描写が非常に雑なので耐えられない方は急いで戻ってください。
一夏ルート
「・・・・・・・・」
一夏は黙ったままデスモンから写されるリリモンの最期を見ていた。
「どうやらお一人退場になってしまったようですね。せっかくこれからメインイベントが始まるというのに。」
「・・・・・・・」
一夏の頭の中にリリモンの言葉が過っていく。
『リ・・・リリモンです。』
『あなたのことが好きになりました!だから、一緒に連れて行ってください!』
『イチカー!私からの愛のプレゼントを受け取って~~!!』
『イチカ~~!!!!』
『その・・・・・これからもずっとついて行っていいよね?』
『私は最後までイチカと一緒について行くわ!』
『私だってイチカの彼女!やれるものはとことんやってやるわ!』
『イチカ』
『イチカ!』
『イチカ!!』
「・・・・・・・すまない。」
一夏は目から一筋の涙が流れ落ちていった。
「さて・・・・・・どうやら全ての試合も終わったようですし、そろそろ最終試合である私たちの戦いを始めるとしましょうか。」
ルーチェモンは言うと同時に自分の体から黒い瘴気を発し始める。
「・・・・・・・そのようだな。」
一夏はデジヴァイスを取り出す。
(リリモンは自分の身を犠牲にしてまでも勝利に貢献してくれた・・・・・俺がここでくじけるわけにはいかない!)
デジヴァイスから現れるスピリットに囲まれながら一夏は竜の姿から竜騎士の姿へと変わっていく。
「ハイパースピリットエヴォリューション!!」
スピリットの光がすべて集まり、一夏はカイゼルグレイモンへと進化した。
「やっと本気になりましたか・・・・・・では私も・・・・・」
ルーチェモンは巨大な黒き竜の姿へと変貌する。その姿は、それまでの天使と悪魔が混ざったような姿とは違い、終末をもたらす竜そのものだった。
『コレヨリ、最終ステージニ移行シマス!準備ハヨロシイデスネ!』
「あぁ!この戦いに終止符を打ってやる!」
一夏は竜魂剣を持ちながらルーチェモンへと向かって行く。
箒ルート
「・・・・・・・・・」
箒は、泣き止んだ後に簡素ながらもリリモンの墓を建てた。墓とは言っても当然遺体はなく、十字架には捨てられた彼女の学ランをかけた。
「・・・・・・・・・リリモン。」
箒は黙ったまま墓を見る。その隣でマグナアルフォースブイドラモンは墓に写真を添える。
「その写真は?」
「俺と兄貴、姉ちゃんとライラ姉ちゃんと一緒に撮った写真さ。まあ、この頃の俺はまだチビモンだったけど・・・・・」
「・・・・そうか、ブイモンには悪いことをしたな。ライラモンに続いてリリモンを・・・・」
「その話はもういいさ!今は前に進もう!ルーチェモンを倒せば、デジタルワールドも元通りになるし、箒姉ちゃんの世界も救われる!そうすれば姉ちゃんだって浮かばれるさ!」
「・・・・そうだな。」
「箒!お姉さんの意識が戻ったぞ!」
「何?」
箒は後ろにいるビクトリーグレイモンの所へと戻る。ビクトリーグレイモンに抱えられながら束はうっすらと瞼を開いていた。
「う、うぅ・・・・」
「姉さん?」
箒は心配そうに束を見る。束の目は箒の方へと向いた。
「ほ、箒ちゃん?ど・・・・どうしてここに・・・・」
「姉さん!」
箒は束を抱きしめる。束は、少し驚いていたが久しぶりの妹の再会に思わず涙が出た。そのとき、一同の前にゲートが現れた。ちなみにゲートは既に前方の方に開いていた。
「あれ?ゲートは前の方にあるのに何で後ろからも開くんだ?」
マグナアルフォースブイドラモンは不思議そうにゲートを見る。ビクトリーグレイモンは箒たちを守るためにドラモンブレイカーを構える。すると、ゲートの中から聞き覚えのある声が聞こえた。
『おっ?姐さん!出口が見えて来たぜ!』
『鈴!あっちの方から光が見えて来たよ!』
『簪ちゃん、やっと出口が見えて来たわよ!』
『あっ、やっと出口かな?』
「・・・・・もしかして、みんなか?」
箒の言う通り、後ろのゲートからは千冬たちが現れた。
「ここは・・・・・・篠ノ之!それに束も!」
「ち・・・・・ちーちゃん・・・・・・久しぶりだね・・・・」
千冬を見て束は嬉しそうに答える。
「どうやら妹も助けられたようだね・・・・・」
「あっ、あなたは?」
「あれ?リリモンさんはどうしましたの?」
セシリアの疑問に箒たちは申し訳なさそうな顔になる。
「あ、あの墓って・・・・・・まさか・・・・」
シャルが四人の後ろにある墓標を見る。
「・・・・あぁ、私たちのために・・・・・」
「・・・・・・一夏のところまで全員来れなかったというわけね。」
鈴も複雑な顔で言う。
「・・・・・・戦場ではよくあることだ。だが・・・・・惜しい奴を失ったな。」
ラウラは同情するように言う。そんな中、千冬はジエスモンにマドカを任せ、全員の前に出る。
「・・・・お前たちが辛く言うのはよくわかる。だが、大事なことを忘れていないか?私たちの戦いはまだ終わってはいない。」
箒たちは黙って千冬の言葉を聞く。
「確かに我々は七大魔王の内、既に六人を倒してきた。だが織斑、いや、一夏はまだ最後の一人と戦っているんだ。私たちが苦戦している以上にきっとアイツもきつい戦いを強いられているはずだ。」
「「「「「織斑先生・・・・」」」」」
「今は悲しんでいる時ではない。一刻も早くこの戦いを終わらせることだ!そのためにも我々はこの先のゲートを進む必要がある!」
千冬はそう言い終わるとリリモンの墓に向かって敬礼を送る。
「ここで散ったリリモンのためにもこの戦い・・・・・絶対に終わらせるぞ!全員、勇敢に戦って散ったリリモンに敬礼!」
箒たちも敬礼する。この敬礼でしばらく沈黙が続いたがやがて千冬の声でこの沈黙は終える。
「・・・・・・・では、これより一夏に加勢に向かう!お前たち準備はいいな?」
「わかってる!」
「行くに決まっているでしょ!」
「早く助けに行きませんと!」
「返事は?」
「「「「「「「はい!わかりました!」」」」」」」
「しかし、問題はマドカと束か・・・・。万全ではない二人を連れて行くのは・・・・」
「私、大丈夫です。」
「束さんもOKだよ。・・・・早くいっくんの所へ行かないと・・・・・」
「・・・・・それでは突入する!」
千冬に続いて全員ゲートへと入っていく。そして、最後になった箒は入る前にリリモンの墓を見直す。
「・・・・・行ってくるな、リリモン。一夏はきっと助けて見せる。そして、この惨劇を終わらせる。」
そう言うと箒もゲートに入って行った。
一夏ルート
『パーガトリアルフレイム!!』
「炎龍撃!!」
ルーチェモンの口から放たれる炎を前に一夏は斬撃を飛ばして攻撃を防ぐ。
『ドウシマシタ?ソノ程度ノ力デハ私ヲ倒セマセンヨ?』
サタンモードになっても口調を変えないルーチェモンに対して一夏は黙ってチャンスを窺っていた。
(奴をできるだけゲヘナへの警戒心を逸らすんだ・・・・・・)
数日前のデジラボ
「ルーチェモンの形態には成長期の通常形態、完全体のフォールダウンモード、そして、究極体のサタンモードが存在しているわ。説明した通り、サタンモードになったルーチェモンにはあらゆる技を吸収して無力化してしまう球体『ゲヘナ』を持っていて、伝承でルーチェモンがこの姿になると世界が滅ぶというのはこのゲヘナでどの攻撃も無力化してしまうのが由来するわ。故に倒す場合はサタンモードになる前に倒すか、それかゲヘナの奥に潜んでいる本体である『ラルバ』を倒すしか方法はないわ。」
ミレイからルーチェモンの説明を受けて一夏は頭を抱える。
「・・・・・と言うことはやっぱり、フォールダウンモードの内に倒さなくちゃいけないってわけか。」
「でも、おそらく向こうは進化しないほどやさしくはないと思うわ。」
「う・・・・ん。」
考えている一夏に対してミレイは落ち着いた様子で攻略法を提案する。
「あなたのオメガモンから継承した力だったらおそらくゲヘナを破壊することができるかもしれないわ。」
「ゲヘナを?」
「ええ。可能性は十分にあるわ。ただ、問題は破壊する以前にあなたがゲヘナに近づけるかどうかが問題だけど・・・・・」
現在 一夏ルート
(奴のゲヘナへの注意を逸らした瞬間、一気に接近して斬る!そうしなければ俺に勝ち目はない。)
一夏はミレイから教えてもらった情報を思い出しながら戦闘をする。
『逃ゲテバカリデハオモシロクアリマセンネ。何ヲ考エテイルンデス?』
ルーチェモンはそう言いながらさらに攻撃を加える。
「九頭龍陣!」
一夏は龍魂剣を地面に突き刺し、八つの龍脈と同時に攻撃するがこれも一夏を除いてルーチェモンのゲヘナへと吸収されて行く。
『無駄デス。イクラアナタガ攻撃シヨウトモコノ「ゲヘナ」ノ前デハ無力。』
「・・・・・・・・だとしてもだ。」
一夏はお構いなしにカイゼルバスターを乱射する。それでもルーチェモンに命中することはなく、次々とゲヘナの中へと吸い込まれて行った。
『イクラ撃ッテモ意味ナイトイウノニ・・・・・』
ルーチェモンは少し呆れた様子で言う。同時に彼の頭上に浮かぶ七つの冠が光りはじめる。
「まずい!」
一夏は撃つのをやめ、距離を取ろうとする。
『ディバインアトーンメント!!』
ルーチェモンの七つの冠から光が一斉に放たれる。一夏はギリギリの距離で回避するが衝撃波に巻き込まれて白の外へ吹き飛ばされる。命中した場所はまるで何かに抉られたのかのように穴が空き、そこは見えなかった。
「あ、危なかった・・・・・・」
一夏はさっきまで自分が立っていた場所を見て思わずゾッとする。いくら自分でもあれをまともに受けたらおそらく粉微塵にされかねない。
『外レテシマイマシタカ。シカシ、今度ハ外シマセンヨ。』
ルーチェモンは再び発射態勢を取り始める。
「いくら考えても発射される前にやるしかない!」
一夏はデジヴァイスからオメガブレードを出す。
「オメガモード!」
剣が一夏の目の前で光り、全身を白い装甲を装着しオメガモードへと変化させる。
「オメガインフォース!」
一夏は高速でルーチェモンへと迫る。
『無駄ナコトヲ・・・・・・パーガトリアルフレイム!!』
ルーチェモンから放たれる炎を避けながら一夏はグレイソードを展開する。
(チャンスはほんの一瞬、一歩でも間違えれば俺はゼロ距離から奴の攻撃を受けることになる。そうすれば俺の負けだ!失敗は許されない・・・・)
高速で移動する中、炎が一夏のマントの一部を焦がす。
『自ラ近ヅクトハ・・・・・自滅スル気デスカ?』
「オメガインフォースでもこの攻撃を避けきれないとは・・・・・」
『何ヲ考エテイルノカハ知リマセンガコレデ終ワラセテ差シ上ゲマス!』
ルーチェモンは、二度目のディバインアトーンメントを発射する。
「くっ!オメガ・バスター最大出力!!」
一夏は高速移動する中でオメガ・バスターを発射し、自分に直撃を防ぐ。
「ぐっ!!」
だが同時に弾かれた攻撃の衝撃に耐えきれず一夏の右腕と左足が吹き飛ばされる。
「まだだぁぁぁ!」
一夏はさらに勢いをつけてルーチェモンの目の前に迫った。
『ナ、ナント・・・・・・相殺サセタトハイエ、アソコマデノダメージヲ受ケナガラモ歩ミヲ止メナイトハ!?一体ドコニソンナ力ガ・・・・』
「はああぁぁぁぁぁぁ!!!」
一夏はルーチェモンの攻撃を受け続けながらも突っ込んでいく。
『クッ!シブトイ!』
ルーチェモンは目の前にまで来た一夏を手で取り押さえようとする。一夏は、ルーチェモンが一瞬手を離したゲヘナに向かってグレイソードを突き刺す。
『何!?』
「オォォールデリイィィィィート!!!」
一夏が叫ぶと同時にゲヘナにヒビが入り始める。
『コレハマサカ!』
「父さん、母さん、リリモンと他の多くのデジモンたちの仇だぁぁ!消えろおぉぉぉ!」
ゲヘナに続いてルーチェモンの体全身にヒビが入り崩壊を始める。
『ソンナ馬鹿ナァ!!!コノ私ガ!魔王デアルコノ私ガアァ!ギ、ギイィヤアァァァァァ!!!!』
ルーチェモンは最後の断末魔の声を上げながら爆発する。
???
一方、箒たちが去ったエリアでは黒マントで全身を隠した影の姿があった。
「・・・・・・・無様なものだな、私同様の力を与えながら負けるとは。」
影は、無残にも溶け残ったダークデュークモンの鎧を見ながら憐れむ。
「だが、お前は私の代わりに織斑一夏を追い詰める作業をしてくれた。これは褒めるべきことだ。最も分身に褒めてもしょうがないがな。」
影の足に生き残りかバイオモンが一匹近づいてくる。影は拾うとバイオモンは何かを吐き出すように体から出した。それは、千冬とデーモンとの戦いでメルキューレモンが断末魔に飛ばしたスピリットの一つだった。
「ご苦労、これで飛ばされたスピリットは全て回収した。後はルーチェモンが織斑一夏を半殺しにするのを待つだけだ。」
影はゲートを開く。
「ルーチェモンめ、世界は貴様には渡さん。何故ならこれから築かれる新世界はこの俺が築くのだからな・・・・・」
一夏ルート
ルーチェモンが消滅した後、一夏は力尽きたように地面に落ちた。
「はあぁ・・・・・・はあぁ・・・・・くっ。」
一夏は先ほどの衝撃で折れてしまったグレイソードを消し飛ばされた左足に義足代わりとして、マントを破いて作ったロープで固定する。
「これで何とか歩ける・・・・・」
一夏は龍魂剣を杖代わりに立ち上がる。さっき爆発のせいか城は完全に崩壊し、辺りは瓦礫で散乱していた。
「うぅ・・・・・さっきの爆発で左目をやられたか・・・・・・ん?」
一夏は瓦礫の中でぽっかりと空いた穴に気がつく。
「あれは・・・・地下室?」
一夏は骨折した患者のように歩きながら穴に近づく。穴は思っていたよりも巨大でその真ん中には巨大な黒い結晶体のようなものがあった。
「これは・・・・・まさか・・・・」
『そうです。これこそ十闘士の伝説に残されている「アポカリモンの下半身」、つまり私の一部です。』
「!?」
一夏は後ろを振り向く。そこには複数の羽を持ち、初期の胎児の姿に近い姿をしたルーチェモン・ラルバがいた。
「ば、馬鹿な・・・・・・オールデリートは完璧だった・・・・・お前は完全に消滅したはず・・・・・」
『本来ならそうでしょうね。本来なら。しかし、アレを体内に取り込んで置いたおかげで完全に消滅する前に脱出することができました。』
「アレ?」
一夏はルーチェモンを見る。するとルーチェモンの胸のあたりが光っていた。
「この感覚・・・・・まさか、イグドラシル!?」
『その通り、今の私はイグドラシルと一体化しています。「神」になるためにね。』
「神だと?」
『ええ、準備はすべて整いました。これより、私はこの世界を全てを創造する神へと進化するです。』
「そうはさせるか!」
一夏は龍魂剣で斬りかかろうとするが思うように動けず倒れてしまう。
『先ほどのダメージが響いているようですね。ホッホホホホ。』
「くそ・・・・・」
『では、そこでご覧になってください。私が神になる瞬間を。』
ルーチェモンはアポカリモンの下半身へと飛んでいく。ルーチェモンがアポカリモンの下半身の真ん中で止まると頭上に七大魔王を象徴する紋章が現れる。
「何が始まるって言うんだ・・・」
一夏は何とか立ち上がりながらその光景を目にする。
まず、ルーチェモン・ラルバがアポカリモンの下半身から出て来た触手に一回拘束される。同時にそのうちのいくつかが体に突き刺さり、ルーチェモンの体が徐々に黒の変色し始める。体が完全に変色すると次は触手がチューブのように動き出し、ラルバの姿から成長していく。羽がドラゴンの翼になり、鋭い爪を揃えた巨大な腕が生えてくる。顔つきも龍のようになり、アポカリモンの下半身と完全に同化した。
「あ・・・・・あぁ・・・・・」
一夏は目の前の現実に思わず言葉を失う。
『ついに・・・・・ついに完全な力を取り戻したぞ!いや、それ以上の力を手にしたのだ!私はついに「神」へとなったのだ!ハハハハハハハハ!!』
巨大な龍のような姿へと成長したルーチェモンは高笑いしながら叫ぶ。
「・・・・・・」
『いかかです?私の新たな姿は?神に相応しい姿でしょう?』
ルーチェモンは上から一夏を見下ろす。正直言って一夏は既に戦える体ではなかった。
『織斑一夏、あなたはよくここまで戦って来ました。どうです?ここで負けを認めるのならあなたの仲間たちの生存を保証します。世界が滅びてもね。』
「はあ・・・・はぁ・・・・・・」
一夏は跪いて愕然とする。
勝てるはずがない。
こんな敵に対して既にボロボロの自分がどこまで抵抗できるというのだ?
どの道殺される。
もし、負けを認めれば箒たちの命は助かる。
それならいっその事負けを認めるべきではないか?
一夏の脳裏で考えがまとまっていき、負けを認めようとする。
そのとき
「?」
言おうとしたとき一夏の体から何かが落ちた。
自分の首飾りだ。
一夏はそれを見てふと思い出す。
(リリモンは俺たちのために自分の身を犠牲にしてくれたのにそれでいいのか?みんなのやったことを棒に振るというのか?それは本当に正しい選択なのか?)
一夏は首飾りを唯一残っている右腕で拾い、考える。
『どうしました?負けを認めるのですか?私も早く新たな世界を創造するのですから早く答えを・・・・・・』
「・・・・・うるせえぇ。」
『ん?』
「俺は負けを認めねえ・・・・・例えこの体がバラバラになっても、俺は戦い続ける。」
『ほう、自ら「死」を選ぶとは・・・・・せめて仲間を生かすと考えていましたがとんだ勘違いでしたね。神に逆らうとは。』
ルーチェモンは巨大な体を浮かせ、一夏の前に立ちはだかる。
『ならば神の名をもってあなたに完全なる「死」を与えましょう!選択を誤った己を後悔しなさい!』
「ふん。」
一夏は首飾りを自分の首にかけなおす。そして、能力を失ったオメガブレードを口に咥える。
(リリモン・・・・・・俺は戦う。たとえ負けて死ぬとしてもだ。それが死んだお前やライラモンたち、父さん、母さんが教えてくれた答えだ。・・・・・・・そして、お前が守ってくれた箒のためにも。)
一夏はゆっくりと上昇してルーチェモンへと向かって行く。
「これが俺の最後の戦いだ!!」
今回の技
パーガトリアルフレイム=ルーチェモンサタンモード
ディバインアトーンメント=ルーチェモンサタンモード
オメガインフォース=オメガモン(X抗体)
オールデリート=オメガモン(X抗体)
新デジモン
ルーチェモン エンド(超究極体・覇竜型・ウィルス種)
ルーチェモン・ラルバがイグドラシルのコアとアポカリモンの下半身と融合・進化した姿。姿は巨大な龍にアポカリモンの下半身がさらにトゲトゲしくなったもの。
モデルは遊戯王モンスター「覇王龍ズァーク」。
次回予告(仮)⇒予告詐欺になる可能性も。
ルーチェモン『愚かなデジモンに裁きを!』
一夏「ほ・・・・う・・・・・き・・・・・」
???「この時を待っていた!」
千冬「もう助かる方法はないのか?」
デュークモン「これより迎撃に出る!」
次回、「One Summer Dead」
俺は・・・・・・何のために戦って来たんだ?