艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦と遠足シリーズ。


艦これSS二十九話

 

 ○○鎮守府、○七二○

 

 門前ーー

 

睦月「やっと睦月達の番だね~♪」

如月「司令官とデートだなんて嬉しいわ」フフフ

 

 睦月:睦月型駆逐艦の一番艦。

    無邪気で活発。溢れる行動力で妹達を引っ張る頼れる長女。

 

 如月:睦月型駆逐艦の二番艦。

    提督LOVE勢。面倒見が良く、姉妹や提督には人一倍優しく接する次女。

 

 

弥生「楽しみ……」キラキラ

卯月「どこに行くか今から楽しみだぴょん♪」

 

 弥生:睦月型駆逐艦の三番艦。

    上の姉二人とは違い、感情をあまり表に出さないが提督への忠誠心は厚い三女。

 

 卯月:睦月型駆逐艦の四番艦。

    明るくいつもハイテンション。姉妹の中でも弥生と特に仲良しの四女。

 

 

皐月「ちゃんとハンカチとか持った?」

文月「うん~、ちゃんと持ったよ~♪」

長月「私がちゃんと確認したから心配要らないぞ」

 

 皐月:睦月型駆逐艦の五番艦。

    睦月と同じくアクティブで如月と同じく面倒見が良い二人の姉の良いところを両方兼ね備えた五女。

 

 文月:睦月型駆逐艦の七番艦。

    無邪気で素直。天然癒し系で一部の提督達からは『大天使』と言われている七女。

 

 長月:睦月型駆逐艦の八番艦。

    姉妹の中で硬派で熱い性格の持ち主。提督を一途に想う八女。

 

 

菊月「どこへ連れていかれようと司令官と共にあれば何の心配も無いがな」フフ

三日月「楽しみだなぁ♪」ルンルン

望月「動くのはダルいけど、任務じゃないならいいや~」ダラァ

 

 菊月:睦月型駆逐艦の九番艦。

    クールで実直だが、提督から褒められると暫くはにやけ顔が続く褒められるのに弱い九女。

 

 三日月:睦月型駆逐艦の十番艦。

     健気に提督や艦隊のみんなに尽くす優しい心を持ち、戦場でも頼りになる十女。

 

 望月:睦月型駆逐艦の十一番艦。

    だらけ癖はあるが何だかんだでしっかりと任務をこなす十一女。

 

 

睦月「あ、バスが来たよ! あれかな?」

如月「司令官が運転してるみたいね~」ニコ

弥生「司令官の運転なら安心……」グッ

卯月「でもいたずら出来ないから残念ぴょん」プップクプー

 

提督「待たせたみたいだな。小型のバスを友人から借りて来るのに少し時間が掛かってしまってね。申し訳ない」

皐月「大丈夫大丈夫♪ ボク達はさっき集合したばっかりだからね!」ニコッ

文月「うん~♪ それに集合時間より早いよ~♪」ニパー

長月「文月の言う通りだ。謝罪など必要ないぞ」

菊月「その通りだ。司令官は胸を張って居ればそれで良い」

三日月「はい。司令官さんはお気にせずに」ニコ

望月「それよりもう乗って良い?」

 

提督「あぁ、みんな乗ってくれ。今日は良い遠足にしよう」ニカッ

姉妹『っ!?////』ドキッ

 

 こうして今回の睦月型姉妹の遠足が幕を開けた。

 

 

 

 水族館ーー

 

文月「わぁ~♪ 水族館だぁ~♪」キラキラ

卯月「初めてぴょん♪」キラキラ

睦月「楽しみだね~♪」キラキラ

長月「敢えて水族館にしたのか……」フムフム

菊月「流石、だな」フフ

如月「海には出るけど中は見えないから楽しみね♪」ニコッ

弥生「興味あったから嬉しい……」フフフ

望月「車イス使って良いかな?」

三日月「ちゃんと自分の足で歩いてよ~」ニガワライ

皐月「そうそう! それに自分で歩いて観るから楽しいんだよ♪」ニコッ

 

提督「みんなはぐれない様に複縦陣で私の後ろについて来るんだぞ?」

姉妹『は~い!』ケイレイ

 

 

 Aフロアーー

 

睦月「いきなりの巨木!?」

如月「ん~と……『木は森をつくり、森は川をつくり、川は豊かな海をつくる』という本来の自然を再現してるんですって。巨木のまわりをゆっくり歩いてみてって書いてあるわ」

提督「ここのフロアは主に川の様子を再現してるみたいだな」フムフム

 

弥生「ここは浅瀬の様子を再現してるみたい」マジマジ

卯月「浅瀬でもこんなに生き物がいるなんて驚きぴょん!」キラキラ

提督「そうだな。再現率も素晴らしい」マジマジ

 

 

 ペンギンフロアーー

 

三日月「ペンギンさんです~♪」キラキラ

皐月「可愛い~♪」キラキラ

菊月「マゼランペンギンか……」マジマジ

長月「巣も再現しているらしいな……」シミジミ

文月「ねぇねぇ、こっち見てるよ~♪」キャッキャッ

望月「へぇ、愛嬌あるじゃん」フフ

提督(何故ペンギン達は私に注目しているのだ?)コンワク

 

 

 イルカとアシカショー会場ーー

 

睦月「わぁ! すごいジャンプ~!」コウフン

文月「近いから大迫力~♪」キャッキャッ

如月「器用にボールを尾ひれで打つわね~♪」フフフ

望月「トレーナーが上手くボールを放ってるからだろ? 確かに上手いけどさ……」マジマジ

 

弥生「海で会ったイルカさん達とはまた違う感動があるね……」マジマジ

卯月「ちゃんと言うこと聞いててお利口さんだぴょん♪」ニコニコ

提督「トレーナーとの信頼関係がなせる事だな」ニコ

 

皐月「あ、あのアシカ失敗しちゃったみたい……」アワワ

長月「ワンチャンあるぞ! 諦めるな!」グッ

三日月「でも、謝り方可愛い~♪」ホホエマー

菊月「いや……あれはそういう台本なんだろう?」クビカシゲ

提督「そういうことは言わないでやれ、菊月……」ニガワライ

 

 

 大水槽エリアーー

 

睦月「こんなに色んな魚が泳いでるの初めて見た~!」カンゲキ

卯月「サメも泳いでるぴょん!」コウフン

文月「色んな色のお魚さんがいてキレイ~!」カンドウ

如月「この素敵な魚達が暮らす海を、司令官と如月達は守っているのね……」ピトッ

提督「私がしているのは大したことじゃないがな……」ナデナデ

 

長月「イソギンチャクも居るな……」オォ

菊月「ヒトデも居るぞ……」オォ

望月「お前達コアだな……」

三日月「そういう望月ちゃんは何を見てるの?」

望月「この巻き貝……」ドヤァ

皐月「もっちーも十分コアだよ」ニガワライ

弥生「でも気持ちは分かるよ……」フフ

提督「魚だけがメインではないと言うことだな」ホホエマー

 

 

 トンネル水槽エリアーー

 

姉妹『わぁ~~~~♪』キラキラ

提督「これは壮観だな~」シミジミ

 

文月「ウミガメさんだぁ~♪」キャッキャッ

卯月「おっきいエイだぴょん♪」キラキラ

弥生「すごい迫力……!」カンドウ

皐月「これは本当にインパクトあるね!」カンドウ

睦月「エイって色んな種類が居るんだね!」キョロキョロ

 

長月「この青さが落ち着くな……」シミジミ

菊月「イク達はこの青い海を潜っているんだな」シミジミ

望月「潜水艦になったみたいだ……」シミジミ

三日月「綺麗って言葉しか出てこないね……」シミジミ

 

如月「司令官とこうしてロマンチックに過ごせるなんて幸せだわ♪」ギュッ

提督「ははは、それは良かったよ」ニコニコ

 

長・菊『(羨ましい……)』ジトー

 

 それからも様々なエリアを巡り、遅い昼食を済ませ睦月型姉妹達の水族館遠足は幕を閉じた。

 

 姉妹達お揃いで買ったイルカのぬいぐるみを嬉しそうに抱えてーー。




分かっていましたが睦月型も数が居ますね~。
残るは朝潮型、白露型、秋月型、Z1型とマエストラーレ型の海外駆逐艦ズですね。

頑張って書き上げます!

読んで頂き誠にありがとうございました!

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