艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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みんなで大忙し回。

キャラ崩壊含みます。


艦これSS四十話

 

 ○○鎮守府、○七○○ーー

 

 本日は鎮守府の大掃除を行う為、遠征班と演習班以外の艦娘は寮の掃除や各館の掃除をしていた。

 

 駆逐艦寮ーー

 

雷「電! 深雪が大破しちゃったじゃない!」

電「はわわ! またやっちゃったのです~!」アセアセ

深雪「」チーン

 

時雨「姉さん無事かい?」

白露「う……頭が……!!」

夕立「心配無いっぽい!」

村雨「ふざける元気あるからね~♪」

春雨「あはは」ニガワライ

白露「ギャグじゃないよ!」ガーン

五月雨「ご、ごめんね……白露……」シュン

涼風「いつもの事だから気にすんなよ!」ヨシヨシ

海風「そうですよ」ヨシヨシ

江風「ンな湿気た面してないで楽しく掃除しようぜ!」ニカッ

五月雨「うん!」ニパッ

白露(解せぬ……)

 

雪風「五百円見つけました!」キラッ

舞風「やったね♪」

時津風「他にもあるかも!」

陽炎「目的が違うような……」

黒潮「気にしたら負けやで」ポン

 

不知火「磯風、ベッドの下から司令の写真集が出てきたのですが……」

磯風「そ、それは……////」

浦風「不知火姉さん、あんまり深く聞かんでやるのも優しさじゃて……」ポン

野分「次からはもっと巧妙に隠しなさい」ヨシヨシ

磯風「う、うむ////」

不知火(不知火に何か落ち度でも……?)

 

 

 軽巡洋艦寮ーー

 

木曾「球磨姉貴、これは要るのか?」つぼろぼろタオル

球磨「要るクマー」ゴロゴロ

木曾「多摩姉貴、これは?」つぼろぼろの箱

多摩「要るにゃ」マルマル

木曾「ん」

北上「全く片付かないね~」マッタリ

大井「それだけ綺麗にしてた証拠ね♪」

木曾(大井姉貴、覚醒してくれ!)

 

神通「那珂ちゃん、この服着る?」

那珂「あ、良いの? 着る~♪」

川内「那珂、このスカートは?」

那珂「う~ん……まだ履けそうだし貰う!」

  (あれ? もしかして体よく押し付けられてる?)

 

能代「阿賀野姉ぇ、これ探してたボールペンじゃない?」

阿賀野「あ、ホントだ~!」

矢矧「カーペットの下から出てきたわよ」

酒匂「どうしてそんな所に?」

阿賀野「わかんな~い♪」

能・矢・酒『(流石だらし姉……)』

 

 

 重巡洋艦寮ーー

 

熊野「常日頃から掃除はしていますし、窓拭きくらいしかやることありませんわね」フキフキ

鈴谷「あのぉ~、熊野様? 鈴谷の所がまだ片付いていないんですけど……」

熊野「ダメな姉を甘やかす気はありませんので」フキフキ

鈴谷「あんまりだぁ~~~!」ウワーン

三隈「まあまあ、三隈もお手伝いしますから」ヨシヨシ

鈴谷「三隈お姉様~~!」ギュッ

最上「窓拭きはボクと熊野で出来るからね♪」

熊野「甘いですわね……」ヤレヤレ

三隈「終わったらお茶にしましょうね♪」

最・鈴・熊『賛成(ですわ)~!』

 

 

妙高「羽黒、那智とこの酒瓶持っていって」

 妙高型重巡洋艦の一番艦、長女妙高。

 真面目で妹達の自慢の姉。

 

羽黒「はい……よいしょ」ガタッ

 妙高型重巡洋艦の四番艦、四女羽黒。

 人見知りが激しいが今では常に笑顔で過ごせている。

 

那智「足柄にやらせれば良いものを……」ガタッ

 妙高型重巡洋艦の二番艦、次女那智。

 いつも凛々しく妙高同様、頼れる次女。

 

妙高「足柄には説教が残ってますから」ニコッ

足柄「」ガクブル

 妙高型重巡洋艦の三番艦、三女足柄。

 いつも明るく姉妹を引っ張る三女。

 

那智「なら仕方ない……」

羽黒「行ってきます」

 

妙高「貴女はどうしていつもこうなの? 何もお酒を飲むなとは言わないわ。でも後始末が悪いのを何とかしないと軽巡洋艦の娘達や駆逐艦の娘達への示しがつかないじゃない。提督への評価も下がるわ」ガミガミ

足柄「」チーン

 

 

摩耶「どうしよう……」

鳥海「出来れば無かったことにしたいわ……」

 

 『提督秘蔵写真集(非公式)R-18』

 

摩耶「愛宕姉ならまだ納得するんだけどさ……」

鳥海「高雄姉さんのベッドの下からなんて……」

摩耶「」ペラッ

鳥海「」チラッ

摩・鳥『はぅぁっ////』タイハ

 

 

利根「隣は騒がしいの……」フキフキ

筑摩「大掃除ですからね♪」フキフキ

利根「上の方は頼む」

筑摩「はぁい♪」

利根(背が低いから上は筑摩に任せねばならないとはの)グヌヌ

筑摩(悔しがってる姉さんも可愛いわ♪)フフ

 

 

 戦艦寮ーー

 

陸奥「長門……」チーン

武蔵「あの愚姉め……」アタマカカエ

比叡「金剛お姉さま……」ヒエー

霧島「榛名……」メガネクイッ

リットリオ「過激な写真集////」パラパラ

ローマ「破廉恥だわ////」チラチラ

ビスマルク「このアングルなんてどう撮ったのかしら……////」ガンミ

プリンツ「長門さん達がこんなえっちな提督さんの写真集を持ってるなんて……////」チラチラ

 

陸奥「焼却処分ね」ハイライトキエール

武蔵「ついでにあいつらも処分したいな」ハイライトキエール

比叡「でもこれもう絶版のですよ?」

霧島「司令がこれを見つけて青葉さんと夕張さん、明石さんを一日中怒鳴り散らして居ましたから……」

比叡「それであのお三方はあらぬ方向へ目覚めてしまいましたけど……」

リットリオ「みんなで共同保有しない?」

ローマ「ちょ、姉さん!?」

ビスマルク「それは良いわね! あの娘達だけズルいわ!」

陸奥「どうする?」

武蔵「ま、まぁ良いだろう」

リットリオ「決定~♪」

プリンツ(い、良いのかなぁ?)ニガワライ

 

 

 潜水艦寮ーー

 

19「これは捨てるのね!」

58「これもでち!」

500「これも~♪」

168(大事なものまで捨てそうで怖いわ)

401(ちゃんと見張ってなきゃ)

8(自分達のまで捨てかねないからな)

19「あ、提督のワイシャツなのね♪」ギュッ

58「なんでそんなレア物持ってるでち!」

500「ズルいよ~!」

168(今のうちに)ガサゴソ

401(捨てたものチェック)ガサゴソ

8(これ燃えないゴミじゃないか……)ガサゴソ

 

 

 空母寮ーー

 

加賀「……赤城さん、何か申し開く事はありますか?」ゴゴゴゴゴ

赤城「あ、ありません」ドゲザ

加賀「あれだけ夜食に即席食品は止めるようにと言ったはずです」

赤城「はい……」

 

蒼龍「醤油、塩、味噌……」

飛龍「豚骨に醤油豚骨、カレー……」

瑞鶴「うどんにおそば……」

翔鶴「沢山あるんですね……」

龍驤「カップ麺これくしょんやな……」

飛鷹「よくこれだけ溜め込んだわね……」

隼鷹「あたしの酒瓶より多いなんてね~♪」

千歳「流石一航戦ね~♪」

千代田「そりゃ誇れるわよね……」

 

加賀「聞こえますか、赤城さん……誇りである一航戦のこの言われようが」

赤城「はい……」

加賀「なので処分ついでにお昼はみんなでこれを食べましょう」

赤城「えぇ!?」

加賀「私の顔に何かついていて?」ニ"コ"リ"

赤城「いえ、何も……」ガクブル

 

 

 そんなこんなで鎮守府の大掃除を終え、あとは新年を迎えるだけとなったーー。




出せなかった艦娘についてはご了承ください!

読んで頂きありがとうございました!

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