艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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みんなでまったり回。


艦これSS七十話

 

 ○○鎮守府、一六○○ーー

 

 食堂ーー

 

鳳翔「ふぅ、こんなものでしょうか」ニコッ

間宮「えぇ♪ バッチリ♪」

伊良湖「皆さんもお手伝いありがとうございました」ニコッ

 

漣「いえいえ〜、これくらいお安い御用です♪」

潮「今日は特に予定もありませんでしたし、楽しく過ごせました」ニコッ

曙「私達は野菜を運んで洗っただけだものね」

 

レーベ「日本の料理の勉強になったよ♪」

マックス「楽しかった……」フフ

リベッチオ(以後リベ)「楽しかったね〜♪」

 

青葉「いやぁ、しかし鎮守府全員分ともなると、流石に数が多いですね〜」シミジミ

衣笠「でもみんなで食べるのって好き♪」

古鷹「提督にも食べてもらえるし……////」

加古「疲れたぁ……寝よ」グッタリ

 

ろ「これ何〜?」

まるゆ「これは餅巾着だよ〜」

ゴーヤ「ん? この大根、やけに真ん丸でち……」クビカシゲ

イク「それはリンゴなのね♪」

ろ「お〜! リンゴも煮込むんだね!」

はち「に、煮込むのかな〜?」

しおい「それはイクが食べてよね〜?」

イク「提督にあげるのね♡」キャッ

イムヤ「やめなさい!」

 

 日に日に冷え込むようになってきたので、今日は提督の計らいにより、みんなで楽しく温かい夕飯を食べようということになった。

 

 そして寒い日といえばということで、おでんを作ることになり、こうしてみんなでおでんパーティの準備をしていたのだ。

 

間宮「はいでは、後は煮込んでおけば大丈夫だから、皆さん休憩に入ってください♪」

伊良湖「お茶と最中をどうぞ♪」

全員『やった〜♪』

 

 

 一八○○、執務室ーー

 

 コンコンーー

 

提督「入りなさい」

 

 ガチャーー

 

綾波「失礼します」

敷波「し、失礼します……」

提督「おや、二人揃ってどうかしたか?」

朧(本日秘書艦)「あ、もう時間なんじゃない?」

提督「おぉ、そういえばもうそんな時間か……では、今日はこれくらいにするか。二人共迎えに来てくれてありがとう」ニッコリ

綾波「いえいえ♪」

敷波「あ、アタシは綾波に付いてきただけだし……////」テレリテレリ

朧「」ニヤニヤ

 

 こうして私は綾波達と共に食堂へ向かった。

 

 食堂ーー

 

 /ワイワイガヤガヤ\

 

提督「みんなもうそれぞれ食べ始めているな……」

 

漣「ご主人様〜!」ノシ

潮「みんな〜」ノシ

曙「早くこっちに来なさい、クソ提督!」ブンブン

 

綾波「司令官、行きましょうか」ニコッ

敷波「い、行こう////」ギュッ

朧「早く行こう〜」セナカオシオシ

提督「はは、分かった分かった」

 

  潮 朧 漣

  お で ん

  曙提敷綾

 

曙「ほら、好きなのとってあげるから早く言いなさい!////」

敷波「あ、アタシもとってあげるよ////」

提督「ありがとう、ではこんにゃくとちくわを頂こうかな」

曙「わ、分かった////」ヒョイヒョイ

敷波「////」ヒョイヒョイ

提督「そ、そんなに入れなくてもいいぞ!」

綾・漣「」ニヤニヤ

朧「潮、カラシ頂戴♪」

潮「う、うん」つカラシ

 

 大量のこんにゃくとちくわを食べさせてもらった私は、他のテーブルから声をかけられ、そのテーブルを離れた。

 去り際に曙と敷波の頭を撫でると、二人は恥ずかしそうにしながらも笑顔を見せてくれた。

 

 

マックス「こっち……」グイッ

リベ「こっちだよ〜♪」グイッ

提督「分かったよ」ニコッ

 

 レ マ 提 リ 呂

   お で ん  は

 イク ゴ イム し ま

 

イク「提督! これ食べて〜♡」つリンゴ

提督「う、うむ……頂こう」ニガワライ

イムヤ「提督、無理しないでいいからね……」

リベ「これリベ達が作ったんだよ〜♪」

マックス「食べて」つウインナー

レーベ「日独の融合だね♪」

 

はち「はんぺん美味しい」ハフハフ

しおい「タコも美味しい♪」パクパク

ゴーヤ「だれでち! 本当に野菜のゴーヤを入れたのは!?」

ろ「でっちの為に入れたんだよ〜?」

ゴーヤ「余計なことしないでほしいでち! あとでっちって呼ぶなでち〜!」

 

提督「まあまあ、そう言うなゴーヤ」ナデナデ

ゴーヤ「む、むぅ♡」キラキラ

イク「ズルい! イクも!」

レーベ「僕も良いかな?」オズオズ

マックス「私も……」ズイッ

リベ「リベもリベも〜!」ズズイッ

提督「順番な」ニガワライ

全員『は~い♪』

 

 こうしておでんよりも頭を撫でるだけで、私は他のテーブルへ移った。

 リンゴは頂いたが食べられなくはなかった。

 

 

千歳「提督〜、こっちこっち」ノシ

千代田「早く〜♪」ノシ

提督「了解だ」ニッコリ

 

  飛 隼提歳 代

    おでん

  鳳 祥 瑞 龍 龍

  翔    驤 鳳

 

隼鷹「提督、酌してよ酌〜♪」つ盃

提督「分かった」トクトク

千歳「私も〜♪」ギュッ

提督「はいはい」トクトク

 

龍鳳「提督、とりあえずしらたきと大根です♪」

鳳翔「冷たい緑茶もどうぞ」ニッコリ

飛鷹「お箸とおしぼりはこっちね」ニコッ

提督「ありがとう♪」

 

祥鳳「瑞鳳の玉子焼きもおでんに入ってるの?」

瑞鳳「うん♪ 入ってるよ〜♪ 提督、玉子焼き食べるぅ?」ウワメヅカイ

提督「頂こうかな」ニコッ

 

龍驤「ちよちよ〜、そこの味噌ダレ取ってくれへん?」

千代田「はい、これ」つ味噌ダレ

龍驤「ありがとう〜♪」

 

 それから隼鷹と千歳が酔ってきたので、鳳翔達が気を利かせてくれたこともあり、私は無事にそのテーブルを去ることが出来た。

 

 

 どのテーブルもそろそろ締めに入っている頃、私は青葉に手を引かれて青葉達が座るテーブルへ着いた。

 

 衣 提 古

  おでん

  青 加

 

古鷹「て、提督、私達の締めはうどんです////」ドキドキ

衣笠「どれくらい食べる?////」ソワソワ

提督「普通に一人前もらおう」ニッコリ

古・衣『はい♡』キュンキュン

青葉「良いですね〜」パシャパシャ

加古「」ニヤニヤ

 

提督「今回は古鷹達もおでん作りの手伝いをしてくれたそうだな。ありがとう、美味しかったよ」ニコニコ

衣笠「えへへ♡ これくらい衣笠さんにお任せ♡」

古鷹「喜んでもらえて良かったです〜♡」

古・衣『(やったぁ♡)』ニパニパ

青葉「ナイスですね〜」パシャパシャ

加古「」モットヤレ

 

 

 そして私達は締めのうどんを食べ、心も体も温まり、その日のおでんパーティは幕を下ろした。

 

 後日鳳翔の店では暫くおでんの注文が殺到していたとか。




読んで頂き本当にありがとうございました!

出せなかった艦娘についてはご了承を。
冬のおでんは最強ですよね〜♪
因みに私のおでんの締めは残り汁に、軽く火で焼いた白飯おにぎりを入れて食べます♪

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