艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦のみ。

R-15、他作ネタ、独自設定含みます。


艦これSS二百五話

 

 ○○鎮守府、二○○○ーー

 

 お風呂場・脱衣所ーー

 

長波「やっと風呂だ〜♪」

朝霜「よっしゃ〜! 行ったろ〜!」

清霜「お風呂〜♪」ルンルン

巻雲「そんなにはしゃぐと転けますよ〜!」

 

夕雲「そういえば、今日から水風呂も使えるようになったのよね〜」

風雲「みたいね。私は苦手だから入らないけど、好きな人は喜んでたわね」

高波「お水のお風呂って何であるのかな?」

早霜「良く聞くのは免疫力アップとか血行を良くする効果があるってことね」

沖波「まずお風呂で血管を広げて、水風呂でそれを収縮することで上がった時に血管が通常よりも広がるようになるんです。よって血流が良くなって、冷え症や肩こりにも効果があるって何かの本で読みました」

夕雲「沖波さんは物知りね〜♪」ナデナデ

沖波「本で得た知識ですから、そんなに誇れるものでは……////」ハゥ

 

巻雲「」グヌヌ

長波「な〜に嫉妬してんだよ」ニガワライ

巻雲「嫉妬なんてしてません! 撫でられてるのが羨ましいだけです!」

 

清霜「それを嫉妬って言うんじゃ……」

朝霜「(し〜! 余計なこと言うな)」ボソボソ

清霜「」コクコク

 

 ガラガラーー

 

島風「やっとお風呂〜……」

 

長波「島風じゃん。一人なんて珍しいな〜」

朝霜「てか陽炎型のみんなはもう済ませたはずだろ?」

 

島風「私、今日は夜戦任務だったの〜」

巻雲「お疲れ様です」ヨシヨシ

島風「ありがと♪」

 

夕雲「お疲れ様。他の皆さんは?」

島風「みんなドックで修復中だよ。私は無傷だったから精密検査して、すぐにこっちに来たんだ♪」

高波「みんな大丈夫だった?」

島風「今日は川内さんだけじゃなくて、神通さんと那珂さんも一緒だったからみんな小破止まりだったよ♪」

風雲「川内型三姉妹が居たなら小破で済むわよね〜」ニガワライ

 

清霜「長門さんと陸奥さんはどうだった!?」

島風「え……う〜ん……タ級をやっつけてたよ」

清霜「うわぁ〜! 見たかったな〜!」キラキラ

早霜「映像は夜偵の妖精さんが録画してるはずだから、司令官に言えば見せてもらえると思う」

清霜「やった〜! 明日お願いしよ♪」

 

長波「何にせよお疲れ♪ 今日はあたしらと一緒に入ろうぜ♪」

島風「うん♪」

清霜「さっさと入ろうぜ〜!」

沖波「急ぎ過ぎて転けないでね」ニガワライ

 

 こうして夕雲型姉妹に島風を加え、みんなで仲良く入浴タイムとなった。

 

 

 ーー。

 

 カポーーン……

 

長波「んは〜、やっぱり一日の最後の締めは風呂だよな〜♪」

夕雲「そうね〜」ニッコリ

朝霜「暑くてもやっぱ風呂は最高だよな〜♪」

早霜「出た後に扇風機にあたるの好き」ニコニコ

 

風雲「あ〜、巻雲姉! 動かないでよ〜!」

巻雲「だ、だってくすぐったい〜」

風雲「こっちの方が肌を傷付けないの! ほら、我慢我慢!」コシコシ

巻雲「うにょわ〜!」

 

清霜「ごっしごっしのごっしっし〜♪」

島風「ごしごしごっしごっしっし〜♪」

沖波「何その歌?」クスクス

高波「でも何だか楽しいかも♪」

清霜「これ終わったら向き代わってね〜♪」

高・沖・島『は〜い♪』

 

 ーー。

 

朝霜「さ〜て〜、そろそろ水風呂を頂こうかな〜♪」

長波「お、いいね〜♪」

清霜「清霜も入る〜!」

島風「私も〜♪」

 

夕雲「足からゆっくりね〜」

風雲「いきなり入ったらダメだからね〜」

沖波「慣らすようにですよ〜」

 

朝霜「大丈夫大丈夫♪」

長波「ゆっくり入るって〜」ニガワライ

 

清・島『いぇ〜い!』

 

 ざぶん!

 

巻雲「あ〜」ニガワライ

早霜「やると思った」クスクス

高波「」オロオロ

 

清・島『冷た〜い!』

 

 ざぱぁ!

 

長波「水風呂なんだから冷たいに決まってんだろ……」ニガワライ

朝霜「てか、いきなり入ったら体に悪いんだぞ〜?」

 

夕雲「とりあえず二人共、こっちで温まりなさい」ニガワライ

 

清・島『は〜い……』ブルブル

 

 そんなこんなで入浴を終えた夕雲達は脱衣所へ。

 

 

 脱衣所ーー

 

夕雲「巻雲さん、熱くないですか?」

巻雲「問題ありません♪」

 

風雲「長波はどう?」

長波「平気平気〜♪」

 

高波「みんな髪の毛長いから、乾かすの大変かも」

沖波「私達はみんなより短いから早いですよね♪」 

 

島風「私は乾かすのも早〜い!」

朝霜「ちょ、あっついって!!」

 

 みんなそれぞれ髪の毛を乾かす中、早霜と清霜は脱衣所に置いてある扇風機の前に座り風にあたっていた。

 

早霜「〜〜♪」ハフー

清霜「あ"ぁ"ぁ"〜♪」

 

清霜「」ピコーン←何か思い付く

 

清霜「せ"ん"か"ん"に"な"り"た"い"〜」

 

早霜「」ティコリン←何か閃く

 

早霜「と"う"し"て"〜?」

清霜「か"っ"こ"い"い"し"つ"よ"い"か"ら"〜」

早霜「そ"〜な"の"か"〜」

清霜「そ"〜な"の"た"〜」

早・清『わ"は"〜』ニコニコ

 

朝霜「だ〜っ! そんなとこで喋んな! 普通に喋れよ!」

夕雲「まあまあ、朝霜さん」ドォドォ

長波「気持ちは分かるけどな〜」アハハ

巻雲「巻雲もああやるの好きです♪」

島風「でも誰でも一度はやるよね〜♪」

風雲「なんかやりたくなるのよね〜」クスクス

 

高波「早霜ちゃん、清霜ちゃん」

沖波「私達、髪の毛乾かすの終わったから、今度は二人の番だよ〜」

 

早・清『は"〜い"〜♪』

 

 それから早霜と清霜は高波と沖波に髪を乾かしてもらい、最後はみんなでラムネを飲み、今日を終えるのだったーー。




今日は夕雲姉妹と島風ちゃんのお風呂タイムの一幕を書き上げました!

そして今日は島風ちゃん、沖波ちゃん、朝霜ちゃんの進水日♪ 三人共、おめでとう!

更に今日は島風ちゃんが1942年で沖波ちゃんと朝霜ちゃんが1943年に進水日を迎えました♪

因みに沖波ちゃんと朝霜ちゃんの進水日が同じなのは駆逐艦『朝霜』は起工から竣工までの期間が310日と「夕雲型」の中で最も短かったからだと『大日本帝国海軍 所属艦艇』というサイトで知りました!

それでは今回も読んで頂き本当にありがとうございました!

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