艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦と遠足シリーズ。

少し他作ネタが入ります。


艦これSS二十八話

 

 ○○鎮守府、○七三○ーー

 

 門前ーー

 

 今日も駆逐艦の娘達を遠足へと連れていく為、私は前と同様車をレンタルし、鎮守府門の前に停めて待っていた。

 

綾波「司令官、みんな準備が終わりました。本日はよろしくお願い致します」ペコリ

妹達『お願いしま~す』ペコリ

 

 最初に挨拶をしたのが、綾波型駆逐艦姉妹の一番艦、長女の綾波。

 お淑やかで妹達や他の艦娘達を大切に思う心優しい艦娘だ。

 

提督「あぁ、楽しい遠足にしよう」ニコ

敷波「遠足ね……あ、別に嫌じゃないから」プイッ

曙「ちゃんとした所に連れていってよね、クソ提督!」フン

提督「勿論だ。さ、車に乗りなさい」

 

漣「漣は一番後ろ~♪」

潮「わ、私も後ろが良いな……」

朧「アタシは窓際ならどこでも良いよ」ニコ

綾波「敷波ちゃんは真ん中が良いよね?」

敷波「あ、アタシは別にどこでも……」

綾波「司令官の運転姿を後ろから見たいんでしょ?」ボソ

敷波「~~~~////」ウツムキ

曙「あたしは……」

漣「助手席ですよね!」キラキラ

曙「な、ななな、何でよ!?////」カオマッカ

 

朧「あれ、違うの? なら、アタシが」キョシュ

漣「いやいや、そこは漣で!」キョシュ

 (うっしーも!)アイコンタクト

潮「え……じゃ、じゃあ潮も……」キョシュ

綾・敷『』キョシュ

 

曙「あ~もう! 分かったわよ! あたしが助手席座るわよ! それでいいんでしょ!?////」ウガー

提督「そんなに嫌か……?」シュン

曙「い、嫌とは言ってないでしょ!?////」

提督「しかし……」シュン

曙「しかしもおかしも無いの! 助手席はあたしが座るから、それでいいんでしょ!?////」ノリコミ

姉妹『(計画通り)』フフフ

 

 座席は↓の通りに。

 

   曙 提

   綾敷朧

   漣 潮

 

 こうして綾波型姉妹の遠足が始まった。

 

 登山口ーー

 

漣「おぉ~! 登山ktkr!」

朧「楽しそう~!」ワクワク

潮「」キラキラ

綾波「綾波も楽しみです♪」

敷波「登山とか初めてだよね……」キョロキョロ

曙「あたし達は海専門だから普段とは正反対ね」ソワソワ

提督「一号路はケーブルカーを使うぞ。みんな付いて来なさい」

姉妹『は~い!』

 

 

 ケーブルカー内ーー

 

潮「うわぁ……電車が山を登ってる~」キラキラ

漣「車内販売もしてるみたい!」

朧「それは帰りでいいじゃん! 今は景色見ようよ、景色!」キラキラ

綾波「そうですね……海と一緒で山の景色も一時も同じ姿をせず、見ていて飽きませんね」ニコニコ

曙「結構揺れるのね……」

敷波「うん……」

提督「大丈夫か、二人とmーー」

 

 ガタン!

 

曙「ぅあっ!」ヨロメキ

敷波「うわぁ!」ヨロメキ

提督「しっかり掴まってなさい」ダキヨセ

曙「へ、変なとこ触ったら、魚雷ぶち込むから……////」キュッ

敷波「あ、ありがとう////」キュッ

 

綾波(あらあら……)フフフ

朧(あれを狙ってよろめいたね……)ニヤ

漣(ごっちゃんです)人

潮(曙ちゃんも敷波ちゃんも嬉しそう)ニコニコ

 

敷波(やった! 凄い嬉しい!////)ニヘラ

曙(嬉しすぎて提督の顔が見れない……////)ニヤァ

提督(体幹のトレーニングに良いな……)

 

 

 二号路、展望台ーー

 

姉妹『うわぁ……!』カンドウ

提督「」ニコニコ

 

潮「街があんなに小さく見える……!」

漣「人がゴ○の様だ!」ドヤァ

朧「それは言わない方が良いよ」ニガワライ

綾波「綺麗な景色を黙って堪能しましょう」ニコ

敷波「そうだね~♪」ギュッ

曙「同感ね♪」ギュッ

提督(無意識に両腕をホールドされている……)コンワク

 

 

 三号路、途中の寺院ーー

 

曙「山の中に寺院なんてあるのね……」キョロキョロ

敷波「凄いなぁ……」キョロキョロ

朧「滝とかもあるみたいだから、そこで修業するのかな……?」

漣「するってそこのガイドに書いてあるよ~♪」

潮「寒そう……」ガクブル

綾波「綾波達も似たようなことをいつもしてますけどね」ニガワライ

提督「修業とは違うがな」ニガワライ

 

漣「せっかくだし参拝していこうよ♪」

綾波「良いですね♪」

提督「では、世界平和を祈ろう」

朧「提督はぶれないね~」ニガワライ

提督「む?」クビカシゲ

潮「」クスクス

曙「流石はクソ提督ね」ヤレヤレ

敷波「らしいけどね」ヤレヤレ

提督「???」コンワク

 

 参拝中ーー

 

提督(世界の平和と我が艦隊の無事をお祈り致します)

綾波(大切な人達を守れますように……)

敷波(もっと素直になれますように……!)

朧(もっともっと強くなれますように!)

曙(提督が無茶をしませんように……!)

漣(もっと楽しいことが沢山起きますように♪)

潮(みんなと仲良くこれからも居られますように)

 

 

 山頂ーー

 

全員『おぉ~!』カンゲキ

 

漣「綺麗な景色~!」キラキラ

潮「高いね~!」キラキラ

朧「達成感ある~!」カンドウ

綾波「こんなに高い所を登ってたんですね~!」カンドウ

曙「なんか……言葉が出ないわね……」カンゲキ

敷波「うん……分かる……」カンゲキ

提督「」ニコニコ

 

漣「じゃあ、記念写真撮ろう~♪」

朧「カメラなんて持って来てたんだ」

潮「結構最初から撮ってたよ♪」ニコニコ

曙「変なとこ撮ってたらはっ倒すから」ジロリ

漣「と、撮ってないよ~」メソラシ

綾波「遠足ですから、今回は無礼講と言うことで」ニコ

敷波「変なとこなんて無かったし大丈夫だよ」ニコ

曙「ならいいんだけど……」ジトー

 

漣「ボノボノちゃんは心配性だなぁ♪」

曙「あんたのせいでしょ!」スパーン

漣「あべし! ……むぅ……痛いよ、ボノボノちゃん」

曙「痛くないと反省しないでしょ」フン

提督「まあまあ、せっかくなんだケンカするな」ナデナデ

曙「触んな、クソ提督!////」カァ

提督「あぁ、すまんすまん」ニコ

曙「笑うな!////」カオマッカ

姉妹『』ニヤニヤ

曙「さっさと記念写真撮りなさいよ!////」ウガー

 

 曙の叫びがこだまし、みんな笑顔で記念写真を撮影きた。

 

 休憩所、昼食ーー

 

綾波「司令官、このおむすびは曙ちゃんと敷波が握ったんですよ」ニコニコ

敷波「綾波、余計なこと言わないでよ////」カァ

曙「そ、そうよ! それにクソ提督のはついでだったんだから!////」カァ

漣「とか言いつつ、漣達より早起きして作ってたよね」ニヤニヤ

曙「う~る~さ~い~!」グリグリ

漣「止めてボノボノちゃん!」ウラゴエ

提督「ついででもこうして作ってくれて嬉しいよ。何より美味しいしな」ニコニコ

敷波「そ、そう……そっか……へへ////」ニコニコ

曙「ふ、ふん。当たり前でしょ! あたしが握ったんだから!////」ニヘラ

漣「グリグリの力が増してるよ~!」ヒー

潮「漣ちゃ~~ん!!」

朧「このおにぎりうま~♪」パクパク

綾波「お茶もありますからね~」ニコニコ

漣「お助け~~っ!」

 

 こうして賑やかな昼食を経て、私達は下山した。

 

 下る時も行きとは違った景色に見え、みんな最後まで楽しそうに登山遠足を堪能し笑顔で終えたーー。




綾波型終了です!
綾波型もみんな仲良し姉妹ですよね♪
筆者は登山を小学生以来したことがないので、なんか違う感じだったらすいません。

読んでくれて本当にありがとうございました!
次回もよろしくお願い致します!

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