってます、てっ、すいません脱線してました。とにかく、当たって砕けろです!一回でダメなら何度も挑戦するんです!」

 

イリスの両手を掴んで強く言うサイラ

 

「心の実在証明。愛の実在証明。誰一人、それに明確な答えを見つけた者はいないだろう。人間でさえ皆無(かいむ)というのに、ましてや機械の身でそれを()そうなどと」

 

そうツァリが語りかける、その言葉を聞いて二人はツァリを見る

 

「だがお前は、いや、お前達は証明してみせたじゃないか」

 

その顔は、これまでのどこか不敵なものでなく、慈愛(じあい)さえ感じられるほど優しく、そして美しかった。

 

 

「イリス、お前が()を心配し、()を思う。それを愛と言わずに何を愛と言うのだ(・・・・・・・・・・・・・・・・・)?」

 

その言葉にイリスは目を見開いていた

 

「さて、私は刹那の所へ行く。彼に甘えたいしな」

 

そうして強風、と言うレベルでないのに平然と機内に戻っていく。

 

どうやって入ったのかは、触れてはいけない...

 

 

「サイラさん、ありがとうございます。貴方やツァリのおかげで悩みが振り切れました」

 

「そうであるなら私も嬉しいです」

 

サイラが見せるその顔は、子供の成長に喜ぶ親の笑顔のように優しかった

 

 

 

だがその空気を壊すかのように、飛行機が急上昇した。

 

「中に戻って状況を確認しましょう」

 

「はい!」

 

 

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そして少し時間を巻き戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣の部屋からシィといいんちょの言い争いを聞き流しながらパソコンでクアンタの設計をする

 

「刹那、クアンタてどれくらいダブルオーライザーの差があるの?」

 

ソファーの感触にに近いイスに体を預けてるヨミが聞いてくる

 

「現場、単純な物でも10倍以上は確定です。トランザム時の出力は1割で地上からビームサーベルで月を両断できるくらいのあります」

 

「「え?」」

 

ヨミと紗々が目を見開いている

 

「ビームの太さが銃弾並ならです。それにダブルオーライザーも完全出力なら月の大きさを飲み込めるぐらいのビーム出せますよ?」

 

「それ普通に強すぎでしょ...」

 

「さすが機神でもそんなの喰らったら普通に蒸発するわね...」

 

そんな事を話していると急に体に重力がかかる

 

「操縦席、何があった?」

 

『管制塔から上昇しろと指令がありました。状況は下を見てもらった方がわかると思います』

 

室内にある窓から下を確認した、そこは

 

「反乱か・・・」

 

帝都の街が燃えていた

 

「刹那!」

 

凪がドアを勢いよく開けて入ってくる

 

「状況は理解している、操縦席聞こえるか?これから俺は降下ため非常口から出る。ドアを開けても大丈夫なように姿勢や高度にしてくれ」

 

『わ、わかりました!』

 

「てっ事で、降下するぞ。俺はダブルオーライザーだから機体に乗ったらすぐ降下する」

 

「そうか、ならば我々が一番最初に降りるか」

 

 

ツァリが非常口を開ける、その脇腹には両手両足を全力で暴れる紗砂を抱えて

 

「ちょっと!?私が高所恐怖症って知ってるでしょ!?それも何、高度数千メートルからパラシュートもなしに自由落下!?やめて普通に死ぬ、私聖女だからまだ死ぬわけには!」

 

「お嬢、つべこべ言わずに行くぞ。」

 

「刹那助け!」

 

そう言い切る落下して行った

 

「サイラはイリスと一緒に行動してくれ、俺は紗砂とツァリの所へ向かう」

 

「分かりました、武運を刹那。」

 

 

そして俺は降下した。

 

ブースターによる加速でツァリ達を追い越し、そしてツァリ達と同じ落下速度になるように調整する

 

「こっちに来るか紗々」

 

手を伸ばす

 

「行くに決まってるじゃない‼」

 

手を伸ばす紗砂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺の手を取ったのはツァリ(・・・)だった

 

 

「え?ちょっとツァリ?何をって、いやぁぁぁぁ!?」

 

まるで投げたかのように(・・・・・・・・・・・)紗砂の落下速度が一気に加速した。無論ツァリは紗砂から手を離してる

 

「なんて事をしてくれるんだお前は!?」

 

「すまない、紗砂に嫉妬してしまって...」

 

顔を赤くして、そっぽを見るツァリ

 

この状態でデレても喜べねぇよ。

 

「もう背中に捕まってろ!」

 

ブースターの出力を上げて紗砂に近付く。

 

「おい、紗々大丈夫か!」

 

紗砂を両腕で持ち、問いかけるが返事がない。高所恐怖症であり、投げた飛ばされた為に気を失っているようだ

 

それから先の加速で空中で止まる事は出来なくなった。俺一人であれば問題ないが紗砂を両腕で持っている、一気にブースターを使えば体に数倍以上の重さが襲う。

 

ツァリ?人外だから大丈夫だろ

 

ともかく、ブースターを地面に向けて噴射。さらに両足のかかとを地面に着けて落下エネルギーを分散する。

 

機体の装甲と地面のコンクリートが削り合う音に火花ををたてながら減速していく

 

速度を完全に殺し、垂直に立つ

 

「ツァリ、もしも紗砂を助けられなかったら、どうするんだ?」

 

「そんな事、作者が許すはず無いだろう、そうなったら原作崩壊するぞ」

 

「おう、メタ発言やめい」

 

ツッコミを入れ、紗砂を起こす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死ぬかと思ったわ...」

 

紗砂を起こして少し時間がたって、そう口にする。

 

「紗砂、俺は一人で一体の機神を捕まえるつもりだ。二人はどうする?」

 

「私はお嬢の指示に従う」

 

「なら私とツァリで一体の機神を捕まえましょう、私達二人なら一体捕まえるぐらい余裕よ。移動は面倒だけど戦闘はすぐに終わるわ。」

 

「分かった、俺は一番遠い機神の所へ行く」

 

そう告げ、空を飛んだ




なんか後ろから殺意を向けられてる気がする(ツァリ&サイラ)



さて今回かなり飛ばした(病院時の事)のは書いた通り、時間がかかり過ぎるからです。

誰もグダグダで大して進まない話に興味はないでしょうし


それと更新する前に評価を確認したら、星2が一つ、ついてました。その分のまだ改良出来るて事でしょう(駄文だし、他にも心当りめっちゃある)

これからも遅くても更新していくのでよろしくお願いしすm(__)m

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