独自設定含みます。
○○鎮守府、二一○○ーー
明日は待ちに待ったバレンタインデーである。
その為、艦隊の艦娘達は今日の作戦終了後、それぞれ集まりチョコ製作をしていた。
人数が多い為、鎮守府では全員に配るのではなく、艦のクラス毎にチョコを作り、事前にくじ引きで決まったクラスの子達に、自分達が作ったチョコを渡すというシステムを設けた。
因みにくじ引きの結果は以下の通り。
渡 受
戦艦組 →空母組
空母組 →重巡洋艦組
重巡洋艦組→潜水艦組
軽巡洋艦組→駆逐艦組
駆逐艦組 →戦艦組
潜水艦組 →軽巡洋艦組
空母寮、共同厨房ーー
飛龍「〜♪」シャカシャカ
加賀「赤城さん、その量は味見ではないわ」
赤城「え? ほうふぇふふぁ(そうですか)?」ムグムグ
蒼龍「」ニガワライ
瑞鶴「空母組の私達は重巡のみんなに配るチョコクッキー作りか〜。他のみんなどんな感じなのかな?」マゼマゼ
翔鶴「当日まで内緒だから、イマイチ分からないわね〜」ウーン
飛鷹「うちは赤城さんがいるから、戦艦組が何を用意するか見物ね」
瑞鳳「赤城さんがいるからって大量とは限らないよ」フフ
隼鷹「赤城が暴走しなきゃ平気だろ〜」
赤城「」ニガワライ
鳳翔「私達は私達で頑張って作りましょうね」フフ
全員『はい!』
戦艦寮、共同厨房ーー
長門「えっと……ここがこうで」マゼマゼ
陸奥「慎重にね〜」ハラハラ
大和「〜♪」ルンルン
武蔵「おい、これはこうでいいのか?」
ビスマルク「えぇ、その調子でお願いね♪」
伊勢「私達は空母組だから、ザッハトルテか〜。頑張って作らなきゃね♪」
扶桑「そうね。約一名不安要素がありますが、これなら皆さんに行き渡るかと」ニガワライ
日向「もうあの赤いのだけにワンホール作るか?」
山城「甘やかしてはいけません。加賀からもくれぐれも与え過ぎないようにと言われましたから」
金剛「流石レディ加賀ね♪」
榛名「比叡お姉さま、その手に持っている大量の砂糖は使わないので片してください」
霧島「これ以上甘くしては毒ですから」
比叡「は~い」トボトボ
ローマ「流石は比叡ね」メガメクイッ
リットリオ「」ニガワライ
重巡洋艦寮、共同厨房ーー
摩耶「なぁ、溶かすのこれで足りんのか?」
鳥海「うん。それくらいで大丈夫よ」ニコリ
愛宕「潜水艦の子達は人数が少ないから、頑張って良いもの作らなきゃ♪」マゼマゼ
高雄「いつもオリョクルで頑張ってもらってるものね」ニコニコ
利根「筑摩〜、これは?」
筑摩「薄力粉です」
利根「これは〜?」
筑摩「アーモンドパウダーはこちらです」ニコニコ
利根「紛らわしいの〜」グヌヌ
青葉「マカロンなんて初めて作ります〜」コネコネ
衣笠「でも楽しいじゃん♪」マゼマゼ
古鷹「みんなで作ると更に楽しいよね♪」
加古(眠い……)
軽巡洋艦寮、共同厨房ーー
阿武隈「えっと……」レシピカクニン
鬼怒「由良姉〜、ちょっとヘルプ〜」
由良「は〜い! ちょっと待って〜」
五十鈴「甘さはこれくらいで良いかしら?」
名取「うん♪ 駆逐艦の子達ならこれくらいが良いと思う」ニコリ
長良「駆逐艦のみんなは人数いるから、チョコタルトケーキ、何ホール作れば良いんだろう……」マゼマゼ
龍田「うーん……多く見積もって八号ホールケーキを八個かしら」ニコニコ
天龍「なんだたった八個か。十個よりはましだな」コネコネ
北上「大井っち頑張って〜」
大井「頑張ります、北上♪」シュバババ
球磨「しっかり働くクマ!」
多摩「応援は任せろにゃ!」
木曾「姉貴達もやれよ!」ガンッ
夕張「木曾ちゃん。気にしたら負けよ。時間押してるから頑張りましょう」ガシガシ
大淀「一九時に始めたのにまだまだ作らなきゃいけませんからね!」コネコネ
阿賀野「能代はどんどんチョコ溶かして〜♪」
能代「分かった」
矢矧「追加の生クリーム持ってきたわ」
酒匂「ありがとう♪」
駆逐艦寮、共同厨房ーー
陽炎「磯風、型にチョコを流すの手伝って〜」
磯風「む、任せろ」
不知火「不知火も手伝います」←お目付役
黒潮「三人でやろな♪」←お目付役
陽炎型姉妹『』∑d
暁「アーモンドはこれ?」
響「それはカシューナッツだ。暁」
暁「そ、それくらい知ってるし! 試したのよ! アーモンドはこれでしょ!?」
雷「それはヘーゼルナッツよ。知らないなら知らないで良いのよ。時間が無いんだから」マゼマゼ
暁「電〜」プルプル
電「ヨシヨシ、なのです」ニガワライ
朝潮「えっとここに牛乳を」トポポ
大潮「えーい!」ドボドボ
満潮「あんたは入れ過ぎ!」
荒潮「あらあら」ニコニコ
霞「ナッツ類入れて」
朝雲「はーい」パラパラ
山雲「〜♪」マゼマゼ
霰「型持ってきた……」つ型
霞「ありがと」ウケトリ
夕雲「ホワイトチョコ持ってきてください」
長波「はいよ〜♪」
巻雲「ビターチョコも溶かします〜♪」
清霜「混ぜ混ぜ〜♪」
潜水艦寮、共同厨房ーー
ゴーヤ「カスタードクリーム完成でち♪」
ろ「頑張った〜♪」
はち「ホイップ生クリームも出来たよ」
まるゆ「頑張りました〜」ニコニコ
イク「生地も出来たのね!」
イムヤ「早く焼いちゃいましょ♪」
しおい「なんでエクレアにしたの〜?」
ゴーヤ「軽巡の人達にはいつも遠征でお世話になってるからでち!」
イク「ただのチョコレートよりエクレアの方が美味しいからなのね♪」
しおい「イクが自分の好みで言い出したのはよく分かったよ」ニガワライ
食堂ーー
間宮「これとこれを用意して……」テキパキ
伊良湖「チョコは……」
カランカランーー
明石「チョコレート持ってきました〜♪」
伊良湖「ありがとうございます♪」
間宮「ありがとうございます」ペコリ
明石「明日は忙しくなりますね♪」
間宮「えぇ♪ でも楽しみです♪」
伊良湖「この為に準備して来ましたからね!」フンス
明石「みんなでチョコパーティですね♪」
間・伊『はい』ニッコリ
こうしてチョコレートの匂いを漂わせ、鎮守府の夜は更けていったーー。
出した艦娘が多くて一人一言って感じになってしまいました……とほほ。
上記と出せてない艦に関して、ご了承をお願い致します。
読んで頂き本当にありがとうございました!