キャラ崩壊、独自設定含みます。
○○鎮守府、一二三○ーー
執務室ーー
雲龍(本日秘書艦)「提督、その書類終わった?」
提督「あぁ、あとはこの判を押して終了だ」ポンッ
雲龍「お疲れ様。終わった書類、大淀さんに提出してくるわね」ニコッ
提督「……なら一緒に提出しに行こう。時間も時間だから提出したらそのままお昼休憩にしよう」
雲龍「分かったわ。なら提督とお昼ご一緒してもいい?」
提督「あぁ、勿論」ニカッ
雲龍「ありがとう♪」
提督「では行こうか」
雲龍「えぇ♪」ニコニコ
提督と雲龍は揃って伝令室に向かい、大淀へ書類を提出した後、また揃って食堂へと向かった。
食堂ーー
カランカランーー
提督「時間がずれたのもあって混んではいないな」
雲龍「そうね」
間宮「いらっしゃいませ♪」ニコッ
伊良湖「いらっしゃいませ!」ニコッ
鳳翔「いらっしゃいませ」ニッコリ
速吸「いらっしゃいませ〜!」ニパッ
提督「やぁ、みんな。アジフライ定食のご飯大盛りを頼む」
雲龍「私はアジの塩焼き定食を」ニコッ
速吸「はい、畏まりました! A定食大盛りとB定食一つずつで〜す!」
間・伊・鳳『は〜い♪』
注文してから待つことほんの数分で定食は出来上がり、定食が乗ったお盆を提督と雲龍は速吸から受け取る。
そして自分達が座れるテーブルを探していた矢先ーー
「こうですよ」
「力を抜いて優しく」
「そうそう、お上手です」
「うぅ〜、難しいわ……ね!」
「フォークかスプーンを使わせてよ〜」
「駄目だ」
「出〜来〜な〜い〜」
「頑張ってね♪」
『うわ~ん!』
ーーとても賑やかな会話が聞こえてきた。
提督「何やら賑やかだな……」
雲龍「あそこのテーブルね」
雲龍が言うテーブルには珍しい組み合わせの二つの団体が居た。
中でも大和、イタリア、アイオワ、グラーフ、天城、瑞穂、ザラ、ポーラが居るテーブルは一際賑やかだった。
一方でもう一団の武蔵、ローマ、ビスマルク、プリンツ、葛城、秋津洲、千歳、千代田が隣の大和達を眺めつつ会食中だった。
葛城「あ、提督〜! 雲龍姉〜!」ノシ
葛城のその一言でみんなの視線が提督と雲龍に向けられた。
そして当然、みんなから招かれた提督達は武蔵達が座っているテーブルで一緒に昼食を食べることとなった。
提督「お邪魔するよ」
ローマ「えぇ……////」チラッチラッ
ビスマルク「いらっしゃい♪」ニコニコ
雲龍「天城達は何をしてるの?」
葛城「あ〜、あれ?」ニガワライ
秋津洲「アイオワさんがお箸の使い方を教えてって大和さんにお願いしてーー」
千代田「そこにお箸の使い方がなってないってローマさんがイタリアさんを強制参加させてーー」
千歳「ならついでにポーラちゃんもってザラちゃんが連れてきてーー」
プリンツ「大和さん一人では大変なのでグラーフさん、天城さん、瑞穂さんも講師を買って出てくれてーー」
ビスマルク「今に至るのよ」ドヤァ
武蔵(なんでお前が得意気なんだ?)ニガワライ
提督「ふむ……そうなのか」
雲龍「ヨーロッパとかだとお箸で食べる料理少ないものね」
アイオワ「えっと……こうして……」
ポロッ
アイオワ「Noooooo!!」orz
瑞穂「あ、アイオワさん、お気を確かに!」アセアセ
イタリア「うぅ〜、もう一回説明して〜」
ザラ「ほら、ポーラももう一回聞いて」
ポーラ「は〜い……」
グラーフ「いいか? 最初の手順。上の箸一本の持ち方はマスターしたな?」
イタリア「うん……鉛筆を持つように人さし指と中指と親指で一本のお箸を持つのよね?」
グラーフ「よし……次にお箸を上下に動かすこともマスターしたな?」
ポーラ「確か、数字の一を書くつもりで〜、人さし指と中指を少し曲げるようして、箸先が上下するようになればいいんだよね〜?」クイクイ
グラーフ「上出来だ。なら次は下の箸を持ってみろ」
天城「下のお箸は親指と人さし指の付け根のところで挟み、そして薬指の爪の横のところにあてて固定します」
大和「この様に添える様にして動かさないのが基本です」←お手本を見せる
イタリア「こう……よね?」
ポーラ「ここまでは出来る〜」
グラーフ「なら後は上の箸と下の箸を持って練習あるのみだ」
瑞穂「二本の箸先を揃えて、上のお箸と下のお箸を持ちます。下のお箸は動かさないようにして、上のお箸は親指を支点にして、人さし指と中指ではさむようにして
上下に動かします」
アイオワ「う〜ん……」クイクイ
大和「そうです、アイオワさん♪」
アイオワ「エアならいけるのよね〜」ニガワライ
瑞穂「そこまで出来ているならあと少しです♪ 頑張ってください♪」ニッコリ
アイオワ「Thank you♪ もう少し頑張ってみるわ!」
イタリア「もう私一生フォーク、スプーン、ナイフで食べるからいい!」
ポーラ「ポーラも〜!」
グラーフ「甘えるな!」
イ・ポ『
天城「もう少し頑張ってみましょう」ニガワライ
提督「なかなか苦戦しているな……」
武蔵「だが上達はしている。みんな赤子ではないからな……いずれ出来るだろう」フフ
ローマ「姉さんはやれば出来るから人だから」
プリンツ「」ニガワライ
葛城「そういえばビスマルクさんとローマさんはちゃんとお箸使えるの?」
ローマ「使えるわ……ほら」クイクイ
雲龍「あら上手」パチパチ
提督「見事だな」ウム
秋津洲「ビスマルクさんは?」
ビスマルク「使えないわ」キッパリ
秋津洲「えぇ!?」
ビスマルク「……お箸使わなくてもご飯は食べられるもん」プイッ
ローマ「開き直るだなんて見苦しいわね」アキレ
ビスマルク「なんとでも言いなさい」プイッ
ローマ「言う気にもなれないわよ」ハァ...
千代田「まあまあ、ローマさん」ニガワライ
千歳「人それぞれだから」ニガワライ
雲龍(よくグラーフさんが怒らないわね……)
プリンツ(プリンツは知ってます。お部屋でグラーフさんとお箸の使い方を日夜特訓しているビスマルク姉さまの努力を!)ホロリ
その後、提督達が昼食を終えるまでアイオワ達はお箸講座を受け続けた。
最終的にお箸の使い方をマスターしたのはアイオワだけだったそうなーー。
今回は海外艦の方々がお箸の使い方に悪戦苦闘する一幕を書きました!
読んで頂き本当にありがとうございました!