独自設定、キャラ崩壊含みます。
○○鎮守府、○八○○ーー
執務室ーー
コンコンーー
提督「入りなさい」
ガチャーー
霞「来たわよ。あたしに話って何? 演習まで中止して来たんだから、それなりの理由じゃなきゃ魚雷ぶち込むわよ?」
提督「すまないな。少し準備に手間取ってしまったが、やっと整った」
霞「はぁ? 準備とか整ったとか何の話よ。ちゃんと説明しなさいよ」
提督「霞……君の練度は今いくつだったかな?」
霞「はぁ? 朝潮、大潮、満潮、荒潮の四人には負けてるけど、昨日の演習で八八になったわよ……って、んなこと聞かなくても知ってるでしょ!」
提督「いや……最終確認の為にな……」フフ
霞「だから何なのよ……それだけなrーー」
提督「朝潮型駆逐艦、十番艦、霞! 気を付け!」
霞「っ」サッ
そして私はゆっくりと霞の側へ歩み寄り、目線が同じになるように膝を突いた。
霞「な、何なのよ……」
提督「先日大本営から通達が来た。改二及び乙への改造許可書だ」
霞「え……あ、あたしが……改二……? しかも、乙まで?」
提督「嘘ではない。本当なら通達が来たその日に改造出来れば良かったのだが、私の慢心で練度が足りなかった。すまない」
霞「本当、なのよね?」
提督「あぁ、おめでとう。霞」ナデナデ
霞「うん……」ウルッ
提督「さ、改造しに行こう」テサシダシ
霞「えぇ!」ギュッ
工廠、改装&改造室ーー
工廠妖精α「お待ちしてました」
工廠妖精β「どうぞこちらへ」
工廠妖精γ「ではこれより改造作業に入ります」
提督「頼んだよ」
霞「行ってくるわね」
提督「行ってらっしゃい」ニッコリ
その頃、朝潮型姉妹はーー
駆逐艦寮、談話室にてーー
朝潮「今頃霞は改造中でしょうか?」ソワソワ
荒潮「ふふ、きっとそうでしょうね〜♪」ニコニコ
大潮「早く見たいですね!」ワクワク
満潮「少しは落ち着きなさいよ。気持ちは分かるけど」ソワソワ
朝雲「私達では初めての改二、しかも乙! 自慢の妹ね♪」
山雲「楽しみぃ♪」ルンルン
霰「」ソワソワ
大潮「もう終わったでしょうか!?」
朝雲「大潮姉さん。まだダメよ」
満潮「そうよ。改造が終わったら司令官と来るんだから、それまで待機よ」
朝潮「改造直後に姉妹で出迎えるのもありですが……」
荒潮「やっぱり改造直後は、提督と二人っきりにしてあげるのが優しさよね〜♪」ルンルン
山雲「きっとお顔真っ赤にするんだろうなぁ」ニコニコ
霰「有り得るね」フフ
所変わり工廠ーー
/ティリリーン♪\
工廠妖精β「出来ました!」
工廠妖精γ「良い仕事だった……」マンゾク
工廠妖精α「提督さん、こちらへ」ドウゾドウゾ
提督「霞、開けるぞ?」
霞『え、えぇ!』
提督「?」ガチャ
霞(改二乙)「っ……こんなの全然強化のうちに入んないわよ」ドヤァ
提督「はは、手厳しいな」ニッコリ
霞「これくらいなら当然よね♪ だから、まあ、お礼は言わないわ」フンッ
提督「この姿を拝めただけで、十分過ぎるお礼だな」ナデナデ
霞「そ、そう……////」テレリ
提督「これからも頼りにさせてもらうよ」
霞「当たり前よ! あんたはあたしがいないとクズ司令官なんだから!」フンス
提督「頼もしいな……ん?」
霞「どうかしたの?」
提督「いや、些細な事だが、このリボンタイは着けないのか?」
霞「あぁ、これ? うん。せっかくの乙だもの。リボンタイじゃなくて、この鉢巻を代わりに付けることにしたわ」フンス
提督「そうか……」
霞「に、似合わないかしら?」ウワメヅカイ
提督「そんなことはない。似合ってるぞ」ナデナデ
霞「ま、そうよね♪」キラキラ
提督「」ナデナデ
霞「……でもやっぱり、ここまでしてもらったんだし、な、何かお礼くらいしてあげても……い、いいわよ?」
提督「気にせずとも……」
霞「うるさいっ! いいから何かないの!?」
提督「ならそのリボンタイをくれないか?」
霞「え、これ?」
提督「あぁ」ニッコリ
霞「欲しいならあげるけど、こんなの何に使うのよ?」
提督「これは霞の努力した証だ。私の慢心防止にこのリボンを私の刀の下緒にして、身に着けようと思ってね」
霞「っ」ズキューーン
提督「だからこのリボンタイを譲ってくれないか?」
霞「あぁ、そうっ! こんなので良ければ使えば!?////」
提督「ありがとう。大切にするよ」ナデナデ
霞「当ったり前でしょ////」ニヨニヨ
提督「では、朝潮達に改造した姿をお披露目に行くか」
霞「そ、そうね////」デヘヘ
その後、霞改造記念としてその夜はパーティを催し、盛大にお祝いしたのであった。
そのパーティ後ーー
駆逐艦寮、朝雲・山雲・霰・霞部屋
霞「えへ……えへへへへへ〜♡」ニヨニヨニマニマ
朝雲「で、あの破顔しまっくりの霞は何なの?」
山雲「改造から帰ってきてからずっとだよ〜」ニコニコ
霞「きゃ〜♡ えへへ〜♡」ベッドゴロゴロ
霰「霞が使わなくなったリボンタイを、司令官が刀の下緒としてもらってくれたんだって」フフ
朝雲「あぁ〜、それで」ナットク
山雲「良かったね〜、霞ちゃん」ニッコリ
霞「司令官〜♡」アシバタバタ
朝雲「これは暫くこのままね」アハハ
山雲「ニコニコ霞ちゃんだね〜♪」
霰「幸せそうで何より……」ウンウン
その後、霞のキラキラ状態が暫く続いたのはまた別のお話。
読んで頂き本当にありがとうございました!
既に霞ちゃんメインのお話を上げていますが、やっと改二乙に出来たので、このお話を書き上げました!