他作ネタ含みます。
長めです。
○○鎮守府、○六三○ーー
埠頭ーー
提督（見事な日の出だ……）
私は早めに起きて埠頭から初日の出を拝んでいた。
提督（今年も我が艦隊を見守ってください……）
パンパンーー
神社ではないが二礼二拍手一礼を初日の出と海に向かって行った私は、最後に持ってきた盃に日本酒を注ぎ、それを一気に仰いだ。
提督（よし、戻るか……）
自己満になるが私なりの験担ぎをして、私は鎮守府の中へ入ろうと身を翻すとーー
『提督ーーっ！』
提督「っ!?」
我が艦隊のみんながいつの間にか集まっていた。
全員『明けましておめでとうございます！ 今年も艦隊の指揮、よろしくお願い致します！』
提督「任せておけ！ 誰も欠けることなく慢心することもなくこの海を守るぞ！」
＼ﾜｰﾜｰｷｬｰｷｬｰ／
それからみんなで大広間へと場所を移した。
大晦日、元旦は出撃、遠征、演習も無いので、大広間では新年の朝会と朝食を兼ねた新年会を行うのだ。
因みに昼は立食パーティー、夜は宴会である。
大広間ーー
大淀「皆さん、明けましておめでとうございます」
＼ｵﾒﾃﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ!／
大淀「もう既に提督からはお言葉を頂戴しましたが、ここで改めてお言葉を頂戴しようと思います」
＼ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ／
提督「改めて……皆、明けましておめでとう！」
＼ｵﾒﾃﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ!／
提督「昨年は艦隊の皆には大変世話になった。皆の多大な協力のおかげで、無事に皆で新年を迎えることが出来たことを深く感謝している。今年も引き続き深海棲艦との戦いが続くだろう。本年もどうか誰一人も欠けること無く、艦隊一丸となって緩みも力みもせず頑張っていこう！」
全員『はい！』
大淀「ではでは新年の挨拶も終えたところで、駆逐艦の娘達全員へ提督と艦隊の皆さんからお年玉をお配り致します！」
＼歓喜☆拍手☆喝采／
……。
…………。
大淀「駆逐艦の皆さん、良かったですね♪」
＼ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｽ!!／
大淀「はい。では新年の朝会を終わりに致します」ﾍﾟｺﾘ
＼ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ／
青葉「ども～、青葉です～♪ ここからの司会進行は青葉と衣笠にお任せあれ！ と言う訳でですね、皆さんは間宮さん達特製のおせち料理を頂きながら、各催し物を楽しんでください♪ あ、勿論青葉達も食べながらやります♪」ﾃﾍﾍﾟﾛ
衣笠「では早速、最初の出し物ですが、トップバッターは新年は沢山笑いましょうと言う訳でハイパーズのお二人がネタを披露してくれます！ ハイパーズのお二人、どうぞ～♪」
＼ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ／
大井「皆さん明けましておめでとうございます～！」
北上「おめでとう～」
大井「頑張りましょうね、北上さん♪」
北上「うん……早速なんだけどさ」
大井「はいはい」
北上「今日ってお正月だよね？」
大井「えぇそうですよ？ 多分日本全国がお正月だと思います！」
北上「じゃあさ、お正月らしいことしたいな～」
大井「お正月らしいこと？」
北上「そうそう、お正月らしいこと」
大井「例えば？」
北上「それは大井っちなら分かるはずだよ～？」
大井「凧あげ？」 北上「違う」
大井「カルタ？」 北上「違う」
大井「あ、分かったわ！ 羽根つきでしょ!?」
北上「大井っち……違う！ 全然違う！」
大井「き、北上さん？」
北上「なんでそんな訳の分かんないことばっか言うの？ アタシそんなことしたこと無い！」
大井「えぇ～……」
北上「お正月と言えばカツアゲでしょう!?」
大井「ん？ かつあげ？」
北上「そうだよ、カツアゲ！」
大井「あぁ、カツを揚げる！ トンカツが食べたいのね、北上さん！」
北上「違うよ～。駆逐艦の娘達からお金をピー規制ーーするんだよ！」
大井「そ、それはいけないんじゃないかしら？」
北上「大丈夫だよ。口止めしときゃバレないって」ﾆｺﾆｺ
大井「全然ダメです！」ﾍﾟﾁﾝ
北上「ねぇ、大井っち……ツッコミ入れるならもっとしっかりやってよ……」
大井「私には出来ない！ 北上さんを強く叩くなんて！」
北上「え、大井っち？」
大井「だって好きな人を叩くなんてそんなの無理よ！」
北上「大井っち！」ｷﾞｭｯ
大井「北上さん！」ｷﾞｭｯ
北・大『イエス、ハイパーラブ！』ｷﾘｯ
北上「どうもありがとうございました～」
大井「ありがとうございました」ﾍﾟｺﾘ
＼ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ／
青葉「ハイパーズのお二人、リズミカルなネタをありがとうございました～♪」
衣笠「続きまして、金剛姉妹さん達の登場です！ バーニングラブズです、どうぞ～♪」
＼ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ／
金剛「ハッピーニューイヤー♪」
比・榛・霧『明けましておめでとうございます』
金剛「早速、モノマネ行くヨー♪」
霧島「金モ○のカ○ンちゃんやります」
「いつも隣にはカ○ンが居ますデース！」
＼ｵｫｰｰｰ!!／
榛名「○のみぞ知るセカイの中川○のんをやります！」
「心はあなたに～♪」
＼ﾎﾝﾓﾉﾐﾀｰｲ!!／
比叡「はい！ 比叡！ デレマ○の川島○樹さんやります！」
「誰かと比べるなんて意味ないことだと思うけど、提督君には、私が一番って思ってもらいたいの！ 分かっておいてね」
＼ｳﾜｰｰｰ!!／
金剛「最後はワタシの出番ネー♪ ○ブライブの高坂雪○ちゃんやるネー♪」
「ちょっちょっと、お姉ちゃん！ くすぐったいよ～！」
＼ｿｯｸﾘｰｰｰ!!／
金剛姉妹『どうもありがとうございました～』ﾍﾟｺﾘ
＼ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ／
青葉「いやぁ、どれもそっくりでしたね～♪ 金剛姉妹の皆さんありがとうございました！」
衣笠「では最後の出し物です！ 最後は新年一発目の運試し！ 新年ビンゴ大会で～す！」
＼ﾜｰﾜｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁ／
衣笠「皆さんルールはご存知だと思いますので、賞品紹介から行きます！」
青葉「五等から紹介させて頂きます♪ 五等は明石酒保さん提供『店内お菓子全種詰め合わせ』です！」
＼ｵｫｰｰｰ!!／
衣笠「四等は工廠妖精さん提供『等身大提督フィギュア』です！」
＼ﾜｧｰｰｰ!!／
青葉「三等は鳳翔さん提供『鳳翔印のおつまみセット引換券十枚』！」
＼ｼｬｰｰｰ!!／
衣笠「二等は間宮さん＆伊良湖さん提供『間宮と伊良湖の合作スペシャルパフェの引換券十枚』です！」
＼ｷﾀｰｰｰ!!／
青葉「そして一等は！」
衣笠「提督さん提供『提督が使い込んだ軍帽と制服一式』！」
＼大歓声／
提督（青葉に言われてこれにしたが、こんなもので喜んでもらえるとは思わなかった）ｷｮｳｶﾞｸ
青葉「ではでは～、数字を引いていきましょう♪」
全員『』ｺﾞｸﾘ
……。
…………。
雪風「トリプルリーチです！」ﾉｼ
時雨「トリプルリーチだよ」ﾉ
瑞鶴「ダブルリーチよ！」ﾉ
58「ダブルリーチでち！」ﾉｼ
大和「リーチ！」ﾉｼ
島風「リーチ～♪」ﾉｼ
扶桑「リーチ」ﾉ
山城「わ、私も！」ﾉ
利根「リーチじゃぞ！」ﾉ
愛宕「リーチよ♪」ﾉ
阿武隈「リーチ！」ﾉｼ
青葉「おわぁ～、リーチの人がかなり増えましたね～」
衣笠「そろそろ、ビンゴ来るかな～？」
青葉「では、数字を……」ｶﾞｻｺﾞｿ
リーチ組『』ﾊﾗﾊﾗ
青葉「三〇番です！」
「ビンゴーーーーー！」
全員『っ!?』
山城「ビンゴ！ ビンゴだわ！」
＼どよめき／
＼ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ／
青葉「おめでとうございま～す！」
衣笠「山城さんには一等の賞品を贈呈致しま～す！」
扶桑「おめでとう、山城」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
雪風「おめでとうございます♪」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
時雨「やったね、山城」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
山城「あ、ありがとう」ﾅﾐﾀﾞｸﾞﾐ
それからもビンゴ大会は続き、みんな笑い、楽しく過ごし新年会は幕を下ろしたーー。
因みに各当選者は以下の通りである。
二等：雪風
三等：伊58
四等：瑞鶴
五等：時雨
後日、瑞鶴と山城の部屋には長蛇の列が出来たとか……。
明けましておめでとうございます！
今年も良いお話が書けるよう頑張ります！
読者の皆様、よろしくお願い致します！
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