艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

86 / 330
軽巡洋艦、重雷装巡洋艦のみ。

若干のキャラ崩壊含みます。


艦これSS八十四話

 

 ○○鎮守府、一二○○ーー

 

 軽巡洋艦寮、長良・五十鈴・名取部屋ーー

 

名取「」ペラッ←読書中

 

 コンコンーー

 

名取「開いてま〜す。どうぞ〜」

 

 カラカラーー

 

阿武隈「名取お姉ちゃ〜ん」ヒョコ

 

名取「阿武隈ちゃん、いらっしゃい♪」

阿武隈「一緒にお昼食べに行こ〜?」クイクイ

名取「あ、もうそんな時間?」ビックリ

阿武隈「本読んでたの?」

名取「うん♪」

阿武隈「だから眼鏡してたんだね」

名取「読書の時だけね〜」ニコリ

 

阿武隈「何読んでるの〜?」

名取「これだよ」つ本

 

阿武隈「……『あなたの後ろに黒い影』……何これ?」

名取「え?」

阿武隈「だから、何なのこの本……」

名取「あ・な・た・のーー」

阿武隈「いやいや読めないんじゃなくて、ジャンルを聞いたの〜!」ブンブン

名取「あ、そっか〜」テヘペロ

阿武隈「もしかしてホラー?」

名取「うん♪ ホラーだけどラブストーリーだよ」ニコリ

阿武隈「ふ〜ん……読んでみたいけど、ホラー要素があるのはちょっとなぁ……」

名取「ふふ、読む決心がついたら借りに来てね♪」

阿武隈「う、うん……」

 

名取「じゃ、食堂行こっか」

阿武隈「うん♪ でも今日は私達だけお休みだから、なんか寂しいな〜」

名取「ふふ、夜は姉妹みんなで食べようね」ナデナデ

阿武隈「うん」ニパッ

 

 

 準備をして食堂へーー

 

阿武隈「今日は何にしようかな〜」ルンルン

名取「私はきつねうどんにしようかな」

阿武隈「わぁ、それも良いなぁ……」

 

??「あれ? あぶあぶにナトリーヌじゃん♪」

 

阿武隈「あ、北上さん……」

名取「こんにちは♪ 北上ちゃんもお昼?」

北上「そだよ〜」

阿武隈「お、大井さんは?」キョロキョロ

北上「大井っちは今日秘書艦だから、後から提督と来るよ〜」

名取「じゃあお昼は私達と一緒に食べない?」ニコッ

北上「『じゃあ』の繋がりがよく分かんないけど、まあ良いよ〜。二人も提督LOVE勢だもんね〜」ニシシ

名取「ありがとう♪」ニコニコ

阿武隈「あ、ありがとう////」

北上「別に良いって〜。ま、そうと決まれば早く行こう〜。二人の席も確保しなきゃだし〜」

名取「そうだね〜♪」

阿武隈「は〜い」

 

 

 北上も加え、三人で食堂へ。

 

 

 食堂ーー

 

 カランカランーー

 

北上「ありゃ……」

阿武隈「わぁ……」

名取「あはは……」

 

間宮「いっらしゃいませ〜!」

伊良湖「最後尾に並んでお待ちくださーい!」

食堂妖精b「揚げ物は十分少々お待ちくださいです〜!」

食堂妖精a「ちゃんと順番でお待ちくださいです〜!」

食堂妖精c「あちゃちゃちゃちゃっ〜!」トントントントントントン

 

北上「あ〜、今日は戦艦の人達と正規空母の人達が出撃も演習もしてないから、いつもより混んでるんだね〜」

名取「席だけ取って提督と大井ちゃんを待とうか?」

阿武隈「それか寮で自炊する?」

北上「えぇ〜、自炊するのダルいよ〜」ヤンヤン

阿武隈「やんやんって……」ニガワライ

名取「取り敢えず提督と大井ちゃんが来るまで、あそこの待合席で待とうか」ユビサシ

北上「賛成〜」トボトボ

阿武隈「そうだね」

 

 ーー。

 ーーーー。

 

 カランカランーー

 

大井「うわ、予想以上の混み具合……」

提督「ふむ……なかなかの光景だな」シミジミ

 

北上「提督〜、大井っち〜」ノシ

 

大井「北上さ〜ん♪ ……と名取さんと阿武隈さん、こんにちは」

名取「大井ちゃん、こんにちは」ニコッ

阿武隈「こ、こんにちは……」カタイエミ

 

提督「二人も一緒だったのだな」ニカッ

名取「はい」ニコニコ

阿武隈「こ、こんにちは////」ハニカミ

 

北上「今、このままちょっと待って食堂でご飯食べるか、めんどいけど自炊するか悩んでるとこなんだよ〜」

大井「なら私がカレーでも作りましょうか、北上さん♪」

北上「大井っちのカレー……美味しいけど、なんか不思議な味がするから今日はパスで」ノシ

大井「ちょっと気合を入れて隠し味を多く入れちゃっただけなんです〜! そんな悲しいこと言わないで北上さ〜ん!」ブワッ

 

名取「隠し味に何を入れ過ぎちゃったの?」

大井「板チョコを一枚丸ごと……」

阿武隈「」ニガワライ

提督「そんな時もある。愛情込めた料理は一部の例外を除いて、美味しくなるものだ」ナデナデ

大井「き、気安く撫でないでください!//// 嬉しいじゃないですか!!////」ペシペシ

阿武隈「ちょ、た、叩かないでくださいよ〜!」(><)

大井「あら、ごめんなさい」シレッ

阿武隈「」グヌヌ

名取「」クスクス

 

北上「それで〜? みんなどうする〜?」

大井「なら私達の部屋で鍋にでもしましょうか。球磨姉さん達と木曾は遠征や海上訓練で留守ですし」

北上「お、良いねぇ〜。白菜増し増しでお願いね〜」ノシ

大井「任せて北上さん♪」

 

名取「私もお手伝いするね♪」

大井「ありがとう」ニコッ

阿武隈「じゃあ、私はカセットコンロ用意します」

北上「苦しゅうない」ノシ

提督「私も何か手伝いを……」

大井「提督は黙って私の料理を食べて、笑顔を見せてくれれば良いので結構です」キッパリ

提督「お、おぉ……」

 

北上「んじゃ〜、早速行こ〜」

大井「はーい♪」

名取「何鍋にしようか?」

大井「寄せ鍋で良いんじゃないかしら?」

阿武隈「私は全然OKです♪」

提督「何でも美味しく食そう」ニカッ

大井「じゃ寄せ鍋で」

名取「了解♪」

北上「お鍋〜お鍋〜♪」スキップスキップ

 

 

 こうしてお昼に大井、名取の特製寄せ鍋を食べ、みんな心も体も温まった。




今回はほのぼの日常系にしてみました♪

読んで頂き本当にありがとうございました!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。