艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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戦艦メイン。

キャラ崩壊、ネタ、独自設定含みます。


艦これSS二百六十七話

 

 ○○鎮守府、二○○○ーー

 

 居酒屋『鳳翔』ーー

 

 ガラガラーー

 

提督「お邪魔するよ」

金剛「こんばんはデ〜ス♪」

ウォスパ「お邪魔します」ニコッ

比叡「こんばんは〜♪」

榛名「お邪魔します」ペコリ

霧島「こんばんは」ニコッ

 

鳳翔「いらっしゃいませ。お座敷の方へどうぞ」ニッコリ

 

 鳳翔に案内された提督達は座敷に上がった。

 

 ↓席順

 

 金 提 ウ|

 テーブル|窓

 比 榛 霧|

 

 今回は提督が居酒屋に向かっている途中に金剛達と出会い、その流れで提督は金剛達と飲むことになった。

 金剛達はウォースパイトが「居酒屋に行ってみたい」と言ったことから、姉妹でウォースパイトを連れて来た形だ。

 

妖精あ「おしぼりとお冷です」

妖精い「灰皿はこちらに」

提督「あ〜、今回は灰皿は置かなくていい。吸いたくなったら外へ行くから」

ウォスパ「? ここで吸えばいいじゃない」グイッ

金剛「そうデスヨ〜……ワタシ達は気にしないデスヨ〜?」グイグイ

 

 提督の言葉に対して、露骨に『行かないで』と言うように提督の両袖を引っ張って抗議する金剛とウォースパイト。

 

提督「迷惑にならないか?」

榛名「榛名は大丈夫です!」キリッ

霧島「今更ですよ、司令」クスクス

比叡「煙草を吸ってない司令は司令らしくありませんから!」キリリッ

提督「そ、そうか……ではお言葉に甘えて……」

 

 こうして提督はみんなから寧ろ押される形で灰皿を受け取った。

 

妖精ろ「お品書きです」つお品書き

金剛「サンキュー♪」ウケトリ

ウォスパ「飲み物頼んでもいいかしら?」

妖精ろ「はいです!」メモ

 

ウォスパ「Scotch whiskyをstraightで♪」

金剛「ワタシはロックでクダサイ♪」

比叡「ハイボールください♪」

榛名「カルーアミルクをお願いします」ニッコリ

霧島「赤キリで」メガネクイッ

提督「ウーロンハイを頼む」

 

 それぞれが飲み物を頼むと妖精ろは「了解!」と敬礼して厨房へテコテコと戻った。

 

ウォスパ「ハイボールって美味しいの?」

比叡「私はウイスキーはそのまま飲めないので、いつもハイボールです。私は好きですよ」ニコッ

ウォスパ「ふ〜ん……私はいつもstraightかrockだから、今度頼んでみようかしら」

金剛「鳳翔さんが作るハイボールは美味しいデスヨ♪ オススメネ〜♪」

 

鳳翔「ふふ、ありがとうございます」ニコニコ

 

榛名「おつまみどうします?」

霧島「やっぱり肉がいいわね♪」

比叡「霧島は肉食だもんね♪」

霧島「エネルギーの源ですからね」キリッ

提督「ならこの牛肉のたたきサラダなんてどうだ?」

霧島「いいですね!」キラキラ

榛名「ではこれと……金剛お姉さま達はいかがしますか?」

 

金剛「ん〜……Oh♪ 真牡蠣の醤油焼きにシマス!」

ウォスパ「私もこれを頂こうかしら♪」

榛名「は〜い♪」

 

 そして榛名が鳳翔へみんながあげた品を注文した。

 それに対して鳳翔は「少々お待ちください」と笑顔で返し、調理に取り掛かった。

 

妖精ろ「お飲み物お持ちしました」

比叡「あ、は〜い♪ ありがとうございます♪」

 

 お盆を預かった比叡はみんなに飲み物を渡していった。

 

妖精ろ「こちらはチェイサー(ウイスキーを飲んだ後に飲む水)です」

ウォスパ「Thank you♪」

 

 最後にチェイサーを渡した妖精ろはまた敬礼してから、厨房へ戻った。

 

提督「ではみんな、乾杯!」

全員『乾杯♪』

 

 提督の掛け声にみんなも声を揃え、互いのグラスをカチンと鳴らした。

 

ウォスパ「いい色……香りもいいわね」ウットリ

金剛「ウイスキーはまず色と香りを楽しむことが重要デスネ〜♪」

 

榛名「ワインみたいですね〜」

霧島「どちらもゴクゴク飲むお酒ではないからね」クスッ

比叡「私はゴクゴク飲んじゃうな〜」ニガワライ

提督「個々で好きに飲むのが一番さ。そう気にするな」

比叡「はい♪」エヘヘ

 

ウォスパ「頂きます」コクッ

 

 ウォースパイトはウイスキーを一口だけ口に含ませ、すぐには飲み込まず、香りと味を舌の上で楽しむ。こうすることで舌でウイスキーが持つ芳醇な美味しさ、鼻に抜けていく香りを楽しむことが出来るのだ。こうしてそれを堪能した後にゆっくりと飲み込む。

 そしてその後にチェイサーから別のコップに注いだ水をまたゆっくりと口に含んだ。こうすることでウイスキーの風味が口の中に広がり、よりウイスキーを楽しむことが出来るのだ。

 

榛名「はわ〜……ウォースパイトさんが優雅に飲んでいると絵になりますね〜」

比叡「確かに。ウイスキーのCMとか出れそうだね……」

 

霧島「ウイスキ〜が♪ お好きでしょ?♪」ノリノリ

金剛「もう少〜し♪ 喋りましょ〜♪」ルンルン

妖精ズ『ワワワワ〜♪』

ウォスパ「ふふ、大袈裟ね」クスクス

提督「コーラスも入って華やかだな」フフ

 

 金剛と霧島の歌声に思わず居酒屋でお手伝いをしている妖精達もお手伝いをしながらコーラスとして参戦。

 居酒屋ではなく、しっとりしたバーのような空間に早変わりしたのだった。

 

 

 ガラガラーー

 

大鳳「こんばんは」ペコリ

龍驤「邪魔するで〜♪」ノシ

瑞鳳「お邪魔しま〜す!」

瑞鶴「こんばんは♪」

葛城「どうも、こんばんは♪」

 

 するとそこにフラt……仲良し空母五人組が現れた。

 

鳳翔「いらっしゃいませ」ニコッ

 

金剛「皆サン、こんばんはネ〜♪」ノシ

 

 金剛に続いて提督達も挨拶をすると、空母五人組はその隣のテーブルへ座った。

 

龍驤「なんや歌は終いか〜?」

瑞鳳「外まで聞こえてたんだよ♪」

金剛「Oh♪ ならもう一曲イキマスカ〜?」ニッコリ

霧島「今度はマイクで行きますか」キリッ

 

鳳翔「ではカラオケセットをお出ししますね」クスクス

 

比叡「カラオケなら私も何か歌おうかな〜♪」

榛名「榛名も何か歌いたいです♪」

 

ウォスパ「ここは賑やかで本当に楽しいわね……これならポーラ達が贔屓にしてるのが分かるわ」クスクス

提督「飲む量と賑やかの質が少し違うが、基本的にここはいつも賑やかだな」ニガワライ

瑞鶴「提督さん、提督さんも何か歌ってよ♪」

葛城「私も聴きたいわ♪ 前にここで歌ったんでしょ?」

提督「む……では後で何か歌おう」ニコッ

 

 と、その時、

 

金剛「レコーダー持って来マス!」ガタッ

ウォスパ「私も!」ガタッ

榛名「榛名も行ってきます!」ガタッ

提督「お、お〜……気をつけて……」ニガワライ

 

 三人は目の色を変えてレコーダーを取りに自室へ向かった(その後徒歩十分の所を五分で帰って来た)。

 

 こうして今宵も居酒屋『鳳翔』はみんなの笑顔に溢れ、賑やかに更けていくのであったーー。




今回は少しお酒回にしました!
本場というか、大人のウイスキーは飲み方はストレートが基本だとか。
私は山崎18年物(ウイスキーの銘柄)を友人の奢りで一杯だけ飲んだことがあるのですが、お値段張るだけあってとてもいいお味でした。
因みにバーによってはチェイサーは水ではなく、炭酸水の所もあるそうです!

てな訳で此度も読んで頂き本当にありがとうございました!
最後に、お酒、煙草は二十歳になってからですよ!

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