独自設定、キャラ崩壊含みます。
○○鎮守府、一四○○ーー
戦艦寮、大和型姉妹部屋ーー
武蔵「明日からまた作戦再開らしいな」
大和「うん」
武蔵「捷四号作戦は機動部隊で行くみたいだな」
大和「うん」
武蔵「内容によって打撃部隊にするみたいだが、おそらく機動部隊で事足りるだろうな」
大和「うん」
武蔵「なぁ……」
大和「なに?」
武蔵「いい加減退いてくれないか?」ピキピキ
大和は座敷に座る武蔵の背中に覆い被さっていた。
大和「なんで?」
武蔵「邪魔だ。ついでに言えば重い」
大和「心が酷く傷ついたから動く気力を無くした」グデー
武蔵(めんどくせぇ〜!)ピキピキ
武蔵「おい、別に私達が出撃しない訳じゃないんだから、そんなに落ち込む必要無いんじゃないか?」
大和「私達は資材凄く使うから、長門さんや陸奥さんがメインだと思う……」
武蔵「だが、私達が出撃しないとは限らないだろ」
大和「そうだけど〜……」イジイジ
武蔵「おい……」
大和「なに?」
武蔵「私の頭に『の』の字を書かないでくれないか? 地味に痛いんだ」
大和「うん、ごめんね。やめる」
武蔵「ついでに退け」
大和「ちょっと何言ってるか分からない」
武蔵「いいから退けよ!」ウガー
ガタッ←武蔵立ち上がる
だらーん←それでも尚離れない大和
武蔵(うっぜぇ〜!)アタマカカエ
大和「武蔵〜、早く座ってよ〜。足痛い〜」
武蔵「なら自分の足で立て。重い」
大和「イミワカンナイ」ロボットクチョウ
武蔵(よし、殴ろう)サワヤカエガオ
コンコンーー
武蔵「む……誰だ?」
清霜『清霜で〜す! 遊びに来ました〜!』
武蔵「清霜か……」
大和「」キリッ
武蔵(後で必ず一発殴る)ニコリ
「入って来ていいぞ」
カラカラーー
清霜「こんにちは~! 大和姉様! 武蔵姉様!」
朝霜「やっほ〜」ノシ
早霜「お邪魔します」ペコリ
大和「いらっしゃい」ニコニコ
武蔵「……よく来たな」
朝霜「初めて来たけど、同じ寮なのになんか違うなぁ〜。やっぱり戦艦寮だからかな〜」キョロキョロ
早霜「そんなにじろじろ見ちゃダメだと思う」
大和「全然気にしてないから。好きなだけ見ていいわよ」ニコニコ
清霜「武蔵姉様、この前買ってもらったかんざし付けて来たんだよ〜♪」クルリ
武蔵「良く似合ってるじゃないか」ナデナデ
清霜「えへへ〜♪ 武蔵姉様からもらったから大切に使うね♪」ニコニコ
武蔵「あぁ、大切に使ってやってくれ。時に清霜よ」
清霜「?」クビカシゲ
武蔵「私のことは姉様と呼ばなくていい。せめて「さん」付けで頼む」ニガワライ
清霜「え〜! なんで〜!?」
武蔵「柄じゃないんだよ」ニガワライ
大和「別にいいじゃない。姉様って慕ってもらってるのに〜……もしかして清霜ちゃんにそう言われるの嫌なの?」ニヤリ
清霜「えぇっ!?」ガーン
大和「い~けないんだ〜、いけないんだ〜」ニヤニヤ
武蔵「」ピキピキ
清霜「(´・ω・`)」ショボーン
武蔵(今はあの愚姉ではなく、清霜が先だな)
「清霜よ」
清霜「?」ミアゲ
ポンッ←優しく清霜の肩を叩く武蔵
武蔵「我々は共に戦う戦友だ。慕ってくれるのは嬉しいが、その呼び方だと変に距離を感じてしまう。だから親しみやすい呼び方で頼む」ニッコリ
清霜「」パァッ
武蔵「な?」ナデナデ
清霜「はい! じゃあ……武蔵さん!」ニコニコ
武蔵「あぁ、それで頼む」ナデナデ
清霜「えへへ〜♪」ギューッ
大和「」
早霜「武蔵さんを困らせる作戦が失敗しましたね」クスクス
朝霜「武蔵さんパネェ〜」
大和「まぁ大和の妹ですから」ドヤァ
早霜「大和さんも凄いですね」
(主にメンタル面が)
大和「さて、今日は何をする?」
清霜「お料理教えてほしい!」
大和「お料理?」
清霜「うん♪」
大和「どうして?」
清霜「どうしても〜♪」
早霜「司令官に料理をご馳走するって言っちゃったからね」
朝霜「だからか。頑張れ〜」ニガワライ
大和「ふふ、なら早速教えてあげるわね♪ 厨房の方に行きましょう」ニコニコ
清霜「は〜い♪」
武蔵「お前達はどうするんだ?」
朝霜「料理は興味無いし、あたいは清霜が戻るまでここに居る〜」グダー
早霜「私はせっかくだから大和さんの料理教室に行ってきます」ニコリ
武蔵「分かった。姉さん、二人のこと頼んだぞ」
大和「任せて♪」
/ハヤクイコー! マッテー!\
武蔵「朝霜はどうするんだ? 何かするか? と言ってもこの部屋で遊べるのは花札や将棋くらいしかないが……」
朝霜「花札ってやったことないな〜。教えてよ」
武蔵「そうなのか? よし、教えてやろう。今花札を出してくる」
朝霜「ありがと〜♪」
バサッ←棚から何かの雑誌が落ちる
朝霜「?」
武蔵「またここに隠してたのか……あの愚姉め……」ハァ
朝霜「?」
『提督激写集・青葉出版』
朝霜「あ〜」ニガワライ
武蔵「見なかったことにしてくれると助かる」
朝霜「あ〜、別に大丈夫だよ、うん」ニガワライ
武蔵「すまないな」ガガガッ←シュレッダー
朝霜「夕雲も同じの持ってたし、LOVE勢って基本持ってるんじゃね?」
武蔵「青葉が解体されるのも時間の問題だな」
朝霜「まぁ誰かがボロを出さなきゃバレないっしょ」
武蔵「何とも言えんな」ヤレヤレ
それから花札を武蔵は朝霜に教え、大和は早霜と清霜に肉じゃがの作り方を教えた。
そしてその後、おやつが肉じゃがになったことは言うまでもないーー。
その日の夜、就寝前ーー
武蔵「」ドゴォ!
大和「」チーン
ちゃんと一発かました武蔵であった。
ほのぼの系、大和型姉妹のお話にしました!
読んで頂き本当にありがとうございました!