艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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夏です! の談。

キャラ崩壊、独自設定含みます。

いつもより少し長めです。

補足。
水着の詳細が無い艦娘が出て来ますが、それは夏グラの水着姿だということでお願い致します。


艦これSS二百十六話

 

 ○○鎮守府、一○○○ーー

 

 明石酒母ーー

 

明石「ではあきつ丸さん、この千羽鶴をそれぞれ広島市と長崎市へ輸送してください。よろしくお願い致します」ペコリ

あきつ丸「了解であります。必ず送り届けます」ケイレイ

 

 当鎮守府では今年も広島市と長崎市へ艦隊のみんなで折った千羽鶴を送ろうと、千羽鶴の輸送をあきつ丸へ頼んだ。

 

あきつ丸「今日の酒母はいつもより空いていますね。皆さん任務や訓練に励んでいるのですか?」

明石「今日も私達の鎮守府はいつも通りよ。ただここの埠頭のすぐ隣はビーチだからね〜。お休みの娘はみんな今日はそっちに行ってるの♪」

あきつ丸「なるほど〜……だから明石殿も水着を……」フムフム

 

 いつもの制服姿のあきつ丸とは違い、明石は水着に前掛けという斬新なスタイルだった。

 

明石「私はこの用事が終わったら、間宮さんとビーチで露店をやるの♪ そっちの方がいちいち行ったり来たりしなくて済むからね♪」

あきつ丸「そしてお金も浜辺の開放感によりザックザクと……流石であります」フムフム

明石「まるで悪徳商法みたいな言い方しないでよ〜……私や間宮さんはとてもクリーンな経営者よ?」

あきつ丸「それは申し訳ないのであります」ニガワライ

 

明石「まぁ、提督の写真入り団扇とかラムネを二本買うと提督の写真をランダムで一枚付けたりとかすると、一時間もしないで在庫切れになっちゃうからやりたくても出来ないのよね〜……」ニガワライ

あきつ丸「去年のこの時期はここへ二日に一度のペースで配達に来ていましたからね〜……いい思い出であります」クスクス

明石「去年は美味しさも苦さもどちらも味わった夏だったわ〜」トオイメ

あきつ丸「ふふ、何事も普通が一番であります♪ では自分はそろそろ戻ります」ケイレイ

明石「はい♪ ご苦労様でした! お気をつけて!」

 

 こうして明石はあきつ丸を見送った後、自分も間宮と合流してから浜辺へ繰り出した。

 

 

 浜辺までの道中ーー

 

明石「間宮さんも水着なんですね♪ お似合いですよ♪」

  (スタイル良くて羨ましい……)

間宮「大本営から直々に贈ってもらいましたし、せっかくの機会ですから……」ニコッ

明石「他の鎮守府はどうしてるのか分かりませんが、私達の鎮守府は良かったですよね。軍関係者以外は入れないビーチで♪」

間宮「そうですね……でも使うのは自分達だけだからとゴミの処理を疎かにしたり、忘れ物をしたりするのはいけませんね。遊んだら遊びっ放しではいけません」

明石「そ、そこはほら、私達が呼び掛ければ皆さん大丈夫ですよ! 今年はまだそういう報告はありませんし……」

  (間宮さん達グラマー勢とか駆逐艦達ロリ勢の水着姿を目当てに来る人達が居なくて良かったって意味だったんだけどな〜……)

 

明石「そう言えば、食堂の方は大丈夫なんですか?」

間宮「はい♪ 毎日は無理ですが、今日は海で遊ぶ方々が多いと事前に提督から教えてもらっているので、私が抜けても伊良湖ちゃんと速吸ちゃんで大丈夫かと……私も簡単な物ですが露店でお料理もお出ししますから」ニコッ

明石「露店を出してれば、わざわざ着替えて食堂に行くって娘も少ないでしょうからね〜」

明石「ふふ、それもそうですね」クスクス

 

 明石と間宮はそんな話しをしながら歩いて行くと、いつの間にかビーチへ着いてた。二人は早速大きなパラソルを二つ立て、ビニールシートを敷いて露店を開いた。

 

 

 埠頭側の浜辺ーー

 

夕張「明石さん、間宮さん、お疲れ様です♪」

神通「もう営業してますか?」

明石「お、みんな揃ってますね〜♪」

間宮「私の方はまだですが、明石さん方はもう営業してますよ」ニコッ

 

川内「やった! コーラください♪」

那珂「那珂ちゃんはラムネく〜ださい♪」キャハ☆

神通「お茶を一つ頂けますか?」ニコッ

夕張「メロンソーダください♪」

 

夕張E.チューブトップビキニ(黄緑色地に白の花柄)

川内E.赤の三角ビキニ(左胸の生地に『夜戦』の文字入り)

神通E.赤の三角ビキニ(左胸に深緑の三本ライン入り)

那珂E.赤の三角ビキニ(フリル付き)

 

明石「は〜い♪ 川内さんが起きてるなんて珍しいですね〜♪」クスクス

川内「今日はみんなで海に行く約束してたからね〜……(寝坊はしたけど)」メソラシ

夕張「」クスクス

神通「今日もしっかり起こしましたからね」フフ

那珂「今日はみんなでオフだから、海を満喫しようって前から約束してたからもんね♪」

間宮「熱中症には気をつけてくださいね。あとゴミはちゃんとこちらに持って来るようにお願いしますね」ニコッ

四人『はい♪』

 

 間宮の言葉に元気よく返事をすると川内達は自分達の立てたパラソルへ戻っていった。

 

 一一○○ーー。

 

妙高「こんにちは〜」ニコッ

羽黒「こんにちは」ペコリ

間宮「お二人共、こんにちは」ニッコリ

明石「いらっしゃいませ♪」

 

妙高型姉妹E.紫色のバンドゥビキニ(両胸に四本の白い斜めライン入り)

 

妙高「お茶を二つと缶ビールを二つください」ニコッ

明石「は〜い、毎度〜♪ 流石のお二人も今日は飲むんですね♪」

妙高「いえ、それは那智と足柄のです。今二人はサーフィンをしてますので」ニコッ

明石「あ〜、あそこのに見えるのは那智さん達でしたか♪ あの〜、私が聞くのもあれですが、那智さんと足柄さんにお酒を与えて大丈夫ですか?」

妙高「はい♪ お休みですし、私の前で深酒したらどうなるか二人はちゃんと理解してますから♪」ニッコリ

明石「な、なるほど〜……」ゾクッ

 

羽黒「あとおつまみになる様な物ってありますか?」

間宮「はい。枝豆に各種の浅漬け、一口チーズがありますよ♪」

羽黒「……枝豆ときゅうりの浅漬けをください」ニコッ

間宮「は〜い♪ 残飯や出たゴミはこちらに持って来てくださいね。こちらで処理しますので」ニコッ

羽黒「分かりました、ありがとうございます♪」ペコリ

 

 買い物を済ませた妙高と羽黒は間宮達に改めてお辞儀した後で自分達のパラソルへ戻っていった。

 

 一二○○ーー。

 

漣「焼きとうもろこしと焼きそばくだしゃ〜!」キラキラ

朧「アタシはカレーください♪」

曙「潮はどうする?」

潮「私は……曙ちゃんと同じのがいいな」ニコッ

曙「ん、間宮さん、焼きおにぎりセット二つ。それとフライドポテトください」

間宮「は〜い♪ 少々お待ちくださいね♪」

明石「飲み物はどうですか〜?」ニコニコ

 

朧「コーラください♪」

漣「ん〜……ラムネで!」

曙「あたしは麦茶持ってきたから遠慮するわ」

潮「私も自分のがあるので……」

明石「は〜い……んじゃ、コーラとラムネね〜♪ 瓶はちゃんと持って来てね〜♪」

間宮「お待たせしました〜。袋の底は熱いので気をつけてお持ちくださいね♪ ゴミや残飯はちゃんとこちらに持って来てくださいね」ニコッ

四人『は〜い!』ノシ

 

 朧達が帰った後も続々と食べ物や飲み物を買いに他の艦娘達が訪れ、明石も不得手ながら間宮の手伝いをしながらラッシュを切り抜けた。

 

 一三○○ーー

 

明石「いや〜、こんなに忙しいのに全員じゃないなんて……食堂がどれだけ忙しいかよく分かりました〜」ニガワライ

間宮「うふふ、慣れれば大丈夫ですよ♪ でも食堂は妖精さん達も居ますから、こちらの方が忙しいかもしれませんね〜」クスクス

 

 間宮と明石はラッシュを終えたので、自分達も遅めの昼食タイムをとっていた。

 

飛鷹「食事中にごめんなさい。今いいかしら?」

間宮「はい、大丈夫ですよ」ニコッ

飛鷹「ありがとうございます。隼鷹が間宮印の焼きそば食べたいってうるさくて……焼きそばを二つください」 

間宮「嬉しいですね……少々お待ちください」ニコッ

イムヤ「私はお茶くださいな♪ 四本ね!」

明石「は〜い♪ 飛鷹さんは水着じゃないですし、イムヤさんもいつも通りの格好ですね……お二人は今までお仕事だったんですか?」

飛鷹「今日はちょっと量が多くてね。やっと一息ついたとこよ」ニガワライ

イムヤ「私はイク達とオリョクルから帰ってきたとこよ♪ ドックで飲む用なの♪」

 

明石「なるほど〜、お疲れ様です!」ニコッ

イムヤ「ありがとう♪」

 

間宮「お待たせしました。お仕事お疲れ様です。飛鷹さん、おまけで目玉焼き乗せておきましたから」ニッコリ

飛鷹「わざわざすみません。ありがとうございます」ニコッ

 

 イムヤはお茶を持ってドックへ向かい、飛鷹は経理室へとお戻っていった。

 その後、一六○○まで間宮と明石は露店を開き、この日、海へ遊びに来た多くの艦娘達が利用したーー。




はい、今回も水着回にしました!
間宮さんの夏グラは本当にヤバいです……殺しに掛かってると思うんですよ!

そして今日は夕張さん、神通さん、妙高さん、曙ちゃん、イムヤちゃん、明石さん、飛鷹さんの竣工日ということで登場させました!
みんなおめでとう!

ということで、今回も読んで頂き本当にありがとうございました!

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