○○鎮守府、一四三○ーー
中庭、ベンチーー
瑞鶴「〜〜♪」ニコニコ
翔鶴「あら瑞鶴。随分ご機嫌ね〜♪ 何か良いことでもあったの?」
瑞鶴「あ、翔鶴姉! えへへ、分かる?」ニコニコ
翔鶴「ふふふ、それだけニコニコしてれば分かるわ。どうしたの?」
瑞鶴「あのね、今日の出撃で練度が五十になったの。そのお祝いにって提督さんから新しく開発した流星改を任せてもらったの♪」ニコニコ
翔鶴「あらそうだったの? おめでとう♪」ニコッ
瑞鶴「ありがと♪ これでもっともっと活躍してやるんだから!」ヘヘー
翔鶴「私も負けないように頑張らなきゃいけないわね♪」
瑞鶴「そういえば、翔鶴姉はなんで中庭に来たの? 休憩?」
翔鶴「ううん、今日の訓練は午前中で終わりだったの。訓練場の整備で明日まではお休みだって話よ?」
瑞鶴「そっか……じゃあさ、私も午前中出撃で午後はお休みだから、これから間宮さんのところで何か甘いもの食べようよ♪ 提督さんから引換券貰ったんだ♪」ピラッ
翔鶴「良いの?」
瑞鶴「良いも何も私から誘ったんだけど……」
翔鶴「ふふ、そうね。ありがとう……じゃあ、行きましょうか」ニコッ
瑞鶴「うん♪」ニコニコ
食堂ーー
瑞鶴「間宮さん、伊良湖さんこんにちは~♪」
翔鶴「お邪魔します」
間宮「あら、いらっしゃいませ~」ニコッ
伊良湖「いらっしゃいませ!」ニコッ
瑞鶴「スペシャルパフェ二つください♪」つ引換券
間宮「はぁい♪ 少し待っててね~」ニコッ
伊良湖「今お茶を持っていきますね。お好きな席でお待ちください」ニコッ
瑞・翔『は~い』ニコニコ
窓際の席ーー
瑞鶴「長閑ね〜」
翔鶴「そうね……今日は日差しも暖かくて気持ちいいわ」
伊良湖「お茶をお持ちしました~」
瑞鶴「ありがと、伊良湖さん♪」
翔鶴「ありがとうございます……伊良湖さん、割烹着新調しましたよね?」
瑞鶴「あ、それ私も思った! 間宮さんや鳳翔さんもよね!」
伊良湖「えぇ、提督さんからクリスマスプレゼントとしてこの割烹着を頂きました」ニコッ
翔鶴「まぁ、それは良かったですね♪ とても似合ってますよ♪」ニコッ
瑞鶴「うんうん♪ そのお花の刺繍も素敵だと思うわ♪」ニコニコ
伊良湖「あ……えへへ……////」テレリ
瑞・翔『(可愛い……)』フフ
間宮「スペシャルパフェお待たせしまた~♪」ドンッ
瑞鶴「待ってました!」パァ
翔鶴「わぁ♪」ニコニコ
間宮「ごゆっくりどうぞ~♪」
伊良湖「ごゆっくり~♪」
瑞鶴「いただきま~す♪」人
翔鶴「いただきます」人
……。
…………。
瑞鶴「おいひぃ~♪」キラキラ
翔鶴「いつ食べても美味しいわね♪」パク
瑞鶴「うん♪ この甘さ控えめの生クリームが良いのよね~♪」
翔鶴「私はこの果物かな……季節によって変わるし、毎回違うから楽しみなの♪」
ガチャーー
漣「あぁ~疲れた~」
朧「遠征は地味だけど大切だからしっかりやらなきゃ!」
秋雲「だから甘いもの食べに来たんでしょ~?」
瑞鶴「珍しい組み合わせね」
翔鶴「遠征組は常に編成変わるから」ニコッ
漣「翔鶴さんと瑞鶴さんだ!」
朧「二人も休憩?」
瑞鶴「休憩って言うか時間が空いたからお休みかな?」
翔鶴「そうね」ニコニコ
秋雲「うわ! スペシャルパフェじゃん! 良いなぁ~!」
翔鶴「ふふ、少し食べる?」ニコッ
秋雲「やった♪ 食べる食べる~♪」アーン
翔鶴「ふふふ、どうぞ~♪」
秋雲「あむ……う~ん♪ OC~!」キラキラ
翔鶴「良かったわ……はい、もう一口」つアーン
秋雲「あ~♪」
瑞鶴「翔鶴姉らしいなぁ……ん?」
漣「」キラキラ
朧「」ユビクワエ
瑞鶴「欲しいならちゃんと言いなさい……」ニガワライ
漣「ktkr!」キラキラ
朧「えへへ……ありがと」アーン
瑞鶴(翔鶴姉の気持ちが分かった気がするわ……)フフ
朧「はむ……美味しい~♪」トローン
瑞鶴「良かったわね♪ はい、漣も」つアーン
漣「あ~ん♪ ……ん~♪」キラキラ
瑞鶴「ふふふ♪」ニコニコ
漣「じゃあ、漣達は自分達の頼んでくる~!」ノシ
朧「ご馳走さま~!」ノシ
秋雲「今度お礼に提督の似顔絵書いてあげるね♪」ノシ
瑞・翔『は~い』フリフリ
卯月「あの三人ばっかりズルいぴょん!」ヒョコ
瑞鶴「わぁっ」ギョッ
弥生「卯月いきなり走らないで……」ヌッ
翔鶴「きゃっ」ビクッ
皐月「二人共、みんなを驚かせちゃダメじゃないか……」アセアセ
瑞鶴「大丈夫よ……ちょっと驚いただけだから」ニコッ
翔鶴「えぇ……みんなも遠征帰り?」
卯月「そうだぴょん♪ 帰ってきたらおやつの時間だったから、こっちに直行したぴょん!」キリッ
皐月「無駄に良い顔しないでよ……いきなり走り出すからボクも文月もビックリしたんだから」ヤレヤレ
瑞鶴「お疲れ様……そういえば文月は?」
弥生「目の前に居るよ」
瑞鶴「えっ……うおっ!?」ギョッ
文月「ねぇねぇ一口ちょ~だい♪」キラキラ
翔鶴「は~い♪」つアーン
文月「フミィ~♪」モッキュモッキュ
瑞鶴「いつの間に翔鶴姉の膝に乗ってたのよ……」
卯月「それよりうーちゃんにもそれをよこすぴょん!」
弥生「もう、卯月……」
瑞鶴「あら、私は良い子にしかあげないわよ? だから弥生にあげるわ♪」つアーン
弥生「あ、ありがとうございます……はむ……美味しい……!」キラキラ
瑞鶴「ふふ、良かったわ♪」
皐月「弥生と文月に二人共ありがとう」ニコッ
瑞鶴「皐月にもあげるわよ♪」
皐月「え、ほ、本当かい?」
瑞鶴「えぇ、皐月は良い子だもの」ニコニコ
皐月「じゃ、じゃあもらおうかな……」アーン
瑞鶴「どうぞ♪」
皐月「あむあむ……へへ、美味しい♪」ニコニコ
卯月「うーちゃんも欲しいぴょん! みんなだけズルいぴょん!」プップクプー
瑞鶴「ちゃんとお願いしたらあげるわよ?」
卯月「二人は言ってないぴょん!」
瑞鶴「あなたが言ったのは『よこせ』だもの。そんな言われ方したらあげたくなくなるでしょ?」
卯月「う~……うーちゃんも欲しいぴょん……」
翔鶴「ふふ、卯月ちゃんはちゃんと反省出来た?」
卯月「」コクリ
翔鶴「そう……じゃあそんな正直な子には私のパフェをお裾分け……はい♪」つアーン
卯月「っ!? あむ……美味しい~♪ 瑞鶴さんより翔鶴さんの方が優しいぴょん♪」
瑞鶴「あら、じゃあ今度の対空訓練の時、卯月は翔鶴姉の特別メニューにしようかな~?」ニヤッ
翔鶴「それは良い考えね♪」ニコニコ
卯月「う、うーちゃんは瑞鶴さんの方が好きぴょん! だから瑞鶴さんと訓練したいぴょん!」ガクブル
翔鶴「フラれちゃったわ……」シュン
瑞鶴(翔鶴姉の訓練は空母内でトップの地獄(訓練)だからね……)ニガワライ
こうして翔鶴と瑞鶴は駆逐艦の娘達と和気藹々とした時間を過ごしつつ、日頃の疲れを癒したーー。
読んで頂き誠にありがとうございました!
こんなほのぼのとした時間も良いですよね♪