キャラ崩壊、他作ネタ、ネタ、独自設定含みます。
今回は前編と後編に分けます!
いつもより長いです。
※服装の描写が薄い所がありますが、その点は読者様のご想像にお任せしたいと思います!
どうかご了承を。
○○鎮守府、一一○○ーー
執務室ーー
暁「司令官!」
響「トリック・オア……」
雷「トリ〜ト〜♪」
電「お菓子くれなきゃイタズラしちゃうのです〜♪」
提督「あはは、ハッピーハロウィンと言うやつだな……この大きなキャンディで許してくれ♪」つペロペロキャンディ
四人『わ〜い♪』
今日はハロウィンということで、駆逐艦の娘達を中心に鎮守府では仮装する艦娘が多く居た。流石に任務や訓練の最中は禁止しているが、それ以外でなら仮装しても良いことになっている。提督としては艦娘のみんなが少しでも楽しい思い出を作ることが大切だと考えているからだ。
そして執務室にも暁達を含め多くの艦娘達が訪れては、提督は用意してあるキャンディを配っている。
提督「暁は何の仮装をしているんだ?」
暁「吸血鬼よ♪」カリスマポーズ
暁はどこかの吸血鬼姉妹の姉が着てそうな仮装をしている。
提督「響は……狼かな?」
響「ハズレ。これはシベリアンハスキーを意識している」キリッ
響は髪の色と同じ色の犬耳といつもの制服のスカートに犬の尻尾を付けていてる。みんなからは『シベリアンヒビキー』と呼ばれるとか。
提督「雷と電は魔女かな?」
雷「そうよ♪」ジャーン
電「図書館から本を死ぬまで借りるのです♪」
提督「それでは図書館の方々が困るだろう」クスクス
雷と電はどこかの白黒魔法使いのような格好をしていて、その手には箒とダンボールで作った八角形の小物を持っている。
みんなこうした感じでそれぞれ仮装しハロウィンを楽しんでいる。
明石酒保、同時刻ーー
カランカランーー
古鷹「こんにちは〜♪」
加古「うぃ〜っす」
青葉「ども〜!」
衣笠「こんにちは♪」
明石「い、いらっしゃいませ〜!」
時津風「明石さん! 早く〜!」
島風「おっそ〜い♪」ピョンピョン
雪風「お菓子をください!」キラキラ
嵐「O☆KA☆SHI!」キラキラ
舞風「お菓子ちょ〜だい♪」ニパッ
明石は雪風達にてんてこまいしていた。雪風はネズミ耳、時津風は犬耳、嵐は顔へ傷っぽいペイント、舞風は顔に縫い合わせたようなペイント、島風はジャック・オ・ランタンを模した帽子を被ってそれぞれ仮装し、明石からお菓子をねだっている。
酒保ではハロウィンということで、仮装してお買い物に来た艦娘にはお菓子の詰め合わせを配るというキャンペーンをしていたのだ。
雪風達はお菓子の詰まった袋を手に入れると、また次のターゲットの場所へと走って行った。
衣笠「大変そうだね〜」ニガワライ
明石「まさかこんなに大盛況するとは思わなかったです」ヘトヘト
青葉「皆さん日々戦ってますから、こうしたイベントは嬉しいんでしょうね〜。お陰でいい写真が撮れてます♪」
古鷹「私達も何か仮装すれば良かったね〜」
明石「でしたら衣装の貸出しますよ♪ 貸出は有料ですが、この場で仮装するだけなら無料です♪」
加古「お、いいじゃん♪ するだけしてみるか♪」
こうして第六戦隊は奥の特設コーナーにて仮装することになった。
古鷹の場合ーー
古鷹「ど、どうかな?////」
古鷹は黒のダボッとした膝丈の黒いワンピースを着て、頭には大きな赤いリボン。そして手には箒と黒猫のぬいぐるみが入ったバスケットを持っている。まるで某魔女の黒猫便みたいだ。
衣笠「可愛い〜♪」
青葉「ナイスですね〜」パシャパシャ
加古「いいねいいね〜」ニコニコ
加古の場合ーー
加古「どうよ♪」
加古はシンプルにミイラの仮装だった。いつも巻いている黒い包帯ではなく白い包帯を巻き、頭の方だけ口や鼻、目、髪をわざと出し、解け掛かっているのを表現している。
古鷹「うわぁ〜////」
衣笠「これ、色んなライン丸見えで出歩けないじゃん////」
青葉「刺激的過ぎて新聞には載せられませんね〜」パシャパシャ←それでも写真はちゃんと撮る
青葉の場合ーー
青葉「やっぱり青葉はこれですね♪ がお〜♪」
青葉は髪を下ろし髪と同じ色の狼っぽい耳を付け、手には狼の足を模した鉤爪手袋。そして衣装は何故か狼の尻尾が付いた青い色のボディスーツで腰には黄色いスカーフを巻いている。
加古「見つめるウルフ・アイ?」
古鷹「月明かり浴びて?」
衣笠「ミステリアスガール?」パシャ←バレないように撮影
衣笠の場合ーー
衣笠「ねぇ、どうして私の仮装だけこんなの指定されなきゃいけないの?////」←でもちゃんと着ている
衣笠の仮装は某格闘ゲームに登場するあのサキュバスの衣装そのまんまだった。
青葉「衣笠はセクシーなコス担当ですから」パシャパシャ
加古「バルキリ○イリュージョンとか出来そう!」キラキラ
古鷹「格好いいし可愛いよ♪」
衣笠「////」←嬉しいけど複雑
そんな感じで仮装を楽しむのだった。
食堂、一二○○ーー
間宮「今日はハロウィンなので日替わりランチはパンプキンシチューと〜♪」
伊良湖「パンプキングラタンのランチセットですよ〜♪」
速吸「どちらもハロウィン限定の盛り付けで〜す♪」
妖精ズ『いつも通り美味しいです〜♪』
食堂では間宮達も魔女の仮装をし、ランチセットもハロウィンらしく提供している。
リベッチオ「うわ〜♪ ジャック・オ・ランタンの中からシチュー出てきた〜!」
レーベ「どうやってるのかな〜?」
マックス「目とかの穴は貫通させずに掘るだけにして、中をくり抜いて蒸した後で、そこにシチューを流し入れてるのね。好きな人は皮も食べるから」モキュモキュ
ビスマルク「グラタンはこんがりと焼けたチーズがジャック・オ・ランタンの絵になってるわ」キラキラ
プリンツ「これが
グラーフ「そして美味しい!」キラキラ
リベッチオは去年と同じ仮装しているのは勿論だが、レーベとマックスもリベッチオと同じ仮装をしている。最初は嫌がっていたマックスだったが、周りの艦娘達もそれぞれ仮装しているので途中からノリノリになったのは秘密である。
一方のビスマルク達は仮装こそしていないがレーベ達や仲の良い艦娘達にお菓子を配ったりと楽しんでいる。
木曾「何で俺まで仮装しなきゃならないんだ……////」
北上「こういうのはみんなでしなきゃ〜♪」
木曾「みんなって姉妹で俺だけじゃねぇか!////」
北上「まぁそうなるな」キリッ
木曾「……////」グヌヌ
大井「唐傘お化け似合ってるわよ♪」
球磨「球磨としてはキャプテンの方をやってほしかったクマ〜」
多摩「眼帯とマントを取っただけで、仮装にならないから仕方ないにゃ」
木曾は紫の唐傘を持ち、眼帯を外し、水色のミニスカート、そして魅惑の素足に下駄姿。上は白の長そでシャツにミニスカートと同じ水色のベストを着用している。なんでも何かの唐傘お化けの仮装を姉達にさせられたそうな。
当初の予定では眼帯とマントを外し、錨を持たせて、某船幽霊をモチーフにした仮装をさせようとしたが、せっかくのオッドアイを活かすために急遽変更になった。
元の唐傘お化けの目は青と赤のオッドアイだが、そこまでは仮装していない。(衣装は大井が急ピッチで仕立てた)
球磨達が盛り上がっている一方、その隣のテーブルに座る吹雪型姉妹は気合の入った仮装をしているみんなを見てハロウィンを実感していた。
当の吹雪達もお揃いで黒いマント(木曾が普段身に着けてる物の駆逐艦Ver)を身に着け、控え目だが仮装している。
吹雪「夜はハロウィンパーティがあるんだよね♪」
深雪「楽しみだよな〜」ワクワク
白雪「なんでも、特別な演出があるんだって♪」
叢雲「日本で外国のお祭りの真似事なんておかしいけどね〜」
そう言いつつも、叢雲のうさ耳(艦橋基部ユニット)がピコピコと動いているので楽しみにしていることがモロバレであった。
初雪「叢雲、フ○ンファンネルにサイコフレ○ムの共振が見えてるよ」
叢雲「私は新しいタイプじゃないわよ!」
磯波「でもやろうとすれば、そこから砲撃出来るよね?」
浦波「本当にあの兵器と同じなんじゃ……」オォー
叢雲「それはあんた達の勝手なエゴよ!」
初雪「その言葉が出るとは……流石叢雲は伊達じゃない」キリッ
叢雲「そのアニメネタから離れなさいよぉぉぉ!////」
更にその隣の大テーブルでは、
陽炎「私達はしてないけど、結構仮装してる人が居るものね〜……」キョロキョロ
不知火「雪風達も可愛らしい仮装してましたね」フフ
霞「神通さんが訓練前に般若面を被って現れたのは本気で怖かったわ……」ガクブル
黒潮「うちらは扶桑さんの貞○やったで?」
親潮「私、本気で叫んじゃいました……」ニガワライ
霰「どっちも夢に出そう……」
萩風「夜に会わなかっただけが救いだね」ニガワライ
満潮「私、山城が藁人形を持って微笑んでいるのを見たわ」ゾッ
野分「冗談に見えないから怖いですね……」
初風「仮装であることを願いましょう」ウンウン
浦風「大丈夫じゃぁてぇ」ニガワライ
朝潮「先程、川内さんが忍者の格好をしてましたね」ニコッ
荒潮「正確にはカタカナの方ね♪」
大潮「テンションアゲアゲでしたよね!」
山雲「ワザマエ〜って言うと喜んでたわよね〜♪」
天津風「楽しそうで何よりね」ニガワライ
秋雲「那珂ちゃんは魔女っ子コスで、相変わらずあざとかったけどね〜」ケラケラ
朝雲「霧島さんと武蔵さんの特攻服姿もある意味でホラーだったな〜……」
磯風「カチコミに行ったら最強だろうな」フフ
浜風「カチコミされた相手が逃げますよ」ニガワライ
谷風「その時の声は『ヒェー!』だね!」
シーン……
谷風「何か言ってよ!?」
みんなの愉快な笑い声が響いた。
中庭、一五○○ーー
最上「トリック・オア・トリート♪」
鈴谷「トリック・オア・トリート♪」
熊野「今出しますからお待ちなさいな♪」
三隈「私とくまのんで作った卵プリンですわ♪」
最・鈴『やった〜!』バンザーイ
ーー。
漣「トリック・オア・トリート!」
曙「悪戯出来るならしてごらんなさい♪」ニッコリ
漣「サーセン! マジサーセン!」
敷波「何やってんだか」ニガワライ
綾波「」クスクス
潮「」ニガワライ
敷波「アタシと綾波でカップケーキ焼いたよ♪」
綾波「デザートにどうぞ♪」
朧「ありがとうございま〜す♪」
漣「あざまーす!」キラキラ
曙「調子いいやつ」クスッ
潮「それが漣ちゃんの良さだから」クスクス
ーー。
高波「トリック・オア・トリート……かも♪」
沖波「トリック・オア・トリート♪」
朝霜「トリック・オア・トリート!」ニシシ
早霜「トリック・オア・トリート」フフ
清霜「トリック・オ・アスリート♪」←間違ってる
大淀「ふふ、骸骨のクッキーをどうぞ♪」
日向「少し変な言葉も聞こえたが、この特別な瑞雲のビスケットをやろう」フフン
伊勢「私からは
ーー。
巻雲「わぁ♪ パンプキンプリンです〜!」キラキラ
飛龍「ハロウィンだからね♪」
夕雲「ありがとうございます」ペコリ
長波「あたしらからはみんなで焼いたカボチャクッキーな♪」
蒼龍「ありがとう♪ 風雲ちゃんは火傷とかしてない?」
風雲「し、してません!////」
中庭でもそれぞれのグループで仮装せずともハロウィンを楽しんでいる様子で、みんなの笑顔が溢れていた。
そんなこんなで今日の鎮守府はハロウィンらしく時が過ぎ、気が付けばハロウィンの夜へと突入するのだったーー。
前編終わりです!
後編もよろしくお願い致します!
読んで頂き本当にありがとうございました!