艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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後編になります。
よろしくお願い致します!


艦これSS二十五話 後編

 

 動物園、休憩広場ーー

 

浦風「トラもライオンも圧巻じゃったねぇ♪」

嵐「俺はやっぱクロヒョウかなぁ~♪」

谷風「いやいや、チーターっしょ!?」

初風「オオカミも捨てがたいわ」

秋雲「キリンやゾウ、サイにワニもスケッチ出来たし楽しかったぁ~♪」マンゾク

谷風「バクやオオアリクイも見ごたえあったしね♪」

初風「ヤマアラシやオカピも可愛かったわ」

 

雪風「おサルさんも可愛かったです♪」

天津風「サルといっても色んな種類が居たからね」

萩風「ニホンザルにメガメザル……」

浜風「キツネザルやエリマキキツネザル……」

舞風「オランウータンにマウンテンゴリラ~♪」

野分「舞風、それはどちらもサル科じゃ無いわよ?」

時津風「細かっ!?」

島風「チンパンジーは?」

野分「チンパンジーもサル科では無いわ。サル科は尻尾があるけど、ゴリラやチンパンジー、オランウータンには無いでしょ? そういうのを類人猿っていうの」

 

初風「野分は動物好きだものね」ニコ

雪風「良く一緒に図鑑見てますからね♪」

秋雲「良く動物の絵を描いてくれってせがむもんな~」ニヤ

嵐「のわっちのぬいぐるみこれくしょんも動物多いよな」ニヒヒ

野分「い、いいでしょ! 好きなんだから……////」

全員『』ニヤニヤ

 

陽炎「昼食の準備出来たわよ~!」

不知火「ちゃんと手を洗ってくださいね」

黒潮「洗ったらちゃんとハンカチで拭くんやで~♪」

全員『は~い!』

磯風「磯風の渾身の料理もあるからな!」ドヤァ

全員『えっ…………?』サァー←血の気が引く音

 

陽炎「(浦風、浜風、谷風! あんた達ちゃんと見てなかったワケ!?)」コソ

浦風「(う、うぅうちらはちゃんと見とった!)」コソ

浜風「(え、えぇ、抜かりなく見ていました!)」コソ

谷風「(ねぇ……でも、最初に作ってたブツを処分したところ見た?)」コソ

浦・浜『(あ……)』

 

不知火「司令、どうしましょう?」ガクブル

舞風「舞風、もう沈みたくない……」ガクブル

時津風「あなた、何とかしてぇ……!!」ガクブル

島風「お願いします、提督!」ガクブル

提督(他のみんなも白目を向いたり絶望感が凄まじい……何とかしなくては……!)

 

提督「磯風、その渾身の料理はどれだ?」

磯風「ん? これだ!」バーン

提督「……これは肉じゃが、か……?」

磯風「それ以外に何に見えると言うんだ?」

浦風「磯風、最初にうちらが来る前に作っておったやつはどうしたんじゃ?」

雪風「あ、それなら雪風が誤ってお皿をひっくり返してしまったので、申し訳無いことに処分してしまいました……ごめんなさい!」キリッ←確信犯

 

提督「雪風……!」ダキッ

雪風「わぷっ……し、しれえ……////」

提督「謝るな……謝るんじゃない……」ギュウ

雪風「はい!」キラキラ

磯風「失敗を気にするなと、司令はそう言っているんだな……流石、磯風の司令だ」カンドウ

 

全員『(助かった……)』

 

 こうして幸運の女神の加護を受けた私達は平和で楽しい昼食を過ごせた。

 

 そして腹を満たした後、午後の予定に繰り出すのであった。

 

 

 動物ふれあい体験場ーー

 

雪風「これが子供のライオン……」キラキラ

時津風「おっきなネコみたい♪」

初風「大人しいのね……もっとじゃれついてくるのかと思ったわ」ナデナデ

天津風「でも島風とはかけっこしてるわよ?」

 

島風「おっそーい!」キラキラ

子ライオン(大人気ねー)タッタッタッ

黒潮「なんや、仕方なく走ってる様に見えてしゃぁないわ」ニガワライ

提督「気のせいだと思おう」ニガワライ

 

 

野分「可愛い……////」ギュウ

舞風「コグマだからリアルテディベアだね♪」ギュム

嵐「なぁ、こいつ寝ちまったんだけど……」

萩風「なら優しく抱っこしててあげなきゃね」ウフフ

秋雲「ちょこまか動いて描きにくかったから、寝てくれて助かった」スラスラ

陽炎「でも本当可愛いわね♪」ナデナデ

提督「そうだな」ナデナデ

 

 

浦風「ぶち癒されるわぁ~////」スリスリ

磯風「ウリ坊にヒヨコか……」シミジミ

浜風「料理のことは考えてはいけませんよ?」

谷風「バイ○ハザードとかじゃ済まないからね?」

不知火「命を弄んではいけませんよ?」

磯風「? 当たり前だろう?」

不・浦・浜・谷『(本当に生み出そうで怖い……)』

提督「」ガクブル

 

 

 

 動物との記念撮影ーー

 

提督「ゾウ、キリン、レッサーパンダ、ハシビロコウのどれかか……」

陽炎「人数が多いし何人かに分けて撮りましょう」

不知火「ならば部屋割りで分かれた方が早いですね」

黒潮「ほな、それでいこか~♪」

陽炎「提督は全部に入ってね♪」

提督「あはは、了解した」ニコ

 

 ゾウーー

 

不知火「不知火達からとは……」

陽炎「みんな気を遣ってくれたのよ」ニコ

黒潮「笑顔や笑顔♪」ニコ

提督「撮るみたいだぞ」

 

 パシャーー

 

 キリンーー

 

初風「提督は私の隣……」ピト

雪風「雪風はしれえの肩車です♪」ピース

時津風「じゃあ、あたしは司令の前に♪」ピース

島風「私と天津風は初風とは反対側の提督の隣♪」ギュッ

天津風「キリンさんも忘れないであげてね」ニコニコ

提督「みんな笑顔だぞ~!」ニコ

 

 パシャーー

 

 レッサーパンダーー

 

野分「の、野分がレッサーパンダを抱っこしてていいんですか……!?////」ギュウ

嵐「そう言いながら離そうとしねえじゃん」ニヒヒ

萩風「確かに……」ニガワライ

舞風「このポーズかな?」キラッ☆←デ○オ立ち

秋雲「なら秋雲はこれ~♪」ドバーン←ギニュ○隊長立ち

提督(なかなかに混沌としてるな……)ニガワライ

 

 パシャーー

 

 ハシビロコウーー

 

浦風「全く動かん鳥さんじゃねぇ~……」シミジミ

磯風「だから記念撮影出来るんだろう。な、司令?」ヒシッ

浜風「この子をセンターに置きましょう」

谷風「んじゃ、谷風と浜風はこの子の左側に行こう♪」

浜風「そうですね。浦風達は提督とあちら側で固まってますから」フフ

提督「よし、撮るか」ニコ

 

 パシャーー

 

 こうして記念撮影も無事に終え、私達は鎮守府へのお土産を買ったりして遠足を終えた。

 

 帰りのバスでみんな仲良く眠りに就いてーー。




陽炎型終わりです♪
読んで頂き本当にありがとうございました!

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