艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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スイーツパラダイス回。


艦これSS四十三話

 

 ○○鎮守府、一四○○ーー

 

 執務室ーー

 

加賀「ーー以上、六名で外出してきます」

提督「あぁ、楽しんで来なさい。加賀や蒼龍が居るから心配はしていないが、何かあったらすぐに私や鎮守府へ連絡してくれ」

加賀「はい、では行って参ります」ペコリ

 

 本日は加賀が昨年の忘年会で優勝したチームのメンバーと街へスイーツパラダイスに行くようだ。

 なので加賀、蒼龍、青葉、五月雨、涼風、朝潮の六名の外出許可書を受理して、代表者の加賀に皆を任せて笑顔で送り出した。

 

 

 鎮守府門ーー

 

加賀「待たせてごめんなさいね」

朝潮「いえ、私達の外出許可書を持って行って頂きありがとうございました!」ペコリ

加賀「これくらい良いのよ」ナデナデ

五月雨「提督は一緒に行けないんですか?」

加賀「えぇ……今日はこれから大本営主催の新年会に顔を出さなければいけないそうよ」

青葉「やはりそうでしたか……残念ですね~」

蒼龍「日にちずらしても良いけど、今度は私達が揃ってお休みの日が分からないもんね」

涼風「残念だけど、こればっかりは仕方ないよな」

加賀「帰りに何かお土産でも買って帰りましょう。その方が提督も喜んでくれるわ」

五人『賛成♪』

 

 

 鎮守府付近の繁華街ーー

 

青葉「やって来ました、繁華街!」

涼風「蒼龍さん、スイーツパラダイスの店はどこなんだ?」ワクワク

蒼龍「え~と……こっちみたい」ユビサシ

加賀「では行きましょう。駆逐艦の三人は私達それぞれと手を繋いで移動しましょう」

五・涼・朝『はい!』

 

 艦娘移動中ーー

 

朝潮「加賀さんの手、とても温かいですね♪」

加賀「そうかしら?」

朝潮「はい! 司令官の手と同じくらい安心します!」ニコニコ

加賀「そ、そう////」

  (素直で良い子だわ……////)

朝潮(だって加賀さんは、ずっと優しく手を繋いでくれてますからね)ニコニコ

 

蒼龍「五月雨ちゃん、ここ段差あるから気をつけてね」

五月雨「あ、ありがとうございます」

蒼龍「ふふ、妹が出来たみたいで、なんか新鮮♪」ニコニコ

五月雨「私は沢山のお姉ちゃんが居ますが、蒼龍みたいなお姉ちゃんは居ないので、嬉しいです♪」ニパッ

蒼龍「そうなの? ならこれからは本当のお姉ちゃんだと思って沢山甘えてきて良いよ♪」

五月雨「は、はい……えへへ////」

蒼龍(可愛い♪)

 

涼風「なぁ、あの看板面白くないか?」ユビサシ

青葉「おぉ、本当ですね! 記念に撮っておきましょう!」パシャ

涼風「」ジー

青葉「? 涼風さんも写真撮ってみます?」

涼風「え……でも、それは青葉さんのだろ?」

青葉「確かに青葉のカメラですが、触ったら壊れるような代物じゃないので大丈夫ですよ?」

涼風「じゃ、じゃあ、一回だけ……」

青葉「はい、どうぞ~♪」

涼風「」パシャ

青葉「なんで青葉を撮るんですか!?」

涼風「だって撮りたいもの撮って良いんだろ?」

青葉「それが青葉だと……?」

涼風「」コクコク

青葉「て、照れますね////」

涼風「」パシャ

青葉「や、やめてください!////」アセアセ

涼風(青葉さんって可愛いなぁ)ニシシ

 

 

 スイーツパラダイス『食いやがれ!』ーー

 

加賀「斬新な店名ね……」

蒼龍「前に雑誌で読んだんですよ♪ スイーツだけじゃなくて、パスタやサラダ、スープもあるんですよ♪」

朝潮「」キラキラ

五月雨「」ワクワク

涼風「」ウズウズ

青葉「これは良いお店ですね~」パシャパシャ

 

 店内ーー

 

店員「当店は二時間制のバイキングとなっております。お時間になりましたら再度お知らせに参りますので、それまで店内のスイーツ、軽食、ドリンクをご堪能出来ます。ごゆっくりどうぞ」ペコリ

 

加賀「駆逐艦の三人は青葉と先に選んで来なさい」

五・涼・朝『はい♪』

青葉「青葉もお先に良いんですか?」

加賀「えぇ、あの子達に付いててあげて。私と蒼龍は荷物を見てるから」

蒼龍「遠慮せずにどうぞ」ニコッ

青葉「では青葉出撃しま~す♪」

 

 全員準備完了ーー

 

加賀「いただきます」人

五人『いただきま~す!』人

 

朝潮「イチゴタルト美味しいです♪」モキュモキュ

五月雨「生チョコロールも美味しい♪」ハムハム

涼風「このシフォンケーキも美味い!」パクパク

青葉「皆さん良い笑顔ですね~♪」パシャ

蒼龍「青葉ちゃんも食べなよ♪ 美味しいよ?」

加賀「流石に気分が高揚します……!」ガツガツ

 

蒼龍「五月雨ちゃん、ここにチョコ付いてるよ」フキフキ

五月雨「えへへ……ありがとうございます♪」

 

青葉「このティラミス美味しいですね~♪」

涼風「こっちと交換しようぜ♪」

 

朝潮「何か取って来ましょうか、加賀さん?」

加賀「ありがとう。なら、パスタ全種類お願いするわ」

 

 一時間後ーー

 

青葉「甘いものの後は何故かしょっぱいものが欲しくなりますね~」

涼風「分かる分かる。このコンソメスープは丁度良いな~」

 

五月雨「蒼龍お姉ちゃん、このショートケーキ半分子しましょう♪」

蒼龍「良いよ~。なら、私のレアチーズも半分子♪」

 

加賀「このプリンロールは美味しいわね……」ガツガツ

朝潮「ではもっと取って来ますね♪」

 

 終了五分前ーー

 

涼風「いやぁ、満足満足♪」

青葉「食後のお茶が良い仕事してますね~♪」

 

五月雨「お姉ちゃんお姉ちゃん」ギュッ

蒼龍「は~い~♪」ナデナデ

 

朝潮「凄いです加賀さん! 一人でお店のメニュー三巡しましたよ!」コウフン

加賀「まだ足りませんが、今日はこれくらいにしましょう……!」キラキラ

 

 

 帰り道ーー

 

加賀「本日は良い一日でした。提督へのお土産も買えましたし、文句ありません」キラキラ

朝潮「スイーツも美味しくて、楽しかったです♪」

 

蒼龍「五月雨ちゃんは楽しかった?」

五月雨「はい♪ お姉ちゃんが出来ましたし、最高の一日になりました♪」ギュッ

 

青葉「皆さんで記念写真も撮れましたし、良かったです」ニコニコ

涼風「現像したらみんなに配ろうぜ~♪」

 

 

 こうして六名は行く前よりも仲良くなって、鎮守府へと帰って行った。

 

 これを期に朝潮、五月雨、涼風が加賀、蒼龍、青葉の部屋にたまにお泊まりするようになったとかーー。




読者の皆様、明けましておめでとうございます!
そして新年一発目のお話を読んで頂き本当にありがとうございます!

次回は未定ですが、ネタが浮かび次第あげます!

これからもよろしくお願い致します!

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