艦これ Short Story《完結》   作:室賀小史郎

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駆逐艦メイン。

キャラ崩壊、他作ネタ含みます。


艦これSS百七十三話

 

 ○○鎮守府、一四三○ーー

 

 執務室ーー

 

 本日の天候は昨晩からの雨が更に強くなり大雨となった。更に風も強く海は大荒れだった。

 そのため本日の出撃、遠征、演習全ての任務と全ての野外、海上訓練は中止にした。(室内訓練場で自主的に訓練している者有り)

 

清霜(本日秘書艦)「司令官、言われた書類整理終わっちゃったよ〜♪」

提督「おぉ、そうか。なら今日はもうすることがないな……早めにあがってもいいぞ?」

 

 よって執務の方も量はそれ程でもなく、いつもより早く終業時間を迎えてしまった。

 

清霜「えぇ〜! せっかく清霜が秘書艦なのに〜!?」

提督「はは、清霜が秘書艦だから早く終わったんだよ。物事をそうネガティブにとらえては駄目だぞ?」ナデナデ

清霜「あ……へへ♪ ありがと……でも司令官には言われたくないな〜♪」ニシシ

提督「私はみんなの命を預かっているからな。どうしても最悪の場合を想定して事にあたるのが癖になっているんだよ」ニガワライ

清霜「そうなんだ〜、やっぱり司令官って大変だね〜」

提督「それよりもやり甲斐の方が大きい仕事だ」

清霜「おぉ〜! さっすが司令官〜!」

 

 コンコンーー

 

提督「入りなさい」

 

 ガチャーー

 

長波「お〜っす、長波サマだよ〜♪」

島風「こんにちは~♪」

雪風「失礼しま〜す!」

天津風「失礼するわね」

時津風「やっほ〜♪」

朝霜「ち〜っす……って霞〜、早く入って来いよ!」グイッ

霞「ちょ、引っ張らないでよ!」

 

清霜「あれ? みんなしてどうしたの〜?」

提督「何かあったのか?」

 

 大人数の来訪に驚く私と清霜だったが、長波達はニコニコしながら執務室へ入ってくる。もう一方で霞がずっとそっぽを向いている。心無しかどこか顔が赤いように見える。

 

提督「霞、顔が赤いが大丈夫か?」

霞「っさい! 問題ないわよ! いちいちそんなことで心配しないでよ! う、嬉しくなるでしょっ!?////」←混乱

提督「お、おぉ〜、すまない」

霞「くz……バカなんだからっ////」フンッ

提督「」ニガワライ

 

朝霜「っんとに素直じゃないなぁ〜」ニヤニヤ

長波「仕方ないだろ、カスミンだし」ニヤニヤ

霞「っさい! カスミンって言うな!」

提督「カスミンか……可愛らしいあだ名だな」ニコッ

霞「う、うぅぅ、うるさいうるさい!////」ポカポカ

 

 〜右手でポカポカ、左手でポカポカ状態〜

 

 そしてカスm……んんっ、霞が落ち着いたところで長波達は執務室のソファーや椅子に腰掛けた。

 

長波「今日は急な休みでだらけてたけど、どうせならってことでみんなで仕事の手伝いに来たんだ〜」

 

 手伝いの申し出だった。

 

提督「そうだったのか……しかし、申し訳ないがもう今日の仕事は終わってしまったんだよ」ニガワライ

清霜「私が秘書艦だったからね♪」ドヤァ

島風「清霜ちゃんはっや〜い!」ニコニコ

 

霞「大体、今日は殆ど休みみたいなもんだから量だって少ないでしょ……」ボソッ

朝霜「そう言う割には嬉しそうに付いてきたよな〜。やっぱ司令に会えるからか〜?」ニヤニヤ

霞「そのよく喋るお口ん中に魚雷をぶち込まれたいのかしら〜?」ニ"コ"ニ"コ"

清霜「霞ちゃん怒っちゃダメだよ〜!」

霞「あんたに怒ってるわけじゃないから、"部外者"はすっこんでなさいな♪」ニ"コ"ニ"コ"

清霜「"ブライアン"?」クビカシゲ

霞「ぶ・が・い・しゃ!」

天津風「まあまあ、霞……」ドォドォ

霞「」チッ

 

時津風「でもお手伝いすることないと余計に暇だな〜」

雪風「お部屋に戻ってDVDでも観ます〜?」

島風「でも、借りてこないと。私達のお部屋には『天空の城・レッドキャッスル』しかないよ〜?」

長波「あ〜、あのスタジオ艦これのあれか〜」

朝霜「『親方! 空からボーキサイトが!』ってやつな♪」

霞「あれを最初観た時、親方は絶対誰かから嫌がらせされてると思ったわ……」

天津風「そこは気にしちゃ駄目よ」ニガワライ

 

ドア<バーーンッ!

 

赤城「ボーキサイトと聞いて!」シュタッ!

 

全員『わっーー』

清霜「うわぁ〜!」

霞「ぴぎゃ〜!」

 

 突如現れた赤城にみんなが驚いた。そしてそれ以上に驚いた清霜と霞は一目散に私の胸に飛び込んできた。

 

提督「赤城……入ってくるなら静かに入りなさい。みんなが驚いてしまったじゃないか」ニガワライ

清霜「もぉ〜、赤城さんったら〜! すっごく驚いたんだからね!?」ヒシッ

霞「幼稚なことしてんじゃないわよ!」ギューッ

 

赤城「あら……ふふ、ごめんなさい♪」テヘペロ

 

長波「赤城さんに文句言う前に二人は提督から離れろよ。いつまで引っ付いてる気だ〜?」ニガワライ

朝霜「いつまででも引っ付いてるんじゃないか〜?」

 

清・霞『あっ////』

提督「はは……もう大丈夫だぞ、二人共」ナデナデ

清霜「うん♪」エヘヘ

霞「うっさい////」ニヨニヨ

雪・天・時・島『(いいなぁ〜)』

 

朝霜「赤城さんは何か執務室に用事だったの?」

赤城「あ、そうだったわ……提督、今お時間よろしいですか?」

提督「あぁ、問題無い。今日の仕事はもう終えているからな」

長波「大事な話ならあたしらは外そうか?」

赤城「みんなにも関係あるお話よ♪」ウインク

全員『?』クビカシゲ

 

赤城「本日は大雨で殆どの方がお休みを頂きました。そこで時間を持て余した私や加賀さん達みんなで間宮さん達と食堂で沢山ケーキを作ったんです♪」

提督「ほぅ……そうなのか」

駆逐艦ズ『(。✧Д✧)』キラキラ

赤城「丁度おやつ時ですし、鎮守府のみんなで私達お手製のケーキを食べませんか? 今ケーキを作ったみんなで他の方々に声を掛けて回ってるんです」ニコニコ

提督「それは嬉しいな。是非ともお呼ばれさせてもらおう」ニッ

赤城「上場ね♪ ではみんなで食堂へ向かいましょう♪」

駆逐艦ズ『ケーキ〜!』キラキラ

 

 こうして食堂で赤城達の特製ケーキを鎮守府のみんなで堪能し、楽しい時間を過ごした。

 みんなが楽しく過ごしている間に、外は雨上がりの夕焼け空に変わっていた。




今回は日常的な回にしました!
新艦娘の登場はもう少しお待ちください!

此度も読んで頂き本当にありがとうございました!

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