若干キャラ崩壊含みます。
○○鎮守府、一五○○ーー
重巡洋艦寮の一室ーー
青葉「あ~、やっぱりこの時期はおこたですね~♪」ヌクヌク
衣笠「それは分かるけど、早く出撃の報告書書いちゃってよ……みんな青葉待ちなんだから」
炬燵に入り和むのは、青葉型重巡洋艦の一番艦、青葉。
好奇心旺盛で気になったものは全て趣味のカメラで撮影したがる姉。
そんな姉をたしなめるのは同じく青葉型重巡洋艦で二番艦の妹、衣笠。
青葉の面倒を良く見て、何かと貧乏くじを引かされている。
古鷹「まあまあ……まだ時間はあるし、ゆっくりで良いんじゃないかな?」ニコニコ
そして横で衣笠をなだめるのは、古鷹型重巡洋艦の一番艦、古鷹。
誰に対しても優しく常に笑顔を忘れない大天使である。
加古「」Zzz スヤァ
そうしてその横で幸せそうに寝息を立てているのが、古鷹の妹である古鷹型重巡洋艦、二番艦の加古。
作戦となれば雄々しく闘うが、それ以外はもっぱらシエスタタイムを満喫している。
青葉「加古さんだって寝てるんだし大丈夫だよぉ」ノシ
古鷹「あ、加古はもう書き上げてるよ?」ニコッ
青葉「何ですと!?」ガタッ
衣笠「終わってなかったら古鷹ちゃんがお昼寝許すはずないでしょ?」ヤレヤレ
青葉「むむむ……仕方ない、やりますか」カキカキ
衣笠「そう言えば加古ちゃん、最近いつにも増してお昼寝が増えたよね。やっぱり改二になったから?」
古鷹「あはは、そんなんじゃないよ。クリスマスプレゼントで、加古は提督から安眠枕を貰ったから……それでいつもよりお昼寝が増えたの」フフフ
青葉「ふむふむ……なるほどですね……因みに古鷹さんは何を貰ったの?」
古鷹「え……わ、私は……////」モジモジ
衣笠「えぇ~、何その意味深な反応~」ウリウリ
青葉「青葉気になります!」キラキラ
古鷹「えっとね……提督が使わなくなったタオルケットを……////」モジモジ
青葉「お古のタオルケットを貰ったの?」
衣笠「結構大胆なお願いしたんだね」ニヤニヤ
古鷹「だ、だって……////」オロオロ
青葉「しかし司令官はモテますね~。青葉の調査によるとこの鎮守府に所属している大多数が司令官へ好意を抱いています」キリッ
衣笠「私も提督のことは好きだけど古鷹ちゃんと違って、私は上司としての好きかな~」
青葉「とかなんとか言いながら司令官と話してる時はいつも以上にニコニコだよね~」ニヤニヤ
衣笠「そりゃあ話してて楽しいもの♪」
古鷹「ふふ、なんか提督とお話してると安心するよね♪」
衣笠「そうそう♪ 軽い冗談にも乗ってくれるし♪」
古鷹「たまに検討違いな答えが返ってきたりね♪」
衣笠「そうそう♪」
青葉「衣笠、そういうのを一般的に恋って言うんだよ?」
衣笠「え?」
青葉「だってさっきから司令官のお話を古鷹さんと楽しそうに話してるんだもん」
衣笠「え……わ、私が? 提督に恋を?」アワワ
古鷹「またライバル増えちゃった~」ニガワライ
衣笠「ちょ、ちょっと待ってよ……私は提督に恋なんて……」
青葉「はぁ、困った妹ですね……衣笠、ちょっと青葉の質問に答えて」
衣笠「う、うん……」
青葉「司令官に『君を生涯の秘書艦に任命する』って言われて壁ドンされたシーンを想像してみて?」
衣笠「」ポワワーン
古鷹「」ホワワーン
衣笠「////」キュン
古鷹「////」ズキューン
青葉「ほら、その反応こそが証拠です」ビシッ
衣笠「いやこれは誰だってこうなるよ////」ワタワタ
青葉「ではもう一つ……司令官に『もう君しか居ない』って言われて床ドンされたら?」
衣笠「」ポワワーン
古鷹「」ホワワーン
衣笠「え、ちょ////」カオマッカ
古鷹「提督になら……////」モジモジ
青葉(カメラ持ってくれば良かった……)
「ほら、これで分かったでしょ?」
衣笠「う、うん……そっか、私提督に恋してたんだ……////」ポゥ
古鷹「恋心を自覚した感想は?」
衣笠「恥ずかしいって感じととにかく提督に会いたいって感じ……////」ウツムキ
古・青『(何この可愛い生き物)』キュン
衣笠「そう思ったら無性に提督に会いたくなってきちゃった! 青葉、早く報告書書いて!」イアツ
青葉「は、はい!」ビシッ
衣笠「古鷹ちゃんは私とお化粧直ししましょ♪ 可愛くて綺麗な私達を提督に見せなきゃ♪」ニコッ
古鷹「そ、そうだね♪」ニコッ
(これは強敵目覚めさせちゃったなぁ)トホホ
加古(うるさくて寝れない……)
そして報告書を渡しに行った四人。
衣笠のいつも以上に際どいスキンシップと古鷹の大胆なスキンシップに提督はたじたじになるのであった。
その二人とは別にそれをカメラで撮影する青葉と立ちながら眠る加古は平常運転だったーー。
短めですが終わりです!
ガールズトーク的な回にしてみました!
次回もお楽しみに!
読んでいただき本当にありがとうございました!