艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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戦艦メイン。

キャラ崩壊含みます。


艦これSS七十三話

 

 ○○鎮守府、一一○○ーー

 

 戦艦寮、金剛姉妹部屋ーー

 

金剛「〜♪」ルンルン

 

 金剛は今とても幸福感に包まれていた。

 

比叡「金剛お姉さま凄くご機嫌ね。何かあったの?」

榛名「大体の検討はついてますけどね」フフ

霧島「昨日お姉さまの提督接近禁止命令が解除され、本日はお姉さまが秘書艦の日ですから」

比叡「わぁ! それは良かったわね♪」フンスフンス

 

榛名「それに提督も近頃金剛お姉さまのスキンシップが少ないのが心配だったみたいで、本日は金剛お姉さまにご昼食の用意をお願いして、ご一緒にご昼食を取るそうです」

霧島「提督らしい気遣いですね……原因はお姉さまの自業自得ですが」ニガワライ

比叡「でもでも、お姉さまは接近禁止命令中はちゃんと我慢してたじゃない!」

榛名「最後の方は何やら悟りを開いていましたからね」ニガワライ

 

金剛「〜♡」キラキラ

 

 妹達が側でそんな話をしていても、今の金剛には提督とのランチタイムの事に夢中で全く耳に入ってはいなかった。

 

金剛「〜♪♡」ルンルンキラキラ

 

霧島「しかし、あれは作り過ぎなのでは……」

榛名「ローストビーフ、コンソメスープにトマトサラダ」

比叡「ハンバーグにおにぎり、ほうれん草とキノコのソテー」

霧島「そして今はミートパイ……これではバイキングね……」ニガワライ

榛名「まぁ私達も大和さん達よりは食べませんが、戦艦なのでそれなりに食べますけど……」

比叡「あれはどう見ても五、六人分はあるかも……」ヒエー

霧島「司令も沢山食べますがあれはちょっと無理があるかと……」メガネクイッ

 

 ティーンーー

 

金剛「出来まシタ♪」

 

 テキパキーー

 

榛名「でも金剛お姉さま、凄く嬉しそうです♪」

比叡「大好きな方への料理ですもの、その気持ち分かるわ」ニコニコ

霧島「これは司令も心して食さねばなりませんね」フフフ

 

金剛「Hey,my sisters!」

比・榛・霧『は、はい!』

金剛「そろそろlunch timeネ〜♪ スミマセンがこれを運ぶのを手伝ってくだサ〜イ」ウインク

比叡「喜んで!」フンスフンス

榛名「はい」ニコリ

霧島「お手伝いします」ニッコリ

金剛「Cheers♪」

 

 

 廊下ーー

 

 配膳台に各料理が入った鍋やお皿と食器を乗せて、いざ執務室へ向かう金剛型姉妹。

 

霧島「随分気合を入れて作りましたね」

金剛「モチのロンデ〜ス♪ 料理にワタシの沢山のLOVEを込めましたからネ〜♡」キャッ

比叡「きっと喜んでもらえますよ!」フンス

榛名「はい、楽しいご昼食をお過ごしくださいね♪」

金剛「What?? 何を他人事の様な事を言ってるデース?」

比・榛・霧『?』クビカシゲ

 

金剛「これはテイトクとみんなで食べるlunchヨ〜? 流石にテイトクとワタシだけでこんなに食べられまセ〜ン」ニコリ

比叡「え!? でも今日は、お姉さまがやっと接近禁止命令が解かれて秘書艦の日なんですよ?」

榛名「提督と二人きりでお食事をなさらなくて良いんですか?」

霧島「私達に気を遣う必要はありませんよ?」

金剛「何を言ってるデス。lunchはみんなで楽しく食べるのが一番デース! それに大好きなテイトクが居て、大好きなsistersも揃えば最高のlunch timeになりマース♪ それにもうこんなに作ってしまいまシタシ♪」ウインク

 

比叡「金剛お姉さま……」ジーン

榛名「お心遣い感謝します」ニコリ

霧島「次からは料理も手伝いますから、ちゃんと事前に言ってくださいね」ニコッ

金剛「I've got it.次からはそうしマスネ♪」

 

 そして姉妹達は互いに満面の笑みを交わし、執務室へと向かった。

 

 

 執務室前ーー

 

 コンコンーー

 

提督『入りなさい』

 

 ガチャーー

 

金剛「失礼するデース! ハーイ、テートクゥ〜♪ 金剛ちゃん特製のspecial lunchを持ってきまシタヨ〜♪」ギュッ

提督「おぉ、ありがとう」ナデナデ

金剛「これくらいお安い御用ネ〜♡」デヘヘ

提督「みんなも手伝ってくれたみたいだな。ありがとう」ニコッ

比叡「い、いえ! 私達は運ぶのをお手伝いしただけで、料理はすべて金剛お姉さまがお一人で作りました!////」

榛名「はい。全部金剛お姉さまお一人の料理です」ニコリ

霧島「どれも力作ですよ♪」

 

提督「それは楽しみだなぁ」ニッコリ

金剛「テートクゥ〜、今日のlunchですが、sistersのみんなも一緒にlunch timeを過ごして良いですか〜?」

提督「勿論。断る理由などない」ナデナデ

金剛「流石テイトクネ〜♡」スリスリ

 

比叡「」∑d

榛名「比叡お姉さま、清々しい笑顔ですが鼻血が……」アワワ

霧島「比叡お姉さまには至高の光景だから、仕方ないわね」フキフキ

 

 そして私は金剛が作ってくれた料理を金剛型姉妹のみんなと食べることになった。

 

金剛「比叡、このお皿をテイトクに持っていってくだサーイ♪」

比叡「はい! 気合! 入れて! お運びします!」フンスフンス

榛名「霧島、コップ頂戴」

霧島「はい……司令はお飲み物何になさいますか?」

榛名「オレンジジュース、アップルジュース、牛乳、お茶とご用意してます」

提督「牛乳を貰おう」

霧島「分かりました」ニコッ

 

提督「頂きます」人

金剛姉妹『いただきます』人

 

比叡「このコンソメスープ美味しいです! 流石お姉さまのお料理です!」

榛名「トマトサラダも野菜がシャキシャキで凄く美味しいです♪」

霧島「ミートパイもとても良い味です」ニコッ

提督「このローストビーフも美味いな」パクパク

金剛「嬉しいネ〜♡」キャッ

 

 それから楽しい昼食を過ごし、私は午後の仕事に励んだ。




読んで頂き本当にありがとうございました!

金剛ちゃん復活! といった感じのお話にしました!

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