艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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レディとは何か! の回。

他作ネタ、キャラ崩壊含みます。


艦これSS六十話

 

 ○○鎮守府、一○○○ーー

 

 駆逐艦寮、暁型姉妹部屋ーー

 

暁「と言うわけで、真のレディになる為、姉妹みんなで話し合うわよ!」ババーーン

 

響「休暇の日はやはりロシアンティーに限る」ハラショー

雷「司令官今頃何してるかなぁ? もっと私に頼ってくれても良いのに〜♪」キャッ

 

 暁絶賛放置プレイ中ーー

 

暁「」ポツーン

電「」ニガワライ

暁「電〜……」プルプル

電「よしよし、なのです」ナデナデ

暁「ありがと……気を取り直して行くわよ!」フンス

電「な、なのです!」

暁「真のレディに必要なこと! それは何か!」ババーーン

 

響「食堂は明日まで閉まってるから、今日のお昼はポトフでも作ろうかな。寒いし丁度いい」ハラショー

雷「あ、私、司令官の為に何かおかず作っていってあげよ♪ 何が良いかしら〜♪」ルンルン

響「なら私のポトフも持っていくといい」フフ

雷「良いの? ありがと♪ きっと司令官も喜ぶわ♪」

 

 暁絶賛放置プレイ中ーー

 

暁「も〜〜っ! 二人共! 暁を無視するな〜っ!」プンスカプン

電「暁お姉ちゃん……」ハワワ

 

響「はぁ……分かったよ。聞けば良いんだろう?」ヤレヤレ

雷「時間無いんだから手短にね。妄言にも限度があるんだから」ヤレヤレ

 

暁「」ガーン

電「」ハワワ

暁「電〜! 響が〜! 雷が〜!」ビエーン

電「な、なのです……」ナデナデナデナデ

 

響「これくらいで崩れるほどの脆いハートはレディじゃないよ?」

雷「私達は暁姉を思って敢えてキツい言い方をしたのよ?」

電(絶対本心だったのです……)

暁「そ、それくらい知ってるし……なな、泣いてなんていないんだから!」グスグス

響・雷『(ハートが弱いんだか強いんだか)』ハァ

電(ちょろ過ぎなのです!)ガンッ

 

響「それで? 真のレディに必要なことっていうのは?」

暁「良くぞ聞いてくれたわね!」

雷(聞かなきゃ終わんないからじゃない)

電(暁お姉ちゃんがいきいきしてるのです♪)

 

暁「それはカリスマよ!」ババーーン

 

 

 

 とあるお屋敷ーー

 

とある吸血鬼姉「くしゅっ!」

とあるメイド長「大丈夫ですか、お嬢様?」

とある吸血鬼姉「えぇ、きっとどこかの誰かが私の溢れるカリスマを噂しているのね」フフフ

とある吸血鬼妹「プラス思考乙」

とある吸血鬼姉「なんとでも言いなさい。事実なんだから。ね?」ウワメヅカイ

とあるメイド長「はい、お嬢様!」ハナジダバー

とある吸血鬼姉「ちょ、大丈夫!?」

とある吸血鬼妹「忠誠心は鼻から出る……流石メイド長は格が違った」∑d

 

 

 ○○鎮守府ーー

 

響「カリスマね……」

雷「カリスマって意味知ってる?」

暁「へ?」

電(名前の響きで決めたのです……)

 

暁「し、知ってるし!」

響「じゃあ教えてよ。私達はイマイチ分からないから」ニヤニヤ

雷「お願いね、()()()()暁姉さま」ニヤニヤ

電(完全に遊ばれているのです……)

 

暁「そ、それはその……あれよ、あれ……『うー☆』って感じよ!」

響「そんな説明じゃ分からないな」ヤレヤレ

雷「カリスマじゃなくて『かりちゅま☆』ね」ヤレヤレ

電(暁お姉ちゃんがどんどん追い込まれていくのです……)

 

 

 とあるお屋敷ーー

 

とある吸血鬼姉「くしゅっ、くしゅっ!」

とあるメイド長「だ、大丈夫ですか、お嬢様!」

とある吸血鬼姉「何かしら……どこかで私のアイデンティティが貶された様な気がしたわ……」

とあるメイド長「誰ですかっ、そんな不届き者は!?」

とある吸血鬼姉「良いのよ、言わせたいだけ言わせなさい」

とあるメイド長「しかし……!!」

とある吸血鬼姉「良いの。こうしてあなたが私のことを理解してくれているんだもの。他人にどう思われたって気にしないわ」ニコッ

とあるメイド長「流石です、お嬢様ぁぁぁああっ!」ハナジダバダー

とある吸血鬼姉「ちょ! またなの!?」

とある吸血鬼妹「流石メイド長は格が違った」∑d

 

 

 ○○鎮守府ーー

 

響「いいかい、暁?」

暁「な、何よ?」

響「カリスマって言うのは人の心を引きつける魅力のことを指すんだ」

暁「う、うん」

雷「そして、カリスマっていうのはその人の日頃の行いから溢れるものなのよ」

暁「日頃の行い……」

 

響「そう。例えば好き嫌いしないとか」

暁「」グサッ

雷「知らないなら知る努力をするとか」

暁「」グサグサッ

響「夜に一人でトイレに行くとか」

暁「」グサグサグサッ

雷「名前の響きだけで良い悪いを決めるとかね」

暁「」チーン

電「あ、暁お姉ちゃんっ」ハワワ

 

響「とにかく、レディにしてもカリスマにしても」

雷「口にする前に行動で示すのが大切なのよ」

暁「」

電「お姉ちゃん?」

 

響「?」ノシ

雷「上に手なんか振ってどしたの?」

響「いや、あそこに半透明の暁みたいなのが見えてて……」

電「暁お姉ちゃ〜〜〜〜んっ!!」ユサユサユサユサ

 

暁「はっ!? ど、どうしたの!?」コンワク

響「いや、うん。その……言い過ぎたよ。ごめん、暁」ヨシヨシ

雷「大丈夫、暁姉はそのままで良いのよ」ヨシヨシ

電「みんな暁お姉ちゃんが大好きなのです」ヨシヨシ

暁「え? な、なんか分かんないけど、お姉ちゃんなんだから当然よ」フンス キラキラ

 

響・雷・電『(流石チョロつきは格が違った(のです))』∑d

 

暁「あら、もうすぐお昼ね! みんなで何か作りましょ♪」

響「なら私とポトフを作るろう。人参もちゃんと食べられるように煮込むから」

暁「わ、分かったわよぅ」フン

 

雷「電は私とハンバーグ作りましょ♪ 司令官の分もね♪」

電「お手伝いするのです♪」

 

 こうして今日も仲良く過ごした第六駆逐隊であった。




他作ネタをぶっ込んだのはご了承を!

読んで頂きありがとうございました!

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