キャラ崩壊、独自設定含みます。
○○鎮守府、二三○○ーー
提督自室ーー
提督「(-.-)y-~~」フゥ
寝る前の一服を満喫しながら開けた窓から空を見上げる。
夜空には綺麗な星星と月の光が優しく煌めいている。
提督(今宵は満月か……)
大きく顔を出す満月を眺めつつ、私は煙草の煙を月へ吹き掛ける様に吐く。
煙から徐々に浮かび上がる月が個人的に好きだからだ。
提督(良い月の夜だ……)
同時刻、戦艦寮金剛姉妹部屋ーー
比叡「お、お姉さま、しっかりしてください!」アワワ
金剛「おうふ……」ボタボタ
榛名「流石の金剛お姉さまも撃沈ですね」ツー
霧島「榛名も鼻血を拭きなさい……」フキフキ
彼女達は先月の勝負に勝ち、今月から戦艦寮の当たり部屋に移っていた。(二十話参照)
そして向い側にある提督の自室を眺めていた。
しかし、今宵の提督は余りにも画になる為、愛が鼻から溢れ出てしまったのである。
金剛「こんなCoolなテイトクはヤバいデス。違う所から涎が出てしまいマス////」ドキドキ
榛名「あの小さく笑った瞬間がどストライクでした////」キュンキュン
比叡「お姉さまも榛名も幸せそうで嬉しいな」ニコニコ
霧島「やってることは覗きですけどね」ニガワライ
金剛「What? テイトクがドアに向かって行きマス……」
榛名「お花を摘みに行くのでは?」
金剛「時間も時間デスからね〜」
霧島「私達もそろそろ寝ましょう。明日は出撃任務もありますから」
比叡「夜更かしはお肌にも良くありませんし!」フンス
金剛「Got it(分かったわ)♪」
榛名「では歯磨きして寝ましょう♪」
金剛姉妹が仲良く寝る支度をしてる時、提督はーー
提督「どうした、こんな時間に?」
一服しているとドアをノックされ、返事をしてドアを開けると、そこには枕を抱えた不知火と暁が立っていた。
不知火「夜分申し訳ありません。寝る前に季節外れの心霊番組を見てしまって、怖くて寝れません……」ガクガク
暁「あ、暁も不知火と同じ……レディだけど、怖いものは怖いの!」ブルブル
提督「同室の姉妹達はどうした?」
不知火「陽炎も黒潮もぐっすり眠っていて、起こすのが忍びなくて……」
暁「暁はレディだから、響達を起こすのが可哀想だったから、ここに来たの……」
提督「……まぁ、話は分かった。取り敢えず寒いだろうから、中へ入りなさい。今ホットミルクを作ってやろう」ナデナデ
不知火「きょ、恐縮です////」テレリ
暁「もっと撫でても良いのよ?////」フンス
私は二人を部屋に招き入れ、部屋の簡易キッチンへ向かった。
不知火「暁も同じ番組を見ていたんですね」
暁「うん。響がこれくらい見れなきゃレディじゃないって言うから……」
不知火「不知火も陽炎にこれくらい見れなきゃ司令に頼られないと言われました」
暁「災難だったわね……その気持ち分かるわ」ウンウン
不知火「ありがとうございます。嬉しく思います」
不知火「しかし、あの最後のは反則でしたね」
暁「あぁ、あれは酷かったわ。鏡見るの嫌になったもの……」
不知火「分かります分かります」ウンウン
暁「あぁ……思い出したらまた寒気が……」ガクガク
不知火「不知火もです……」ブルブル
提督「思い出していたらキリがないぞ……。ほら、これを飲みなさい」つホットミルク
不知火「ありがとうございます……」
暁「ありがと……お礼はちゃんと言えるし……」フンス
コクコクーー
不・暁『ε-(´∀`*)』ホッ
提督「」ホホエマー
不知火「ふぅ……」ホッコリ
暁「落ち着くわ〜」ホッコリ
提督「ホットミルクには安眠効果があるからな」ニコリ
不知火「あの……司令はオバケって信じます?」
暁「暁も気になる……」
提督「幽霊か……ふむ……」ウデクミ
不知火「」ドキドキ
暁「」マジマジ
提督「まぁ、信じてはいるかな……」
不知火「そうなんですか?」
暁「ちょっと意外かも……」
不知火「どうして信じているんですか?」
提督「生き物が死ぬと、その生き物そのものの存在が無くなってしまう。しかし、それだけだと哀しいと思ってしまってな……」
暁「哀しく?」
提督「あぁ……例えば飼っていた犬や猫が亡くなって、霊になって出てきたらどうする?」
不知火「……嬉しいかもしれません」
暁「」コクコク
提督「そういうことだ。何も幽霊が全部怖いとは限らないし、普通に見れるものでもないからな。こういう風に考えていた方が良いだろう?」
不知火「……そうですね。そう考えると少しは怖くなくなりました」
暁「見た目で判断してちゃレディとしてみっともないものね!」
提督「まぁ、そういった番組は怖がらせるのが売りだからな。怖くなるのは仕方がないが、必要以上に怖がる必要はないのだよ」ニコリ
不知火(流石司令です……この不知火、どこまでも司令について行きます!)グッ
暁(暁もいつか司令官みたいな頼もしい大人になりたいわ……)ソンケイノマナザシ
提督「さて、話はこれくらいにしてそろそろ寝よう。今布団を敷いてあげるから、私の両隣で寝なさい」ナデナデ
不・暁『はい』キラキラ
こうして私達はそれぞれの布団で眠りに就いた。
次の朝、不知火と暁は同室の姉妹艦や他の艦娘達から凄く妬まれたそうなーー。
今回はまったり系?な感じのお話にしました!
読んで頂き本当にありがとうございました!