艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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暑い! の談。

独自解釈含みます。


艦これSS二百一話

 

 ○○鎮守府、一五○○ーー

 

 中庭ーー

 

雲龍「すぅ……すぅ……」Zzz

 

 雲龍は中庭の木陰の下で、今日もシエスタタイムを過ごしていた。

 

葛城「あ、やっぱりここに居た♪」ニシシ

 

 するとそこへ妹の葛城が現れた。

 

葛城「天城姉、雲龍姉見つけたよ〜♪」ノシ

 

天城「あら、早かったわね……」

 

 そして今度は天城が現れた。

 

 二人はどうやら雲龍を探していたようだ。

 

葛城「えへへ、最近やっと雲龍姉の行動パターンが読めてきたんだ♪ ここって木陰が出来るし、今日は風もあるからここじゃないかなぁって♪」

天城「ふふ、凄いわ」ニコニコ

葛城「さてと、では起こしますか!」フンス

天城「そうね」グッ

 

葛城「雲龍姉、起きて」ユサユサ

雲龍「う〜ん……」

天城「雲龍姉様、起きてください」カタトントン

雲龍「んにゃ〜……」ネガエリ

葛城「猫……?」

天城「猫ね」クスクス

 

葛城「ん〜……どうやって起こそう」

天城「あ、鼻と口を塞いでみるのは?」

葛城「それだ!」

 

 ぐっ……

 

雲龍「……」

 

天・葛『』ググッ

 

雲龍「…………」

 

天・葛『』ドキドキ

 

雲龍「………………」ダラーン

 

葛城「雲龍姉〜、起きて〜!」ユサユサ

天城「雲龍姉様〜!」ユサユサ

 

雲龍「はっ……ん……んん〜? どうしたの二人共?」

天城「」ホッ

葛城「どうしたのじゃないよ〜!」ユサユサユサユサ

雲龍「そ、そんなに揺らさないで……」グワングワン

 

 そして二人は雲龍に先程のことを謝った。

 

雲龍「そんなことが?」

葛城「うん……」

天城「ごめんなさい、姉様」

 

雲龍「寝てただけだからそんなに謝らないで。私が起きなかったのも悪いんだし」ニコッ

天・葛『でも……』

雲龍「私はちゃんと生きてるでしょ? ね?」ナデナデ

天・葛『うん(はい)♪』ニパー

 

雲龍「それで二人は何か私に用事?」

葛城「あ、そうだった! これから食堂行こ!」

天城「提督が私達にかき氷をご馳走してくれるんです」ニコッ

雲龍「提督が? あぁ、今日の秘書艦は天城だものね。それで……」フムフム

天城「なので行きましょう、姉様」

葛城「提督は先に行って待ってるわよ!」

雲龍「なら急いで行かなきゃね」スクッ

 

 こうして三姉妹は提督の待つ食堂へ急ぐのだった。

 

 

 食堂ーー

 

 カランカランーー

 

間宮「いらっしゃいませ〜♪」

伊良湖「いらっしゃいませ〜!」

速吸「いらっしゃいませ」ニコッ

 

雲龍「こんにちは」ニコッ

天城「こんにちは」ペコリ

葛城「こんにちは~!」

 

間宮「提督があちらのお席でお待ちですよ」ニコッ

 

 間宮の言葉に三姉妹は笑顔でお辞儀し、提督の座るテーブルへ向かった。

 

 するとそこにはアイオワの姿もあった。

 

天城「提督、お待たせしました。アイオワさん、こんにちは」ペコリ

提督「気にすることはない」ニッ

アイオワ「ハ〜イ〜……」ノシ

雲龍「元気が無いわね。大丈夫?」

葛城「どうしたの?」

 

 提督の向かいに座るアイオワはいつもとは違い、グロッキーな様子だった。

 

 雲龍達はそれぞれ空いた椅子に座りつつ、アイオワを心配そうに見つめた。

 

 ↓席順

 

 天 提 雲

  テーブル

 葛 アイ

 

提督「暑さにやられたそうだ」ニガワライ

雲・天・葛『暑さ?』

アイオワ「イエ〜ス……」

雲龍「でも日本の夏はまだこれからよ?」

アイオワ「I know……知ってるわ、アドミラルから聞いたもの……」ハァ

天城「アイオワさんって確かカリフォルニア州の出身ですよね」

アイオワ「Yeah(そうよ). CaliforniaのLos Angelesよ」

葛城「私達は行ったことないから分かんないけど、暑い所なんでしょ、ロサンゼルスって?」

アイオワ「Yeah……でも、違うのよ……」

雲龍「何が?」

アイオワ「暑さのtypeが違うの!」

 

提督「アメリカは国土面積が日本の約二十五倍もあり、熱帯から亜寒帯までそこにある州によって様々なんだ」

天城「広いと気候まで違うんですね……」

雲龍「流石はアメリカね」

葛城「ロサンゼルスの夏ってどんな感じなの?」

アイオワ「Los AngelesのsummerはApril〜Octoberのapproximately half a year……約半年あるの」

雲龍「半年……」

天城「四月から十月までですか……」

葛城「日本じゃ考えられないわね……」

 

アイオワ「それでLos Angelesのこのseasonは30degrees()を超える日が多いわ。ただ向こうは……う~ん、なんて言えばいいのかしら……」

提督「日本みたいにじっとりとした暑さじゃないんだろう?」

アイオワ「That's it! そうよ!」

雲龍「だからね……」

アイオワ「こっちの暑さはLos Angelesの暑さと違って一日中まとわりついてるみたいで、ミーはイヤだわ〜」

天城「慣れるまでは大変ですね……」ニガワライ

葛城「ロサンゼルスって夜は涼しいの?」

アイオワ「Yes♪ だからこの先が不安なの……」

提督「そんな時はあれを食べるといい」

アメリカ「What?」

 

 すると速吸がかき氷をお盆に乗せてやってきた。

 

速吸「かき氷、お待たせしました♪ シロップはこちらにご用意してあります♪ お好きな物をどうぞ♪」

 

 そう言って速吸は肩からさげていたボックスの中からいちご、メロン、ブルーハワイ、グレープ、レモン、ピーチ、コーラ、抹茶と様々なシロップを取り出した。

 

提督「かき氷だ。速吸、私はブルーハワイで頼む」

速吸「はい♪」

アイオワ「カキゴオリ……? Oh,shaved iceね♪」

雲龍「アメリカではそんな名前なのね〜……あ、私もブルーハワイ……」キラキラ

天城「私はいちごを」ニコッ

葛城「なら私はメロンで♪」

速吸「はい♪ アイオワさんは何にしますか?」ニコッ

アイオワ「Blue Hawaiiが気になるわ!」キラキラ

速吸「は〜い♪」

 

 そして速吸にそれぞれ好きな味のシロップをかけてもらい、みんなでかき氷を食べる。

 

アイオワ「イタダキマス」人

提督「召し上がれ」ニッ

 

 ぱくんっ

 

アイオワ「It’s awesome(とっても美味しい)!」キラキラ

雲龍「お口にあったみたいね」フフフ

提督「良かった良かった」ウンウン

天城「」フフフ

葛城「」クスッ

 

アイオワ「yum yum♪」パクパク

 

天城「あ〜、そんなに急いで食べると……」アワワ

 

アイオワ「っ!!?」ピキーン

 

葛城「あ〜、早速洗礼が……」ニガワライ

アイオワ「くぅ……何なのこれ、急に頭が!?」キーン

提督「あんなに急いで頬張るからだ、ゆっくり食べなさい」ハハハ

アイオワ「Yes,sir……」グヌヌ

 

 その後、提督達は楽しく雑談をしながらゆっくりとかき氷を堪能するのだったーー。




今回はアイオワさんと雲龍型姉妹の皆さんで日本の夏の違い(まだ梅雨ですけど)やかき氷の話を書きました♪
英語と日本語がまぜこぜで分かりにくかったらごめんなさい。

では今回も読んで頂き本当にありがとうございました!

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