艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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潜水艦メイン。

キャラ崩壊含みます。


艦これSS二百七話

 

 ○○鎮守府、一五○○ーー

 

 中庭ーー

 

はち「……」ペラッ

 

 はちは木陰の下で読書中である。

 

「ーー……ん!!」

 

はち「……」ペラッ

 

「はっちゃん!!」

 

はち「?」

 

イク「」ニパー

ろ「」ワハー

 

 はちを呼んでいたのはイクと呂だった。

 

はち「どうしたの、二人して?」

ろ「ゴーヤ(でっち)達がオリョクルから帰ってきたよ♪」

イク「それでみんなで甘い物食べに行くの♪」

イ・ろ『一緒に行くの(行こう)♪』ニッコリ

はち「ん、分かった。行こ」ニコッ

 

 

 食堂までの道中ーー

 

はち「みんな怪我はなかったの?」

イク「しおいとイムヤ(イムイム)が小破したけど、すぐに治るの♪」

ろ「でっちとまるゆ〜は大丈夫だって♪」

はち「そっか。良かった」

イク「はっちゃんは心配し過ぎなのね」ニガワライ

ろ「みんな大丈夫だよ〜」ニコニコ

はち「それは分かってるけど、心配にはなる」

イク「はっちゃんは真面目なのね〜」

ろ「流石ははっち!」

はち「『はっち』って……ならイクはいっち?」ニガワライ

ろ「イクちゃんはイクちゃんだよ? はっちは面白いね〜♪」キャッキャッ

はち「えぇ〜」ニガワライ

 

イク「はっちゃんは発想がアンチョビ過ぎるのね」ヤレヤレ

はち「安直ね。アンチョビはカタクチイワシ科の小魚の総称だから」

イク「ちょ〜っと間違えただけなの!////」

ろ「あはは、イクちゃんお顔真っ赤っか〜♪」

イク「ろーちゃん、人をそんなに笑ったらダメなのね!////」

はち「イクは芸人だから笑われるのがお仕事でしょ?」

イク「イクはイクなの! 芸人じゃないの!」プンスコ

はち「あはは、ごめんね」

ろ「ごめんね〜」クスクス

イク「む〜、早く食堂行くの!」

は・ろ『は〜い』フフフ

 

 

 食堂ーー

 

 カランカランーー

 

間宮「いらっしゃいませ〜♪」

伊良湖「いらっしゃいませ〜!」

速吸「いらっしゃいませ♪」

 

イク「いらっしゃいましたなの♪ 後から四人来るの〜!」

間宮「は〜い♪ お好きな席にどうぞ♪」

 

ろ「ぐーてんた〜く♪」ノシ

はち「こんにちは~」ニコッ

伊良湖「こんにちは」ニコッ

速吸「今お冷持って行きますね〜!」

 

 イク達は窓際のテーブルに掛けてイムヤ達を待つことにした。

 

 そしてその約十分後、イムヤ達は提督やレーベ、マックスと共に食堂へやって来た。

 

提督「やぁ、ご一緒させてもらうよ」ニカッ

イク「バッチコイなの〜♡」ギューッ

ゴーヤ「イク〜! 抜け駆け禁止〜!」

 

 /ギャースギャース\

 

イムヤ「全く毎度毎度……」ハァ

しおい「まあまあ」ニガワライ

まるゆ「喧嘩する程仲が良いと言いますし」ニガワライ

マックス(本日秘書艦)「ま、いつもの光景ね」

レーベ「僕達もお邪魔するね」ニコッ

ろ「いらっしゃいませって♪」ニパー

 

 こうして提督、レーベ、マックスも加え、みんなしておやつタイムを過ごすことになった。

 

 ↓席順(ジャンケンで決めた)

 

 ま は レ マ ろ| 

 □ テーブル □|窓

 し イム 提 ゴ イク|

 

イムヤ「何にしようかな〜♪」

提督「私が奢るから好きな物を食べなさい」ニッ

イク「じゃあ、提tーー」

ゴーヤ「言わせないでち!」

イク「」モガフゴ

提督「?」

しおい「あはは……」ニガワライ

 

ろ「レーベちゃん達は何にするの〜?」

レーベ「僕は……あ、かき氷の宇治金時にしようかな♪」

マックス「私はかき氷のいちごミルク」キラキラ

ろ「どっちも美味しそう……」ガルルー←悩んでる

はち「まるゆは?」

まるゆ「まるゆは羊羹と抹茶セットにします♪」

はち「いいね〜」ニコニコ

 

 少し悩んだ後、速吸にそれぞれみんなで注文をした。

 それから注文した物が届いたのを確認し、みんなで手を合わせておやつタイムが始まった。

 

はち「ん……美味しい」キラキラ

まるゆ「美味しいですね♪」ニパー

 

 はちとまるゆは羊羹と抹茶セット。

 

ろ「( っ'ヮ'c)」ウッヒョオアァァァァ

レーベ「ろーちゃんのかき氷、斬新だね……」

マックス「配色が凄いことに……」

ろ「でも美味しいよ?」ニコニコ

 

 レーベ達はかき氷だが、呂はレーベとマックスの味を半々(いちごミルクと抹茶)という味だった。

 

しおい「やっぱオリョクルの後はいちごパフェだね♪」アムアム

イムヤ「私はチョコパフェかな♪」パクッ

 

 イムヤとしおいはそれぞれパフェを堪能。

 

ゴーヤ「てーとく、バニラアイスだけでいいの?」

イク「イク達のもあげる?」

提督「気持ちだけ受け取ろう。気にせず食べなさい」ニカッ

ゴ・イク『は〜い♡』

 

 提督とゴーヤ達はアイスだが、提督はバニラアイスのみでゴーヤとイクはバニラ、ストロベリー、チョコの三段アイスである。

 

イク「ねぇねぇ、提督〜」

提督「む?」

イク「この後って時間ある?」

提督「今日はもう殆ど仕事は無いからな。あるぞ?」

イク「やった! ならこの後、酒保で水着買うから選んでほしいの♪」

イム・ゴ『』ピクッ

 

は・し・ろ・レ・マ『』ニガワライ

 

提督「私が選ぶのか? 自分で選んだ方がいいと思うのだが……」

イク「提督に選んでほしいの〜! いいでしょ〜?」

提督「しかし私はそういうものには疎いのだ……」

イク「提督〜」ウルウル

提督「」タジッ

イク「」ウルウル

提督「分かった……頑張って選ぶよ」カンネン

イク「やった〜♪」バンザーイ

 

ゴーヤ「」メクバセ

イムヤ「」コクコク

 

ゴーヤ「てーとく〜、イクだけズルいでち〜」

イムヤ「当然私達の水着も選んでくれるわよね〜?」

提督「!?」

ゴーヤ「それとも〜、イクだけ贔屓する気〜?」

イムヤ「司令官はそんな人じゃないってイムヤ信じてるから」

提督「」タジタジ

イム・ゴ『』ジーッ

提督「頑張ろう……」カンネン

ゴーヤ「さ〜すがてーとくでち〜♡」

イムヤ「それでこそイムヤ達の司令官ね♡」

 

イム・ゴ『(抜け駆け許すまじ!)』クチパク

イク「」グヌヌ

提督(出来るだけ三人に似合う物を選ばなくては……)シンケン

しおい「」ニガワライ

 

ろ「みんな楽しそうだね♪」

マックス「見てるこっちは飽きないわ」クスッ

レーベ「恋は戦だって何かで読んだけど、本当だね〜」

はち「傍観者って立場は笑って見てられるからね」フフフ

まるゆ「隊長……」アワワ

 

 その後、おやつタイムを終えた提督達は酒保へ水着を見に行った。提督は悩みに悩んだ。イク、ゴーヤ、イムヤはそれだけ真剣に悩んでくれる提督に目をハートにし、はち達はそれを眺めつつ自分達も水着を見て回ったーー。




 おまけーー

 明石酒保・水着売り場ーー

加古「古鷹〜」
古鷹「どうしたの、加古?」
加古「あっちで潜水艦のみんなが提督と水着見てるぞ?」
古鷹「みたいだね♪」
加古「みたいだねってそれでいいの?」
古鷹「?」クビカシゲ
加古「だから、古鷹も提督に水着選んでもらったらって言ってんだよ」ニガワライ
古鷹「ふぇぇぇぇ!?////」
加古「そんなに驚くことか?」
古鷹「驚きゅよ〜!!////」カミカミ
加古「」ニガワライ

古鷹「だってだって、提督はみんなの提督で、それなのに私のために水着を選んでもらうなんて……//// あ、でもそれが嬉しくないわけじゃないんだよ? もし選んでくれたら嬉しいよ? でも今一緒にいない衣笠にも悪いしーー」ウンヌン
加古「提督、古鷹が水着選びに悩んでるから選んでくれってさ〜」
古鷹「( ゚д゚)」ファッ!?

提督「そうか……そういうのには疎いが、出来るだけ古鷹に似合う物を選ぼう……」

◆古鷹eyes

提督『古鷹に似合う物を選ぼう』キラキラ

◇現実

古鷹「はい♡ よろしくお願いします♡」
提督「あぁ」シンケン

古鷹「(加古、ありがと♪)」ニコニコ
加古「はいよ♪」

 こうして提督は古鷹の水着も選び、古鷹は加古に深く感謝し、水着を買った後は加古にケーキやパフェを奢った。
 しかし当然、衣笠に『ズルい』と言われた古鷹。後日、衣笠にお詫びとしてパフェを奢ったそうなーー。

 ーーーーーー

今日ははっちゃんの進水日&加古さんの竣工日なのでメインははっちゃん達、潜水艦組にしましたが、おまけで古鷹さんと加古さんも登場させました!
はっちゃん、加古さんおめでとう!

ということで今回はほのぼの系のお話を書き上げました♪

では読んで頂き本当にありがとうございました!

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