若干のキャラ崩壊含みます。
○○鎮守府、一四○○ーー
戦艦寮、共同厨房ーー
山城「〜♪」
混ぜ混ぜ。
山城「」アジミ
山城「良い味ね♪」ニコリ
扶桑「山城、何をしてるの?」ヒョコ
山城「あ、扶桑姉様……出撃から帰ってきたのですか?」
扶桑「えぇ、久々に瑞雲やカ号をガン積みで行ってきたわ♪」ピース
山城「お疲れ様です♪」←午前中に出撃済
扶桑「ありがとう……っと話が逸れてしまったわね。それは……チョコ?」
山城「はい♪ 最上や山雲達にせがまれちゃいまして、今日のあの子達の任務終わりに」ニパッ
扶桑「ふふ、山城は提督の為に料理頑張ったから、今では間宮さん達並の腕だものね♪」
山城「い、言わないでくださいよぅ////」テレリ
扶桑「ふふふ、山城は提督に会ってから「不幸」と言う回数が減って嬉しいわ」ニコッ
山城「〜////」ウツムキ
リットリオ「それは素敵なお話ね!」ヒョコ
ローマ「こんにちは、お二方」ペコリ
扶桑「リットリオさんにローマさん、こんにちは」ペコリ
山城「こ、こんにちは……聞かれてた……////」
リットリオ「別に恥ずかしがることないじゃない♪」
ローマ「部屋へ戻ろうとこちらへ来たら話し声が聞こえてしまったの。ごめんなさい」ペコリ
山城「あ、謝らなくてもいい、です……////」
リットリオ「私もチョコ作ろうかな〜。日本では友チョコってのがあるんでしょ?」
扶桑「えぇ、ありますよ」
山城「そういえば、イタリアでのバレンタインデーはどんな日なの?」
ローマ「イタリアと言うより、ヨーロッパでのバレンタインデーは男性から女性にプレゼントする日とされてるわ」
山城「へぇ〜」
扶桑「やはり、文化の違いがあるのね」フムフム
リットリオ「イタリアはバレンタインデー発祥の地でもあるの♪ それでイタリアではバレンタインデーを『Festa degli innamorati(フェスタ・デッリ・インナモラーティ)』と言って、日本語に直訳すると『恋人たちの記念日』としているのよ♪」
扶桑「素敵な名前ですね」
山城「流石はアモーレの国ね……」
ローマ「そもそも日本みたいな文化が珍しいのよ。基本的にバレンタインデーは恋人、夫婦の記念日なのだから」
山城「まぁ、日本ですから……」ニガワライ
扶桑「そしてそれが魅力でもあるのが日本ですから」フフフ
リットリオ「面白い国よね、日本って♪ 私はこういうの好き♪」
扶桑「……ではイタリアでは基本的にチョコは渡さないのかしら?」
ローマ「チョコを贈る場合は愛の言葉を書いた手紙やカードと共に贈るわ。チョコはあくまでおまけで、本命は愛の言葉や愛のある詩なの」
山城「本当に凄いわね、海外って……」
リットリオ「どこの国から見ても海外は常に変わってるって思うものだよ〜♪」
扶桑「確かにそうかもしれないわね」フフフ
そんな談笑をしつつ、山城特製チョコは最終段階へ。
山城「……さて、後は冷やして形を整えたら終わりね」
リットリオ「ガナッシュなんて凝ってるね〜♪ 私は生チョコが好きかな♪」
山城「あの子達は生チョコよりこっちの方が好きなのよ」
ローマ「生チョコは洋酒を練り込むから大人向けって感じですからね」
扶桑「それでリットリオさんはバレンタインデーに友チョコを贈るのかしら?」
リットリオ「うん♪ 今ヤマシローが作ってるの見てて作りたくなっちゃったから♪」
ローマ「なら私も手伝うわ。姉さんだけだと心配だから」
リットリオ「なんでよ〜!?」
ローマ「前に美味しいからとミネストローネを作り過ぎたのをお忘れ?」
リットリオ「そ、それは……」
ローマ「もう同じ食べ物を食べ続けるのは懲り懲りなので」
リットリオ「う、うぅ……」チヂコマリ
扶・山『』クスクス
チョコが冷えるまで、揃って談話室でお茶をすることにした艦娘達。
扶桑「二人は緑茶で良かったかしら?」
リットリオ「日本茶は美味しいから好き♪」
ローマ「Grazie」
山城「お茶請けは余ったチョコでごめんなさい」ニガワライ
リットリオ「Va bene(大丈夫)♪」
ローマ「今度はこちらが何か用意するわね」
扶桑「そういえば、この間レーベちゃんからドイツのバレンタインデーの事を聞いたのだけど、やっぱりドイツでもバレンタインデーは男性から女性へ花を贈るみたい」
ローマ「ドイツは案外日本よりもバレンタインデーっていうものの歴史は浅いのよ。結構堅いお国柄だから」
リットリオ「ここに居るドイツ艦の人達は良い人達ばかりだよ〜♪ ビスマルクとか!」
山城「凛々しいけどたまに子どもっぽいのよね〜」ニガワライ
扶桑「」クスクス
ローマ「あの人はもう少し余裕を持てば良いのよ。誉めると調子に乗るから、困ったものだわ」ハァ
リットリオ「そんなこと言わないの。いつもビスマルクと出撃すると誉めてるじゃない。しっかりしてるとか戦術理解度が優れてるとか」ニコニコ
ビスマルク「あら、それは嬉しいわね」ヒョコ
ローマ「あらいたの?」シレッ
リットリオ「あ、ビスマルク〜♪ Ciao〜♪」
ビスマルク「Guten Tag……それより今の話は本当なのかしら?」wktk
ローマ「さぁ、姉さんの戯れ言なので定かではないわ」
リットリオ「戯れ言とか酷いっ」ガーン
ビスマルク「まぁ、良いわ。これからも私の凄さを誉めると良いわ♪」ドヤァ
ローマ「これだから素直に誉める気になれないのよ……」チッ
ビスマルク「」ア?
ローマ「」オ?
バチバチ←二人の間に火花散る
扶桑「今日も平和ね♪」クスクス
山城「国は違っても仲良く出来るのは素敵ですよね、姉様♪」
リットリオ「現実逃避してないで止めてよ〜!」
ビスマルク「ちょっと面貸しなさい」
ローマ「いいですよ。今日こそ決着をつけましょう」
リットリオ「」チーン
その後二人は演習(物理)でぶつかり、友情(?)を深め合った。
当然提督からは二人仲良く叱られた模様ーー。
国によってバレンタインデーは色々ありますね〜。
日本はお菓子会社の陰謀ですが……(パルパル)
ローマとビスマルクの仲は喧嘩する程仲が良いということで、ご了承を。
今回も読んで頂き本当にありがとうございました♪