【習作】物理で殴る!   作:天瀬

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第二話、それぞれの日常と予感

 ベッドから少し離れた位置にある机の上、充電器に刺さった携帯が音楽を奏でている。しばらく続いていた大きな音にベッドの上でタオルケットにくるまっていた影がもそりと動き、身を起して携帯を手に取り時計を確認した。

 午前五時十分。とりあえずアラームを止めてから暫しその画面を眺めていた剣だが、不意にその顔が蒼褪めた。

 

「……ね、寝坊した!? やばっ!? レイ、なんで起してくれないんだよ!?」

 

 何か叫びつつ大慌てでタオルケットを蹴り飛ばして身を起こし、服を探そうと室内を見まわしてはたと動きを止める。暫しの間の後、まるで何か場違いな場所にでもいるかのように室内をもう一度見まわしてからやがて彼は何かに気付いた様に吐息を一つ。

 

「昨日帰って来たんだっけ、僕」

 

 見慣れている、否、見慣れていたはずの部屋をもう一度見まわして剣は吐息を零した。自分の部屋にすら違和感を出だしてしまう程に、ギリシャで過ごした時間は濃密すぎた。

 学校に行く準備をするにも速すぎる時間であり、二度寝を使用にもこれまでの生活から一度起きた意識は想眠りにつかない事を知っている。故に彼は少し前の事を思い出してみる。

 相棒の住むアパートに間借りし、師事する人に定められた時間に起き、用意されたご飯を食べて――

 

「……ってちょっと待て。何かこれ、ヒモ見たいじゃないか?」

 

 住に食を提供されている生活は、まさしくヒモ生活と呼ぶべきだったろう。当時は自身の変質等から状況の把握が上手く行えない間に彼らの師によって転がり込むことを決められ、また相棒も嫌がる様子を全く見せずに当たり前のように世話を焼いてくれたので剣は気付かなかったのだが。

 

「うあぁ、何やってたんだ僕。不味いな、何かお礼を考えておかないと……。えぇと、試験管とか耐熱ビーカーとか? 日本にしかない霊薬とか鉱物ってあったっけ?」

 

 真面目に考え込む剣であるが、その口から出ている品物が異性送るものとして普通ではないという事には気づいていない。そも、彼の相棒が好みそうな物が普通とずれているために仕方ないともいうのだが。

 暫し色々と考えたものの、やがて溜息一つ。とりあえずベッドから起き出した剣はそのままカーテンを引き開き、朝の光を室内に呼び込んだ。

 光に照らされた部屋の中は年頃の少年らしく雑然としてはいるが見苦しくない程度には整えられている。部屋の端にあるベッド、真ん中にはテーブル。近くにパソコン用のデスクとその上にノートパソコンが置かれており、扉を挟んだ反対側の壁に勉強用の机が存在し机の上には予習に使った参考書とノートが広がったままになっていた。尚、教科書や学校用のノートは学用鞄の中にしまってある。

 

 朝日を浴び、一つ伸びをして剣は気分を切り替えた。折角早く起きたのだ、のんびりと準備をしゆっくり歩いて登校するのも悪くはない。

 反転すれば自室の扉。扉の向こうの廊下は空き部屋一つに剣の妹が使っていた部屋と下へ降る階段があり、一階は両親の寝室にリビング、キッチン、そして浴室がある。

 自分の家の間取りを思い浮かべながら歩み出そうとして、ふと剣は足を止めた。

 今この家に住んでいるのは剣一人である。とは言ってもこうなってからそれなりに過ごしているため、実は彼もそれなりに自炊は出来たりする。相棒の家に居た時は彼がやるより早く相棒が色々と終わらせてしまっていただけの話しで。

 だが、彼は昨日この家に帰って来たばかり。一泊二日とかで済ます気の無い旅行であったため、計画的に食材を消費し出かける前にすべて処理したはずだ。

 そして昨日は夕飯は外食で済ませてしまったため、食糧の蓄えなど存在しない。

 

「……」

 

 時計に目をやっても商店街やスーパーが開く時間はまだまだ遠く、そもそも開店時間になれば学校に遅刻が確定する。

 

「……学校行く準備して、行きしなになんか買うか……」

 

 早起きして良かった。ため息交じりに剣は小声で零したのであった。

 

* * *

 

 大きな息を吐き、少女は動きを止めた。鍛錬の為に用いられる道場は広く、少女と同じように鍛錬に励んでいる者の数も多い。

 だが、少女の様子を見て同じように鍛錬に励んでいた者達もその動きを止めて思い思いに気を抜き始める。窓の外、日の動きを眺める少女の体内時間の正確さはその場にいる誰もが知るところであった。

 

 烏の濡れ羽色の髪は光の加減によって蒼にも黒にも映り、背から腰の少し下までを覆い隠す。側頭部両側で一房ずつ束ねて下ろしているのは彼女なりの御洒落なのか、或いは只の好みなのか。

 瞳の色は光を呑むような漆黒。目頭より目尻が高い吊り眼はやや細く、日本人の割に少し高めの鼻と相まって少女としての可愛らしさより、女性としての綺麗さを見る者に抱かせる。

 色合いは薄く、けれど見る者の目を引き付けるような美しい桃色の唇は引き締められ、その少女の雰囲気を凛と引き締めている。

 鍛練用の動きやすい、体の線が出にくい筈の和装を身に付けていてなお隠しきれないスタイル。佇まいや姿勢からすらりとした印象を抱かせるものの、彼女の近くにいる人物と比較すればその背は高くはないようだ。恐らく百五十の半ば程度という所だろう。

 

「沙恵さん、そろそろでしょうか」

「はい、そろそろ朝餉の時間となります。皆様、掃除し身支度を整えて母屋に戻りましょう」

 

 呼びかけられた少女…沙恵は頷き一つ。凛と整えられていた表情を崩し、穏やかな笑みを浮かべ共に鍛錬に励んだ者達へと言葉をかける。

 張りつめた空気が失せるだけで雰囲気が変わる沙恵の様子に皆が笑みを返し、雑談に興じながら用意してあったタオルを手に汗を拭い、沙恵と共に雑巾で床を拭いたり使用した道具を片付け始める。

 手が空いたものから礼をし道場を出ていく。向かうのは先程話に合った母屋であり、朝食の準備を手伝うのだろう。そうして一人、また一人と去っていく中、沙恵は最後まで丁寧に掃除を行い雑巾を片付け、戸締りを行う。

 決して走ることはなく、けれど急ぎ足で足音を立てぬよう廊下を歩む先。ふと、途中の部屋からの話し声に沙恵は足を止めた。

 本来であれば盗み聞きなどという無作法な真似はしない。しないのだが、聞こえた言葉が彼女の足を止めさせた。

 

「――つまり、新たな羅刹王が日本に誕生したという話は真実である、と?」

「少なくとも沙耶宮の娘はそう想定しているようです」

 

 羅刹王。カンピオーネとも呼ばれる、まつろわぬ神との戦いを義務付けられたもの。神殺しにして魔王。

 仕える事は己が身と命の危険に晒す事でありながら、同時にその絶大な力の加護を得るという事。

 だが、それ以上に。

 

 まつろわぬ神に抗う神にも等しき者の隣に立ち、時に支え、時に護る。それは媛巫女としてどれだけの誉れであろうかと、沙恵は思う。己達が技を鍛え、力を高めるのはまさしくその為であろうから。

 

 故に、沙恵は歯を噛みしめる。前カンピオーネに仕える事となった万里谷裕理という少女については良く知っている。その彼女が関東はおろか、全国でも随一の霊視の巫女だという事も。

 だがそれでも、偶然その王の近くにいたからというだけで彼女にその誉れが与えられ、偶然その近くに居なかったからという理由で他のものには与えられない。それは彼女にとって赦せることではなかった。

 

「取り入るのであれば今の内か」

「だとしても、如何なされます? 恵那様は御老公方の説得に骨が折れそうですが」

「そも、あの羅刹王に取り入っている小娘共を追いやれるのは恵那様くらいだろう、まだ傍付きのいない者に向わせるのは勿体なかろう」

「では、誰を向かわせますか? 手管に長けた者であるほうが良いと思われますが」

 

 ……音を立てぬようにする、それだけの事に細心の注意を払わねばならぬ時が来るなどと思いもしなかった。聞き耳を立てるなどという無作法を為すのも初めてであれば感情の侭に音が立ちそうなほど歯を食いしばるのもまた、初めての事。

 彼等にとっては、己達媛巫女は取り入る為の道具にすぎないという事か。清秋院家の次期頭首でさえも。

 ……ならば。道具と扱われるか、その機会も与えられずただこのまま漫然と過ごすだけだというのであれば。

 

「ふむ、新たな羅刹王の好みを知ることから、か。名を何と言ったか?」

「葛原剣、という名だそうですが」

 

 その名を聞いて、沙恵はそっとその場を離れる。

 

 ――いつまで経っても朝食の席に訪れない存在に気付き、媛巫女や清秋院の姓を持つ者達が騒ぎ出したのは、それからしばらくしてだった。

 

* * *

 

 「……?」

 

 唐突に走った悪寒に剣は不思議そうに周りを確認する。当然のように何かがある様子はない。人を止めて以来妙に勘が鋭くなった感じがありこれもまた虫の知らせなのだろうとは思うものの、だからと言って何が起こるのかまでは全く思い付かない。

 

「聴いてるのか、葛原」

「ぁ、済みません、聞いてます、先生」

 

 そんな剣の様子を不真面目と取ったのだろう教師に、剣は素直に頭を下げた。強行した旅行についてに御小言を現在進行形で頂いているところなのである。

 成績は優秀であり、校内での普段の素行も大人しい剣は基本的に大人受けも悪くない。少なくとも奨学金の申請が通る程度には信用されていた。

 いたのだが。今回の平日の海外旅行は、流石に信用にヒビを入れるのに十分ではあったらしい。

 尤も。

 

「まぁ、君の事情も分からない、とは言わないが。御家族がなくなって丁度一年だったか」

 

 そう、剣が今回の旅行を強行したのはそういった事情がある為であり、故に教師の方も小言を口にしながらも同情的であった。元々そう言った人情味のある話に弱い教師なのである。

 吐息を一つついた教師は、椅子に座ったまま隣に立つ剣を見上げる。その瞳が真剣であったが故に剣も真直ぐに瞳を見返した。

 

「……取りあえず。次のテストで結果を出せたら今回の事は大目に見る。これまでの積み重ねに感謝しとけ」

「はい、有難うございます」

 

 言いたい事は終わったと片手を振る教師に一礼し、剣は職員室を辞す。時計を確認、教室に向えばちょうど騒がしい友人たちも来ている頃合いだろう。

 いろいろ話せない事も多いが、それでも土産話に出来る事もある。何から聞かせてやろうか、等と思いながら彼は自分の教室へと向かった……。

 

* * *

 

 レイセ・セルフィスの朝は早い。午前四時過ぎには起きて身だしなみを整え始める。前夜の状況次第では朝から身を清める必要があったりするのだが、今日はその必要はなく顔を洗う程度で済まして問題なさそうである。

 さっと洗面所に移動し、顔を洗えばすぐに自室に戻る。そして伸びたストレートの銀の髪に櫛を通して寝癖を整え、鏡の中の赤い瞳の自分を見ながら薄くリップを塗り、戸棚から取り出した室内着へと着替える。出かける前にはもう一度着替える事になるのだが、だからと言って面倒とは言ってられない。

 一通り人前に出る準備を整えたところで自室を出、先ずはキッチンに向かう。時間を確認すれば四時半頃、今から作れば丁度良い頃合いだろう。

 簡単に髪を纏めてから手際よく朝食の準備を始める。彼女自身は正直フルーツとヨーグルトでもあれば十分なのだが、同居人までそれでいいという訳にはいかない。いや、文句を言ったりする事はないのだが、共に居る時に腹をすかせた様子を見るのは辛いものがある。

 とりあえず卵とパンを焼いて、サラダとしてレタスでも付ければ十分だろう。後自分と同じようにフルーツを取って貰えばいい。

 そうして自分の分ともう一人の分の朝食を準備し終え、机に並べてから足を向ける。時間はちょうど五時少し前、今から向かえば携帯のアラームが鳴る前に同居人の部屋に入ることができる。

 扉の取っ手に手をかけ、開けて――

 

「……あ」

 

 其処はもぬけの殻だった。当然だ、同居人は先日自分の国に帰ったのだから。

 

「……朝御飯、どうしよっか」

 

 呆けていても仕方がないと扉を閉めて振り返る。机の上にはできたばかりの朝御飯が鎮座ましましているが、それが彼女には逆に憎らしかった。

 師に縋り短期間で身に付けたとはいえ、其れでも安定して美味しいと言って貰えるものが出来るようになっている。今日の分だってきっと言って貰えただろうが、その相手が居ない。

 そして、正直なところレイセ自身が一人で食べるには量が多すぎる。かといってすてるなどという事はしたくない。薬師であり錬金術師でもある自分にとって、素材を無駄にするという事は禁忌にも等しい。

 

「食べるしか、無いのよね」

「そうね、作った以上食べるしかないわよ」

 

 溜息交じりに零した言葉に返答。慌てたように振り返れば、其処に居るのは白髪に灰色の瞳をした妙齢の女性。

 髪の色は白ではあるが艶があり、その見た目もあって年齢により色素が抜けたとは思い難く。少し大きめの瞳は女性を幼くも年を経たようにも見せ、重ねた齢を悟らせない。

 だが、西洋人らしく鼻も高く全体的に整った、整い過ぎた容貌は近付きがたいほどの綺麗さを女性に持たせていた、はずだったが。

 浮かべられた人懐っこい笑みがその怜悧であった印象を軽く振り払い、見る者に安堵を呼び込むだろう。

 ……彼女の本性を知らなければ。レイセはこっそりと内心で付け足してみた。

 

「あらレイ、朝から困ってるんじゃないかって思ってきてあげたんだけど不要だったかしら?」

「いえ、丁度朝御飯を作り過ぎて困っていたところなんです。折角来られたんですから食べて行かれませんか、御師様?」

 

 にこやかに疑問という形でかけられるプレッシャーを、同じようににこやかな笑みで受け流しながら言葉を返す。

 この女性こそが己の全てにおける師であり、同居人であった少年の魔術の師であり、レイセが所属する結社、“アスクレピオスの弟子”における重要人物である。

 正直、アスクレピオスの弟子はこの人物が一人で切り盛りしているに等しい。他の者達はほぼ皆自分の研究にしか興味がないからだ。

 

「私も朝はあまり食べない主義なのだけどね、折角だし頂くわ」

「有難う御座います」

「でも、次からはちゃんと気を付けなさいね?」

「解っています」

 

 頷くレイセに彼女の師は楽しそうな表情を浮かべたままである。誰の為に作られた物かなど解りやすすぎて語る必要もなく、故にただ笑みを浮かべて此方を見るだけなのだろうとレイセは判断した。

 全くもって悪趣味な師である。そんな風に思いながら自分の分を一通り口に運び、飲み込み。飲み物を一口。

 

「食材を無駄にしていては良い嫁になれないもの」

 

 咽た。

 

「あらあら、汚い」

「御師様がいきなり変な事を言い出すからでしょうっ!?」

 

 からかわれていると解るのに反応する自分を止める事が出来ないのは困ったものである、とレイセは自分の顔が赤くなるのを自覚しながら吹き出した口元を拭う。

 彼女は自己分析が出来ないような人間ではない。自分がどうして動揺するのか、その原因である元同居人に対しどんな感情を抱いているのか、正確に理解している。

 だが、理解していても慣れていない感情は持て余し気味となってしまっており、些細なからかいにも過剰に反応してしまうのを中々止められないようだ。

 

「あぁ、もう。ほんっと最悪です……」

「嘆かないの。御馳走様、美味しかったわよ?」

「有難う御座いますー」

 

 笑顔で言われた言葉に膨れたように返してしまうのは仕方のない事だろう。あらまぁ、なんて顔をしている師に対し言ってやりたい事はあるのだが、口で勝ち目がないという事は良く知っていた。

 

「まぁ、もう少しなんだし。我慢なさいな」

「解っていますよ。あと少しで処分も完了しますしね」

 

 言いながら周りを見回せば、生活に最低限必要なもの以外は特に見当たらない寂しい部屋となった自室が其処に在る。

 此処は近く引き払うつもりであり、戻ってくるつもりはレイセには全くない。自分の居場所はこの部屋にも、結社にも今は存在しないのだ。

 

「向こうはそろそろお昼、かぁ。ちゃんと食べてればいいんだけど」

 

 くすくす笑う師から目を外し、青い空へと目を向けた。その空の向こう、渡る異国にいるであろう少年の姿を想いながら。

 

* * *

 

「ふぅん、其れじゃ何もわかってないんだ?」

 

 金の髪に青の瞳。十人中十人が美形と称しそうな好青年は何処か愉しそうに己になされた報告に言葉を返した。

 叱責の一つも覚悟をしていたらしい騎士は青年が楽しそうな理由が解らないというように首を傾げ、その様を見て彼はくすくすと笑う。

 

「いや、良いんだよ。解らないものは仕方ないしね? それにほら、解らないなら簡単に解る方法があるじゃないか」

 

 朝から釣りを楽しむ青年は、その瞳に剣呑な色を宿しながら楽しそうに笑う。蒼褪める騎士を横に置いて。

 

「うん、決めた。直接確かめに行こう」

 

 サルバトーレ・ドニ。剣の王の異名を持つイタリアの魔王が動き出すことを決めた瞬間だった。

 

* * *

 

「……なんだろう。今何か、今日最大級の悪寒が走ったぞ?」

 

 身を竦め思わず周りを見る剣。当然周りに何かがある訳でもない。カンピオーネの直感も、今すぐ何かがあると訴えかける様子はない。であれば、後に何かがあるという事か。

 

「まぁ、良いか。……取り合えず、今日の昼飯どうすっかな」

 

 未来の事は未来に考えればいい。そう思い直し、剣は自身の財布とのにらめっこを再開する事にする。

 其処に在った手持ち金額は二百円。日本に帰って来た時、外貨を日本円に換金する事もお金を下ろすことも忘れていた剣は今現在、二食を抜いた状態である。

 

 どこか遠くの青い空の下で、相棒が溜息を吐いている光景が幻視されたのだった。





舞台裏、とある師弟の会話。

「ねぇ、ところでレイ」
「なんですか御師様?」
「どうしてそんな警戒態勢なのよ」
「自分の胸にお聴きください。それで何なんですか?」
「うん、ちょっと思ったんだけどね。前夜の状況次第で朝から身を清める、って。こう、大胆よね」
「……? 意味が解りませんが」
「夜に何かあって、朝から体を洗わなければならない理由。しかも男女同室」
「っ!? ち、違いますからね!? 単に徹夜での製薬や錬金で汚れたり汗を大量にかいていたりすることがあるって話ですからね!?」
「うん、解ってるわよ。ちょっと穿ってみただけで」
「穿たないでくださいっ! って言うか地文へ突っ込まないで下さいよっ!」

以上。

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