○○鎮守府、一六○○ーー
食堂ーー
鳳翔「ふぅ、こんなものでしょうか」ニコッ
間宮「えぇ♪ バッチリ♪」
伊良湖「皆さんもお手伝いありがとうございました」ニコッ
漣「いえいえ〜、これくらいお安い御用です♪」
潮「今日は特に予定もありませんでしたし、楽しく過ごせました」ニコッ
曙「私達は野菜を運んで洗っただけだものね」
レーベ「日本の料理の勉強になったよ♪」
マックス「楽しかった……」フフ
リベッチオ(以後リベ)「楽しかったね〜♪」
青葉「いやぁ、しかし鎮守府全員分ともなると、流石に数が多いですね〜」シミジミ
衣笠「でもみんなで食べるのって好き♪」
古鷹「提督にも食べてもらえるし……////」
加古「疲れたぁ……寝よ」グッタリ
ろ「これ何〜?」
まるゆ「これは餅巾着だよ〜」
ゴーヤ「ん? この大根、やけに真ん丸でち……」クビカシゲ
イク「それはリンゴなのね♪」
ろ「お〜! リンゴも煮込むんだね!」
はち「に、煮込むのかな〜?」
しおい「それはイクが食べてよね〜?」
イク「提督にあげるのね♡」キャッ
イムヤ「やめなさい!」
日に日に冷え込むようになってきたので、今日は提督の計らいにより、みんなで楽しく温かい夕飯を食べようということになった。
そして寒い日といえばということで、おでんを作ることになり、こうしてみんなでおでんパーティの準備をしていたのだ。
間宮「はいでは、後は煮込んでおけば大丈夫だから、皆さん休憩に入ってください♪」
伊良湖「お茶と最中をどうぞ♪」
全員『やった〜♪』
一八○○、執務室ーー
コンコンーー
提督「入りなさい」
ガチャーー
綾波「失礼します」
敷波「し、失礼します……」
提督「おや、二人揃ってどうかしたか?」
朧(本日秘書艦)「あ、もう時間なんじゃない?」
提督「おぉ、そういえばもうそんな時間か……では、今日はこれくらいにするか。二人共迎えに来てくれてありがとう」ニッコリ
綾波「いえいえ♪」
敷波「あ、アタシは綾波に付いてきただけだし……////」テレリテレリ
朧「」ニヤニヤ
こうして私は綾波達と共に食堂へ向かった。
食堂ーー
/ワイワイガヤガヤ\
提督「みんなもうそれぞれ食べ始めているな……」
漣「ご主人様〜!」ノシ
潮「みんな〜」ノシ
曙「早くこっちに来なさい、クソ提督!」ブンブン
綾波「司令官、行きましょうか」ニコッ
敷波「い、行こう////」ギュッ
朧「早く行こう〜」セナカオシオシ
提督「はは、分かった分かった」
潮 朧 漣
お で ん
曙提敷綾
曙「ほら、好きなのとってあげるから早く言いなさい!////」
敷波「あ、アタシもとってあげるよ////」
提督「ありがとう、ではこんにゃくとちくわを頂こうかな」
曙「わ、分かった////」ヒョイヒョイ
敷波「////」ヒョイヒョイ
提督「そ、そんなに入れなくてもいいぞ!」
綾・漣「」ニヤニヤ
朧「潮、カラシ頂戴♪」
潮「う、うん」つカラシ
大量のこんにゃくとちくわを食べさせてもらった私は、他のテーブルから声をかけられ、そのテーブルを離れた。
去り際に曙と敷波の頭を撫でると、二人は恥ずかしそうにしながらも笑顔を見せてくれた。
マックス「こっち……」グイッ
リベ「こっちだよ〜♪」グイッ
提督「分かったよ」ニコッ
レ マ 提 リ 呂
お で ん は
イク ゴ イム し ま
イク「提督! これ食べて〜♡」つリンゴ
提督「う、うむ……頂こう」ニガワライ
イムヤ「提督、無理しないでいいからね……」
リベ「これリベ達が作ったんだよ〜♪」
マックス「食べて」つウインナー
レーベ「日独の融合だね♪」
はち「はんぺん美味しい」ハフハフ
しおい「タコも美味しい♪」パクパク
ゴーヤ「だれでち! 本当に野菜のゴーヤを入れたのは!?」
ろ「でっちの為に入れたんだよ〜?」
ゴーヤ「余計なことしないでほしいでち! あとでっちって呼ぶなでち〜!」
提督「まあまあ、そう言うなゴーヤ」ナデナデ
ゴーヤ「む、むぅ♡」キラキラ
イク「ズルい! イクも!」
レーベ「僕も良いかな?」オズオズ
マックス「私も……」ズイッ
リベ「リベもリベも〜!」ズズイッ
提督「順番な」ニガワライ
全員『は~い♪』
こうしておでんよりも頭を撫でるだけで、私は他のテーブルへ移った。
リンゴは頂いたが食べられなくはなかった。
千歳「提督〜、こっちこっち」ノシ
千代田「早く〜♪」ノシ
提督「了解だ」ニッコリ
飛 隼提歳 代
おでん
鳳 祥 瑞 龍 龍
翔 驤 鳳
隼鷹「提督、酌してよ酌〜♪」つ盃
提督「分かった」トクトク
千歳「私も〜♪」ギュッ
提督「はいはい」トクトク
龍鳳「提督、とりあえずしらたきと大根です♪」
鳳翔「冷たい緑茶もどうぞ」ニッコリ
飛鷹「お箸とおしぼりはこっちね」ニコッ
提督「ありがとう♪」
祥鳳「瑞鳳の玉子焼きもおでんに入ってるの?」
瑞鳳「うん♪ 入ってるよ〜♪ 提督、玉子焼き食べるぅ?」ウワメヅカイ
提督「頂こうかな」ニコッ
龍驤「ちよちよ〜、そこの味噌ダレ取ってくれへん?」
千代田「はい、これ」つ味噌ダレ
龍驤「ありがとう〜♪」
それから隼鷹と千歳が酔ってきたので、鳳翔達が気を利かせてくれたこともあり、私は無事にそのテーブルを去ることが出来た。
どのテーブルもそろそろ締めに入っている頃、私は青葉に手を引かれて青葉達が座るテーブルへ着いた。
衣 提 古
おでん
青 加
古鷹「て、提督、私達の締めはうどんです////」ドキドキ
衣笠「どれくらい食べる?////」ソワソワ
提督「普通に一人前もらおう」ニッコリ
古・衣『はい♡』キュンキュン
青葉「良いですね〜」パシャパシャ
加古「」ニヤニヤ
提督「今回は古鷹達もおでん作りの手伝いをしてくれたそうだな。ありがとう、美味しかったよ」ニコニコ
衣笠「えへへ♡ これくらい衣笠さんにお任せ♡」
古鷹「喜んでもらえて良かったです〜♡」
古・衣『(やったぁ♡)』ニパニパ
青葉「ナイスですね〜」パシャパシャ
加古「」モットヤレ
そして私達は締めのうどんを食べ、心も体も温まり、その日のおでんパーティは幕を下ろした。
後日鳳翔の店では暫くおでんの注文が殺到していたとか。
読んで頂き本当にありがとうございました!
出せなかった艦娘についてはご了承を。
冬のおでんは最強ですよね〜♪
因みに私のおでんの締めは残り汁に、軽く火で焼いた白飯おにぎりを入れて食べます♪