艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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重巡洋艦メイン。


艦これSS八十一話

 

 ○○鎮守府、一○○○

 

 重巡洋艦寮、談話室ーー

 

古鷹「あれ、摩耶さん。今日はお休み?」

摩耶「よ〜、休みだぞ〜。ついでに鳥海もな」ノビー

加古「その鳥海はどこにいるんだ?」キョロキョロ

摩耶「あぁ、今部屋に読み終わった本を置きに戻った」

 

古鷹「あ、そうだ。これから私と加古で、街に出来た猫カフェに行くんだけど、二人も一緒に行かない?」

加古「あたしらも休みだからね〜」

摩耶「加古って休みは寝て過ごすのかと思ってたぜ」

加古「大半はそうだけど、古鷹と約束してたからさ〜。それに猫は好きだし」

摩耶「じゃあ、鳥海が戻ってきたら聞くから、ちょっと待っててくれ」

古鷹「うん。全然いいよ〜♪」

加古「こたつ入ってると寝そう……」ウツラウツラ

摩耶「もう眠そうじゃねぇか!」

古鷹「あはは……」ニガワライ

 

 カラカラーー

 

鳥海「摩耶、お待たせ〜……古鷹さんに加古さん、こんにちは~」ペコリ

古鷹「こんにちは~♪」

加古「お〜す」ノシ

摩耶「なあなあ、古鷹達がこれから街に出掛けるんだけど、付いてかね?」

古鷹「この前街に出来た猫カフェに行くんだけど……せっかくだから二人もどうかなって」ニコッ

鳥海「わぁ、ありがとうございます♪ 是非ご一緒させてください」ニパッ

加古「決まったなら、提督に話通して来ようぜ〜」

摩耶「そうだな♪」

鳥海「その前に、外出許可書書かなきゃね」

摩耶「おう♪」

 

 そしてそれぞれ準備して執務室へーー

 

 執務室ーー

 

提督「うむ……受理した。何かあったら必ず連絡するように。後帰りが遅くなる時にも連絡を。楽しんで来なさい」ニッコリ

古鷹「はい♪ お土産買ってきますね♪」ニコニコ

加古「行ってきゃ〜す」ノシ

 

時雨(本日秘書艦)「気をつけて行ってきてね」ニッコリ

摩耶「おう♪」

鳥海「行ってきます」ニコニコ

 

 パタンーー

 

時雨「猫カフェか〜、僕も今度みんなと行こうかな……」チラッ

提督「そうだな、時雨も姉妹達や友達達と行って来るといい」ニッコリ

時雨「提督も一緒に行こうよ」ジーッ

提督「タイミングが合えばな」ニガワライ

時雨「楽しみにしてるね」ニコニコ

 

 ーー。

 ーーーー。

 

 鎮守府近辺繁華街ーー

 

古鷹「到着〜♪」

鳥海「お店はここからどう行くんですか?」

古鷹「えっと……こっちみたい」ユビサシ

摩耶「おら、加古〜。起きろ〜」ユサユサ

加古「うおっ……おぉ、目が覚めた〜」パチクリ

 

 艦娘達移動中ーー

 

鳥海「どんな猫ちゃんが居るのか楽しみ〜♪」

古鷹「何でも二十匹も居るんだって♪」

摩耶「そんなに居るのか!?」

加古「でも大抵近寄ってくるのは二、三匹だから、変に期待しない方がいいぞ〜」

鳥海「その口振りは経験者ですね」キラーン

古鷹「私達は良く行くから」ニコニコ

 

加古「別の所だけど、前に青葉と衣笠も一緒に行ったなぁ」

古鷹「シャッターチャンスが来ても、周りにいた他の猫ちゃんに邪魔されて悔しがってたよね」クスクス

摩耶「容易に想像がつくな……」

鳥海「そうだね」クスクス

 

 

 猫カフェ・にゃんにゃんーー

 

摩耶「へぇ〜、なんか洒落た店構えだな」

鳥海「バーだって言われても遜色無いね」オオ

加古「寒いから早く入ろうよ〜」

古鷹「もう、加古ったら……」ニガワライ

 

 店内ーー

 

店員「いらっしゃいませ〜。四名様でお越しですか?」

古鷹「はい、四人です」

店員「畏まりました。ではこちらのお席は自由ですので、お好きな席へどうぞ〜」

四人『は〜い』

 

 ーー。

 

摩耶「初めて来たけど、思ったより騒がしくないんだな〜」

鳥海「みんなお利口な猫ちゃんなのね」ニコニコ

加古「ドリンクバー頼む?」

古鷹「そうだね♪」

摩耶「頼む〜」

鳥海「お願いします♪」

 

加古「」ノシ

店員「お待たせしました。ご注文承ります」

加古「ドリンクバー四つで」

店員「畏まりました。グラスとお飲み物はあちらにありますので、ご自由にどうぞ」ペコリ

 

古鷹「じゃあ私取ってくるね」スッ

鳥海「なら私も行きます」スッ

摩耶「アタシも何があるか見たいから行くわ」

加古「古鷹〜、あたしいつもの〜」

古鷹「ジンジャエールね♪」

加古「無かったら適当なやつで〜」ノシ

 

 ーー。

 

古鷹「加古、持ってきたよ〜」

加古「サンキュ〜」

摩耶「!?」ビクッ

鳥海「わぁ♪」

 

 加古は猫に囲まれている。

 

加古「なんかうとうとしてたら、すげぇ集まってきたんだよ」

摩耶「集まってきたなんて数じゃないぜ……二、三匹じゃねぇじゃんか……」オドロキ

鳥海「六匹も居る」キラキラ

古鷹「加古って猫に好かれやすいんだよね〜」ニコニコ

 

 ストンーー

 

摩耶「お、なんだお前。アタシのとこが良いのか?」ナデナデ

白猫「にゃ〜ん♪」

 

鳥海「ほらほら〜、こっちだよ〜」つ猫じゃらし

トラ猫「にゃうにゃう〜!」シャシャッ

古鷹「頑張れ〜♪」クスクス

 

加古「( ˘ω˘)」スヤァ

 

 仰向けで寝る加古のお腹に黒猫と茶猫が鎮座し、仲良くシエスタタイム。

 

 

摩耶「あいつはブレねぇな」ニガワライ

鳥海「加古さんだから」フフフ

古鷹「加古はいつもこうだから」ニコニコ

 

 にゃーにゃーにゃー

 

 /ワラワラ\

 

摩耶「なんか更に寄ってきてね?」

鳥海「それでも加古さんはぐっすりね」

古鷹「それが加古だから」ニコニコ

摩耶「息出来てんのかあれ……」

鳥海「流石に苦しかったら起きるよ」ニガワライ

古鷹「加古ったら……」ニガワライ

摩耶「ちょっと見てくるわ」スッ

鳥海「いってらっしゃい」

古鷹「お願い〜」

 

加古「( ˘ω˘)」スヤァ

摩耶「猫をアイマスクにして寝てやがる……」ニガワライ

古鷹「写真に残しとこ」パシャ

鳥海「面白いかも」パシャ

摩耶「だな」パシャ

加古「( ˘ω˘)」スヤァ

 

 その後も艦娘達はゆったりと過ごし、帰りに猫の形をしたクッキーをお土産に鎮守府へと帰っていった。




今月は猫の日があるのでこのネタが思い浮かびました!

読んで頂き本当にありがとうございました!

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