ネタ、独自設定含みます。
○○鎮守府、一一三○ーー
本日も昨日に引き続き資材補充の為、平常運転である。
そして作戦に出ずっぱりだった艦娘は束の間の休息を与えられた。
しかし作戦中の為、外出は極力控えるしかなく、鎮守府内でゆっくりするしか時間の潰し方が無い為、艦娘達は暇を持て余していた。
今日はそんな束の間の休息を過ごす、ある艦娘の姿をご覧頂こうーー。
駆逐艦寮
白露・時雨・村雨・夕立部屋ーー
夕立「お休みは嬉しいけど暇っぽい〜」グデー
時雨「ふふ、作戦中なんだし仕方ないさ」
夕立「時雨はさっきから何してるの〜?」
時雨「これかい? これは心理テストの本を読んでるんだよ」
夕立「心理テスト?」
時雨「そう、心理テスト」
夕立「どうしてその人が好きな人を○しちゃったのか調べるやつ?」
時雨「なんでそんなに偏ってるのかは聞かないけど、そんな危ない心理テストじゃなくて、もっと平和なやつだよ」ニガワライ
夕立「やりたいっぽい〜!」
時雨「分かった……じゃあーー」
Q今日はあなたの友達の誕生パーティ。
プレゼントは冗談半分でびっくり箱を贈ることにしました。
そこで、本物そっくりのカエルのおもちゃにしようと考えたあなた。カエルの色は何色にしますか?
①緑 ②赤 ③黒
時雨「どれにする?」
夕立「う~ん……ビックリ箱だから、赤の方が絶対にビックリさせられるっぽい!」
時雨「了解♪ 因みに僕は緑だよ。じゃあ答えねーー」
Aこのテストではあなたのユーモア度が分かります。
①を選んだあなたはユーモア度は60%
あなたは周りの人とのコミュニケーションを大切にするところがあり、さりげなく面白いことを言ったり、相手の冗談にうまく合わせられる「気配りユーモアタイプ」なんです。
②を選んだあなたユーモア度は80%
あなたは楽しいことが大好きなので、自分が中心となって周りを盛り上げることができる。「ユーモアリーダータイプ」です。
③を選んだあなたユーモア度は30%
あなたはちょっと大人びたところがあり、楽しいことは大好き。でも、大騒ぎすることはあまり得意ではなさそう。どちらかといえば、冷静な視点でとれた「毒」が混じりがちな「ブラックユーモアタイプ」のはずです。
時雨「ーーといった感じみたいだけど、どう? 僕は結構当たってたと思うけど」
夕立「ねぇねぇ」
時雨「? どうしたの?」
夕立「なんで100%と0%が無いの?」
時雨「さ、さぁ……この本にはこうとしか書いてないから……」ニガワライ
夕立「黒が30%なら何色だと0%なんだろう……透明?」
時雨「ジョークそのものが伝わらなさそうだね」ニガワライ
夕立「ん〜……気になるっぽい〜」バタバタ
時雨(本当に当たってるな〜)クスクス
時雨「それで、どうする? 他にもあるけどやる?」
夕立「やる!」
時雨「分かったよ。えっと……」
Q海に浮かぶ無人島で一人きりの生活をすることになりました。何にもない島での生活は退屈なものです。
そこで一冊だけ本を持って行けるとしたらどんな本を選びますか?
①:島での生活を指南するサバイバルガイド
②:ベストセラーのエッセイ
③:非日常を描いたファンタジー小説
④:友だちに勧められたマンガ
夕立「ねぇねぇ」
時雨「どうしたの?」
夕立「なんで無人島に行くのに食料とかサバイバルグッズじゃなくて、本なの? 飲水とか食料は気にならないくらい豊かな無人島なの? それとも本当に森も何もない無人島なの?」
時雨「どうして本なのかは僕にも分からないな……。島の情景は想像に任せるよ」ニガワライ
夕立「う~ん……結構難しいっぽい。何もない無人島ならサバイバルガイドを持ってても意味ないから、火の燃料になる残りの三冊からだよね……。でもそうじゃないならサバイバルガイド一択だし……」グヌヌ
時雨(夕立って結構頭使うタイプだったんだ……失礼だけど)ニガワライ
夕立「決めた! 何もない無人島で火が使えないのは困るから、燃えやすい漫画持ってくっぽい!」
時雨「ってことは④だね。僕は②かな……バカンスで無人島に行くと考えてね」
夕立「答えは〜?」ワクワク
時雨「えっとーー」
A選んだ本から「あなたが危険を冒すとき」がわかります。
①を選んだ方【スリルを求めて】
サバイバルガイドを選んだ方は、心のどこかで刺激やスリルを求めているよう。理由もなく気が高ぶっているような時に危険を冒しがち。
②を選んだ方【初めての体験を求めて】
エッセイを選んだ方は、新しい物ごとに対する好奇心が旺盛なタイプ。ひとたび興味が湧くと「初めて」に付きものの危険は顧みないようです。
③を選んだ方【決まり事に反発して】
ファンタジー小説を選んだ方は、ルールに従うことが性に合わないよう。人に指図されると、あまのじゃくになって危ない橋を渡ることも。
④を選んだ方【ヒマを持て余して】
マンガを選んだ方は、退屈に耐えられないタイプ。手持ちぶさたな時間が続くと、時に危険をはらんだ突拍子もないことを思いつきそう。
時雨「ーーだってさ。夕立はバッチリ当てはまってるね」クスクス
夕立「時雨だって当てはまってるっぽい〜」ニコニコ
ぐぅ〜〜
時雨「?」
夕立「えへへ、お腹空いちゃったっぽい〜////」テヘ
時計を見ると針は一二○○を指す直前だった。
時雨「もうお昼だね。みんな遠征や演習に行ってるし、僕達だけで食堂に行こうか」ニコリ
夕立「うん! 今日はガッツリとカツカレー食べるっぽい〜♪」ジュルリ
時雨「僕はルー多めで頼もうかな」フフフ
夕立「由良さん達誘うっぽい〜!」
時雨「そうだね。休暇組みんなで食べようか」ニコニコ
夕立「じゃあ、早速行くっぽい〜!」グイッグイッ
時雨「ちょっ、引っ張らないで〜!」アワワ
その後みんなしてカレーを食べ、鋭気を養った艦娘達であったーー。
今回はちょっとネタに走りしました。
申し訳ありません。
何はともあれ、読んで頂きありがとうございました♪