キャラ崩壊、他作ネタ含みます。
○○鎮守府、二一三○ーー
戦艦寮、金剛姉妹部屋ーー
比叡「お姉さま遅いですね……」
榛名「そうですね……でも今日は鳳翔さんの所へ行かれましたから、もしかしたら他の皆さんとお酒でも飲まれているのでは？」
霧島「その可能性はあるわね。何かあれば連絡が来るでしょうし、私達はゆっくりと待ちましょう」
比叡「そ、そうよね……お姉さまも子供じゃないんだし……」
榛名「そうですね。とりあえずコタツでみかんでも食べましょう♪」
比・霧『えぇ♪』
その頃金剛は提督自室に居た。
提督自室ーー
金剛（今日、リットリオとローマは鳳翔の所へ行ったネ〜。ならやることは一つデ〜ス♪）ｸﾞﾌﾌ
金剛は妹達に鳳翔の所へ行くと言って提督の自室へ直行した。
何故なら酒に弱い提督に酒を飲ませて既成事実を作ってしまおうと企んだからだ。
金剛（テイトクがワタシのラブを無視し続けるのが悪いネ！ ワタシは食らいついたら離さないワ！）ｷﾗｰﾝ
提督「これは変わった味の紅茶だな……」
（微かに酒の味もするが、これくらいなら大丈夫だろう……）
最初は夜にどうしたのかと思ったが、まさか私とゆっくりとお茶をしたいとはな。
普段は気丈に振る舞って居るが、こうして気分転換することで気が休まるなら私はいくらでも付き合う。
コクーー
提督「うむ……なかなか良い味だ。でもお酒ならお酒でそう言ってくれ。断りはしないのだからな」ﾆｶｯ
金剛「次からはそうシマース♪」
提督「あぁ……さ、金剛も飲みなさい」
金剛「ハ〜イ♪」ｺｸ
その頃金剛姉妹部屋ではーー
金剛姉妹部屋ーー
霧島「二三○○を過ぎても帰って来ないとは……」ｳｰﾝ
榛名「お酒の席なら酔って寝てしまっているとか……？」
比叡「それなら私が様子を見てくるから榛名は司令にこの事を説明してくれない？」
榛名「はい、分かりました」
霧島「私は行き違いになった時の為の留守役ですね」
比叡「えぇ、お願い。見つかったら連絡するから。じゃあ、二人共頼んだわね」
榛・霧『はい』
その頃提督自室ではーー
金剛「テイロクゥ〜、ちゃんと聞いてマスカ〜？」ﾋｯｸ
提督「う、うむ……聞いている……」
金剛「なら、ワタシのラブを受け取ってくれてもイイと思うネ〜」ｸﾞｲｯ
提督「だが……私にはまだ家庭を持つなど……」ﾀｼﾞﾀｼﾞ
金剛「そんなの持ってみないことには始まりマセーン！ デスからワタシと一緒にスタートするネ！」
提督「そ、それは……」
（どうすれば……）
その頃居酒屋『鳳翔』ではーー
比叡「え、来ていない？」
鳳翔「えぇ、お見えになってませんね……」
比叡「そ、そんな……ここ金剛おおぉお姉さまの身に何か……!?」ｶﾞｸﾌﾞﾙ
鳳翔「比叡さん、落ち着いてください！」ｾﾅｶｻｽﾘ
飛鷹「提督なら何か分かるんじゃない？ 金剛さんのことだから提督に何も言わずに何処かに行くなんて有り得ないもの」
比叡「そ、そうですね！ じゃあ、今榛名が司令の所へ向かっているのでちょっと連絡取って見ます！」
隼鷹「どうかしたのか〜？」
飛鷹「金剛さんが部屋を出たっきり今まで帰って来ないんですって」
隼鷹「ふ〜ん。どうしたんだろうな？」
リットリオ「もしかして……」
ローマ「提督の貞操が危ない!!」ｶﾞﾀｯ
全員『何だって!?』ｶﾞﾀｯ
その頃榛名はーー
榛名（とりあえず軍議室、執務室に居ることが多いからそちらを先に回りましたが、どちらにも居られなかった）
「だとすると自室ですね……」
Fire〜！ ひぇ〜！ どう出てくるかしら!?←着信音
榛名「比叡お姉さまから？ ……はい、どうされました？」
比叡『あ、榛名？ 今鳳翔さんの所に来たんだけど、金剛お姉さまが来ていないって言うの。だからこのこｔーー』
ローマ『提督の貞操が危ない!!』ｶﾞﾀｯ
榛名「比叡お姉さま、今榛名が提督をお救いに行きますね」ﾊｲﾗｲﾄｵﾌ
比叡『わ、分かった……お願い……』ﾋｪｰ
ピッーー
榛名「勝手は榛名が許しません……!!」
その頃提督自室ーー
金剛「さぁ、テイロクゥ〜。ワタ〜シのバーニングラァブを堪能してくだサーイ……」ﾏｳﾝﾄﾎﾟｼﾞｼｮﾝ
提督「金剛……気持ちはありがたい。だがこんな風に酒の勢いで事にあたるのは良くない。ひとまず私から降りて酔いをｓーー」
金剛「ワタシは思い立ったらすぐ行動デース！ 恋は戦争ネ！ 疾きこと風の如くデース！」ﾀﾞｷｯ
提督（こうなったら一度手刀を……）
ガチャーー
提督「っ!?」
金剛「テイロクのニオイがしシマース♪」ｺﾞﾛｺﾞﾛ
榛名「」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
提督「は、榛名!? 違うんだこれは!!」ｱｾｱｾ
榛名「提督、今お助けしますね」ﾆｺﾆｺ
金剛「テイロクゥ〜、目を離しちゃノー！」ｸﾞｲｯ
榛名「抜け駆けはもっとノーですよ。金剛お姉さま」ｶﾞﾂｯ
フワッーー
金剛「ホ、ホワイ!? 体が勝手に!?」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
榛名「」ｸﾙｯ
金剛「」
目と目が合う〜瞬間〜♪
金剛「は、榛名……!?」ﾋﾞｸｯ
榛名「酔いは覚めましたか、お ね え さ ま？」ﾎﾞｽｵｰﾗ
金剛「」ﾁｰﾝ
提督「ありがとう、榛名……助かったよ」ﾌｩ
榛名「お姉さまがとんだ粗相を……お姉さまの代わりに謝ります」ﾌｶﾌﾞｶ
提督「いや、金剛も正月休みからの気疲れによるものかもしれない。幸い何もされていないから、気にするな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
榛名「ありがとうございます！ 金剛お姉さまには私からちゃんと言い聞かせますので！ 今日は本当に申し訳ございませんでした！ では失礼します！」
（頭を撫でてくれました〜♡）ｷﾗｷﾗ
バタンーー
提督「やはり酒は怖いな」ｼﾐｼﾞﾐ
廊下ーー
榛名「お姉さま、これは確実に規約違反です。罰則は免れませんよ？」
金剛「うぅ……」
リットリオ「間に合ったみたいね」
ローマ「Ti ringrazio tanto（本当にありがとう）榛名」
飛鷹「ナイスよ榛名さん！」
隼鷹「抜け駆けはイケないなぁ〜」
鳳翔「おいたが過ぎますね」ﾆｺﾆｺ
瑞鳳「規約違反」ﾆｺﾆｺ
千歳「罪人に裁きを」ﾆｺﾆｺ
千代田「正義の鉄槌を」ﾆｺﾆｺ
龍驤「明日は艦娘法会議やな」ﾆｺﾆｺ
比叡「金剛お姉さま……おいたわしや……」ｸｯ
霧島「自業自得、ね」ﾔﾚﾔﾚ
次の日、金剛は艦娘法会議で有罪判決。『提督への接近禁止命令（任務報告等は別だが必ず誰かが同伴する）、三週間』が言い渡された。
読んで頂きありがとうございました！
金剛が奥様の皆様、どうかご了承を。
次回も頑張って書き上げます！