キャラ崩壊含みます。
○○鎮守府、一一三○ーー
戦艦寮、金剛型姉妹部屋ーー
金剛「ん〜、そろそろlunch timeネ〜」ノビー
榛名「そうですね。今日から食堂も再開しましたし、早めに行って席を取りましょうか?」
霧島「朝の混み具合からしてそれが妥当ね。でも、敢えて今日も自炊するのもありじゃないかしら?」
金剛「なら昨日みたいにみんなでcookingするネ〜♪」
霧島「比叡お姉さまのことは私と榛名にお任せを」
榛名「しっかりフォローします!」
金剛「Thank you♪ でもまだ比叡が帰ってきてマセン……」
霧島「今朝出て行ったきりですからね。何をするとかも聞いていませんし……」
榛名「比叡お姉さま、どうしたんでしょうか?」
するとどこからともなく漂ってきたカレーの匂いが、彼女達の嗅覚をくすぐった。
金剛「ん〜、良いニオイデ〜ス♪」
榛名「ですね~♪ 大和さんが作ったんでしょうか?」
霧島「この美味しそうな匂いなら、大和さんが濃厚ね。彼女の料理の腕は確かですから♪」
金剛「ワタシ達もcurryを作るデース!」ガバッ
榛名「真似っ子しましょうか」ニコッ
霧島「こんな良い匂いを嗅いだのなら、カレーしかありませんよね」フフ
金剛「Wait……ちょっとおかしいデス」
榛名「どうしたんですか、お姉さま?」
霧島「……確かにおかしいわ」
金剛「Yes……curryの匂いが強くなってマース」
榛名「言われてみれば、確かに……」スンスン
霧島「おかしいですね……大和さん達の部屋は私達の部屋とは正反対の位置にあるはず……」
金剛「それにキッチンからワタシ達の部屋の前を通るのはnonsenseデース……」
ガチャーー
比叡「只今戻りました〜♪」
榛名「比叡お姉さま、お帰りなさいませ」ニコッ
金剛「比叡、welcome home(お帰り)♪」ウインク
霧島「お帰りなさいませ」ニコッ
そして次の瞬間、彼女達は驚愕する。
金剛「比叡、その鍋はなんデスカ?」ガクブル
榛・霧『』ガクブル
比叡「これは私が作ったカレーです! 気合! 入れて! 作りました!」フンスフンス
金剛「R,really?」ハイライトキエール
榛名「ハルナハダイジョウブデス」ハイライトキエール
霧島「味見はしました?」ハイライトキエール
比叡「ヤダなぁ〜、いつもちゃんと味見くらいしてるよ〜♪」ニコニコ
しかし、彼女達は気付いたーー
金剛(あれ?)
榛名(鼻が)
霧島(痛くない)
比叡「?」クビカシゲ
金剛「比叡、その鍋の蓋を取ってみてくだサーイ」
比叡「? はい、分かりました」
カパッーー
金剛「ヮ(゚д゚)ォ!」
榛名「榛名感激です!」
霧島「素晴らしいです!」
そう先程までのカレーの匂い、それはこの比叡カレーその物だったのだ。
金剛「ど、どうしたんデスカ、比叡! 熱でもあるんデスカ!?」
榛名「それともどこかに頭をぶつけたとか!?」
霧島「まさか……比叡お姉さまの姿をした偽者!?」
比叡「え、ちょ、まっ!!」
金剛「ワタシの大切なsistarをどこにやったデス!」ガシャン
榛名「何が目的なんですか!」ガコン
霧島「事と次第によってはただでは済みませんよ!」ズシャン
比叡「砲塔を向けないで〜!」ヒエー
姉妹クールダウン中ーー
金剛「では、本当にワタシ達の知る比叡なんデスネ?」
比叡「は、はい……」ハイライトキエテール
榛名「本当に比叡お姉さまが作ったカレーなんですね?」
比叡「う、うん……」ハイライトキエテール
霧島「どうやって作ったんですか?」
比叡「し、司令とや、大和さんが手伝ってくれました……前から教えてもらう約束でしたので……」ハイライトキテエール
金剛「!?」
榛・霧『あ』
金剛「じゃ、じゃあ、これはテイトクと比叡の手作り!?」ガタッ
榛名(大和さんが消えてます)
霧島(気にしたら負けね)
比叡「え? え?」
金剛「」スンスン
比叡「ヒエっ!? おおぉ、お姉さま!?」
金剛「テイトクの匂いがシマース♪ ウソじゃないみたいデスネ♪」
比叡「」コクコク
榛名「では……!」パァ
霧島「えぇ、私達は助かったのよ」
彼女達は心から歓喜した。なぜなら次女がちゃんとした料理を持ってきたから。
比叡「あ、あの〜」オソルオソル
金・榛・霧『?』
比叡「私が作ったカレー、食べてくれますか?」ウワメヅカイ
金・榛・霧『(何この可愛い生き物)』キューン
金剛「もちろんいただきマース♪」ウインク
榛名「榛名食べたいです!」キラキラ
霧島「是非ともいただきたいですね」ニコッ
比叡「」パァ
比叡「では温めて来ますね!」
金剛「Wait! まだriceの準備が出来てマセンヨ〜!」
榛名「ご飯を炊いてから温めましょう」ニガワライ
霧島「」クスクス
炊飯中ーー
金剛「それにしても美味しそうなcurryネ〜♪」
比叡「司令と大和さんに扱かれましたから」ニガワライ
榛名「でもこれでお料理は安心ですね」ニコニコ
比叡「うん♪ 司令が『変なアレンジをせず、そのままの料理を極めた方が良い』ってアドバイスをしてくれて……そのアドバイス通りにやったら、こんなに上達したの!」ニコニコ
霧島(ありがとうございます、司令)ジーン
金剛(テイトク……Burning Loveネ♡)ポワー
榛名(提督はやはり最高のお方です♡)キュン
ピピピッピピピッーー
榛名「ご飯が炊けましたよ♪」
比叡「なら今度こそ温め直します!」フンス
霧島「手伝います、比叡お姉さま」ニコッ
金剛「榛名ー、ワタシ達はplateの準備をシマショー♪」
榛名「は〜い♪」
こうして金剛姉妹達は比叡の料理で平和な昼食を堪能した。
それ以来、比叡の料理の腕は格段に上がったとか。
比叡ちゃんはちゃんとやれば出来る子! という感じのお話にしました!
ドラマCD等がきっかけでメシマズ設定になってますが、それは最多御召艦としては可哀想な設定ですよね。
読んで頂き本当にありがとうございました!