キャラ崩壊、独自設定、ネタ含みます。
○○鎮守府、一四○○ーー
駆逐艦寮、皐月・水無月・文月・長月部屋ーー
ガラガラーー
皐月「ふぅ〜、暑かった〜!」
文月「扇風機付けよ〜♪」パチッ
長月「台風一過だから仕方ないが、九月になってもまだまだ暑いな……」フゥ
水無月「確かにね〜……それに今年の台風も兄弟が多いよね〜」
皐月「台風一家ってことだね♪」
文月「お上手〜♪」パチパチ
長月「あはは、これは座布団一枚じゃなく、二枚ってとこだな」クスクス
水無月「え、あ、えへへ、でしょう?」
(台風
皐月達は訓練を終えて部屋へ戻ってきた。この部屋には元々菊月が入室していたが、水無月の着任に伴って今は隣の三日月と望月が入室している部屋へ移っている。
長月「…………」チラッ
時計<一四○○過ぎてるよ〜!
長月「」フフ
水無月「?
長月「いや、何でもない。気にするな」ニッ
水無月「???」クビカシゲ
トントンーー
皐月「は〜い!」
ガラガラーー
菊月「皆、揃ってるな?」
三日月「お迎えに来ました〜♪」ピョコ
望月「水無月様ご一行様、ご案内〜」ノシ
皐月「ん♪ 了解♪」
文月「は〜い♪」ノシ
長月「予定通りだな」フフフ
水無月「え、なになに?」キョロキョロ
突然部屋へやって来た菊月達に水無月を除く皐月達は揃って返事をする。その状況を理解出来ない水無月はみんなの顔を見回すが、みんなは含み笑いをするだけで何も教えてくれなかった。
皐月「まぁ、取り敢えず♪」
文月「あたし達に付いて来て♪」
長月「付いて来れば分かる」ニコッ
水無月「う、うん……」
菊月「それじゃ行こうか」
三日月「はい♪」
望月「早く行こ〜。みんな待ってるっぽいし」
水無月「???」クビカシゲ
そんなこんなで水無月は小首を傾げながらも、皐月達に手を引かれて部屋を出た。
文月「あ、扇風機切らなきゃ!」パチン
駆逐艦寮、大部屋ーー
水無月が皐月達に連れられて来たのは寮内にある大部屋だった。
水無月「大部屋……? ここって司令官に許可を貰わなきゃいけない場所なんじゃ?」
皐月「そうだけど、ちゃんと許可貰ってるよ♪」
菊月「というか許可無く使うなんて不届きなことはしないぞ?」
文月「ほらほら〜♪ 安心して、ば〜んと開けちゃえ〜♪」グイグイ
水無月「えぇ!? み、水無月が開けるの!?」
長月「お前が開けなきゃ意味が無いんだよ」ニガワライ
三日月「はい。そのための大部屋ですから♪」ニコッ
望月「ほら、分かったら開けちゃって〜」
水無月「う、うん……分かった……」グッ
みんなに言われるがまま、水無月は大部屋のドアの取手に手を掛けて、ゆっくりと慎重に開けた。
キィ〜〜……
水無月「(>_<)」ウー...
そしてドアが半分まで開いたその時ーー
パァン! パァン! パパァン!←クラッカー音
水無月「ひゃぅ!?」ビクッ
皐月「あはは、
三日月「でも思ったより大きな音だったので、私も少し驚いてしまいました」ニガワライ
水無月「ん……ん〜?」
水無月が恐る恐る中の様子を覗うと、そこには睦月、如月、弥生、卯月といった姉妹に加え、提督の姿もあった。
水無月「え……え?
睦月「にゃしし〜♪ サプライズ大成功にゃしぃ〜♪」
卯月「くふふ〜♪ よぉ〜くお部屋の中を見渡してみるといいぴょん♪」
如月「ほらほら、早く中へ入って♪」
弥生「こっちだよ」ニコッ
水無月「っ!」
中へ入ると、真正面に『水無月着任おめでとう! だぴょん♪』と大きく書かれた手作り感溢れる可愛らしい大弾幕が飾られていた。
水無月「え、でも、もうこの前に歓迎会はしてくれたよ?」
文月「それは艦隊のみんなでした歓迎会でしょ〜?」
皐月「これは見ての通り、ボク達睦月型姉妹だけの歓迎会だよ♪」
そして水無月を皐月達が提督の側まで連れて行き、
提督「改めて、着任おめでとう、水無月」ナデナデ
水無月「司令官……」
睦月「えへへ〜、司令官には特別ゲストとして出席してもらったにゃし♪」
如月「時間があったから出席してくれたのよ♪」
弥生「あとこれ……姉妹みんなで使ってるお揃いのスカーフ。名前も入れてあるから」ニコッ
卯月「色は姉妹で違うけど、模様は一緒だぴょん♪」
水無月「……ありがとう♪」ギューッ
水無月は弥生から渡されたライトブルー地に白でスタープリント(小さい☆を散りばめた模様)を施されたスカーフを抱きしめた。因みにをスカーフを横に広げるとスカーフの左隅に縦で『水無月』と黒で刺繍してあり、その頭には山吹色で三日月(本物の月)を模した刺繍も施されている。
如月「それじゃあ、乾杯しましょうか♪」
皐月「オレンジジュースで乾杯って変だけどね」クスクス
長月「酒よりかは健全でいいだろう」フフ
睦月「司令官、お願い♪」
提督「うむ、心得た。皆、コップは持ったな?」
全員『』コクコク
提督「では……水無月の着任に、乾杯!」
全員『かんぱ〜い♪』
\パチパチパチパチ/
水無月「みんなありがと♪」エヘヘ
睦月「はい、みっちぃ♪ う○い棒の明太子味♪ 好きでしょ?」ニコニコ
水無月「うん、ありがと〜♪」
卯月「チョコバ○トもポテトフ○イも沢山買って来たぴょん♪」
菊月「駄菓子屋が開けそうな量だけどな……」
三日月「余ったら明日のおやつにしましょう♪」
望月「人気なのはすぐに無くなるけどね〜」マグマグ
文月「ふみぃ〜♪」パチパチ
弥生「わた○チって美味しいけど痛いから苦手……」ニガワライ
皐月「あはは♪ だからさっきから普通の綿飴食べてるんだ♪」
如月「司令官、お菓子ばっかりでごめんなさいね?」
提督「気にする必要はない。どれも懐かしい物で子どもの頃に戻ったようだ」ニコッ
水無月「司令官って子ども時はどんな感じだったの?」キラキラ
提督「? 皆とそう変わらないと思うぞ?」
皐月「聞きたい!」キラキラ
文月「あたしも聞きた〜い」フミィ
長・菊『////』キョウミシンシン
提督「……どこから話そうか」フム
こうして睦月達は提督の子どもの頃のお話を聞きながら、水無月のサプライズパーティは穏やかに時が過ぎていったーー。
今回は睦月型姉妹みんなでの水無月ちゃんの歓迎会的な回にしました!
今では通販で大人買いする方や駄菓子バーなんてものもあって、駄菓子の人気は衰えませんね♪
消えてしまった駄菓子なんかもありますが……(^^;
今回も読んで頂き本当にありがとうございました!