ヴリトラモン・ストラトス   作:赤バンブル

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あとがきです。


あとがき

皆さんどうも。

 

この作品の作者である赤バンブルでございます。

 

前回の話をもって「ヴリトラモン・ストラトス」は完結しましたが今回のあとがきを書き終えて綺麗に終わらせたいので失礼ながらもう少しお付き合いください。

 

 

 

本作は、当サイトで連載されている「インフィニット・ストラトス」のクロス作品でまだ「デジモン」がなかったので自分で思い切って書いてみようというのが本作の始まりでした。

 

初めの頃、考えたタイトルは「デジモン・ストラトス」。

 

コンセプトは本作と同様デジモンだったのですが当初はシリアスに仕上げることを前提に考えていました。

 

理由としては一夏がなるデジモンが当初「ブラックウォーグレイモン」になる予定だったからです。

 

「黒き竜騎士が復讐のために生き、人間界へ行く方法を探す。そして、その中で成長していく。」

 

これが初期の構想でした。しかし、書こうとするとシリアスすぎて耐えられなくなり、「ブラックウォーグレイモン案」は没に。

 

続いてはシリアス度を大幅に下げた「ウォーグレイモン案」を考えたのですがデジモンの特徴的である「進化」。

 

よくよく考えるとこの案では一夏をボタモンの頃からやり直させなくてはならない。

 

これには困りました。

 

悩みながらしまい込んでいたデジモンカードをあさっていると懐かしい一枚が。

 

「ヴリトラモン」

 

「デジモンフロンティア」で初登場。

 

当初は、暴走するがゆえに強力というイメージがあり、デザインは私の中でもかなりお気に入りのキャラでした。

 

「よし!今回の話は、デジモンとIS、スピリットも交えた内容にしよう!」

 

こんな勢いで本作の連載はスタートしました。

 

後にヴリトラモンの形態だけでは戦えないと思いながらも新装備などを加えて何とか戦わせていく。

 

これは「転生放浪編」「ウィルスバスターズ編」を見ればわかると思います。「IS編」でもカイゼルグレイモンになるまではISも活躍できるようにと色々試行錯誤をしていました。

 

さて、今回は回収しきれなかったキャラクターの説明を少しだけ行おうと思います。

 

・グランドラクモン

 

「傲慢の影」で僅かしか登場せず、そのままフェードアウトになってしまったデジモン。実は終盤において彼はスサノオモンの攻撃から何とか逃げて来たルーチェモンに引導を渡すという重要な役目が与えられる予定でした。しかし、スサノオモンが冠山にルーチェモンを完全に止めを刺してしまったため、出番なし。本編にその姿を見せることは無くなりましたが現在でも彼は自分の居城でレディーデビモンと密かに暮らしているようです。

 

・リリスモン

 

「受け継がれる伝説編」で更識姉妹に敗北しましたが死亡しておらず、当初はエピローグで姿を隠しながら旅をする彼女の姿が描かれる予定でした。こちらでは始まりの街により、幼年期デジモンたちに触れ、癒されると言うもので破壊された右手はそのまま再生しませんでした。

 

 

・ミレイとリナ

 

終盤においてその後が描かれることはありませんでしたがリナはブイブイと共に自分たちの世界に帰り、ミレイはまたどこかへと姿を消したようです(しかし、時々束には会いに来るそうです)。

 

 

・五反田一家

 

本編でその後については一斉明かせませんでした。一夏と箒がデジタルワールドに旅立った数年後、厳は死去。亡くなった後は蓮がしばらく切り盛りしていましたが後に弾が資格を取って店の店主に。後に帰国した鈴と再会したのを機にお互いの距離を縮め、結婚するに至りました。ちなみに弾のパートナーはズバモンでロイヤルナイツ編の時に迷い込んだデジモンの内の一匹です。

 

 

・デジタル戦隊デジレンジャー

 

ジャスティモンが〇映に交渉して製作した戦隊ヒーロー番組。人間界を征服しようとする悪のデジモン軍団とジャスティモン事ジャスティスレッドを中心とするデジレンジャーの戦いの物語を描く。いわゆるパワーレンジャーシリーズの様で世界枠は繋がっている。一夏と箒が結婚した年にはついに念願のスーパー戦隊シリーズとの共演を果たした。

 

キャラクター配置

赤=ジャスティモン/ジャスティスレッド

青=アレスタードラモン(ガムドラモン)/アレスターブルー

黄=ウォーグレイモン/グレイイエロー

緑=シャイングレイモン/シャイングリーン

桃=エンジェウーモン/エンジェルピンク

 

追加戦士

紫=コマンダー・チッフー(織斑千冬)/ジエスバイオレッド

金=ドクター・タッバーネ(篠ノ之束)/べルスゴールド

 

首領 メルヴァモン/クイーン・アマゾン

幹部 タイタモン/デジタル・タイタン

戦闘員 ベジーモン等々

怪人 各話ゲスト

 

 

 

・デュナスモンとエリザ

 

終盤にその後が分からなくなった二人ですがデジタルワールドで小さな喫茶店を開いて穏やかに暮らしているそうです。シャルロットがリラックスもかねて時々来店し、親子関係が解消された後も交流を続けています。なお、ノエル・マーク夫妻も度々来店し、昔も思い出話を語って楽しんでいます。

 

・デュークモン

 

当初、エピローグで『ベルゼブモンに呼ばれてかつての自分たちの世界へと帰還。すると何故か時間が巻き戻っており、テイマーズの最終回から十年後ぐらいに戻っていた(これは、スサノオモンの攻撃の影響)。デュークモンはギルモンの姿に戻り、啓人の家へ。そこで会ったのは成長した啓人とその妻になった樹里だった。友の再会に二人は涙を流す。』というのを描く予定でしたが流石にそこまではと思い取りやめました。

 

・もう一つ最終回

 

実はリリモンが死ななかったルートがあります。一夏がデジタルワールドの再建のために箒と別れてそれぞれのパートナーたちも別れを告げて人間界からデジモンの姿が消える。

十年後、一児の母親になった箒は自分の息子に「一夏」と名付けてすぐ傍で眠っている傍ら、それまでも物語を書き終える。そう、これまでの物語は成人した箒によって描かれた記録だった。

 

 

 

 

まあ、一様こんな感じです。

 

約二年間近くこの作品を連載し、個人的にはまさかここまでやり切れるとは思ってもみませんでした。

 

特に「ロイヤルナイツ編」制作時はお気に入りの登録数が一気に激減したことや「受け継がれる伝説編」での低評価の続出でやる気をなくし、このまま放置しようかと考えていたこともありました。

 

でも、それでも作品の更新を待ち続けてくれる読者の皆さんがいたからこそここまで続けることができました。

 

「ヴリトラモン・ストラトス」は完結しましたがもしかしたら他の作品でもこの作品の一夏がひょっこりと現れるのかもしれません。

 

ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました!!


次回作は「戦隊✖IS」?

しかし、こちらは本家で!

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