やはり彼の学校生活は間違っている。   作:材木島

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毎度毎度言ってるんですが、時系列と話の内容が少し違うと思うんですがご了承ください。


奉仕部

八幡家

「…あーあ、やだ始まっちゃったよ今日。やーだーずっと休みがいいー」

腐敗しているのか、ただ単に目付きが鋭いのか。そして性根が腐っているのか。そう言うと比企谷八幡は体を起こした。

「……これを着るのか」

彼が見ている物、総武高校の制服である。平塚静によるクエストの内容によりこれをもう一度羽織らなければならない。

「とりあえず学校の用意をするか」

バタン!!!の音と同時にその声は掻き消された。

「お兄ちゃん!起きて!朝だよ!何してるの!?!?」

「おう、マイエンジェル小町、今起きた」

そろそろ何回もやっているやり取りなので小町も飽き飽きしているらしい。

「そんな事言ってるから恋人は愚か、友達も出来ないんだよ?」

小町は実の兄を蔑んだ目で見ている。

流石の八幡も妹に不意をつかれ、驚いているが

「ふっ、友達を作ると人間強度が下がるからな、俺の愛読してる本の主人公の阿良々木さんが仰っていたんだ」

「またまたゴミィちゃん、あ、失礼かみまみた!てへぺろっ☆」

小町は舌を出して自分の頭をコツンと叩いた。

その姿はとても愛くるしい。

「小町…てか、阿良〇木さん知ってるのかよ!」

「知らないよ?知ってる事だけ♪」

 

知ってるのかよぉぉぉぉぉぉぉ!!

小町お前本当に可愛いなぁぁぁぁ!!!

〇川さんより可愛いよお前はぁぁぁ!

 

彼と彼女はそんなやり取りをして和んでいるが、時間が無いと焦り八幡は支度をしてすぐに家を出た。小町も朝ごはんを食べ、学校へ向かった。

 

間宮家〜

 

「お姉ちゃん、今日からアリア先輩に稽古つけてもらうんでしょー?起きなよー」

「やったぁぁ〜アリア先輩に初めて褒めてもらったぁ〜ムニャムニャ…」

間宮あかり、身長139cmと低身長、天然で天真爛漫の強襲学科の1年生。そしてそのランクはEでありながらも内に何かを秘めている。神崎・H・アリアの戦妹(アミカ)に志願し、この間その座を勝ち取った。言い方に語弊があるが、正式な戦妹になったわけではなく、見習いとしてアリアの側にいる。

 

間宮ののか、あかりの2個下の妹。その性格は姉よりしっかりしており、何処か抜けているあかりを助けるしっかり者。

この2人が何故今この暮らしになっているかと言うのは後に語る事になるであろう。

 

アリア先輩、という言葉に反射的に反応し飛び起きて支度をしている。

「もー!ののかー!何で起こしてくれなかったの!」

アホ毛を直しつつ、ののかに文句を言っているこのダメ姉。制服に着替え食卓に付いたら

「私何回も起こしたよ、そしたらお姉ちゃんに蹴飛ばされたんだよー?」

そう言うとののかの顔に仄かに蹴りの跡が伺える。

「ご、ごめん…」

あかりは落胆し、反省した。これが彼女達の日常だ。

「もー、お姉ちゃんはー」

「あははー、ってもうこんな時間!!私行くね!いってきます!」

そう言うと、朝ごはんのパンを口に加え颯爽と出ていった。妹はそんな姉の姿を見て微笑んでいた。

 

 

自動販売機の前でMAXコーヒーを買って海辺を背に歩いている高校生がいた。そしてとても膨らんだ鞄を持っている。

 

これ遠山に見つかったらなんて言えばいいんだ、コスプレ?いやいや、元自分のいた高校の制服なんて持たないよなあ…まあ別に無視すればいいだけだし!俺に友達いねーし!

…小町…お兄ちゃん悲しいな。

 

彼が一人でそんな事を考えていると目の前にパンが落ちてきた。というよりバタン!という人が転ぶ音と同時にこれが落ちてきたのだ。

「いたた…」

「あ…」

ド派手にすっ転んだ彼女の顔を見て八幡は思わず声が出てしまった。

彼が蘭豹先生にクエストの内容を伝えられた帰り道に海辺に向かって何かを叫んでいた女の子である。

 

…何この青春ラブコメでありそうな展開。俺主人公体質じゃないよね?寧ろクラスの人間から認識されないまである。

まあ一応女の子だし、助けてあげなきゃ母ちゃんに怒られるしな。

 

「お、おい、大丈夫か?」

手を差し伸べ、体勢を起こした。そして恐る恐る話しかける彼に対して、

「大丈夫で…あーーーーー!!!!!この前の見てた人ーーー!!!」

 

そゆこと学校の近くで叫ぶのやめようね、盗撮したとか襲ってるとか思われちゃうから。

 

「見てたんじゃねーよ、見ちゃったんだ語弊がありすぎだろ」

少し強めに言うつもりもなく睨んだわけでもないが元の眼が腐敗しているので相手に不快感を与えるのは当然と言えば当然かもしれないが

「す、すいません、私の声人より大きいんです」

こうも素直に謝られた事が無い彼はなんて返していいか分からずに戸惑った。

「私、1年A組の間宮あかりです、すいません!助けてもらって!」

「お、おう。別に助けたくて助けたわけじゃないけどな」

と言って背を向けその場を立ち去ろうとしたが

「多分先輩ですよね?何組なんですか?」

 

ちょっと、俺なんかと関わったら拙いと思ったから立ち去ろうと思ったのに何?俺のこと好きなの?勘違いしちゃうよ?

 

「…2年A組だ」

八幡がそう言うと彼女はニコッと笑顔を浮かべてた。

「そうなんですか!よろしくお願いします!ご迷惑をおかけしてすいません!それでは!」

少し強ばった表情を見せたと思ったが、気にも止めず、二人ともその場を立ち去った。

 

嵐のようなやつだな、もう会うことも無いだろうけどな。じゃあな間宮あかり。

 

彼はそう思い、自分の教室に足を運んだ。

 

 

時は過ぎ、帰宅時刻。八幡が帰ろうとした時誰かに肩を叩かれた。

「比企谷、話がある」

「俺はないから帰るわ」

「そういうな、すぐ終わるから聞け」

二人は教室から出て、昇降口へ向かった。

「お前、神崎アリアを知ってるか?」

 

アリア…確かあの時、間宮なんとかが叫んでいた名前じゃなかったか?まあ知らんが。

 

「いや知らん、そいつがどうした?」

「いや…最近そいつが俺の周りにいるヤツに俺の事を嗅ぎ回ってるから来てないかと思ってな」

「いや俺お前の周りにいるやつの一部じゃねーだろ、とりあえず俺はこの後千葉に行かなきゃだからな」

八幡は金次を突き放すように歩き出した。

金次はその姿を見て何かを告げようとしたが、言い出せずにその姿を見ていた。

 

「やあ、来たか比企谷。もう着替えは済ませたのか」

「まあ」

「うむ、よく似合っている」

約1時間ほど経過して4時過ぎには総武高校に足を運んだ彼。平塚先生の元を訪れ奉仕部の旨を伝えられる。

 

雪ノ下雪乃…雪が多すぎだろ、どんだけ雪好きなんだよ、氷の女王かよ。

 

「先生、俺はそこで助けを求めて来るやつの手伝いをすると?出来るわけないんですけど」

八幡の意見に平塚先生はすぐ笑った答えた。

「大丈夫だ、私が責任を持とう、雪ノ下と協力して頑張ってくれたまえ」

話している内に部室と呼ばれる所に着いた。

コンコン、と平塚先生がノックする。

「はい」

静けさの中にボソッと呟かれるその綺麗な声。

容姿はJKの中でも郡を抜いていると言える美貌とその美しさを象徴する髪。その姿に八幡は一瞬見とれていた。

「雪ノ下、こいつが比企谷八幡だ。前々から言ってあったろう?」

「えぇ、存じ上げてます」

「というわけで後は2人で頑張りたまえ。じゃ、私は用があるので失礼するよ」

「え、ちょっ先せ…」

先生がそんな言葉を残し、背を向け手を挙げている。

 

え、なんでこんな投げやり!?コミュ力マイナス8万の俺に何が出来るのこれ…

ほら…この人も引いてるよ…

 

「平塚先生も勝手ね、私1人で十分なのに」

「俺もやりたくてやってる訳じゃないんでね、つか、初対面でこれかよお前友達いねーだろ」

雪ノ下が気まずい空気を破り、もっと気まずい方向へ持っていってしまった八幡。

だが彼女はそんな事を気にも止めず、

「友達?そうね、小学校の頃、毎日上履きやリコーダーを持って帰るハメになった挙句、女子からの嫉妬や批判を受けて尚且あの方々を友達と言うならそれは違うわね」

「それは友達って言わねーし、というかお前大変な人生歩んでんのな」

「大変よ、私可愛いから。完璧な人間なんてこの世に存在しないのよ。弱くて醜くて嫉妬し、人を欺き蹴落とす事しか考えていない。能力が高い人間ほど生き辛い世の中になっているのよ」

雪ノ下が何かを思い出しながら語っている。その姿からは雪ノ下雪乃と言う人間が周りへの関心や興味を無くし、自分に決して嘘をつかないという人となりが分かる。

雪ノ下は生まれ持ったその才能に頭を抱えている。だが、俺はもうこの学校の住民でなければこいつの友達でもない。ただ俺が彼女にしてやれる事は…

「雪ノ下、お前俺と友達に「ごめん、それは無理」

彼が話を続けようとした瞬間に雪ノ下がそれを遮った。

「貴方と友達になれるわけないでしょ」

「はいはい、悪かったよ」

「本当よ、その腐った目と根性を叩き直してきなさい」

「お前が友達できない理由がわかる気がするわ」

互いを貶しあい、言い合った所で平塚先生が現れた。

「あのなぁ…君達は協力という概念ははないのかね、ではこうしよう。君達2人で勝負をして貰おう。人の役に立てるか、依頼を解決できるか、だ。負けたら勝った方のいうことを聞く。それでどうだ?」

平塚先生が2人に意見を出して目を配っている。

「何でそんなこと…私は「百戦錬磨の雪ノ下でもこれは無理か?」

平塚先生は雪ノ下を煽るように挑発をした。彼女はその容姿からそのような挑発に乗らなそうに見えるが、

「いいでしょう、その安い挑発に乗ってあげます」

「よし、比企谷もいいな?」

笑顔で八幡を平塚先生。

「え、先生でも俺…「比企谷、いいな?では、私はこれで失礼するよ」

そう言うと先生は部屋から出ていった。

彼女が八幡に目で訴えた事。潜入中だからこそ色々な人を見ろという事であろう。

「先生が言うならば仕方ないわね」

「はぁ…」

八幡が溜息を着いた束の間に再度扉が開かれた。

「あの奉仕部ってここであってる?平塚先生に言われたんだけど、あ!」

その女の子は何かに気づいたように八幡を指さして声を上げた。

「ヒッキーだ!今、休学してるって平塚先生に聞いたよ!何でいるの?」

 

えぇ…ヒッキーって影で呼ばれてるのかよ俺、まんま引き篭もりじゃねーか。俺の名前でそこまでバレてるの?ていうか転校扱いにしてないのかよあの先生は…。

 

 

「お、おう。平塚先生に呼び出されてな」

人に慣れしていないせいか受け答えもままならい八幡。そして雪ノ下が突然話し出した。

「2年F組の由比ヶ浜さんよね、とりあえず此処に入る時はノックしてもらえるかしら?私は雪ノ下雪乃よ」

その冷徹な目は由比ヶ浜を怖がらせている。

雪ノ下に見られるとなると蛇に睨まれた蛙くらいの勢いはある。

「ご、ごめんなさい。それでね、依頼の事なんだけどクッキーを食べて欲しい人がいてつくり方を教えて欲しいだー…」

「ええ、話は聞いているわ」

雪ノ下は事前に平塚先生に聞いていたのか、だが八幡はそこで面倒くさそうな表情を浮かべて

「……そーゆー事は友達聞けよ」

「で、でも!友達に聞けないっていうか…そこを何とかお願い!!」

沈黙の空気の中、最初に言葉を発したのは

「いいんじゃね?とりあえず家庭科室行っててくれ、ちょっと俺は外に出てくる」

そう言って立ち上がり、教室から出ると八幡は周りを詮索し始めた。

 

俺のぼっちスキルが高いだけあって誰かの視線を感じる事には長けている。多分だが、今盗み聴きされていた気がする。イ・ウーとやらの内通者か又は武偵高の生徒か、面倒くさそうな相手だ。

 

「……まあもう大丈夫だろう、さて家庭科室だったか」

彼は、デザートイーグルに手を伸ばしていたが手を離し、その場を後にした。

 

「やるわね、私の尾行に気付くなんて。金次の仲間だけあるわ」

ピンク色の髪を靡かせ、目を輝かせてる1人の女の子がそこにはいた。

 

 

〜家庭科室〜

「んで…何でこんなに失敗作が並んでるんだよ、雪ノ下お前料理得意云々って言ってなかったか?」

雪ノ下も頭を抱えて悩んでいる。

「どう教えればこうなるのか私にもわからないのよ…とりあえずもう1回やりましょう」

「もういいよ、才能ってやつ?が私にはないんだよ、ていうか最近みんなもやってないって言うしね」

そう言うと一瞬にして空気が凍った、主に雪ノ下の周りが。

「解決方法は努力あるのみよ、貴方才能がない

って言ったわね?その認識を改めなさい。最低限の努力もしない人が人を羨む資格はないわ」

その話を遮って由比ヶ浜は

「で、でも最近みんなやらないっていうし、いいんだよもう」

「その一々周囲に合わせようとする考えやめてもらえる?酷く不愉快だわ」

雪ノ下が器具を置き、由比ヶ浜に訴えかける。

「自分の愚かさ、無様さ、不器用さを他人に擦り付けるなんて、貴方に羞恥心ってものはないの?」

八幡は黙ってそれに納得し、由比ヶ浜は傷ついてるように見えた、が

「…かっこいい…」

「「はぁ!?」」

雪ノ下と八幡の声が揃ってしまった。

2人とも由比ヶ浜の呟いた言葉に驚きを隠せなかった。

「建前とか全然ないんだ!そーゆーのすごいかっこいい!」

雪ノ下はそう言われると一歩引き下がってしまっている。

「話聞いてた?割と厳しい事言ったつもりだったんだけれど」

「でも本音って気がして!かっこいいし、私人に合わせてばっかだっから…ごめん!次はちゃんとできるようにする!」

由比ヶ浜が何かを決心したようにやる気を出して雪ノ下も驚いている。

「まああれだ雪ノ下、ちゃんと教えてやれよ」

「はぁ……もう1度お手本見せるからその通りにやって見て頂戴」

「うん!」

 

30分後…

 

由比ヶ浜の丸焦げのクッキーと形も匂いも全て完璧な雪ノ下のクッキーが出来上がった。

2人は顔を伏せている。

「雪ノ下さんのと全然違うなー、何でだろう」

「どう教えれば伝わるの…」

と落胆してしまっている雪ノ下。

「お前ら別に美味しいクッキー作らなくてもいいんじゃね?男子は単純だから、作ってもらっただけで嬉しいと思うぞ」

「目は腐っているのに口ではまともな事を言うのね」

「ヒッキー…うん!じゃー頑張って作ってみるよ!」

その後、雪ノ下が小一時間レクチャーし、それを由比ヶ浜は家で実践するらしい。

何はともあれ初依頼は何とか解決の方向に向かった。

 

そして部活が終わり、夕方17時30分。

「今日はありがとう!また来るね!」

「別に来なくてもいいのだけれど、解決してよかったわ」

「雪ノ下さんなんかひどい!ヒッキーも一応ありがとう、って言うかなんでヒッキー休学してるの?」

由比ヶ浜の単純な突っ込みを笑っていたのが束の間、痛い事を聞かれた。

 

これって子供に「赤ちゃんってどこから生まれてくるの?」って聞かれる並に難解な事案ですよね、わかります。

 

「別にお前に関係ないだろ、強いて言うなら予備校みたいなところ行ってるんだよ、精神的にも肉体的にも辛いとこに…」

「へー、意味わかんな!とりあえずありがとうね!バイバイー!」

人の話に全く興味を示さずに走って帰ってしまった。だが、笑顔で帰っていったから2人も満足だろう。

「じゃー、また来週。さようなら」

そう言うと雪ノ下も自分の家の方向へ向かっていった。

「さて俺も帰るか」

正門を出て懐かしの帰宅路を歩いていた時、目の前に身長150cmあるかどうか分からないくらいの女の子が目の前に現れた。ピンク色の髪が特徴で赤い角の様なものを生やしている。

神崎・H・アリア。

遠山金次が「武偵殺し」に巻き込まれた際に空から降りてきた少女。イギリス出身。

ピンク髪のツインテールと、赤紫(カメリア)色の瞳を持つ。ツンデレ。二つ名は「双剣双銃(カドラ)のアリア」と呼ばれている。

今はその遠山金次をパートナーにするために色々と嗅ぎまわっている。

「比企谷八幡ね?」

 

この服は武偵…しかも女の子ときたか。あれ?この子って遠山が言ってた子じゃ…

 

「そうだが?誰だお前、っていうか何歳?」

「神崎アリアよ、16歳の高校2年生よ!何?文句あるの!!」

いきなり地団駄を踏み出し、暴れ始めた。

「風穴開けるわよ!」

「ちょ!まて!俺は今防弾制服着てないんだ!」

それはそうだ。今は総武高校の制服を着ているわけであって武偵の服ではない。

「単刀直入に聞くわね。遠山金次ってどんなやつ?強襲科時代Sランクの実績もあったのよね?なんで今探偵科にいるの?」

「俺も最近転校してきたばかりであいつの事は何も知らないんだ。というか俺別にあいつと仲良くないしな」

目線を逸らしその腐った目の方向を変えて話している。アリアにはその瞳がどう映っているのか。

「…そう。じゃー最後に。あかりがこの前迷惑をかけてたわね。助けてくれてありがとう」

「なんだ見てたのか、お前の戦妹?って奴なんだろ?」

それを聞くと少し沈黙があったが、すぐにアリアは答えた。

「まだまだよ、戦妹って認めたわけじゃないけど見習いってところね。とりあえずお礼は言ったわ。私はこれから金次の所にまた行かなきゃだから」

そう言うとアリアは車に乗って何処かへ言ってしまった。

「遠山も大変だな、って俺も大変だった…雪ノ下や由比ヶ浜に聞いてみるか」

そうだ、彼にはクエストがある。それも結構重要な任務でもある。

「今日も疲れたし、マッ缶買って帰るか」

彼の姿は夕焼けとともに見えなくなっていった。

 

 

〜〜???〜〜

「いやー今更だけどキーくんやっぱり生き残るねー!そうじゃなきゃ楽しくないぞ☆ガオー!

アリアもこっちの尾行に気付かないんてダメだねー」

金髪で金色の瞳をしている童顔で低身長だが、スタイルは良く、クラスの人気者であろう女の子がそんな事を話している。

「まあアリアがなんであんたの学校行ったのかは皆目検討がつかないけど、次の手は打ってあるしねー♪」

武偵の防弾制服を改造し、可愛く仕上げている彼女がアリアが訪れた学校の制服を着ている人に話を振っている。

「理子先輩〜、総武高校の方は任せてそっちはそっちでやってくださいよ〜♪

私は1人でも大丈夫です!」

理子先輩、と呼ばれる女の子と同じキャラなのか、低身長でありながらあざと可愛い感を出しているその子はビシッと笑顔で敬礼をしている。

「比企谷…八幡…か」

彼の写真を見ながらそう呟き笑った。その笑顔は何を考えているか全くわからなかった。

 

 




更新毎度毎度遅くなって申し訳ありません。閲覧してくれている皆さんに本当に感謝です。
今回は少し長くなってしまったんですが、あかりもののかも出せたし、奉仕部の最初のやり取りも書けたので自分的には満足です、この後AAのキャラを結構絡ませるつもりなので!
書き方や時系列がおかしかったら教えて頂けると幸いです。
アドバイスも頂けると嬉しいです!
次の更新は1週間以内にやります!
ではではー☆

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