艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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こそこそするよ!

キャラ崩壊、他作ネタ含みます。


艦これSS五十四話

 

 ○○鎮守府、二三三○ーー

 

 空母寮共同厨房ーー

 

 消灯時間も過ぎ皆が寝静まった寮内に、複数の影が動きをみせる。

 

赤城「皆さん、集まってますね」コソッ

天龍「おう」コソッ

摩耶「いるぜ」コソッ

望月「ん〜」ノシ

秋雲「はいよ〜」ノシ

初雪「はい」ノシ

夕立「ぽい」ノシ

 

赤城「では、作戦を実行します。くれぐれも静かにね」

全員『』ケイレイ

 

 彼女達はこれからめくるめく夜食タイムを迎える為、こうして集った。

 鎮守府では夜勤、長期遠征班以外は就寝を義務付けている。(強制ではない)

 そして今日の彼女達は小腹が空いて寝れないのだ。

 そこで赤城を頼って来たのだ。

 

赤城「私は索敵機を飛ばして辺りを警戒するわ。天龍ちゃんと摩耶ちゃんはお湯を沸かして。望月ちゃん達は私達の食料の確保をお願い。最終合流地点は駆逐艦寮の共同厨房なのを忘れないで」

全員『』ケイレイ

 

 ミッションスタートーー

 

 お湯班ーー

 

摩耶「なぁ、ポットのお湯じゃダメなのか?」

天龍「それじゃ足りないから沸かすんだろ? 赤城さんがいんだぞ?」

摩耶「……じゃあ、ちゃっちゃと沸かしちまおうぜ」

 

 ちちちちっ、ぼぉっ!ーー

 

天龍「うぉ! こんな音響くのかよ!」

赤城『誰か近づいて来てるわ。隠れて!』

 

 パチッーー

 

飛龍「ふわぁ〜、水、水〜」

 

 パチンーー

 

天龍「危ねえ……」

摩耶「水飲みに来ただけで良かったぜ……」

 

 

 その頃、捕獲班ーー

 

 明石酒保ーー

 

 カランカランーー

 

店番妖精「いらっしゃいませです」

望月「えっと、これとこれとこれと……」ポイポイ

初雪「あ、新作出てる」ポイ

秋雲「夜食はやっぱり黒○豚カレーだよねぇ」ポイ

夕立「夕立はシーフードにとろけるチーズのせるっぽい♪」ポイ

望月「通だね〜♪ あたしはノーマルのにチーズが好きだよ」ポイ

 

 カランカランーー

 

全員『』ビクッ

提督「おや? みんなで夜食か?」

夕立「提督さん!」ガバッ

秋雲「そだよ〜。提督も夜食?」

提督「いや、ジッポライターの石を買いにな」

初雪「提督も一緒に食べる?」

提督「いや、私はこの時間に食べると目が冴えてしまうから遠慮しよう」

望月「そっかぁ。じゃあ、あたし達はもう行くね〜」

提督「あまり夜更かしするなよ?」

全員『は〜い♪』

 

 

 その頃、お湯班ーー

 

天龍「よし、そろそろだな……」

摩耶「慎重にな……」

 

 きゅ……きゅきゅ……きゅ〜ーー

 

天龍「ストップ……」

摩耶「赤城さん、お湯沸いたぜ」

赤城『上々ね。望月ちゃん達は合流地点へ向かっているわ。警戒態勢を維持したまま合流地点へしましょう』

天・摩『了解』

 

 赤城と合流して移動中ーー

 

摩耶「なぁ赤城さん、なんでわざわざ駆逐艦寮まで行くんだ? 空母寮に集まったならそこで良いじゃん」

赤城「ダメなのよ。空母寮はさっきみたいにふらっと起きる娘がいるから。その点駆逐艦寮なら、みんな基本寝てるし、もし見つかってもとやかく言われないでしょ?」

天龍「なるほどな……お、着いたぜ」

 

 駆逐艦寮共同厨房ーー

 

望月「お疲れ〜」

摩耶「おう。頼んだのは買ってきてくれたか?」

初雪「摩耶さんが赤○きつねうどんで、天龍さんがど○兵衛のきつねうどんだよね」つカップ麺

天龍「おう、サンキュー♪」

夕立「赤城さんはカップヌ○ドル全種類で良いっぽい?」

赤城「えぇ、ありがとう♪」

秋雲「じゃあ、お湯が冷めないうちに注ご〜」

 

 三分から五分待ちーー

 

天龍「つーかよ、空母寮でお湯沸かすよりこっちの方が早かったんじゃね?」

秋雲「あぁ、それは無理だよ」

摩耶「なんで?」

望月「こっちのやかんじゃ小さくてかなり時間掛かるから」

初雪「大きなやかんを使うことがまず無いからね」

夕立「こんなに大人数でカップ麺を食べることないから余計っぽい!」

 

赤城「私はそろそろいただきますね。硬めが好きなので」ズルズル

天龍「硬いくらいが美味いんだよな♪」フーフー

 

摩耶「アタシは少し柔らかくし過ぎくらいが好きだな」

初雪「私も……」

 

夕立「夕立は丁度が好きっぽい♪」

秋雲「秋雲も丁度か少し伸びたくらいかな。その日による〜」

望月「あたしはもう汁が残ってないくらいがベストかなぁ」

 

 艦娘夜食タイムーー

 

秋雲「これこれ♪ このスパイシーなルーが美味しいんだよね〜♪」ハフハフ

夕立「チーズの相性が抜群っぽい♪」ツルツル

望月「この伸びきった麺が美味んだよ〜」ズルズル

初雪「行列の○きる店のラーメンの新作、海老担々麺だけど、お値段がするだけあって納得の美味しさ〜」ズルズル

天龍「たまにはこうしてみんなで食うのもアリだな♪」

摩耶「結構楽しかったしな♪」

赤城「またみんなでお夜食食べましょうね」キラキラ

全員『おう(は〜い)(ぽい)♪』

 

 その後彼女達は解散したが、赤城は加賀に、天龍は龍田に、摩耶は高雄にとそれぞれ黙って出掛けた事を怒られたそうな。

 後日、駆逐艦の娘達がそれぞれの弁護をしに行ったが『駆逐艦の娘達に気を遣わせて恥ずかしくないのか』と余計怒られたとかーー。




読んで頂き本当にありがとうございました!

夜中にカップ麺とかたまに食べたくなりますよね〜♪
そんな時に思い付いたネタでした!


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