艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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軽巡洋艦、駆逐艦メイン。

キャラ崩壊、独自設定、R-15ネタ含みます。


艦これSS九十六話

 

 ○○鎮守府、二一○○ーー

 

 軽巡洋艦寮、夕張部屋ーー

 

夕張「さて、今日はもうやること終わったし、ゆっくりとアニメ鑑賞でもーー」

 

 コンコンーー

 

夕張「はーい?」

 

秋雲『秋雲だよ〜』

 

夕張「あれ秋雲? どうしたのかな?」

 

 ガチャーー

 

夕張「はいは〜い、どうしたの〜?」

秋雲「ちょっとお願いがあrーー」

 

 パタンーー

 

秋雲『ちょっと〜! まだ話が終わってないんだけど〜!』ドンドン

 

夕張「やだよ〜! どうせ良いモデルがいないから、私にコスプレさせる気でしょ!?」

 

秋雲『分かってんなら開けてよ〜!!』ドンドン

 

夕張「嫌! 前に手伝ったら、それをネタに同人誌書いたでしょ!? 私はもう嫌よ、あんなこと!!」

 

秋雲『今回は普通だから! 触手とか()書かないから!』

 

夕張「触手とか()でしょ!? 結局R-18ネタなのは変わらないんじゃない!」

 

秋雲『前回はそっちの方がウケると思ったの〜! 今回は純愛モノだから大丈夫だよ〜! 報酬として次に買う予定のBrボックスの資金出すからさ〜!(全額出すとは言ってない)』

 

夕張「」

 

秋雲(もうひと押しで落ちるな)ゲスガオ

  『お願いだよ〜! 今度は変なの書かないから〜!』

 

 ガチャーー

 

ドア|・・)←夕張「本当に?」

秋雲「」コクコク

夕張「私、今度買うのは二つあるから、二つ分支援してくれるの?」

秋雲「勿論♪」

  (全額出すとは言ってない。全額出すとは言ってない。大切な事だから二回言うね)ゲスガオ

夕張「じゃあ、手伝う……」

秋雲「あんがと〜♪」

  (イエスっ! イエスっ! 勝利の女神は我に微笑みたり!)ラオウサイキポーズ

 

夕張「その前に部屋片付けるから、ちょっと待ってて」

秋雲「あ〜い♪」

 

 約十分後ーー

 

夕張「どうぞ〜」

秋雲「お邪魔しま~す♪」

 

 ーー。

 ーーーー。

 

夕張「それで? 今回はどんなことを手伝えばいいの?」

秋雲「んじゃ、まずこれに着替えて〜♪」つ袋

夕張「?」ウケトリ

 

 ガサゴソ←確認中

 

夕張「ねぇ、今回は純愛モノなのよね?」

秋雲「うん」

夕張「ブレザーってことは学生モノよね?」

秋雲「うん」

夕張「じゃあ、なんで所々破かれたような痕跡があるの?」

秋雲「レ○プされるから」

夕張「それって純愛なの?」

秋雲「うん」

夕張「話の構成は?」

秋雲「とある女子中学生が、家の隣に住む幼馴染みのお兄さんに恋をしてて、お兄さんの好みを探りに部屋に入ったら、お兄さんの特殊な性癖を知って、そこにお兄さんが帰ってきて、そのままフォー! って感じーー」

夕張「」

 

秋雲「んでやることやって、そんなお兄さんの特殊な性癖に毒されて、二人は結ばれるって話」

夕張「うん……嫌」サワヤカエガオ

秋雲「えぇ〜」

夕張「それはタグ付けするなら『無理矢理』『勘違い』『ハッピーエンド?』的な感じじゃない! 純愛要素ほぼ0に等しいじゃない!」

秋雲「バリさん(夕張)や」

夕張「な、何よ?」

秋雲「秋雲は万人に好まれる仕事じゃなくて、不特定多数に好まれる仕事をしたいの! 万人受けならもうかなりの作品が出てるもん! そんな中に秋雲が入れる訳無いじゃん! 売れる為にはこうした妥協も必要なの!」

夕張「言ってることは正しいけど、私がモデルになるのにそんな話は嫌よ〜!」

秋雲「次に買うBrボックスの支援金」ボソッ

夕張「うっ」タジロギ

 

秋雲「まぁ? バリさんが嫌なら無理強いはしないよ〜。勿論支援金は出さないけど〜」

夕張「うぅ……」グヌヌ

秋雲「良いのかなぁ?」ツメヨリ

夕張「分かりました。着ます」

秋雲「話が早くて助かるわ〜♪」

  (ふふ、全額出すとは(ry)

 

 夕張着替え完了ーー

 

夕張E.胸元まで破けたブレザー

   ボロボロになったスカート

 

夕張「はぁ……せっかく可愛い制服なのに、なんか勿体無いわね……」

秋雲「芸術の為には安い代償だよ」カキカキ

夕張「でも、これ安くはないでしょ?」

秋雲「街にあるド○キの安物だから、画材より断然安いよ〜」カキカキ

夕張「ブレザーもこんなことの為に買われるとは思わなかったでしょうね……」

秋雲「秋雲の目に止まったのが運の尽きだね〜」カキカキ

夕張(それは私にも言えることよね……)ガックシ

秋雲「お、良いね〜、その表情! グッジョ〜ブ♪」カキカキ

 

 そして約二時間後、夕張はやっとコスプレから解放された。

 

秋雲「あ〜、デッサンが書けたよ〜。感謝感謝〜♪」マンゾク

夕張「どう致しまして」ニガワライ

秋雲「んじゃ、時間も時間だし、秋雲は部屋に戻るね〜」ノシ

夕張「あ、待って秋雲」

秋雲「ん〜?」

夕張「この書類にサインと拇印お願い♪」つ書類

秋雲「書類〜? 一体なんのーー」

 

『私秋雲は夕張さんに資金援助として今度買うBrボックスの半額を負担することを約束致します』

 

秋雲「」シロメ

夕張「お願いね♪ あ、逃げてもちゃんと証拠で音声と動画残ってるから、言い逃れ出来ないわよ♪」

秋雲「まさかその為に部屋の掃除を?」オソルオソル

夕張「うん♪ 前にも同じ手を食らったからね♪」ニコニコ

秋雲「」チーン

夕張「」ニコニコニコニコ

 

 そして秋雲は涙目になりながら、サインと拇印を押し、半額負担を約束した。

 

 そしてそして、秋雲が書いた同人誌は一部のファンがこぞって買い、増刷が決定したとかーー。




悪は滅びる!←特に意味なし
という訳で、ちょっとした交流回ということで、書き上げました♪

読んで頂き本当にありがとうございました♪

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