艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦メイン。

他作ネタ含みます。


艦これSS七十二話

 

 ○○鎮守府、一三○○ーー

 

 執務室ーー

 

提督「む……しまった。すっかり忘れていた……」

菊月(本日秘書艦)「どうかしたのか、司令官?」

提督「切らした煙草を明石の所で買ってくるのを忘れてしまったんだよ」ニガワライ

菊月「そうか……。私で良ければ買ってくるぞ?」

提督「申し訳ないがお願いするよ」

菊月「ふっ、任せておけ」

提督「この巾着に煙草用のお金が入っている。買えるだけ買ってきてくれ」

菊月「了解した」ケイレイ

 

 

 艦娘移動中ーー

 

長月「菊月〜」ノシ

三日月「こんにちは〜」ペコ

 

菊月「ん? あぁ、お前達か。どうした?」

長月「明石の酒保にみんなのおやつを買いに行く途中だ」

三日月「私達がジャンケンで負けたので」ニコッ

菊月「そうか。私も酒保へ行く途中だ。一緒に行こう」

長月「寧ろここで別々に行くのもおかしいだろ」

三日月「みんなで行きましょう♪」

長・菊『あぁ』ニコッ

 

 

 明石酒保ーー

 

 カランカランーー

 

明石「いらっしゃいませ〜!」

長月「邪魔するぞ」

菊月「失礼する」

三日月「こんにちは〜♪」

明石「こんにちは♪ ゆっくり見ていってね♪」

 

三日月「えっと……チョコバ○ト、ポテトフラ○、うまい○各種」ポイ

長月「チ○ルチョコ、ベビ○スターの各種」ポイ

菊月「おい、き○こ棒とさ○ら大根は買わないのか?」

長月「それはお前が好きなお菓子だろう」

三日月「まあまあ、お菓子に関しては姉妹共有のお金で買ってますから、その二つも買いましょう」ニコッ

長月「それもそうか……そもそもさ○ら大根もき○こ棒は菊月しか食べないからな」

菊月(美味しいのに……)プクゥ

 

三日月「そういえば、菊月ちゃんは何を買いに酒保へ?」

長月「そういや聞いてなかったな」

菊月「司令官の煙草だ」

三日月「司令官さんのおつかいだったんですね♪」

 

長月「司令官は煙草が好きだな……」ヤレヤレ

三日月「そんなこと言って……長月ちゃん、司令官がタバコ吸ってるとずっとそれ見てますよね〜」ニヤニヤ

長月「う、うるさい////」プイッ

菊月「何も恥じることじゃない。司令官の胸キュン仕草第三位だからな。つい見てしまうのは分かるぞ」ウンウン

長月「////」ウツムキ

 

 そんなこんなでレジへーー

 

三日月「お会計お願いしま〜す♪」

長月「」つスタンプカード

明石「はいはい♪」ピッピッ

 

菊月「明石、司令官の煙草をこの巾着袋に入ってる金額で買える分頂きたい」つ巾着

明石「煙草ね♪ えっと……ひいふうみい……」カクニン

 

長月「大人買いか……」

三日月「この場合はカートン買いなんじゃ?」

菊月「いくら入ってるかは知らないが、どれだけ買えるのか……」ソワソワ

 

明石「ちょっと待っててね。今倉庫から持ってくるから」

 

 パタンーー

 

長月「一体いくら入ってるんだ?」チラッ

三日月「見ちゃダメですよ〜」アセアセ

菊月「でも気になるな」チラッ

 

 七人の諭吉<やぁ、お嬢ちゃん達♪

 

長月「なっ!?」

菊月「大金だな……」

三日月「これが全部タバコに……」

長月「駄目だ! こんなに吸ったら司令官の身体が壊れてしたまう!」

菊月「いや、何も一気に吸ってしまうわけじゃないと思うのだが……」

三日月「司令官のことですから、ちゃんと本数を決めて計画的に吸われると思いますけど……」

長月「ならわざわざ買い溜めしなくても良いだろう!?」

菊月「司令官は忙しい身だ。ちまちま買うより買い溜めしておいた方が楽なんだろう?」

三日月「買い方は人それぞれですからね」ニガワライ

長月「むぅ……」グヌヌ

 

菊月「長月は司令官のことになると過保護になるな」コソッ

三日月「それだけ司令官を気遣ってるんですよ」ボソッ

菊月「私はもっと自由にさせてやりたいがな」

三日月「菊月ちゃんは菊月ちゃんで司令官を思い遣ってますね」ニガワライ

 

 ガチャーー

 

明石「お待たせ〜。とりあえず五カートンね♪」

菊月「む? しかしまだお金はあるはずだが……」

明石「お金の問題ではなく提督のお身体の問題ですから」ニコッ

長月「司令官はやはりもう肺が悪いのかっ!?」

三日月「まあまあ長月ちゃん、落ち着いてっ」アセアセ

 

明石「提督は至って健康ですよ♪ ただ、手元にストックが沢山あると、吸い過ぎてしまうというのを避けるためです。それに、まとめ買いされると提督がここへ来てくれる機会が減ってしまうので////」ポッ

三日月(乙女のお顔です〜)ニコニコ

菊月(やはり私達の司令官はモテるのだな)フフン

長月(それでも五カートンも売るのか……)

 

明石「あ、あとオマケでジッポライターのオイルと石も付けとかなきゃ////」

三日月(献身的ですね〜)ニコニコ

菊月(その気の遣い方、学ばせてもらう)フフ

長月(そんなことをするから来る機会が減るのでは?)

 

明石「それといつも買っていくのど飴と、フリ○クとクロ○ッツもオマケしとこ〜////」キャッ

菊・三『』ホホエマー

長月「なぁ、それだけオマケしてしまうと、逆にここへ来る機会は激減するんじゃないか?」

明石「いえいえ♪ 提督はお優しい方ですから、オマケのお礼に来てくださいますし、その際によく頭を撫でてもらえますから♡」ポッ

 

長月(こいつ……天才か!?)

菊月(素晴らしい計略だ)グッ

三日月(明石さんもLOVE勢でしたね……)ニガワライ

 

 その後、明石の言った通り、提督は明石にお礼を言いに訪れ、明石にねだられて頭を撫でてあげたという。




読んで頂き本当にありがとうございました!

今回はお使いという形にしてみました♪

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