世界を巡る者   作:アバルス

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お待たせしました。何とかギリギリですかね?
今回、紗々の視点を上手く書けたのか微妙です

それと前は言いませんでしたけど世界の終わりのアンコール次で終わりですね。

悲しいなー(´;ω;`)

そして細音啓先生がツイッターで新作発表、その名は
ジャガジャン!(何でも鑑定団風)


キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦


それとお願いですから二つで一つのQRコードにしないで下さい、読み込むのにめっちゃ苦労した(´;ω;`)

刹那(それをここで言う事に意味がないと気づけよ...)


俺の戦う理由、そして聖女との約束

知らない天井だ、

 

 

 

てっ、言うわけ無いだろ。深夜にも見たし

 

 

ベットから上半身を起き上げる

 

 

なんて事はさて置き、寝ていた時に見たアマデウスの事はしっかりと覚えている。

 

最後に言った事も

 

 

 

 

 

 

 

 

『さらばだ、いつかまた会おう。そして頼んだぞ、本来の未来を守れるのは、刹那・F・セイエイお前だけだ』

 

 

 

 

 

 

本来の、あるべき未来を守れるのは俺だけと言った。

つまりは、もはや俺以外変える人間が存在しないと言う事だ。

 

なら、可能な限り戦力を増やす他に無いだろ。

 

 

そうとなれば、GNドライヴ搭載型アンドロイドの大量に生産、それとマグナと紫苑をどうにかして最終決戦までには味方、または指示を聞いてくれるように仲間にしよう。

 

まず移動する事が出来ないようにする、方法は結構前から確保しているから問題ない。

 

 

後はツインドライヴを完全に制御出来る機体を作る事か

 

 

今のダブルオーライザーは余りのGN粒子の生産量に使える粒子を使用せず外にブースターの使用と同時に放出している。何故回収しないのかって?

 

簡単に言えば、水がドバドバでる水道があるとしよう。これをツインドライヴから生産される粒子と例えよう

 

ペットボトルを用意する、このペットボトルの容量がダブルオーライザーの粒子貯蔵可能量だとする

 

そしてそのペットボトルの底に穴が少し空いてる。この穴をダブルオーライザーが一定時間で使用できる粒子量だとする。そしてペットボトルの口は水道の蛇口より小さい、と考えると分かるかな?

 

簡単に言えば、エネルギーを完全に回収出来ていないからだ。これ以上の粒子を回収し完全に使える様にするには、機体その物を大きくするかツインドライヴ前提の太陽炉を作る他ない。強引にしてしまえば、それが原因で爆発してもおかしくない。

機神と同等以上の性能を発揮できる動力炉が爆発したらやばいだろJK(常識的に考えて)

 

 

 

 

もぞもぞ

 

 

 

ん?

 

 

 

ベットで上半身を持ち上げてる状態だが、足の所で毛布が動いた。

 

 

バッ!と、毛布が中から何かが出てきた、そこには

 

「おはよう刹兄ぃ!怪我は治った?」

 

黒髪のツインテールにピンク色の長袖、そして黒色のスカートを身につけたユトが居た

 

「ユト、ここ病院だから大声だすとダメだぞ」

 

そう言いつつ頭をなでる

 

「うん、分かった!でさぁ、刹兄ぃ遊べる?」

 

「あー、どうなんだろうか。体が痛かったら遊ぶのは」

 

 

と、腕などを動かしたり上半身の左右に動かす

 

 

あれ?痛みが全くないぞ?

 

「どうしたの?」

 

自分の腕や体を見ているとユトが頭をまげて聞いてくる

 

「いや、ちょっとユト、ベットから降りるからどいてくれないか?」

 

「はーい」

 

ユトが下りた後、俺も足を地面に着け立つ。

 

服は薄緑色の患者服で秋に近いせいか、長袖である

 

「ここまでの回復力はなかったはずなんだが」

 

恐らく、傷が体内での毛細血管の損傷だけだったから速く治ったのか?

 

そう思っていると部屋の扉が開く

 

「おはようございます刹那」

 

「体は大丈夫かしら、刹那?」

 

そうして入ってくサイラと紗々、紗々は俺と同じ患者服を着ている。肌が見えるとこには所々、包帯が見えた

 

 

「って、どうしてユトがここに居るの!?」

 

と、紗々が驚く

 

「どうしてそんなに驚くんですか?」

 

「そう言えば、サイラと刹那知らなかったわね」

 

いや俺は知ってるんだが・・・

だが、そうなると少し(?)怪しまれるから黙っておこう

 

 

「ユトは、ツァリと同一人物なの。私も詳しい事は分からないけどユトとツァリの意識が同時にあるらしいのよ」

 

「そんな、こんな無邪気な子があんな酷い大人になるなんて!?」

 

さりげなくツァリをディスるサイラ

 

それなりに人間に近く染まっているな...ダメな方で

 

「何かと酷い言いがかりだな、お前のご主人様がいる目の前でいいのか?」

 

そしていつの間にかユトがツァリになっていた。服装?何故かエデン編と同じ事に触れたら負けだと思います

 

「いきなり出てきた貴方に私のご主人様であり、初恋の人を奪わせる訳にはいきません!」

 

「落ち着きなさいサイラ、ここで暴れたら色々と問題しか起きないから」

 

ここは病院だからな、暴れるのは良くない。

 

「それから刹那に聞きたい事があるの」

 

「俺が答えられる物なら何でもいいぞ」

 

「...今更だけど、怪我なんて無かった様に動けるのよね。まあそれは置いといてヨミの所に行くわよ」

 

「何でヨミさんの所に?」

 

「ヨミの意識が戻って話す事が出来るからよ、それに二人に同時に聞いたら効率がいいし」

 

「ヨミさんも既に意識が戻ったのか」

 

 

おかしい、原作ならもう少し後に意識を取り戻すはずなんだが。

 

俺の作ったナノマシンが想像以上に働いてる事しか考えられない。後は副作用が出ない事を祈るぐらいか

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

自分の病室から出て、ヨミさんが居る病室へ向かう

 

7時前のせいか、通路にはほとんど人がいない。元々このエリアは重症患者や重い病気などの人達が入る場所だ

 

 

ツァリ?また一瞬にしてユトに変わって今は俺が肩車してる

 

さて、この事は置いといてヨミさんの部屋に入る。原作と同じで部屋に値段が高そうな机に絵や花瓶などもあり豪華だった

 

「おっはー刹那、その様子だと体は大丈夫みたいね」

 

背中の部分を自由に角度に変えられるベットで軽くだが上半身を上げている

 

「ヨミさんも話せるぐらいには回復したんですね」

 

「えぇ、でも見ての通りこんな状態よ。あーあ、これじゃあ好きな機械いじりができないわよ」

 

と両手を上げ困ったという感じな表情だ

 

「そんな事を言わずにおとなしくしない。まだ完治してないだから」

 

と紗々が言う

 

「はいはい、分かったわよ。それよりも話したい事があるでしょ?」

 

「そうよ、おもに刹那に対してだけど」

 

ヨミさんと紗々が話してる間にサイラが椅子を用意する

 

俺と紗々は椅子に座り、ユトが俺の上に乗っかる

 

「刹那、あなたがマグナと戦っていた時に機体が突然赤くなって、瞬間移動したあれは何なの?」

 

俺の上に座るユトの頭をなでながら答える

 

「機体が赤くなった理由は特殊システムを使ったからだ」

 

「特殊システム?」

 

「トランザムシステム、機体内部に貯蔵されたGN粒子を全面開放する事ににより、本来の性能の3倍以上の性能を発揮することができる。それがマグナと戦った時に使ったシステムだ。瞬間移動したのは量子化という現象だ、分かる通り瞬間移動だ」

 

「どうしてそれ言わなかったの?」

 

「簡単だ。今は問題ないだろうが、何かしらの理由で人同士が戦った時にそんなシステムがあれば今でもかなり危険なのに更に危険なるのが目に見えてるからな」

 

「そうよねぇ、動力炉だけで機神と同等の性能を出せる時点でかなり危険なのよ。」

 

ヨミさんも口をだす

 

「それとマグナと戦う前、虹色の光を見たか?俺がやった事だが」

 

「私とツァリがゴーストと戦って時に見たわ、戦ってるはずなのに心が安らいだ気がしたわ」

 

「あの光?私も移動してる時に見たわよ。綺麗だったわね、一時的にまるで夜の星空を見ている気分になったりしたわ。てっ、なんで皆驚いたような顔をしてるの?」

 

「いや、だってヨミが夜の星空を見る性格だと思わないでしょ?」

 

紗々は俺に問いかける

 

「俺からしてみれば星空を見る暇があるなら、機械いじりをしてると思ってましたし。」

 

「私もそう思ってました。」

 

俺に続いてサイラも言う

 

「うぅ、酷いけど確かにほとんど機械いじりしてるから、反論出来ない...」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ある程度話していると看護婦がヨミさんの体調チェックしに訪れ俺達は部屋から出ていった。

 

ユトは用事があると言い、サイラはホテルの掃除や研究所に誰か来ていなか確認しに行った。

 

ユトは用事と言うよりもツァリの用事だと思うが。

 

そして俺は自分の部屋に戻ってきた、紗々も居るけど。

 

「それで、二人っきりで話したい事て何だ?」

 

俺はベットに腰掛け、紗々は椅子に座る

 

流石に愛の告白はないと思いたい。これ以上行くと完全なラノベ主人公になる。

 

...それに酒に酔っていたとはいえ、ヨミさんが好きと受け取ってもおかしくない言葉を言われたし。俺はいつから女殺し(恋愛の意味で)なったんだ?

ヨミさんは、翌日には忘れてたけど

 

 

「私は貴方がどうして、この世界で戦うのかが分からないの。」

 

紗々は自分左手を胸に当て、俺を両目で見る

 

「貴方の世界で影響がでるならまだわかるけど、教えて貴方がどうして戦うのか」

 

その問いに俺の考えは止まっていた。そのはずなのに不思議と口が動く

 

「俺が戦う理由?強いて言うならアマリリスに頼まれたからだ。」

 

「断ろうとは思わなったの?平和に暮らしていた貴方が突然戦いに行く事になって何も疑問に思わなかったの?」

 

「アマリリスはこれは誰かがやらなければならない事だと言った。ならやるしかないだろ、運命は望んでも望まなくても来る物だと俺は割り切っている」

 

そう、まるで作品の主人公がそうであるように平和を望もうとそうで無かろうと降りかかる物だと。

 

「...貴方は強いのね、私は生まれてずっとエルマニア教界で修行してたわ。親の顔も名前も知らず、ずっと修行をしてた。けどある日、修行が嫌になって出て行ったの。行く所も無く夜道を走り続けてある人に会ったの、シャオて言う人に。その人は私を(かくま)ってくれたの、私は打ち明けたわ今まで修行や苦しかった事を全部。そしたらシャオはこう言ったわ「なら君がしたい事は何だい?」って、私はそれに答えられなかった。そして私はただ聖女と言う役柄に嫌気になっていた事を理解したの。」

 

紗々は胸に当てた手をおろし、目を伏せ、その目からは涙がこぼれ落ちていた

 

「彼が始めてだった、私の苦しみや愚痴をしっかりと聞いて、私の質問にもちゃんと返して貰った。もちろん意見が食い違って真逆の回答もあったけど別れる時には感謝しか無かった、それに私の名付け親にもなってくれたの。彼と会わなかったら私は人らしい感情は無かったて思うの。」

 

「紗々、誰だって心の中にある物を吐き出さないとその内、いつか負担に限界が来て倒れるんだ。仮に倒れなかったとしても精神に大きな負担が常に掛かる。君にはシャオ以外に話した事があるか?」

 

「無いわ、ヨミやツァリが居たけどお互い一緒に居られる時間は少ないし、エデンプロジェクトの方を優先しないといけなかったから。」

 

彼女は本当にシャオと言う人物にどれ程救われたのだろう、と俺は思った

 

「なら紗々、俺が君の話に付き合おう。愚痴でも嫌いな事、質問も言えばいい」

 

すると紗々は、えっ?という顔をして俺を見ていた

 

「ど、どうしてよ、貴方には何も関係ないし、理由もないでしょ?」

 

俺はいつの間にか笑顔でこう言っていた

 

「言っただろ?人は吐き出さないといつかは壊れる。君が世界を救うのなら、俺は君を救おう」

 

そう言うと紗々は椅子に座った状態から突然俺の腹部に抱きついてきた。そしてこう言う

 

「なら、本当に、私を救いなさいよ刹那」

 

「あぁ、約束する」

 

俺は彼女の頭を撫でながらそう答えた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

始めてだった

 

「君が世界を救うのなら、俺は君を救おう」

 

こんな事を言ってくれた人が居るんだと始めて知った。

私は今まで聖女として崇められてきた

 

同等の関係であるヨミやツァリはパートナーの様な感じだったし凪はダメな家政婦(イリス)を守り、イリスはご主人様()を守るそれがあの二人が戦っている理由。

 

 

私はただ周りに言われるがまま聖女になった。シャオに会わなかったら私はこの世界に生きる価値を見出だせなかった

 

 

今思い出してみれば、刹那に始めて会った時はホルン海岸の近くの駅、元々はイリスを手に入れる為に怪しまれるのを少しでも減らす為だった。

 

そして生れて始めて海を見た、輝きながら波打つ水、砂浜には色んな貝殻に所々にある出店、そして多くの人が

笑っていた。

 

 

あの時が私が一番、自由でそして気楽だったのを覚えている。そして海で溺れた所を刹那が助けてくれた、思い出してくれば私は既に彼にいくつも救われてるのね

 

あの時だってそうだった。私が凪から無理矢理イリスを強奪した時に刹那にこの行為が正しかったのかを聞いた時に言った

 

 

『それは人それぞれだ。だが、君は決めただろ?例え誰かに恨まれても世界を救う。と、なら最後まで貫け。君に希望を託してくれた人達の為にも。』

 

 

 

この人なら本当に私を救ってくれる。そう思った、だから

 

「なら、本当に、私を救いなさいよ刹那」

 

「あぁ、約束する」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

何であんな事を言ったのだろう。と、俺の頭を悩ませた

 

それに紗々に戦う理由を問われた時に答えた内容、あれも事実だが最初は主人公達の役立ったり、共に戦う事に憧れをが合ったから軽い気持ちやこんな凄い機体を作りたい的な事が最初だった

 

 

だが、この世界の人達と話していくにつれて理解した。いや、俺が目を背けていたんだ。

 

俺からしてみればこの世界は、不完全性機関イリスと言う作品の中だが、この世界の人達からしてみればこの世界が彼らの現実だと。

 

今はそんな事はないが。

 

 

 

 

 

だが!それよりも、さっきヤバイ事をしてしまった!

 

 

紗々が泣き出した時、俺が言った事が全部ヤバイ。

 

いやね、アニメとか多くの作品を見てきた為か泣いている女性には、慰めをしないと行けない気がしてあんな感じの言葉を言ってしまったんだ!

 

今は居ないが紗々が出ていってから俺は内心こう叫んだ

 

 

中二病か俺は!?

 

 

本来の意味とは全く違うが何故あんな言葉が出てきたのかと少し前の自分に問い詰めたい

 

てっ、待てよ?

 

 

女性の悩みを聞く→仲がよく、それなりに顔が良い男が慰める→泣きながら甘えてくる→大体のエロゲーなら将来結婚、もしくはメインヒロイン確定→紗々の行動や聖女としての身分、周りの状態を照らし合わせると(作者独自の視点です)

 

 

あっ(察し)

 

 

作者「やったな刹那、メインヒロインは確定だぞ。喜べよ(愉悦(ゆえつ))」

 

...こんな事を考える暇があるなら次にマグナと戦う為の対策を考えないと、どうにかしてマグナと同等の反射神経をしないと勝てる見込みはない。

 

ヴェーダにアクセスして対策を考えるか

 

作者「今度は無視か(´・ω・)」

 







えっ、メインヒロイン確定したって?

何を言ってるですか、あんなの冗談に決まってるでしょ?

サイラやツァリ頑張り次第だと代わりにますよ当然(背後に居る二人からは全力で目をそらし)

誤文字、おかしい所があればご指摘お願いしますm(__)m

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