○○鎮守府、一○○○
重巡洋艦寮、談話室ーー
古鷹「あれ、摩耶さん。今日はお休み?」
摩耶「よ〜、休みだぞ〜。ついでに鳥海もな」ノビー
加古「その鳥海はどこにいるんだ?」キョロキョロ
摩耶「あぁ、今部屋に読み終わった本を置きに戻った」
古鷹「あ、そうだ。これから私と加古で、街に出来た猫カフェに行くんだけど、二人も一緒に行かない?」
加古「あたしらも休みだからね〜」
摩耶「加古って休みは寝て過ごすのかと思ってたぜ」
加古「大半はそうだけど、古鷹と約束してたからさ〜。それに猫は好きだし」
摩耶「じゃあ、鳥海が戻ってきたら聞くから、ちょっと待っててくれ」
古鷹「うん。全然いいよ〜♪」
加古「こたつ入ってると寝そう……」ウツラウツラ
摩耶「もう眠そうじゃねぇか!」
古鷹「あはは……」ニガワライ
カラカラーー
鳥海「摩耶、お待たせ〜……古鷹さんに加古さん、こんにちは~」ペコリ
古鷹「こんにちは~♪」
加古「お〜す」ノシ
摩耶「なあなあ、古鷹達がこれから街に出掛けるんだけど、付いてかね?」
古鷹「この前街に出来た猫カフェに行くんだけど……せっかくだから二人もどうかなって」ニコッ
鳥海「わぁ、ありがとうございます♪ 是非ご一緒させてください」ニパッ
加古「決まったなら、提督に話通して来ようぜ〜」
摩耶「そうだな♪」
鳥海「その前に、外出許可書書かなきゃね」
摩耶「おう♪」
そしてそれぞれ準備して執務室へーー
執務室ーー
提督「うむ……受理した。何かあったら必ず連絡するように。後帰りが遅くなる時にも連絡を。楽しんで来なさい」ニッコリ
古鷹「はい♪ お土産買ってきますね♪」ニコニコ
加古「行ってきゃ〜す」ノシ
時雨(本日秘書艦)「気をつけて行ってきてね」ニッコリ
摩耶「おう♪」
鳥海「行ってきます」ニコニコ
パタンーー
時雨「猫カフェか〜、僕も今度みんなと行こうかな……」チラッ
提督「そうだな、時雨も姉妹達や友達達と行って来るといい」ニッコリ
時雨「提督も一緒に行こうよ」ジーッ
提督「タイミングが合えばな」ニガワライ
時雨「楽しみにしてるね」ニコニコ
ーー。
ーーーー。
鎮守府近辺繁華街ーー
古鷹「到着〜♪」
鳥海「お店はここからどう行くんですか?」
古鷹「えっと……こっちみたい」ユビサシ
摩耶「おら、加古〜。起きろ〜」ユサユサ
加古「うおっ……おぉ、目が覚めた〜」パチクリ
艦娘達移動中ーー
鳥海「どんな猫ちゃんが居るのか楽しみ〜♪」
古鷹「何でも二十匹も居るんだって♪」
摩耶「そんなに居るのか!?」
加古「でも大抵近寄ってくるのは二、三匹だから、変に期待しない方がいいぞ〜」
鳥海「その口振りは経験者ですね」キラーン
古鷹「私達は良く行くから」ニコニコ
加古「別の所だけど、前に青葉と衣笠も一緒に行ったなぁ」
古鷹「シャッターチャンスが来ても、周りにいた他の猫ちゃんに邪魔されて悔しがってたよね」クスクス
摩耶「容易に想像がつくな……」
鳥海「そうだね」クスクス
猫カフェ・にゃんにゃんーー
摩耶「へぇ〜、なんか洒落た店構えだな」
鳥海「バーだって言われても遜色無いね」オオ
加古「寒いから早く入ろうよ〜」
古鷹「もう、加古ったら……」ニガワライ
店内ーー
店員「いらっしゃいませ〜。四名様でお越しですか?」
古鷹「はい、四人です」
店員「畏まりました。ではこちらのお席は自由ですので、お好きな席へどうぞ〜」
四人『は〜い』
ーー。
摩耶「初めて来たけど、思ったより騒がしくないんだな〜」
鳥海「みんなお利口な猫ちゃんなのね」ニコニコ
加古「ドリンクバー頼む?」
古鷹「そうだね♪」
摩耶「頼む〜」
鳥海「お願いします♪」
加古「」ノシ
店員「お待たせしました。ご注文承ります」
加古「ドリンクバー四つで」
店員「畏まりました。グラスとお飲み物はあちらにありますので、ご自由にどうぞ」ペコリ
古鷹「じゃあ私取ってくるね」スッ
鳥海「なら私も行きます」スッ
摩耶「アタシも何があるか見たいから行くわ」
加古「古鷹〜、あたしいつもの〜」
古鷹「ジンジャエールね♪」
加古「無かったら適当なやつで〜」ノシ
ーー。
古鷹「加古、持ってきたよ〜」
加古「サンキュ〜」
摩耶「!?」ビクッ
鳥海「わぁ♪」
加古は猫に囲まれている。
加古「なんかうとうとしてたら、すげぇ集まってきたんだよ」
摩耶「集まってきたなんて数じゃないぜ……二、三匹じゃねぇじゃんか……」オドロキ
鳥海「六匹も居る」キラキラ
古鷹「加古って猫に好かれやすいんだよね〜」ニコニコ
ストンーー
摩耶「お、なんだお前。アタシのとこが良いのか?」ナデナデ
白猫「にゃ〜ん♪」
鳥海「ほらほら〜、こっちだよ〜」つ猫じゃらし
トラ猫「にゃうにゃう〜!」シャシャッ
古鷹「頑張れ〜♪」クスクス
加古「( ˘ω˘)」スヤァ
仰向けで寝る加古のお腹に黒猫と茶猫が鎮座し、仲良くシエスタタイム。
摩耶「あいつはブレねぇな」ニガワライ
鳥海「加古さんだから」フフフ
古鷹「加古はいつもこうだから」ニコニコ
にゃーにゃーにゃー
/ワラワラ\
摩耶「なんか更に寄ってきてね?」
鳥海「それでも加古さんはぐっすりね」
古鷹「それが加古だから」ニコニコ
摩耶「息出来てんのかあれ……」
鳥海「流石に苦しかったら起きるよ」ニガワライ
古鷹「加古ったら……」ニガワライ
摩耶「ちょっと見てくるわ」スッ
鳥海「いってらっしゃい」
古鷹「お願い〜」
加古「( ˘ω˘)」スヤァ
摩耶「猫をアイマスクにして寝てやがる……」ニガワライ
古鷹「写真に残しとこ」パシャ
鳥海「面白いかも」パシャ
摩耶「だな」パシャ
加古「( ˘ω˘)」スヤァ
その後も艦娘達はゆったりと過ごし、帰りに猫の形をしたクッキーをお土産に鎮守府へと帰っていった。
今月は猫の日があるのでこのネタが思い浮かびました!
読んで頂き本当にありがとうございました!