世界を巡る者   作:アバルス

14 / 43
気が付いたら約一ヶ月遅くなった(汗
今回の話でキャラの思考を考えてたら遅くなるのが自分の特性←そんな特性要らんわ!
では、どうぞ( ̄∇ ̄)ノシ


疑似太陽炉の制作

(眠い・・・そして暑い)

 

起きて最初にそう思った

少し暑い、クーラーに切りタイマーを着けてたけ?

リモコンを探しに手を動かす

ふよん、と柔らかい感触に触れる。

 

(柔らかい、しかも冷たい)

 

だが、今は寝起きのため少し頭が働かない。

従って俺はその冷たい物を欲望のまま自分の顔に押し付ける

 

「ん、刹那」

 

と、そんな声が聞こえ、目を開けるとサイラが居た。

 

いや正確な事を言うと、先ほど顔に押し付けていたのは、サイラの胸だった。

しかも姿が黒い下着だけだった。

別にいやらし物ではなく、普通の下着が黒いだけだ。しかしアンドロイドと言えど人間と似せてるため、色気がとてつもない。寝起きでなければもしかしたら襲ってたかもしれない(性的な意味で←「おい、止めろRー18になっちまう」作者)

 

「あ、おはようございます。刹那」

 

俺が起きた事に気づくとそう返した。

 

「おはようサイラ。早速で悪いんだが下着姿で添い寝した理由を教えてくれないか?」

 

上半身を上げる、サイラも起き上がり向かい合う

 

「えーと、ヨミにどうすれば・・・その・・・私が刹那を好きだって気付いてくれるかって」

 

急に涙目になるサイラ

「サ、サイラ?」

 

流石にいきなり泣き目になっては、どうしたら良いのか分からない。

 

「だって、だって私はアンドロイドで、刹那は人間です!人とアンドロイドは違います。心も、生きていける寿命も、ましては機械である私が恋をするなんておかしいじゃないですか・・・」

 

自分の胸に手をあて、大粒の涙を流しながら続けて口にする

「私は、怖いです。日常を過ごしてく間に刹那が老いていなくなるのが・・・」

 

・・・そうか、サイラはイリスと同じでメンテナンスが出来れば千年以上生きられるからか。

 

悲しだろうな。

俺もつい最近(てか昨日)サイラの好意に気づいたが。

 

大切な人が居なくなっても自分が自然と死ねない事に。

次の瞬間、俺は、ある行動をしていた

 

「せ、刹那・・・?」

 

サイラを抱きしめた。

 

「サイラ、確かにいつかはそうなるかもしれない。けどそれは遠い未来だ。今の俺達は、今を生きてる。サイラが言った未来は世界に幽幻種がいなくなってからだ。」

 

俺はそう答え、サイラを強く抱き締める

 

「刹那・・・、そうですね。まずそれが終わってからでも遅くないですよね」

 

互いの顔を向き合いキスが出来るほど近づいていた。瞬間

 

バタン!

と部屋の扉が強く開いた

 

「ねぇ二人とも朝ごはん作ってくれない?私お腹減って倒れそうと言うか既にたおれ・・・」

 

扉から勢い良く倒れて来たヨミさん。そして見つめあう三人

 

「「「・・・」」」

 

そして無言の数秒が過ぎる

 

「あー、サイラごめん、忘れてた。」

 

頭をポリポリと掻きながらヨミさんが喋る

「そ、それじゃ、ご飯早くしてよ?」

 

そしてすぐさま立ちあがり、部屋から撤退するヨミさん

 

「「・・・」」

 

見つめあう俺とサイラ

 

「・・・取り合えず、服着ようか」

 

「・・・ですね」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「やっぱり美味しい!もう乾パンだけに戻れないわ!」

 

そう言い、朝食のサンドイッチをバクバク食べるヨミさん

 

「ヨミさんそんな勢いで食べてたら喉に詰まりますよ?」

 

「大丈夫よ。このぐらい」

 

フラグか? と内心思う俺である

 

「はい、刹那の分もできましたよ。」

 

そうして、俺の前にサンドイッチを置き、俺の近くの椅子に座るサイラ

 

「刹那、あーん」

 

と俺の口へ持ってくる

 

こうゆう系は勝てないだろうな

 

ラノベでこう言うシーンは大抵は男が勝てない。従うしかない

そしてパクりと食べる。すると

 

「ねぇ刹那、疑似太陽炉の方はどう?」

 

いつの間にか自分のサンドイッチを食べ終わったヨミさん

 

「素材の方は、決まりました。後は実際に作るだけです」

 

ヨミさんはふーんと返し、サイラを見る

 

「その様子だと、サイラは刹那に告白出来たみたいね」

 

悪い笑みを浮かべるヨミさん

 

「ヨミ!?な、何を言うですか!?」

 

顔を真っ赤にして叫ぶサイラ

 

「またまた、恥ずかしさを押さえないと次への過程へは、行けないわよ?」

 

何か時間がもったいない気がするため、サンドイッチを食べ終り、その後の二人気付かれないように、自然と部屋を出た。サイラの告白の返事?

・・・とてつもないほど返しにくい

前世(てか、一回死んだのかは分からない)では、恋しなかったから、どんな感情か分からないんだよな・・・

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

数時間後

 

「疑似太陽炉の制作は、成功したが・・・浄化作用がオリジナルの十分の一か」

 

そう、疑似太陽炉の制作は成功したが、浄化作用は、オリジナルよりも低くなってしまった。最初はミスかと思ったが違った。

 

「仕方ないが浄化作用を除けば同じだし、渡しに行くか」

 

物をまとめ、ヨミさんの部屋に設計図を取りに行く。

 

「ヨミさん、設計図を取りに来ました。入りますよ」

 

ノックをして、部屋に入る

ヨミさんの部屋は、サイラが来るまでは、機械部品が散らかっていたが、サイラの努力(?)のおかげで道具や部品はそれぞれ集められている

 

「そろそろ来る頃だと思ったわよ。はい、内部の設計図」

 

自分の机置かれた紙の束を俺に渡す。

そして紙をめくる音が続き

 

「パッと見ましたがミスはないようですね」

 

「当たり前じゃない!何せ私は天災なんだから!」

 

腕でガッツポーズを取る自信満々のヨミさん。

 

漢字が違う気がするのは気のせいだろうか?

 

「では、持っていきます。」

 

そうして俺はアンドロイド制作場へ向かった

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

5時間後

 

GNドライヴを運び、アンドロイドの開発を担当する人と話し合いアンドロイドでタイプを複数作ることになった。10体の内2体が近接戦闘がメインの機体、3体が後方支援が目的のGNバズーカを標準装備した機体に、残りの5体は汎用性が高く射撃、共に近接戦闘が出来る機体になった。後方支援型も、もしもの為に近接武器も装備することになった。

 

そして、研究所へ戻ると

 

「何をやってるだ、二人共?」

 

二人は、いやサイラがヨミさんに無理矢理服を着させていた。

 

「お帰りなさい刹那、今更ですがヨミは良く良く考えて見ればスタイルとか顔いいんですよ?ほら、ヨミ速く着替えてください」

 

ガソゴソと音が鳴りそれが収まると

 

「うう、何で技術者の私がこんなことを///」

 

顔を赤くし出てくるヨミさん。クラシカルミニメイドを着ていていつもであれば長い髪を留めているのが解かれていて、花の形の髪留めを付けている。メイド服はおそらくサイラの予備を使ったんだろう。サイラがやったとは思うが、いつもはメイクをしていないヨミさんだが、今は思ったのは

 

「綺麗だ」

 

と口から出ていた

 

「「え?」」

 

ひっくり返った声をだしてキョトンとした顔をする二人

 

「今までヨミさんは、スタイルがいいのに化粧しないから余り分かりませんでしたけど、完全に美人ですね。」

 

「え、あ、う、うん、ありがとう///」

 

モジモジしながらそう返すヨミさん

 

「・・・刹那、後でお話しがあります」

 

急に不機嫌な顔になるサイラ

 

あっ、何か終わった気がする

 

その後サイラに小一時間問い詰められ

途中から、サイラがマイナス思考なってた

 

(´・ω・`)どうしろと?

 

作者「乙女心は複雑なんだよ」←分かってない人間




見て思う事もあると思います。
最初の添い寝の時サイラが泣くのが速いですが、作者の頭だと、今日中に出すにはこれしかなかったのです・・・
ヨミについて
あれー?気が付いたらヒロイン路線に行ってる・・・
最初は、サイラ、次は紗々、になるのが、まだ出てないけどツァリ、そして最後にヨミになる。完全にハーレム行きそう( ̄▽ ̄;)
多分これ以上はないと思う
変な場所があれば指摘ください

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。